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一ノ瀬 蒼空
ある日サイドワインダー伊予松山基地に、一人の少女が訪れた。
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一ノ瀬 蒼空
どうやら、彼女もビッチの被害に遭ったようだが、守衛が質問するも、口を開こうとしなかったが…。
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松山 なつき
「その子どうしたの?」
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塔樹 無敎
「あ、松山中尉! 御苦労様です!」
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松山 なつき
「何かあったの?」
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塔樹 無敎
「それが…どうやらビッチの被害に遭ったらしいのですが…あまり話そうとしない者で…」
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身形 からして、道後 辺りの育ちの良さそうな中等学生くらいの少女だ。 -
なつきは応接室に少女を連れて行く、そして基地内通信で誰かと話した。
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サイドワインダー伊予松山基地 応接室
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松山 いつき
「なつき姉ぇ、その子…」
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松山 なつき
「いつき、お茶とお茶受けのお菓子を出してあげて」
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石本 ユミカ
「なつきさん、いつきさんも、暫く外して下さい」
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松山 なつき
「はい」
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松山 いつき
「少しは気持ちが落ち着きますよ♪(お茶とお菓子を置く)」
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応接室はユミカと少女の二人きりとなった。
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そして少女は上甲ミサキと名乗った。
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石本 ユミカ
「なるほど…ミサキさんね? それで、何がどうなってここに来たの? 話せる範囲でいいから教えて?」
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上甲 ミサキ
「あの二人組のビッチを殺して下さい…奴らは私の目の前で父と母を殺した挙句、私を
玩具 にしたんです…そして、私はそのビッチの子供を妊娠して…堕ろす事もできないし…」 -
石本 ユミカ
「…(親御さんを殺された挙句、ビッチの子供を妊娠してしまうなんて…)」
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上甲 ミサキ
「私はもう生きている価値なんて無いんだ! もう誰も私を愛してくれないんだぁ!!(あ゛ーっ!!」
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石本 ユミカ
「学生でこんなに辛い思いをしたのね…もう大丈夫…今度は私があなたにいっぱい愛情を注ぐから…」
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未来ある少女の目の前で両親を
殺 め、挙句に少女を穢し孕ませる畜生が…。 -
石本 ユミカ
「…(簡単に死ねると思うな…その腐りきった血の最後の一滴まで…私が搾り取る!!)」
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被害者と遺族である少女の痛みを兆倍にして返す!!
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ユミカ達はそれをビッチツインズと呼称する事にした。
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そして次の出没ポイントは見当が付いていた。
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松山 なつき
「やはり出没ポイントは道後地区に集中してますね」
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松山 いつき
「しかも、育ちが良さそうな子達を狙ってるのが頭に来ますよ」
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石本 ユミカ
「えぇ…今回ばかりはなつきさん達の出番ね」
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こうして、ユミカは松山姉妹を連れて道後地区へと足を運んだ。
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松山市 道後湯之町
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東山 備中
「あ、育ちの良さそうな□学生みーつけたぁ」
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東山 備中
「よーし、ヤりますか!」
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松山 いつき
「「ビッチさん達みーつけた」」
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東山 備中
「「げっ! サイドワインダー!!」」
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ユミカが問い掛けても、驚いたビッチツインズにも悔恨の念は全く感じられないようで…。
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石本 ユミカ
「ならば一切の容赦はしない! なつき!! いつき!!」
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松山 なつき
「「はい!!」」
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交戦開始から十数分後、ビッチツインズはミンチと化した。
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こうして今回の任務は…まだ完了していない。
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被害者であるミサキの心のケアと生まれて来る子供のケアを行いながら、彼女と子供がサイドワインダー伊予松山基地を去る時が来て初めて任務は完了するのだ。
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