【善法寺伊作前提】忍び怪談
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【プロローグ】
貴女は、とある古めかしいお屋敷に泊まっていた。
寝苦しい夏の夜に寝付けず散歩していると、灯りが点っている部屋を見付けました。
眠たくなるまで、相手をして貰えるかもしれません。
訪ねてみましょう。
扉を開けると、漢方や薬品のような匂いが充満していた。
視線を下に移せば、萌葱色の着物を着た猫目の男の子が薬草を薬研にかけているのがわかるでしょう。
胡座をかいて丁寧に薬を作る姿は、15歳の少年が見せる姿には見えず、とても大人びて見えます
。
ゆらり、ゆらりと彼の周囲だけを照らす蝋燭の炎が、その見姿を涼しげに形作っている。
彼は貴女を見上げると目を細めて微笑みその手を止めた。
さぁ、足を進めてください。
茹だるような夏の暑さを凍りつかせる不気味な話を聞かせて貰いましょう。
戸はしっかりと閉めてください。
闇夜から、何が覗いているかもしれませんから。
貴女は、とある古めかしいお屋敷に泊まっていた。
寝苦しい夏の夜に寝付けず散歩していると、灯りが点っている部屋を見付けました。
眠たくなるまで、相手をして貰えるかもしれません。
訪ねてみましょう。
扉を開けると、漢方や薬品のような匂いが充満していた。
視線を下に移せば、萌葱色の着物を着た猫目の男の子が薬草を薬研にかけているのがわかるでしょう。
胡座をかいて丁寧に薬を作る姿は、15歳の少年が見せる姿には見えず、とても大人びて見えます
。
ゆらり、ゆらりと彼の周囲だけを照らす蝋燭の炎が、その見姿を涼しげに形作っている。
彼は貴女を見上げると目を細めて微笑みその手を止めた。
さぁ、足を進めてください。
茹だるような夏の暑さを凍りつかせる不気味な話を聞かせて貰いましょう。
戸はしっかりと閉めてください。
闇夜から、何が覗いているかもしれませんから。
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