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『灰色』ご感想ありがとうございます!+お悩み期間についてご報告2019100120:15

 ご感想ありがとうございます~引っ越しでばたばたして返信が遅れてしまい申し訳ない…

 ぴたりと来るご感想すぎてコメントが思い浮かばないくらい「それですそれ…」なご感想で私は…うれしくて…

 苦痛の行きつく先、無感覚の虚無。どこにも行けない彼はもう外から助けが来るのを待つしかないのでしょうね…いや~救いがないなあ…自分で書いておいて救いがない…
 こういう人々の救いになるのが蟹なんですが、本作品世界に蟹はいないのでこう…現実寄り…
 管理人の手癖としてはファンタジーじゃないと人を救うのは難しい気がしますね…「お悩み期間」で色々なやなやしましたが…

 あ、そうだ、お悩み期間のご報告がまだだったのでここで一緒にしてしまいますね。
 トップのコメントでは方向性に悩んだ、と曖昧に説明しましたが、つまるところは「手癖で書くと絶望して終わったりバッドエンドだったり救いがないことになってしまう主人公たちを、作中でなんとか前向きにさせることはできないのか」という疑問を抱いたのです。
 前向きにさせることができないのか、というよりは、前向きにするべき、そうすべき、という強迫観念めいた思いと言った方が近いでしょう。
 私の作品の主人公たちはいつも後ろ向きでネガティブで、絶望を信じていて、理想に反して埋まらない現実へのギャップを抱えたままぐるぐると苦しんでいます。
 時に友情に救われることはあれど、基本構造は変わらず絶望です。
 ということに気付いてから、本当にこのままでいいのだろうか、このまま書き続けても主人公たちは後ろ向きのまま救われることはなく、生産性もなく、このような暗く独りよがりで絶望の創作を誰が喜ぶのだろう、なんて思ったりして…
 それで、主人公たちを前向きにさせられる方法を探すこと、それと、己の創作のやり方を把握して成長するために、お悩み期間を設けたのです。
 色々考えました。
 過去作を読んだり分析したりしました。色々な方に相談したり話を聞いたりもしました。
 しかし結局のところ、前を向かせる方法は見つかりませんでした。
 どう考えてみても、どう頑張ってみても、みんなちっとも前を向く気になってくれませんでした。
 でも、それならそれでいいんじゃないかとも思いました。
 彼らが絶望で収まるのなら絶望のままでもいいし、私がそう書いてしまうならそれでいいし、それで楽しいならそれでいいし、無理に前を向かせる必要なんてないし、無理して主人公を成長させようとするのはやめて、思うように好きなように絶望の主人公たちを書いてしまってもいいのではないか…そう思ったのです。
 現実と同じですね。絶望している人が無理に前を向く必要はなく、絶望したまま生きていたって全然構わないというあれ。それを創作にも適用したわけです。

 まあそういうわけで、私の創作お悩み期間は終わりました。
 そういうわけだったのです。フフフ。

 これからはね…どんどん絶望を書いてしまいますよ…絶望パリナイですよ…
 ときどきまた悩むこともあるかもしれませんが、そのときはまた別の悩みであることでしょう…ので、そのときは、また悩んでるよこいつ…と思って見守ってくださると幸いです。

 そんな感じです。

 そう、改めてご挨拶をしておきます。
 いつも読んでくださりありがとうございます。これからも当サイトの作品たちのことをよろしくお願いいたします。

 以上

2019/09/16 20:06