呟き
緊急手術の巻
2021/01/11 20:49雑談系
※手術や入院のお話です。
しかもうんと長い。
苦手な方はごめんね。
見返してみてあんまりネガティブ過ぎたから日記を削除しちゃったんだけど、七海さん実は12月28日に妊娠が発覚しまして。
わーいわーい第2子だーと喜んでましたら、すぐに酷いつわりと出血に襲われまして。運悪く年末年始なもんだから近くの産婦人科は尽くお休み中。大きなとこは基本的に小さな病院で妊娠診断を受けてからでないと受診出来ないので最寄りの産婦人科が開く6日まで我慢していたのですが・・・・・・。
その時点でほぼ7週、もう胎嚢が見えてないとおかしい時期に子宮に胎嚢がない。下腹部痛と血の塊が出た事を伝えて、流産か子宮外妊娠の可能性があるからとりあえず血液取って検査に回すのでまた来週来てくださいと言われて、七海さんは意気消沈で帰宅しました。この時点でつわりが消えていた私はほぼほぼ流産だと思ってめちゃくちゃへこんでました。
けど病院の休みを挟んだ8日、またつわりがやってきておかしいと思い、朝イチで病院に電話をしたらこちらも連絡しようと思っていた、と。尿内のhCGは800くらいなんだけど血液内のhCGが3000超えてて異常値、子宮外妊娠の可能性が非常に高い、今日中に来てくださいと言われ、慌てて早退して産婦人科へ。
やはり子宮に影はない(かわりに子宮筋腫が私の目にも見えた(笑))、そして左の卵管にあやしい膨らみがある・・・出血も止まってないし今日逃したら明日から3連休に入っちゃうから、紹介状書くから今すぐ行ってと言われ、こりゃ入院になるなと察した私は保育園に連絡したり旦那にちびを預ける為に連絡したりとそこから1時間くらいもたもたとしてしまい、紹介された病院に着いたのが17時半。その時点で生理並の出血(私は普段の経血量がめちゃ多い)になってて強い不安に襲われながら診察を待ちました。
いざ順番がやってきて私の診察をしにきた先生方はなんと4人・・・! おかしい、これはおかしいと不安は更に倍増しつつ診察台に座った私のエコーを見ながらその4人のお医者さん達、あー居るね、心拍まで見えてる、出血すごい、麻酔に声かけて、等など私が憶えてるのはこれくらい。もうここら辺から極度の恐怖と緊張で気が動転してた。
今から緊急手術をします、出血が酷いので延ばせません、ご家族に連絡してくださいと言われて焦り過ぎていた私は何故か職場に先に電話をするという謎の行為に出て、旦那に連絡するのが遅くなるという失態。しかもこのコロナ禍のせいでちびを連れて病院に来れない・・・まずちびを母に預かってもらおうと母に電話して、急いでるってのに医者とかわれという母のせいで更に時間を食う・・・・・・手術室があいた頃にやっと旦那が到着したが、同意書にサインする間もなく私は手術室へ。そして付き添い不可なのでそのまま同意書を持たされて帰される可哀想な旦那・・・・・・お互いに不安な顔を見せ合うという最悪な結果に。
20代前半に稽留流産をやっているので、そんな感じなのかなと思っていたら全然違った。医療ドラマでよく見るグルグルライト(語彙力なしでお伝えしております)が燦々と私を照らしやがる。稽留流産の時は注射からの全身麻酔だったけど今回はボンベ??からの麻酔。獣医の開腹手術中と同じ要領なのかーと思いながら気が付いたら終わってた。よろしくお願いしますって多分ギリギリで言えた気がする。
術後は思っていたより辛くなかった。稽留の方がよほど辛くて痛かった。なので立ち上がろうとして看護師さんにダメダメと叫ばれる七海さん・・・馬鹿だねぇほんとに。
ストレッチャーからベッドに移されて運ばれた先は、婦人科病棟ではなく産科病棟・・・・・・いま空いてるの産科病棟しかなくて、婦人科が空いたらすぐに移動させますから。精神的に辛いだろうけどごめんなさいと言われました。いや別にいいんだけどね。たまに新生児の声がするくらいなら痛みを堪える呻き声とか叫び声とか聞きながら入院生活過ごすよりずっと静かじゃないか。
・・・・・・と思ってたんだけど。
なんとこの病院の産科、母子同室だったのだ!!
舐めてました。初日は次々に上がるオギャーに可愛ええのぅ新米ママさん頑張れだの余裕だったんだけど、2日目からは昼夜問わず響き渡る助けを求める新生児の悲鳴に辟易としてしまいまして。寝れないねありゃ。しかもママさんも新米ママだからあやし方とか何で泣いてるのか分からないから何時までも泣いてて早く看護師さん来てやれよって500回くらい思った。人の子供なのに退院するまでに泣き声で何して欲しいのか分かる程になっちゃったよ(笑)
元々体力だけは無駄にあるから術後の回復は恐ろしく早く(看護師さんに驚かれた)、次の日の朝に腹が減り過ぎてるのに朝飯飛ばされて(当たり前だけど)憤り、昼飯食う為に導尿カテ取ってもらって歩き回る七海さん。どこ見ても新生児が居る。遠目で見てる分には可愛い。ふにゃふにゃの赤ちゃん可愛い。あんな小さいのにゾワゾワと背筋に嫌な緊張を走らせるあの泣き声は本当にすごいね。不安しか感じない。
そしてウロウロし過ぎて看護師さんに怒られる七海さん。なるべく部屋にいてくださいと言われたので仕方なくイヤホンとテレビカードを買ってひたすらテレビを観まくって時間を潰すしかない。普段観ないからかもだけど、最近のテレビってめちゃくちゃ面白くないね。特に昼~夕方。ニュースとアニメしか結局観なかった。
2日目の採血でhCGの値が2000に落ち着いた。手術前の採血はなんとびっくりの6000。だから4人も医師が来たのね。研修医も居たのかな。子宮外妊娠なんて100人に1人だから良い事例になるのかな? しかも爆発しかけた卵管妊娠なんて結構レアなんじゃないか? ほんと良く生きてるな私・・・・・・死ななくて良かった。スラダンの映画観るまで絶対に死ねないけど。
暇すぎて調べたんだけど、7週というより出血量が多すぎたから緊急手術になったらしい。胎嚢がもう3センチ越えてて卵管破裂寸前だったらしい。凄いね。子宮まで降りてくれてたら産めたのかも知れないと、夜中に新生児の泣き声を聞きながらそんな事をずっと考えてた。
そんなこんなで地獄の入院生活が終わって帰宅して、家のなかの荒れ具合に泣き叫びそうになったけど、旦那の水子供養行こうの一言でとりあえず鼻水ぐじゅぐじゅの顔になった。
お片付けが出来なくてもお皿洗ってなくても、ちびの面倒をちゃんと見てくれて、私が4日も居ないという不安な気持ちを味わった上で水子供養なんて言葉が出てくる男だったとは8年の付き合いでも知らなかったよ・・・・・・惚れ直したわ。
とりあえずのんびり養生します。
気が動転していて騒いだのに優しい言葉をかけてくださった方々、本当にありがとうございます。本当に救われたよ・・・ありがとう。ゆっくり休んで、またお話書きに戻ってきますね♡♡