呟き

ゲーオタなら語らずにはいられない

2021/10/10 02:41
雑談系発狂中


去る10月7日に、すぎやまこういちさんの訃報が飛び込んできた。DQとFFで育ってきた七海さんがこれに触れない訳にはいかぬと呟きを書こうとして、やっぱり曲を聴きたくなってゲームアプリを開こうとしたところで地震がきてゲームどころではなかった訳だが。

七海の両親はともに獣医師で、母親は開業したけど父親は大学に残って遺伝子研究をしてたの。神奈川にある大学まで今の実家から通っていたから、朝早くに出て夜遅くに帰ってくる。つまり平日に私は父親の姿を見たことがなく、休日にゲームをしている姿しか見た記憶がないわけなのです。
その父親がよくやっていたのがドラクエ。一番古い記憶はたぶんドラクエ3。私が幼稚園とかの頃かなぁ。聖なる祠の曲が強烈に印象に残ってる。
うちはアニメ禁止のかわりにゲームはOKで、小さな頃からDQ・FFをはじめとしたRPGや任天堂系・格ゲーからシューティング、シュミレーション系まで割と何でも揃っていた。ファミコン・スーファミ・プレステまでは親が揃えて、プレステ2やニンテンドー64あたりはうちら子供達が揃えるというゲーマー一家。
きょうだいは任天堂系にいったけど、私はDQとFF一直線。当時ピアノとバレエを習っていたので、クラシックに似ているDQ曲と壮大なFF曲に物凄く親しみを持ったのがハマったきっかけだった。そんなドラクエ、七海はDSとオンライン以外のナンバリングは全てやった。

Ⅰはシンプルな曲が多いけど、洞窟の曲が凄かったと思う。階層が深くなるにつれて曲がどんどん暗く、不気味になっていくの。あれをあの時代に創れるのか・・・天才だよ。
Ⅱは3人揃うとフィールド曲がかわるという何それ仕様。すごいよね。【遥かなる旅路】【広野を行く】【この道わが旅】など名曲たくさん。【LoveSong探して】はトラウマ曲!!!冒険の書!!!!!!できない!!!!!!あーーー!!!!!!!!
ⅢはDQ懐古厨が涙する名曲揃い。【冒険の旅】は七海的DQフィールド曲のベスト3に入る。【戦闘のテーマ】も同じく七海的DQ通常戦闘曲のベスト3。【おおぞらをとぶ】でシンプルながらも優雅かつ切ないメロディに聴き惚れてどこを飛んでいるか分からなくなり、【アレフガルドにて】でⅢがⅠと繋がっているという事実に気が付いて驚愕し、【そして伝説へ】で泣く。
IVはファミコン最後の作品だけど、後に出たPS版で曲もドット絵も進化しててとても綺麗だった。そして七海のDQ腐はここからはじまった・・・・・・。ピサ勇。IVはストーリーも鬼好きだった。IVは各キャラ毎に章があって、もちろん各キャラ毎に専用フィールド曲があるという贅沢の極み。勇者を動かせる第5章の序盤はフィールド曲が【勇者の故郷】という、とても寂しく切ない曲なんだが(そもそも5章の始まり方が悲痛すぎて苦しくなる)、導かれし者たちが全員揃うと勇ましく希望しかない【馬車のマーチ】へとかわる。この瞬間が凄く好きで、キングレオ前でセーブデータ分けてた。きっと私だけじゃないはず。【戦闘-生か死か-】はファミコン時代のピコピコがめっちゃ好きなんだけど、PS版も神・・・・・・七海的DQ通常戦闘曲No1。通常戦闘でこんな曲もってこれるんだぜ・・・・・・天才だよ。そしてエンディング【導かれし者たち】ね。勇者の報われなさ尋常じゃない。世界を救ったのに。第6章ありがとう・・・!! ピサ勇・・・!!!
Ⅴの【王宮のトランペット】はピアノの発表会で弾いた。【地平の彼方へ】は七海的DQフィールド曲No1。ゲマぜったいに許さない。【戦火を交えて】は七海的DQ通常戦闘曲ベスト3。通常戦闘曲ベスト3ぜんぶ出ちまった。七海さんは世間の皆様と違って結婚相手はぜったいフローラ派。青い髪すきなの(´˘`*)【結婚ワルツ】は音楽の教科書に載ったとか載ってないとか・・・・・・??
Ⅵは世界の移動が多すぎて訳が分からなくなって挫折しかけた。【エーゲ海に船出して】がやけに印象に残っている。優雅な船旅・・・・・・魔王倒しに行くのに(((((´°ω°`*))))))バーバラは結局どうなっちゃったの・・・??七海さん哀しかった・・・・・・。
Ⅶは石版集めで挫折したひと続出の初プレステの2枚組。七海は石版集めの前にキーファで挫折しかけたよ。エンディングで泣いた。お前・・・キーファお前・・・(இдஇ; )石版集めで死ぬほど聴いた【憩いの街角】と【失われた世界】、【足取りも軽やかに】はたぶん一生忘れまい。
ⅧはPS2になって美しいの極み。DQもついにFFにぐっと近付いてしまったと、少し悲しく思ったのを憶えてる。このナンバリングはⅢと繋がりがあって、終盤にラーミアに乗る【おおぞらをとぶ】が流れて鳥肌。そしてラスボス曲がそのアレンジ【おおぞらに戦う】という胸アツ。プラット変わったからだろうけど曲の奥行きがめちゃんこ広がって、Ⅵくらいまではバリバリのクラシック感が強かったんだけど、全体的にポップな感じに寄った印象があった。
私がやったDQは以上。ほかにもモンスターズシリーズやトルネコシリーズなんかもやったけど、この全ての曲をすぎやまさんがたったおひとりで作っているんだぜ。何曲あるんだ? 派生タイトルも含めたら一体何曲あるんだ・・・・数百にのぼるのは確実だ。
そしてDQといえば【序曲】なんだけど、ロト三部作(Ⅰ~Ⅲ)と天空三部作(Ⅳ~Ⅵ)でファンファーレが違うのと、各ナンバリングごともびみょーに違うんだよ。主音変わってるし尺も違ったりして同じ序曲はないんだ。七海くらい聞き込んでるとイントロのファンファーレでどのナンバリングなのか聞き分けが出来るようになってくる。
ゲーム音楽に触れすぎてきたからか、お話を書くときに聴く曲も歌詞のないBGMを選ぶ傾向がある。仙牧では全然聴かないけど一次の時はよく聴いてたなぁ。
父親の影響で競馬も好きになったんだけど、すぎやまさんは東京競馬場や中山競馬場のファンファーレも作ってる。年末を迎えるこれからは東京・中山の開催になるからいっぱい聴けるね。有馬記念は泣くかもしれない。

もう新しい曲が聴けないなんて信じられない。ナンバリング語るだけで、曲と一緒にDQの重厚なストーリーがこんなにも思い起こされる。DQの楽曲は確実にいまの私を象った大切な曲たちだ。
というわけでこんな時間だけどⅣとⅤをするぜ。

すぎやまこういちさん、本当にありがとうございました。

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