むかしむかし。
アルカディア王国には、勇敢なる王と、不屈なる戦士、叡智なる賢者がいました。
彼らのおかげで、王国は安泰で、人々は平和に暮らしておりました。

ところがある日、海の向こうから恐ろしい魔物が現れました。魔物は大地をけがし、善良な人々を次々と襲いました。
王国の民は恐怖に震え、暗闇の中で希望を失いかけました。

その時、勇敢なる王と、不屈なる戦士、叡智なる賢者が力を合わせ、魔物に立ち向かいました。
王は邪を払う聖なる剣を持ち、魔物へ立ち向かいました。戦士は聖なる鎧と盾を持ち、王を守りながら、魔物と戦いました。賢者は聖なる魔石と魔法を駆使して、魔物の力を封じ込めました。
長きにわたる戦いの末、ついに魔物は討たれ、再び王国に平和がおとずれました。

戦士と賢者は王のもとに集まり、忠誠を誓いました。
「偉大なる王様。我々の命は王国とあなたに捧げます」と。
その誓いは今も変わることなく、アルカディア王国を守り続けています……。


『アルカディア国の歴史　第一巻』より