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一ノ瀬 蒼空
ある日、街の至る所で子供達が
拐 われるという事案が発生した。 -
一ノ瀬 蒼空
この事態を重く見たサイドワインダーは、パトロールを強化、訓練生の外出を一時禁止とした。
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一ノ瀬 蒼空
この事態に一番の怒りを覚えていたのは、他ならぬ石本ユミカ准将だった。
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一ノ瀬 蒼空
一児の母でもある彼女は、子供が拐われる事はこの身を引き裂かれる事と変わりない事を知っている。
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石本 ユミカ
「…これは明らかに『童の傀儡師』からの私達サイドワインダーへの挑戦状と評しても、過言ではありません。何としてでも犯人を捕縛し、拐われた子供達を助け出しましょう!!」
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一ノ瀬 蒼空
「「はい!!」」
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それから数日後、石本ユミカ准将の一人娘である石本のぞみが作戦の
囮 になる事を言い出し、「童の傀儡師」を捕縛する囮作戦を決行した。 -
この作戦には石本ユミカ准将のほか、鵜久森ミナト大尉も参加していた。
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すると、睨んだ通り「童の傀儡師」が現れ、のぞみを拐った。
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石本 のぞみ
「っ!(
ユミカ が付けてくれた発信機…バレないよね…?)」 -
鵜久森 ミナト
「司令、犯人は
三津浜 港の外れの倉庫に向かってます」 -
石本 ユミカ
「えぇ、後は追尾がバレない事を祈るだけね…(のぞみ…頑張って…! 私達がのぞみと拐われた子供達を助けるから!)」
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松山市 三津浜町
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そして、三津浜港の外れの倉庫に到着したユミカとミナト。
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彼女達が目にした光景は、想像を遥かに絶する者だった…。
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鵜久森 ミナト
「な、何あれ…?! 子供達が操り人形みたいに…!?」
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石本 ユミカ
「…子供達を操り人形に…ド畜生…地獄すら生
温 いわ…!!」 -
鵜久森 ミナト
「っ?!(ユミカさんが…本気でキレた…!!)」
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東山 備中
「さぁ〜てぇ…私の言う事を聞くようにしてあげる…♡(ボロンっ)」
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石本 のぞみ
「い…いやっ…誰か…誰か助けてっ!」
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東山 備中
「無駄よ…誰も助けに来ないわ」
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その刹那、ミナトとユミカが倉庫のドアを蹴破った!
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鵜久森 ミナト
「見付けたよ、童の傀儡師…いや、ロリコンビッチ!!」
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石本 ユミカ
「…まさか、ロリコンビッチが『童の傀儡師』だったなんて」
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石本 のぞみ
「ママっ! ミナトお姉ちゃんっ!」
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東山 備中
「あらぁ? ママが助けに来たのぉ?」
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ミナトに駆け寄るのぞみ、ミナトは即座にのぞみや拐われた子供達と共に倉庫の外へ脱出した。
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石本 のぞみ
「ミナトお姉ちゃん? なんで走ってるの?」
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鵜久森 ミナト
「のぞみちゃん達は見なくてもいいんだよ…」
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子供達を避難させた後の倉庫の中では、石本ユミカ准将がロリコンビッチと対峙していた。
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石本 ユミカ
「…あなたは自らの欲望を満たす為に子供達を拐っては犯し、更には自らの
眷属 としたのですね?」 -
東山 備中
「それが何?! 私の欲求を満たす為に子供を使って何が悪いの!? 付いて来る子供は自業自得でしょう!! 親も親よ! きちんと面倒くらい見なさいよ!!」
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やはり、ド畜生には人の心は分からない…そうなれば情け容赦は要らない。
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石本 ユミカ
「あなたが死ねば解決するんでしょうがこのド畜生がぁぁああ!!!!」
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東山 備中
「ぐぎゃぁぁぁあああ!?!?」
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子供達とその親の怒りをロリコンビッチに徹底的に思い知らせるユミカ。
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暫く攻撃しているとロリコンビッチの身体から力が抜けていた。
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石本 ユミカ
「ほら起きなさい!! まだ苦しめるでしょうが! 逝くのが早過ぎるのよ!!(ロリコンビッチを殴る蹴るの真っ最中)」
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鵜久森 ミナト
「し、司令! もうやめてください…そのビッチはもうタヒんでます…」
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こうして「童の傀儡師事件」は容疑者死亡という形で終わりを迎えた。
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なお、子供達はカウンセリングにより元に戻った模様。
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PLANET BLUE SIDEWINDER外伝
~童 の傀儡師 ~
完
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