彼らは、距離感がバグっている。
「……ん~……」
鼻先に、きつい酒の匂いと温かい何かを感じて、ハーヴェイが目覚める。
うっすらと目を開けて真っ先に飛び込んで来たのは――相棒の、シグルドの顔。常ならば穏やかな光を湛 えた切れ長の瞳は閉じられ、薄く開いた唇からは、気持ちの良さそうな寝息が聞こえる。
(……コイツ、意外と睫毛が長いんだな)
相棒の端正な顔を間近で見つめることしばらく――徐々に頭が働くようになってきてから、なぜ自分と相棒が同じベッドで眠っているのか、そもそも昨夜は何をしていたのかを思い起こしてみた。
昨日は、確か。いつものように海に出ると、太陽の光を反射して眩いばかりに輝く派手な船を見つけて。どこかの嫌味な金持ちの船だろうと目星を付けて、仲間たちと共に襲いかかってやった。当然護衛もついてはいたものの、揃いも揃ってへなちょこばかり。荒々しい海賊たちの攻撃に、数だけが頼りのへなちょこ護衛たちはなす術 もなく海に放り出され、あっという間に全滅。派手な船を仕切っていた金持ちも予想どおりのへなちょこで、少し脅 してやったら、失禁しながら金品を差し出してきた。
海賊そのものの行為に戸惑いを隠せないシグルドを小突きながら、アジトへ戻ってすぐに酒盛りへ。大勢で騒いで浴びるように酒を飲み、仲間たちが次々と潰れ出した頃に、ほとんど酒に口をつけていなかったシグルドと共に、部屋に戻った。
「もう少し飲もう」と、ボトルを手に押しかけたのは自分。ここはシグルドの部屋で、自分と二人になったことで相棒はようやくいつもの笑顔を取り戻し、グラスになみなみと注がれた酒に口をつけた――。
(ってことは……俺たち、酔ってそのまま寝ちまったのか)
床には空 になったボトルが数本転がっていて、小さな机の上にも空 のグラスと、倒れたグラスが一つずつ。飲みながら話しているうちに眠気に襲われ、ベッドに突っ伏してしまったのだろう。酔った自分がシグルドのベッドを奪ってしまったからなのか、相棒が眠った後に、自分が彼のベッドへ潜り込んだからなのかは分からないが……とりあえず、責任は自分にあるようだ。
それにしても、頭が痛い。体を起こそうとしても腕に力が入らず、ハーヴェイは、再びベッドに倒れ込んだ。その音と振動で、今までまったく目を覚ます気配のなかったシグルドも、低く唸 った後にうっすらと目を開ける。そして。
「……ハー、ヴェイ……?」
「……おう。おはよーさん」
「……何だ? ……どうして、お前がここにいるんだ……?」
「それが、全然覚えてなくてよ。起きたらお前の寝顔が目の前にあってビックリだ。ホント、途中から覚えてねえからさ。ここが自分のベッドだって勘違いしたのかもな、俺」
「……普通、間違えるか……?」
「ベロベロに酔ってたらワケ分かんなくなるだろ。……いいじゃねえか、俺とお前の仲なんだからよ」
「一緒に寝る仲に、なった覚えは、……」
「くっそー、まだ体に力が入んねえ……あっ、おい! 寝るなよシグ!」
ぐったりと横たわったまま答えていたシグルドの目が、再び閉ざされる。今の自分にも非常に魅力的な、二度寝の誘惑。だが、誘いに乗るわけにはいかない。
「こら、起きろよ! こりゃ絶対寝過ごしたって! またダリオの奴に嫌味言われちまうぞ!」
渇いた喉に無理をさせ、大声で呼びつつシグルドの体を強く揺さぶるが、反応はない。寝起きの悪い相棒は、再び夢の世界へと旅立ってしまったらしい。手荒い強行手段に出るしかなかった。
「! ぐっ……!?」
ろくに動かない体に活を入れて、ハーヴェイは、シグルドの腹の上に馬乗りになる。勢いをつけて乗られた衝撃で思わず呻 き声を上げるシグルドと、相棒の腹の上からさらに体重をかけるハーヴェイ。彼がやや小柄な体格とはいえ、重いものは重いわけで。
「お、重い! 分かった、起きるから退いてくれ。人の腹の上で暴れるな!」
「ふふん。いっつもお前から見下ろされてばっかりだからな、たまには見下ろすのも一興」
「何バカなことを言ってるんだ! いいから早く下り――」
「どわあぁぁぁーっ! な、ななな……ナニしてやがるんだ、てめえらあぁぁぁ!!」
突如響き渡る、男の野太い大絶叫。いつから来ていたのか、部屋の入口には目をいっぱいに見開き、突き出した指をわなわなと震わせているダリオが立っている。
ハーヴェイが、シグルドの腹の上に乗ったまま、ベッドに片手をついた状態で振り返る。
シグルドが、腹の上に乗っているハーヴェイから逃れようと、相棒の腕をがっちりと掴んだまま振り返る。明らかに、これは。
「すまん、今すぐに行く……ほら、下りろハーヴェイ!」
「お前がさっさと起きねえから悪いんだろ! ……何だよセンパイ? スゲー顔して」
「……と、とにかく! すぐに来い! キカ姉がお待ちかねだ!」
「あー、やっぱりな~……寝過ごしちまったか……」
「ここは、二人で素直に謝罪するしかないな。キカ様なら大目に見てくださるだろう」
やっと身を離してのそのそと身支度を始める二人に、少し迷ったあげく、ダリオは付け足した。常に声の大きい彼らしくなく、かろうじて聞き取れるほどの低い声で。
「……おめえらは、海賊っていう自覚があんのか? 夜の間に、その……張り切り過ぎたら、いざという時に使えねえだろうが!」
「はあ? 何を張り切るって言うんだよ? 酒のことか? 酒の量だったら、あんたのほうが断然多いじゃねえか」
「酒じゃねえ! ……っかー! だいたいてめえら、野郎同士だろ!? なんでそんな……そういうことをしようと思うんだ!?」
「そういうこと、って……どういうことだ?」
「何か勘違いをしているようだが……俺たちは、ひどい規則違反はしていないと思うぞ。今回は酒の飲み過ぎで寝過ごしてしまったものの、ひとたび外に出れば……」
「……」
二人揃って、まったく気付いていない。鈍いにも程がある。これ以上、言うだけ無駄だ。
「わっ、分かんねえならいい! 俺は先に行ってるからな、グズグズすんなよ!」
どかどかと足音を立てて、ダリオが去って行く。そのずんぐりとした背中に舌を出してから、ハーヴェイは、赤いスカーフを首に巻きながら呟いた。
「へいへい。……ちっ、相変わらずエラソーな態度取りやがって。しかも、意味分かんねえことばっかし」
「何か言いたそうだったのが気になるが……しかし、海賊としての自覚、か。俺にとっては少し痛い言葉だな」
「何言ってんだよ。今のお前は充分、立派な海賊だ。海賊には熱い奴が多いからそう思うのかもしれないけどな、お前みたいに冷静な判断ができる奴も必要なんだよ。だからすぐに、キカ様の傍 にいることを許されたんじゃねえか」
「お前は、実力で今の地位を勝ち取ったんだよな。……よし、準備完了」
「こっちもいいぜ。……多少の寝癖はこの際、気にしないでおくか」
まだ頭痛はするものの、部屋を出た頃にはすっきりと目が覚めていた。
すれ違う者たちの様子がどこかおかしいことを訝 しみながらも、二人は海賊の頭領・キカの元へと向かう。寝過ごしたことを素直に謝ると、案の定「気にするな」の一言で片付けられた。そして彼らは『グリシェンデ号』に乗って、大海原へと繰り出す。
「……最近、でかい船は通らねえな。しょぼい船にはしょぼい物しかねえ。もっとこう、攻略のし甲斐がある船が通ればいいのによ」
「そんな船がそう簡単に通るものか。……あまり気は進まないが、ガイエン国領周辺ならば、多少は手応えのある船が通るかもな」
「でも、なるべくなら近付きたくねえんだろ? 万が一、見付かったら……」
「ああ。まずいな」
「だったらやめたほうがいいじゃねえかよ。海賊は俺たちだけじゃない。ダリオあたりに任せておけばいいんだ。アイツはあれでも、無駄な犠牲を出さないようにうまくやれるからな」
「……そうだな。それだけは、俺も認めてるよ」
やや憂いを含んだ笑みを浮かべるシグルドを励ますように、ハーヴェイが相棒の胸を小突く。そしていつものように、長身の相棒に体重を預けて。
「……あんまり引きずんなよ? 悪いのはお前じゃない。仮に追っ手と鉢合わせても、お前は一人じゃねえんだ。だから、一人で考え込むのはよせよ。な?」
「……ああ。すまない」
「俺だっているんだし、めったなことじゃ心配はいらねえよ。クヨクヨしてたら、いつまでたっても馴染めねえぞ」
「……分かってるよ」
「くぉらぁー! てめえら、ナニそんな所でベタベタしてやがるんだぁー!!」
大海原に響き渡る、男の野太い大絶叫。潮風に目を細め、相棒の言葉に柔らかな微笑を浮かべていたシグルドと、相棒を覗き込むような体勢で寄りかかり、いつでも力となることを語っていたハーヴェイが、目を丸くして声のしたほうを見遣る。もちろんそこには、二人に指を突き付け、わなわなと身を震わせるダリオの姿。ハーヴェイが、うんざりした表情で言い返す。
「ま~たてめえか。いちいち大声でうるせえんだよ」
「ひ、人目を憚 らずによくも……! よくも、野郎同士でベタベタと!!」
「ベタベタ、って……俺たちはただ、仲良くお話してただけだぜ? なあ、シグ?」
「ああ。一緒にいたら悪いのか?」
「……」
すっかり気力が失せてしまい、ダリオはがっくりと肩を落とした。そのまま無言で背を向け、彼はとぼとぼと去って行く。
「? 何しに来たんだ、アイツ?」
「……さあ……?」
二人の周囲にはいつからか、一部の女海賊が先を争うように張り込むことになったらしく、反面、男海賊のほとんどは、彼らが視界に入らぬよう、一定の距離を保つようになったのだとか。
鼻先に、きつい酒の匂いと温かい何かを感じて、ハーヴェイが目覚める。
うっすらと目を開けて真っ先に飛び込んで来たのは――相棒の、シグルドの顔。常ならば穏やかな光を
(……コイツ、意外と睫毛が長いんだな)
相棒の端正な顔を間近で見つめることしばらく――徐々に頭が働くようになってきてから、なぜ自分と相棒が同じベッドで眠っているのか、そもそも昨夜は何をしていたのかを思い起こしてみた。
昨日は、確か。いつものように海に出ると、太陽の光を反射して眩いばかりに輝く派手な船を見つけて。どこかの嫌味な金持ちの船だろうと目星を付けて、仲間たちと共に襲いかかってやった。当然護衛もついてはいたものの、揃いも揃ってへなちょこばかり。荒々しい海賊たちの攻撃に、数だけが頼りのへなちょこ護衛たちはなす
海賊そのものの行為に戸惑いを隠せないシグルドを小突きながら、アジトへ戻ってすぐに酒盛りへ。大勢で騒いで浴びるように酒を飲み、仲間たちが次々と潰れ出した頃に、ほとんど酒に口をつけていなかったシグルドと共に、部屋に戻った。
「もう少し飲もう」と、ボトルを手に押しかけたのは自分。ここはシグルドの部屋で、自分と二人になったことで相棒はようやくいつもの笑顔を取り戻し、グラスになみなみと注がれた酒に口をつけた――。
(ってことは……俺たち、酔ってそのまま寝ちまったのか)
床には
それにしても、頭が痛い。体を起こそうとしても腕に力が入らず、ハーヴェイは、再びベッドに倒れ込んだ。その音と振動で、今までまったく目を覚ます気配のなかったシグルドも、低く
「……ハー、ヴェイ……?」
「……おう。おはよーさん」
「……何だ? ……どうして、お前がここにいるんだ……?」
「それが、全然覚えてなくてよ。起きたらお前の寝顔が目の前にあってビックリだ。ホント、途中から覚えてねえからさ。ここが自分のベッドだって勘違いしたのかもな、俺」
「……普通、間違えるか……?」
「ベロベロに酔ってたらワケ分かんなくなるだろ。……いいじゃねえか、俺とお前の仲なんだからよ」
「一緒に寝る仲に、なった覚えは、……」
「くっそー、まだ体に力が入んねえ……あっ、おい! 寝るなよシグ!」
ぐったりと横たわったまま答えていたシグルドの目が、再び閉ざされる。今の自分にも非常に魅力的な、二度寝の誘惑。だが、誘いに乗るわけにはいかない。
「こら、起きろよ! こりゃ絶対寝過ごしたって! またダリオの奴に嫌味言われちまうぞ!」
渇いた喉に無理をさせ、大声で呼びつつシグルドの体を強く揺さぶるが、反応はない。寝起きの悪い相棒は、再び夢の世界へと旅立ってしまったらしい。手荒い強行手段に出るしかなかった。
「! ぐっ……!?」
ろくに動かない体に活を入れて、ハーヴェイは、シグルドの腹の上に馬乗りになる。勢いをつけて乗られた衝撃で思わず
「お、重い! 分かった、起きるから退いてくれ。人の腹の上で暴れるな!」
「ふふん。いっつもお前から見下ろされてばっかりだからな、たまには見下ろすのも一興」
「何バカなことを言ってるんだ! いいから早く下り――」
「どわあぁぁぁーっ! な、ななな……ナニしてやがるんだ、てめえらあぁぁぁ!!」
突如響き渡る、男の野太い大絶叫。いつから来ていたのか、部屋の入口には目をいっぱいに見開き、突き出した指をわなわなと震わせているダリオが立っている。
ハーヴェイが、シグルドの腹の上に乗ったまま、ベッドに片手をついた状態で振り返る。
シグルドが、腹の上に乗っているハーヴェイから逃れようと、相棒の腕をがっちりと掴んだまま振り返る。明らかに、これは。
「すまん、今すぐに行く……ほら、下りろハーヴェイ!」
「お前がさっさと起きねえから悪いんだろ! ……何だよセンパイ? スゲー顔して」
「……と、とにかく! すぐに来い! キカ姉がお待ちかねだ!」
「あー、やっぱりな~……寝過ごしちまったか……」
「ここは、二人で素直に謝罪するしかないな。キカ様なら大目に見てくださるだろう」
やっと身を離してのそのそと身支度を始める二人に、少し迷ったあげく、ダリオは付け足した。常に声の大きい彼らしくなく、かろうじて聞き取れるほどの低い声で。
「……おめえらは、海賊っていう自覚があんのか? 夜の間に、その……張り切り過ぎたら、いざという時に使えねえだろうが!」
「はあ? 何を張り切るって言うんだよ? 酒のことか? 酒の量だったら、あんたのほうが断然多いじゃねえか」
「酒じゃねえ! ……っかー! だいたいてめえら、野郎同士だろ!? なんでそんな……そういうことをしようと思うんだ!?」
「そういうこと、って……どういうことだ?」
「何か勘違いをしているようだが……俺たちは、ひどい規則違反はしていないと思うぞ。今回は酒の飲み過ぎで寝過ごしてしまったものの、ひとたび外に出れば……」
「……」
二人揃って、まったく気付いていない。鈍いにも程がある。これ以上、言うだけ無駄だ。
「わっ、分かんねえならいい! 俺は先に行ってるからな、グズグズすんなよ!」
どかどかと足音を立てて、ダリオが去って行く。そのずんぐりとした背中に舌を出してから、ハーヴェイは、赤いスカーフを首に巻きながら呟いた。
「へいへい。……ちっ、相変わらずエラソーな態度取りやがって。しかも、意味分かんねえことばっかし」
「何か言いたそうだったのが気になるが……しかし、海賊としての自覚、か。俺にとっては少し痛い言葉だな」
「何言ってんだよ。今のお前は充分、立派な海賊だ。海賊には熱い奴が多いからそう思うのかもしれないけどな、お前みたいに冷静な判断ができる奴も必要なんだよ。だからすぐに、キカ様の
「お前は、実力で今の地位を勝ち取ったんだよな。……よし、準備完了」
「こっちもいいぜ。……多少の寝癖はこの際、気にしないでおくか」
まだ頭痛はするものの、部屋を出た頃にはすっきりと目が覚めていた。
すれ違う者たちの様子がどこかおかしいことを
「……最近、でかい船は通らねえな。しょぼい船にはしょぼい物しかねえ。もっとこう、攻略のし甲斐がある船が通ればいいのによ」
「そんな船がそう簡単に通るものか。……あまり気は進まないが、ガイエン国領周辺ならば、多少は手応えのある船が通るかもな」
「でも、なるべくなら近付きたくねえんだろ? 万が一、見付かったら……」
「ああ。まずいな」
「だったらやめたほうがいいじゃねえかよ。海賊は俺たちだけじゃない。ダリオあたりに任せておけばいいんだ。アイツはあれでも、無駄な犠牲を出さないようにうまくやれるからな」
「……そうだな。それだけは、俺も認めてるよ」
やや憂いを含んだ笑みを浮かべるシグルドを励ますように、ハーヴェイが相棒の胸を小突く。そしていつものように、長身の相棒に体重を預けて。
「……あんまり引きずんなよ? 悪いのはお前じゃない。仮に追っ手と鉢合わせても、お前は一人じゃねえんだ。だから、一人で考え込むのはよせよ。な?」
「……ああ。すまない」
「俺だっているんだし、めったなことじゃ心配はいらねえよ。クヨクヨしてたら、いつまでたっても馴染めねえぞ」
「……分かってるよ」
「くぉらぁー! てめえら、ナニそんな所でベタベタしてやがるんだぁー!!」
大海原に響き渡る、男の野太い大絶叫。潮風に目を細め、相棒の言葉に柔らかな微笑を浮かべていたシグルドと、相棒を覗き込むような体勢で寄りかかり、いつでも力となることを語っていたハーヴェイが、目を丸くして声のしたほうを見遣る。もちろんそこには、二人に指を突き付け、わなわなと身を震わせるダリオの姿。ハーヴェイが、うんざりした表情で言い返す。
「ま~たてめえか。いちいち大声でうるせえんだよ」
「ひ、人目を
「ベタベタ、って……俺たちはただ、仲良くお話してただけだぜ? なあ、シグ?」
「ああ。一緒にいたら悪いのか?」
「……」
すっかり気力が失せてしまい、ダリオはがっくりと肩を落とした。そのまま無言で背を向け、彼はとぼとぼと去って行く。
「? 何しに来たんだ、アイツ?」
「……さあ……?」
二人の周囲にはいつからか、一部の女海賊が先を争うように張り込むことになったらしく、反面、男海賊のほとんどは、彼らが視界に入らぬよう、一定の距離を保つようになったのだとか。
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