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エイプリルフールに平凡×平凡のネタHPを立ち上げた際にメインに置いといた小話。
俊輔(好死)×隆平(ペナゲ)傾向。
ネタですが、苦手な方はお戻りください。
一番おまえのこと分かってんのは、おれ。
だから、さぁ。
最初にあいつの姿を見たのは違う撮影現場のスタジオだった。
新しく連載が始まるってことで、レギュラーで既に半年以上も先に始まっていた「Penalty game」の現場へ、おれら好死の主要メンバーが挨拶に行くことになったわけだ。
現場には、あまりお近づきになりたくない不良のにーちゃん達。
しかも揃いも揃ってすげぇな美形。
うへえ、すげーな、なんて思ったのは一瞬。
こっちも似たような状況だったのをすぐ思い出した。
で。
そんな美形集団の中に、目立たない顔。
人のこと言えねぇけど、ごくごく普通の奴が一人いた。
そいつはこっちに気が付くと、きょとんとした顔おれの顔を凝視して、隣のメガネにおれのことを聞いているみたいだった。
そして、それにメガネが答えて、おれ等のことが分かったみたいで、すぐにおれ等のところへ駆け寄ってきた。
そんで、「好死の主人公!!?わーわー!!おれ、千葉隆平っていうんだ!!よろしくな!!」なんつって、まぬけな顔で笑って手を差し伸べてきた。
きっと他の誰でもなく、おれの所に来たのはおれのことを「仲間」だと思ったからだろう。
美形の中に放り出された「普通」の主人公。
なんだか可愛くて、迷う事無くその手をとった。
おれもずいぶん身長が小さい方だと思ってきたけど、隆平はそれよりもずっと小さい。
でも、その手の力はきちんと強くて。
そのギャップが、またちょっと可愛いなんて思った。
ちなみにおれと隆平が握手してる間、ものすげぇ目付きで睨んでくる奴がいたけど、文句言ってこねぇ所を見ると、まだ付き合っていないんだろう。
後から聞いた話だが、手も握れてねぇらしい。
どうやらドへたれらしい。
それからおれと隆平はよく話すようになった。
話の流れから美形うぜぇとか、不良うぜぇとか、そんなんばっかだ。
でも隆平の気持ちがすげぇよく分かったし、隆平もおれの気持ちをよく分かってくれた。
話しても話しても飽きなくて足りなくて、おれはよく隆平の現場に行った。
隆平もよく訪ねてくるようになった。
おれ等は似た者同士だな、って笑ったら、隆平も「ほんとにそうだな」ってすげぇ嬉しそうに笑う。
「こんなこと言えんの、俊輔だけだ。」
隆平にそう言われて、舞い上がった。
なにこいつ、なんでそんな可愛いこと言うの?
それ、おれのこと特別って言ってんの?
馬鹿みたいに浮かれてしまう。
少し良い気分になった。
でもある日、隆平が、あのヘタレをジッと見ているのを目撃してしまった。
ペナゲの収録の前だった。
少し相手してやろうと遊びに来た。
でも、隆平は、スタジオの入り口から入ってくるおれに気が付きもしないで、ただジッと、打ち合わせで隆平に背中を向けている虎みてーな頭をしている不良を見ていた。
なんだよ、隆平。
いつもそいつのこと「嫌い」とか「消えてほしい」とか言ってんじゃん。
何でそんな目でそいつのこと見てんの。
「隆平っ!」
気が付いたら、おれは叫んで隆平の腕を掴んでいた。
隆平はきょとんとした顔でこちらに気が付くと、いつもの様に笑った。
イライラとして、例のヘタレを見ると、すげぇ目付きで隆平と、おれのことを睨んでいた。
見てんじゃねぇよ。
こいつの気持ちもわかんねぇくせに。
こいつを傷付けるしかできねぇくせに。
似たような境遇で主人公やってるおれしか、こいつの気持ちは分かってやれねぇんだ。
だから。
だから。
おれを選んでよ。隆平。
隆「やだよ。」
俊「えーなんでだよ!」
隆「だからお前といると山縣君の目が怖いんだって!!」
俊「あー、惜しかったな!!これ見てちょっとマジだと思った人いるって。」
隆「いやしかし…お前これよく笑わずに演技できたな…」
俊「いや~ダテに好死の主人公やってませんよ。」
隆「つかそんな目って!!そんな目で先輩を見てるってなんだよ(笑)」
俊「これ実際、隆平の心境的には「あいつ髪の毛どうやって染めてんだろ」とかだもんな。」
隆「口開いてたしな(笑)」
俊「因みに九条先輩は睨んで来るのは真面目にうるさいからって理由でしたー」
隆「これマジでエイプリールフール大丈夫なのか!!?」
俊「大丈夫だろ。みんな優しいから。」
隆「ま、つーわけでなんで。笑って許してくれよな!!」
俊「続編見たい方はご連絡下さい」
隆「いねぇよ!!それにあってもつくんねぇよ!!まぁそんなわけでウソ企画でした!!」
俊「ほんと、くだらねぇ企画だな。」
隆「な。本編更新しろよってな。」
俊「ま、年に一回しかねぇお祭りだから大目にみてね!!」
隆「それじゃあ」
俊「また本編で!!愛してるからみんな~!」
隆「だから、なんでお前はすぐそうやってぬけがけしようとすんの!」
俊「妬くなよ~隆平~。」
隆「いや、妬いてねぇから。いいから、そういうの!」
おしまい。
これ結局不良→平凡←平凡ですね。
俊輔(好死)×隆平(ペナゲ)傾向。
ネタですが、苦手な方はお戻りください。
一番おまえのこと分かってんのは、おれ。
だから、さぁ。
最初にあいつの姿を見たのは違う撮影現場のスタジオだった。
新しく連載が始まるってことで、レギュラーで既に半年以上も先に始まっていた「Penalty game」の現場へ、おれら好死の主要メンバーが挨拶に行くことになったわけだ。
現場には、あまりお近づきになりたくない不良のにーちゃん達。
しかも揃いも揃ってすげぇな美形。
うへえ、すげーな、なんて思ったのは一瞬。
こっちも似たような状況だったのをすぐ思い出した。
で。
そんな美形集団の中に、目立たない顔。
人のこと言えねぇけど、ごくごく普通の奴が一人いた。
そいつはこっちに気が付くと、きょとんとした顔おれの顔を凝視して、隣のメガネにおれのことを聞いているみたいだった。
そして、それにメガネが答えて、おれ等のことが分かったみたいで、すぐにおれ等のところへ駆け寄ってきた。
そんで、「好死の主人公!!?わーわー!!おれ、千葉隆平っていうんだ!!よろしくな!!」なんつって、まぬけな顔で笑って手を差し伸べてきた。
きっと他の誰でもなく、おれの所に来たのはおれのことを「仲間」だと思ったからだろう。
美形の中に放り出された「普通」の主人公。
なんだか可愛くて、迷う事無くその手をとった。
おれもずいぶん身長が小さい方だと思ってきたけど、隆平はそれよりもずっと小さい。
でも、その手の力はきちんと強くて。
そのギャップが、またちょっと可愛いなんて思った。
ちなみにおれと隆平が握手してる間、ものすげぇ目付きで睨んでくる奴がいたけど、文句言ってこねぇ所を見ると、まだ付き合っていないんだろう。
後から聞いた話だが、手も握れてねぇらしい。
どうやらドへたれらしい。
それからおれと隆平はよく話すようになった。
話の流れから美形うぜぇとか、不良うぜぇとか、そんなんばっかだ。
でも隆平の気持ちがすげぇよく分かったし、隆平もおれの気持ちをよく分かってくれた。
話しても話しても飽きなくて足りなくて、おれはよく隆平の現場に行った。
隆平もよく訪ねてくるようになった。
おれ等は似た者同士だな、って笑ったら、隆平も「ほんとにそうだな」ってすげぇ嬉しそうに笑う。
「こんなこと言えんの、俊輔だけだ。」
隆平にそう言われて、舞い上がった。
なにこいつ、なんでそんな可愛いこと言うの?
それ、おれのこと特別って言ってんの?
馬鹿みたいに浮かれてしまう。
少し良い気分になった。
でもある日、隆平が、あのヘタレをジッと見ているのを目撃してしまった。
ペナゲの収録の前だった。
少し相手してやろうと遊びに来た。
でも、隆平は、スタジオの入り口から入ってくるおれに気が付きもしないで、ただジッと、打ち合わせで隆平に背中を向けている虎みてーな頭をしている不良を見ていた。
なんだよ、隆平。
いつもそいつのこと「嫌い」とか「消えてほしい」とか言ってんじゃん。
何でそんな目でそいつのこと見てんの。
「隆平っ!」
気が付いたら、おれは叫んで隆平の腕を掴んでいた。
隆平はきょとんとした顔でこちらに気が付くと、いつもの様に笑った。
イライラとして、例のヘタレを見ると、すげぇ目付きで隆平と、おれのことを睨んでいた。
見てんじゃねぇよ。
こいつの気持ちもわかんねぇくせに。
こいつを傷付けるしかできねぇくせに。
似たような境遇で主人公やってるおれしか、こいつの気持ちは分かってやれねぇんだ。
だから。
だから。
おれを選んでよ。隆平。
隆「やだよ。」
俊「えーなんでだよ!」
隆「だからお前といると山縣君の目が怖いんだって!!」
俊「あー、惜しかったな!!これ見てちょっとマジだと思った人いるって。」
隆「いやしかし…お前これよく笑わずに演技できたな…」
俊「いや~ダテに好死の主人公やってませんよ。」
隆「つかそんな目って!!そんな目で先輩を見てるってなんだよ(笑)」
俊「これ実際、隆平の心境的には「あいつ髪の毛どうやって染めてんだろ」とかだもんな。」
隆「口開いてたしな(笑)」
俊「因みに九条先輩は睨んで来るのは真面目にうるさいからって理由でしたー」
隆「これマジでエイプリールフール大丈夫なのか!!?」
俊「大丈夫だろ。みんな優しいから。」
隆「ま、つーわけでなんで。笑って許してくれよな!!」
俊「続編見たい方はご連絡下さい」
隆「いねぇよ!!それにあってもつくんねぇよ!!まぁそんなわけでウソ企画でした!!」
俊「ほんと、くだらねぇ企画だな。」
隆「な。本編更新しろよってな。」
俊「ま、年に一回しかねぇお祭りだから大目にみてね!!」
隆「それじゃあ」
俊「また本編で!!愛してるからみんな~!」
隆「だから、なんでお前はすぐそうやってぬけがけしようとすんの!」
俊「妬くなよ~隆平~。」
隆「いや、妬いてねぇから。いいから、そういうの!」
おしまい。
これ結局不良→平凡←平凡ですね。