お礼画面
「こっち来て」
「なに?」
楽屋に入って早々、光くんに呼ばれて近くへ行くと、
「ここ座って」
「うん。…っ!?」
「どう?」
光くんは私をその場に座らせて、
足と腕で包み込むように後ろから抱き締めてきた。
「どう?ってどういう事!?」
「…ドキドキする?」
「ど、っ」
光くんの声が耳の斜め上から聞こえてきて
余計に心拍数が上がる。
なんかいい匂いもするし、
最近どんどん良い男になってない!?
「く…クラクラします…」
「おー。それは、褒められてる?」
「ほ、褒めてる。死ぬ」
「はははっ」
最近筋肉系の仕事も増えて体も仕上がってるから
抱き締める腕が逞しくて、昔の光くんとは別人のよう。
「あー!!!野田氏何してるの!?」
先に楽屋に着いて煙草を吸っていた崇裕くんが
抱き締められてる私を見るなり、
光くんを私から無理矢理剥がした。
「抜け駆けだね?」
「俺は撮影の練習をしてただけです」
「うるさい!口実にしてるだけじゃん!」
わーきゃー騒ぐ崇裕くんを余所に
悪びれる素振りもない光くん。
「もう!こっち来て?僕もする」
「はあ!?」
「はい、ぎゅーー」
「ちょっ」
阻止しようとする光くんを無視して、
私を正面からぎゅっと抱き締める崇裕くん。
崇裕くんからは柔軟剤と煙草の匂い。
「安心するー…」
「そうでしょ?筋肉ばっかの固い体じゃなくて、
柔らかいのもいいでしょ?」
「匂いが昔から変わってない」
「え!?臭いってこと!?」
「違うよー(笑)」
崇裕くんの腕の中から顔を出して、見つめ合って笑う。
それを隣でじーっと見る光くん。
すると無言で楽屋の端に座って
スマホでゲームを始めてしまった。
「拗ねちゃった?」
「…うるさい」
「ごめんね?」
「…こっち、いて」
玩具を取り合う子供のように
(…俺が先に仕掛けたのに)
(拗ねちゃって本当末っ子。でも譲らないよ?)
スキボタン、ありがとうございました(^^)
「なに?」
楽屋に入って早々、光くんに呼ばれて近くへ行くと、
「ここ座って」
「うん。…っ!?」
「どう?」
光くんは私をその場に座らせて、
足と腕で包み込むように後ろから抱き締めてきた。
「どう?ってどういう事!?」
「…ドキドキする?」
「ど、っ」
光くんの声が耳の斜め上から聞こえてきて
余計に心拍数が上がる。
なんかいい匂いもするし、
最近どんどん良い男になってない!?
「く…クラクラします…」
「おー。それは、褒められてる?」
「ほ、褒めてる。死ぬ」
「はははっ」
最近筋肉系の仕事も増えて体も仕上がってるから
抱き締める腕が逞しくて、昔の光くんとは別人のよう。
「あー!!!野田氏何してるの!?」
先に楽屋に着いて煙草を吸っていた崇裕くんが
抱き締められてる私を見るなり、
光くんを私から無理矢理剥がした。
「抜け駆けだね?」
「俺は撮影の練習をしてただけです」
「うるさい!口実にしてるだけじゃん!」
わーきゃー騒ぐ崇裕くんを余所に
悪びれる素振りもない光くん。
「もう!こっち来て?僕もする」
「はあ!?」
「はい、ぎゅーー」
「ちょっ」
阻止しようとする光くんを無視して、
私を正面からぎゅっと抱き締める崇裕くん。
崇裕くんからは柔軟剤と煙草の匂い。
「安心するー…」
「そうでしょ?筋肉ばっかの固い体じゃなくて、
柔らかいのもいいでしょ?」
「匂いが昔から変わってない」
「え!?臭いってこと!?」
「違うよー(笑)」
崇裕くんの腕の中から顔を出して、見つめ合って笑う。
それを隣でじーっと見る光くん。
すると無言で楽屋の端に座って
スマホでゲームを始めてしまった。
「拗ねちゃった?」
「…うるさい」
「ごめんね?」
「…こっち、いて」
玩具を取り合う子供のように
(…俺が先に仕掛けたのに)
(拗ねちゃって本当末っ子。でも譲らないよ?)
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