「この売られているガムとやらは何だ。。。？」

　品揃えが半端じゃない程揃っている。

私達が居た星では見た事が無い「お菓子」などが多く売られていた。

ここの基地の子はかなり利用しているようだ。

ついつい探究心が高まってしまい、女子生徒に話し掛けていた。

「これを卸している者は誰だろうか！」

「え?! だ、誰だろ……？」

「USAZON？ なんだそれは……」

「まあ、ネット通販サイトが君達の中で流行っていると？」

「そうですね！」

「USA？」

「これ支給された端末なんですけど、これにHey! USAって話し掛けると」

『ういっス！ USAに何か御用ですか？』

「うわぁ?! 急にうさ耳の女の子が現れた?!」

「なかなか……これこれは。。。」

「この世界でここまで発展させるとはその技術はどうなっている?!」

（見掛けない人だな……情報持ってそうだしちょっと喧嘩吹っ掛けてみるか）

『そんなに気になるスか？ だったらおねえさんもバーチャル空間に入って鬼ごっこしませんか〜』

「こっちが入って来れる事も知っているのか。じゃあ、君の技術がどれほどのものか見させてもらうよ！」

「負けましたわー、何が知りたいっすか（へらぁ）」

「あーいや、そっちの知りたい事あるなら訊いてよ」

「……は？」

「だって、そんなに本気ではなかったじゃないか。どうしても情報が欲しいなら本気でやれば良いじゃないか、そんな状態で勝ったって勝った内にはならないし」

「あ、もう降参で良いっすー冷めたんでどーぞー。じゃ」

「え、ちょ……（もやーん）」

「……まだまだ知らない事もあるんすねー」

「……使わせてもらうけどさぁ……」