ハッピー・バレンタイン
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紅玉の丘へ……の巻
みんなにプレゼントを配り終え、私は最後に、祢々斬の待つ紅玉の丘に向かった。
「祢々斬、これ」
「前に話してた、"ばれんたいん"とかいうやつか?」
「そう!お菓子は、感謝の気持ちとして、みんなにも渡してきたんだけど……祢々斬には、特別な贈り物もしたいんだ」
「ほお……で、何をくれるんだ?」
「それなんだけど……私、祢々斬みたいな大人の男の人が、どんな贈り物を喜んでくれるのか見当がつかなくて……祢々斬本人に、聞いてみようと思ったの」
「そうだな……何でも構わないのか?」
「ん~、無理じゃないものなら」
「ならば……瑠璃、おまえをもらうとする」
「え、や、ちょっと待って……きゃあ」
気付いた時には、私は祢々斬の腕の中にいた。
「さ~て、俺のものってことは、俺が瑠璃をどうしようと、自由ということだな」
「……!」
「瑠璃……」
祢々斬は、ふっと笑った。
「おまえ、何をそんな、この世の終わりみたいな顔してんだ?」
「え?私……そんな顔してた?」
祢々斬は、私の髪をくしゃくしゃ、と撫でた。
「全く、瑠璃といると退屈しないな」
祢々斬は、つかの間私を抱き締めると、体を離し、慈しむような口付けをくれた。
「今日は、これで我慢しといてやるよ」
「祢々斬……」
「おっと、でも忘れるなよ?瑠璃、おまえは俺のものだからな」
「うん……」
心の奥では、口付けよりも、もっともっと多くのものを、祢々斬に望んでいる私がいる。
でも、それは祢々斬には内緒……。
祢々斬への想いがますます強くなった、バレンタインデーだった。
*
みんなにプレゼントを配り終え、私は最後に、祢々斬の待つ紅玉の丘に向かった。
「祢々斬、これ」
「前に話してた、"ばれんたいん"とかいうやつか?」
「そう!お菓子は、感謝の気持ちとして、みんなにも渡してきたんだけど……祢々斬には、特別な贈り物もしたいんだ」
「ほお……で、何をくれるんだ?」
「それなんだけど……私、祢々斬みたいな大人の男の人が、どんな贈り物を喜んでくれるのか見当がつかなくて……祢々斬本人に、聞いてみようと思ったの」
「そうだな……何でも構わないのか?」
「ん~、無理じゃないものなら」
「ならば……瑠璃、おまえをもらうとする」
「え、や、ちょっと待って……きゃあ」
気付いた時には、私は祢々斬の腕の中にいた。
「さ~て、俺のものってことは、俺が瑠璃をどうしようと、自由ということだな」
「……!」
「瑠璃……」
祢々斬は、ふっと笑った。
「おまえ、何をそんな、この世の終わりみたいな顔してんだ?」
「え?私……そんな顔してた?」
祢々斬は、私の髪をくしゃくしゃ、と撫でた。
「全く、瑠璃といると退屈しないな」
祢々斬は、つかの間私を抱き締めると、体を離し、慈しむような口付けをくれた。
「今日は、これで我慢しといてやるよ」
「祢々斬……」
「おっと、でも忘れるなよ?瑠璃、おまえは俺のものだからな」
「うん……」
心の奥では、口付けよりも、もっともっと多くのものを、祢々斬に望んでいる私がいる。
でも、それは祢々斬には内緒……。
祢々斬への想いがますます強くなった、バレンタインデーだった。
*