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梅田 伊織
ひらがなと付き合うとしたら誰がいい?
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九龍 千歳
彼女が出来なさすぎて、とうとうそんな領域にまで達したか…。
ご愁傷様です。 -
梅田 伊織
いやいや!違うから!
ひらがなって、それぞれ性格を持ってる気がしてさ! -
九龍 千歳
詳しく。
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梅田 伊織
「あ」は明るくて元気な感じがするし、「わ」はおっとりとした大和撫子って感じがするじゃん
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九龍 千歳
じゃあ俺は「ね」が良い。
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梅田 伊織
お!なにゆえ!?
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九龍 千歳
おっとりとした「わ」に見せかけていきなり回るという不意を付いてくる所が「ね」の二面性と気まぐれさが出てると思うから。
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梅田 伊織
めっちゃ「ね」の事考えてんじゃん!
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九龍 千歳
やはり彼女の事をきちんと理解し受け入れる度量が無ければ、お付き合いを続けていくのは難しいだろう。
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梅田 伊織
でもさ、そしたら「れ」でも良くない?
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九龍 千歳
いや、跳ねだけじゃ足りない。
「えー!そこで回っちゃうぅ!?」みたいな驚きと彼女なりのユーモアをそこに感じた。 -
梅田 伊織
おー!
ただのふざけ半分の話にここまで乗ってくれるとは! -
九龍 千歳
ちなみに梅田はどのひらがなと付き合いたい?
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梅田 伊織
えーっとね、俺は「を」
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九龍 千歳
「を」!?
またニッチな所を…。
して、理由は? -
梅田 伊織
「を」が間に入ってくれる事でみんなが繋がれるでしょ?
そこに俺は優しさを感じたんだよね。 -
九龍 千歳
俺はすまないが、間に入ってくれるんじゃなくて、間に入らなきゃ成り立たない、1人じゃ何も出来ない貧弱な奴だと思ってしまった。
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梅田 伊織
なっ!
「を」の事を悪く言うなっ!!
俺はそんな彼女の弱さも受け入れるって、俺が支えるって決めたんだよ! -
九龍 千歳
おお…。
男を感じる。
いや、漢を感じるよ…! -
梅田 伊織
いや、違うのかも。
多分頼られる事に存在意義を感じてしまう俺の弱さだな。
この子には俺が必要なんだって言ってるけど、本当は俺の方がこの子がいないとダメなんだよ…。 -
九龍 千歳
共依存は良くない。
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梅田 伊織
分かってる、分かってるんだけどさ…
でも頼られるとやっぱ嬉しくて -
九龍 千歳
そこまで好きなんだな…。
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梅田 伊織
どうだろ、分かんねぇよ、もう
今となっては本当に好きだから支えたいと思ってんのか、頼られたいから付き合ってんのか… -
九龍 千歳
おい!弱気になるなよ!
付き合った当初を思い出してみろ!
「を」といる時のお前、すごく楽しそうで幸せそうだったぞ。
俺はそんなお前らを見るのが好きだった。 -
梅田 伊織
九龍…!
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九龍 千歳
またあの頃のお前らを見せてくれよ。
隣にいる「ね」もそう言ってる。 -
梅田 伊織
九龍、あの頃ってどの頃だよ。
「を」との間に思い出す過去はひとつもないんだけど。 -
九龍 千歳
うん、付き合ってないからな。
それに俺の隣に「ね」はいないしな。 -
梅田 伊織
うん、お前も付き合ってないからな、別に。
てかそもそも3次元にいないからな。 -
九龍 千歳
うん。
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梅田 伊織
…やめよっか、この話
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九龍 千歳
異議なし。
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