春の夜はご用心
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眠い……眠い……
それに何だか寒い……
毛布、毛布……っと……ん?
手繰り寄せた毛布にくるまると同時に、何かが手に触れた。
「うわあっっ!!」
寝ぼけ眼で確認すると、叫び声とともに飛び退いたのは、上半身裸、下はトランクス一枚の魁童だった。
「ここってはるかの部屋だよな……あれ?俺、なんで……」
魁童は必死に記憶をたどっている。
そういえば、昨夜は先輩の送別会だった。飲み過ぎた私達は、二人して私の部屋になだれ込み、そのまま眠ってしまったんだった。
そんなことは、まあどうでもいい。
私はとにかく眠くて眠くて……
強烈な睡魔に逆らえず、意識が遠のきそうになる。
「おいっ!この状況で寝るなってば!」
今にもベッドに倒れこみそうな私を、一人うろたえていた魁童が支えた……その時
「うわああっっ!」
また何か叫んでる。
「やべっ」
ん?何か起こった?私眠いし寒いんだけど……
視界に入ったのは、真っ赤な血。
「ああ~、毛布についちゃう」
「俺のことより、毛布の心配かよっ」
だんだんはっきりしてきた頭で、魁童を見ると……この血液は魁童の鼻から落ちている。
そして、毛布がずり落ちた私の上半身は、一糸まとわぬ姿だった。
「おいっ!!そんな格好のままでいるなよっ!早く毛布かけてくれ」
「……いいよ、今更。見られたって減るもんじゃないし。公衆の面前で脱いでる訳じゃないんだから、問題ないよ」
心地よい眠気を妨げられた私は、完全に開き直った。
「ばっ……バカか、おまえはっ!?おまえがよくても、俺が問題大ありだっつーの!!」
「ここ私の部屋なんだから、どんな格好してようが私の自由でしょ」
「あのなぁ、俺だって一応男なんだぞ?『据え膳食わぬは男の恥』って言うだろ。はるか、俺に食われてもいいのか?」
「裸見て鼻血出してて、据え膳なんて食えるのかなあ?」
「あっ……言ったな!よしっ決心したぞ。俺ははるかを食う」
魁童はそう言って私をベッドに押し倒した。
さすがに、さっきまでの眠気は吹き飛んだ。
「ちょっ……魁童!そんな決心しなくていいってば!」
魁童は何も言わず、深く口付けると、私の胸に顔をうずめる。
「ねぇ……お酒の勢いで、なんてよくないよ?」
「そんなんじゃねえよ!俺をこんなにしたはるかが悪い」
「な……私のせい!?……ぁんっ」
「はるかがそんなかわいい声出すから、もう我慢すんの無理だ」
「出したくて出してる訳じゃないもん、魁童が……ゃああっ」
結局『据え膳』を食って、男になった魁童。
ちょっと強引な気もしたけれど……
お互いの愛があれば……ね♪
*
それに何だか寒い……
毛布、毛布……っと……ん?
手繰り寄せた毛布にくるまると同時に、何かが手に触れた。
「うわあっっ!!」
寝ぼけ眼で確認すると、叫び声とともに飛び退いたのは、上半身裸、下はトランクス一枚の魁童だった。
「ここってはるかの部屋だよな……あれ?俺、なんで……」
魁童は必死に記憶をたどっている。
そういえば、昨夜は先輩の送別会だった。飲み過ぎた私達は、二人して私の部屋になだれ込み、そのまま眠ってしまったんだった。
そんなことは、まあどうでもいい。
私はとにかく眠くて眠くて……
強烈な睡魔に逆らえず、意識が遠のきそうになる。
「おいっ!この状況で寝るなってば!」
今にもベッドに倒れこみそうな私を、一人うろたえていた魁童が支えた……その時
「うわああっっ!」
また何か叫んでる。
「やべっ」
ん?何か起こった?私眠いし寒いんだけど……
視界に入ったのは、真っ赤な血。
「ああ~、毛布についちゃう」
「俺のことより、毛布の心配かよっ」
だんだんはっきりしてきた頭で、魁童を見ると……この血液は魁童の鼻から落ちている。
そして、毛布がずり落ちた私の上半身は、一糸まとわぬ姿だった。
「おいっ!!そんな格好のままでいるなよっ!早く毛布かけてくれ」
「……いいよ、今更。見られたって減るもんじゃないし。公衆の面前で脱いでる訳じゃないんだから、問題ないよ」
心地よい眠気を妨げられた私は、完全に開き直った。
「ばっ……バカか、おまえはっ!?おまえがよくても、俺が問題大ありだっつーの!!」
「ここ私の部屋なんだから、どんな格好してようが私の自由でしょ」
「あのなぁ、俺だって一応男なんだぞ?『据え膳食わぬは男の恥』って言うだろ。はるか、俺に食われてもいいのか?」
「裸見て鼻血出してて、据え膳なんて食えるのかなあ?」
「あっ……言ったな!よしっ決心したぞ。俺ははるかを食う」
魁童はそう言って私をベッドに押し倒した。
さすがに、さっきまでの眠気は吹き飛んだ。
「ちょっ……魁童!そんな決心しなくていいってば!」
魁童は何も言わず、深く口付けると、私の胸に顔をうずめる。
「ねぇ……お酒の勢いで、なんてよくないよ?」
「そんなんじゃねえよ!俺をこんなにしたはるかが悪い」
「な……私のせい!?……ぁんっ」
「はるかがそんなかわいい声出すから、もう我慢すんの無理だ」
「出したくて出してる訳じゃないもん、魁童が……ゃああっ」
結局『据え膳』を食って、男になった魁童。
ちょっと強引な気もしたけれど……
お互いの愛があれば……ね♪
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