日常
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*リョーマside*
南「おーい、着いたぞ」
「……ん」
目が覚めたら家の前、
車の中で大きく欠伸をする。
今朝起きたら親父に無理矢理←重要 連れ出され、竜崎と小坂田にテニスコーチをしてた。
銀河中とかゆう人達とも試合して、疲れた…
気になってたのはりんのこと。
家を出る時、顔を見たら目を丸くして驚いてた。
(俺から誘っておいて、最悪)
今朝の出来事を思い出しながら門を開ける。
家のドアがいつもより重たく感じた。
南「おう!帰ったぞ」
親父がどかっと床に座る。カルピンがてくてくと歩いて来た。
ほぁらと甘えた鳴き声をあげながら俺を見上げてきたから、抱き抱える。
「…ただいま」
小さく呟いても返事がない。
いつもだったらすぐに駆け寄ってくるのに。
自分の部屋へ行きテニスバッグを置くと、着替えて階段を降りる。
居間には母さんがいた。
倫「おかえり、リョーマ」
てきぱきと夕食を並べながら、こっちを見て言う母さん。
母さんが作ったとゆうことは、今日は洋食だ。
リョ「りんは?」
りんの姿がないことを疑問に思い尋ねた。
倫「りんならさっき電話があって、友達と遊ぶからちょっと遅くなるそうよ」
リョ「……」
りんが遅くなるなんて珍しい。
(俺がいなくても楽しんでんじゃん)
少し寂しいのは気のせいだろう。
黙って並べられた夕食を食べていると、玄関の方から『ただいま』と言う声が聞こえた。
倫「おかえり、楽しかった?」
『うん!杏ちゃんが選んでくれたんだぁ』
楽しそうに話すりん。
何となく居づらくなって、さっさと食べて部屋へ行こうと考えていたら、いつの間にかりんが目の前に立っていた。
『はい、お兄ちゃん!』
そう言ってりんは綺麗にラッピングされた何かを差し出した。
リョ「?」
不思議に思い開けてみると、“癒しの湯”と書かれた入浴剤が入っていた。
俺はいくつかの入浴剤を試したことがあるけど、それは前から欲しいと思ってるやつだった。
『それね、杏ちゃんが教えてくれたお店で買ったんだ。お兄ちゃん欲しがってたから』
そうニコニコと話すりん。
『今度映画見に行く時、一緒に行こうね!』
顔を上げてりんを見ると、照れたように微笑んでいた。
…そうだ、
りんは昔からこうだった。
俺は自分から謝ることができなくて、
必ずりんから話かけてくれる。
(妹の方が、大人じゃん…)
俺は渡された入浴剤を優しく握って、「ありがとう」と小さく呟いた。
すぐに『どう致しまして!』と満面の笑顔で返ってきた。