中篇

  • 吉祥寺にて
  • 幹雄

    「スターダスト行こうぜー」

  • 成幸

    「そいや久しく行ってなかったな、行こうか」

  • スターダストカフェ、幹雄の行きつけのカフェだ、店内は御洒落おしゃれなんだが何故か幹雄の好きなハードロックばかり流れている。

  • 多分、マスターの趣味なんだろう。

  • 日向風 信

    「いらっしゃーい」

  •  昼過ぎなので、店内は混んでいるな。

  • 幹雄

    「アイスコーヒーで」

  • 成幸

    「じゃも同じのを」

  • 幹雄

    「おっ! ヴァン ヘイレン流れてるじゃん、大好きなんだよ俺」

  • りこ

    「お待たせしました、アイスコーヒーです」

  •  あれ?

    この前、図書室で会った子じゃないか。

  • 成幸

    「あれ、この前お会いした…」

  • りこ

    「あ、この前の…」

  • 幹雄

    「何? 二人知り合い?」

  • 成幸

    「いや、前図書室ですれ違っただけ」

  • りこ

    「こんにちは、りこって言います。お二人はよくここ来られるのですか?」

  •  あれ?

    初めて話してくれたな。

  • 成幸

    「はい、昔からの行き付けで」

  • 幹雄

    「俺は幹雄、こいつは成幸だ」

  • りこ

    「私は最近ここでバイト始めました。またお会いするかもですね」

  •  なんか、無口な印象だけどここでは喋ってくれるみたいだな。

  • しのぶ

    「りこー、ちょっとこっち手伝ってー」

  •  あれ、こないだのしのぶさんも居る。

  • しのぶ

    「あ! こないだ展示会の時の!」

  • 成幸

    「しのぶさんもここで働いてるんですね」

  • しのぶ

    「そうそう、で、こっちがりこちゃんなんだけど、東京出て来てあんまり友達いないみたいだから仲良くしてねー」

  • りこ

    「ホントは喋るのとか苦手なんですけど、しのぶさんがお客さんと仲良くって…」

  •  そうだったのか。

  • その後、暇を見付けては楽しくお喋りした。

  • バイト先の中華料理屋
  •  俺は高校時代から、地元の中華料理屋でバイトしている。

  • 幹雄の知り合いの店で、一緒に働いている。

  • さて、夕方からバイトの日だ。

  • 8時頃。

  • ゆき

    「すみませーん5名でお願いしまーす」

  • 成幸

    「いらっしゃいませー。あれ、バンドの皆さんですか?」

  • ゆき

    「あら、こないだのお客さんじゃないの、今日はバンドの練習だったのよ」

  • りん

    「あれ~、二人知り合い?」

  • ゆき

    「こないだ美容室に来てくれてなー、りんちゃんこそ知り合いなの?」

  • りん

    「うん、大学一緒で軽音部で会ったの」

  • 成幸

    「あれ? りんさんこのバンドだったの?」

  • りん

    「そう、お姉ちゃんボーカルだからキーボード担当なの」

  • 成幸

    「えっ! お姉さんこのバンドのボーカルだったの? 前ライブ見に行ったよ」

  • ゆき

    「新メンバーのりんちゃんよ、宜しくね~」

  • 成幸

    「ではこちらのお席にどうぞ」

  •  あ、食事終わった後りんさんとゆきさん以外のメンバーは携帯ゲームに興じているみたいだ。

  • なんだか、店も空いてきたな。

  • 成幸

    「二人はゲームやらないんですか?」

  • ゆき

    「私はねー、苦手だからねー」

  • りん

    「私も~」

  • 成幸

    は結構ゲームやりますけどね」

  • りん

    「なんかねー、取り敢えずどこ行けばいいか分からない~」

  • 成幸

    「その気持ち分かりますよ」

  • りん

    「すぐ迷子になるの~」

  • ゆき

    「それよりこのお店初めて来たけど、御飯凄く美味しかったで?」

  • 成幸

    「ありがとう御座います、この店幹雄の知り合いが店長でそれでここで働かせてもらってるんですよ」

  • りん

    「チャーハン美味しかったよ?」

  • ゆき

    成幸くんはなんでギター始めたの?」

  • 成幸

    「幹雄がやってたんだよ、で機械とか電気製品とか好きだから、エレキギターって電気で音鳴らすって聞いて面白そうだなと思って」

  • りん

    成幸くんのギターもアンプも成幸くんが作ったんだよー」

  • ゆき

    「へーそりゃ凄いな、ほんま」

  • 秋葉原
  • 幹雄

    「またジャンクパーツ見てるのかよ」

  • 成幸

    「うん、何か使えそうな部品無いかなーと思って」

  • 幹雄

    「それよりゲーム買いに行こうぜ」

  • 成幸

    「分かったよ、それじゃ行こうか」

  •  ん、このアイドルのポスターの女の子、どこかで見た事ある気がするな?

  • なんでだろう?

  • ま、いいか行こう。

  • 成幸

    「あれ、のあさんとめいちゃんが居る」

  • のあ

    「あれ、この前の子じゃない、何してるの?」

  • 成幸

    「幹雄がゲーム買いたいって付いて来ただけです」

  • 幹雄

    成幸だってジャンクパーツ見に来たじゃん」

  • めい

    「久し振り~」

  • 成幸

    「お二人は何しに来たんですか?」

  • のあ

    「いつも通り衣装探しよ」

  • めい

    「今度は何のコスプレしようかな~」

  • のあ

    「良かったら今度4人で合わせない?」

  • 成幸

    「い…いや、遠慮しておきます」

  •  あんまり、写真とか撮られるの好きじゃないんだよな…。

  • 帰宅途中 保育園前
  •  ここ昔通っていた保育園だな、懐かしいな。

  • 凄く楽しかったな、色々工作してなー。

  • 段ボールで、宇宙船なんか作っちゃったりして。

  • あれ、ひなこさんが居る、保育士やっているって聞いたけど、ここで働いていたんだ。

  • ひなこ

    「あっ!! 成幸さん!」

  • 成幸

    「ひなこさん久し振りですね、保育士って聴きましたけど、ここで働いてたんですね」

  • ひなこ

    「そうなんですよ」

  • 成幸

    、昔ここ通っていたんですよ」

  • ひなこ

    「えっ! そうなんですか、私この辺の事知らないので、是非またお会いしたら教えて下さい」

  • 成幸

    「そうですか、宜しくお願いします」

  • 大学講義室
  •  あ、またゆうかさんが居る。

  • 今日の講義は人、少ないな。

  • 成幸

    「あ、こんにちは」

  • ゆうか

    「何? なんか用なの?」

  • 成幸

    「いや、別に…」

  • ゆうか

    「今日は人少なくていいわね」

  • 成幸

    「そ、そうですね」

  • ゆうか

    「全く、ドラマ出てたのなんて昔の話なんだから、ほっといて欲しいわ」

  • 成幸

    「ゆうかさん、なんでこの大学入ったんですか?」

  • ゆうか

    「昔、思い出の人がね、この大学に居てね、それでもう芸能界とか嫌になっちゃって、この大学にね」

  • 成幸

    「そうですか…」

  • ゆうか

    「ま、どうでもいい話よ。また今度、元気でね」

  •  そうして、ゆうかさんは足早に去って行った。

  • 自宅
  •  うーん、なんかギターのサウンドが物足りなくなってきたな。

  • 改造しようかな。

  • 分岐 ギターの改造
  • 十三宮 巫部 仁

    ・図書室で回路設計の本を見に行く(学校ルート)

  • 十三宮 巫部 仁

    ・家で改造して部室でサウンドチェック(バンドルート)

  • 十三宮 巫部 仁

    ・秋葉原にパーツを買いに行く(秋葉原ルート)

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