ハッピー・バレンタイン
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黄玉の道へ……の巻
残ったひとつの包みを抱えて、私は、魁童の待つ黄玉の道へと進んだ。
「魁童!」
「お、おう……。ずいぶん遅かったじゃねえか」
「ごめんね、みんなの所にも行ってきたから……」
「んで、俺様は後回しってことか?」
「もう~、違うよ。魁童には、特別な贈り物もしたかったし、ゆっくり一緒にいたかったから、最後に来たんだよ」
「ほんとか?」
「うん……だから、拗ねてないで、いつもみたいに笑ってほしいな」
「ばっ……俺様が、いつ拗ねたっていうんだよ?」
慌てて否定する魁童……こういうかわいい所も、大好き。
「ごめんごめん。……それじゃあ魁童、目を閉じててくれる?」
「え、こうか?」
素直に目を閉じる魁童。
私は、そっと近づくと、魁童の唇に口付けた。
数秒のキスの後、唇を離して魁童を見ると、しっかり目を開いて真っ赤になっている。
「やだ……目、閉じててって言ったのに……きゃっ!」
突然、強い力で肩をつかまれ、そのまま抱き締められる。
「ちょっ……魁童?」
「あ゛~!!やっぱ俺、はるかのことが大好きだっ!絶対絶対、離したくねえっ!!」
「魁童、私も魁童のこと大好きだよ…でも、ちょっと苦しい……」
「あ、わりぃ」
抱き締める腕の力を少し緩めると、今度は魁童から、甘い口付けをくれた。
「魁童、お返しは、ひと月後のホワイトデーっていう日にするんだよ」
「そんじゃ、その日には、もっともっとお返ししてやるよ」
「ふふ、楽しみにしてるね」
二人の視線がぶつかり、同時に照れ笑いをした。
心がぽかぽか暖かくなった、魁童とのバレンタインだった。
*
残ったひとつの包みを抱えて、私は、魁童の待つ黄玉の道へと進んだ。
「魁童!」
「お、おう……。ずいぶん遅かったじゃねえか」
「ごめんね、みんなの所にも行ってきたから……」
「んで、俺様は後回しってことか?」
「もう~、違うよ。魁童には、特別な贈り物もしたかったし、ゆっくり一緒にいたかったから、最後に来たんだよ」
「ほんとか?」
「うん……だから、拗ねてないで、いつもみたいに笑ってほしいな」
「ばっ……俺様が、いつ拗ねたっていうんだよ?」
慌てて否定する魁童……こういうかわいい所も、大好き。
「ごめんごめん。……それじゃあ魁童、目を閉じててくれる?」
「え、こうか?」
素直に目を閉じる魁童。
私は、そっと近づくと、魁童の唇に口付けた。
数秒のキスの後、唇を離して魁童を見ると、しっかり目を開いて真っ赤になっている。
「やだ……目、閉じててって言ったのに……きゃっ!」
突然、強い力で肩をつかまれ、そのまま抱き締められる。
「ちょっ……魁童?」
「あ゛~!!やっぱ俺、はるかのことが大好きだっ!絶対絶対、離したくねえっ!!」
「魁童、私も魁童のこと大好きだよ…でも、ちょっと苦しい……」
「あ、わりぃ」
抱き締める腕の力を少し緩めると、今度は魁童から、甘い口付けをくれた。
「魁童、お返しは、ひと月後のホワイトデーっていう日にするんだよ」
「そんじゃ、その日には、もっともっとお返ししてやるよ」
「ふふ、楽しみにしてるね」
二人の視線がぶつかり、同時に照れ笑いをした。
心がぽかぽか暖かくなった、魁童とのバレンタインだった。
*