甲羅色の紫
トップページ
作品一覧
短編小説〔新〕
更新履歴
コメント返信
『蟹好きカミングアウト考』ご感想返信+蟹シリーズのかんたん設定語り
2019
08
14
20:04
お読みくださり&ご感想くださりありがとうございます~!
カミングアウト、一応イメージしていたものを言ってしまうと、「どうしても譲れぬ思想」の取り扱いや障害のカミングアウトを悪魔合体させたものでした。
なんだか微妙な結果になってしまった気がしなくもないですが、まあ実験作ということで…
>(微妙に納得いかない)
そうですよね…解釈わかりにくかったですよね…
ではここで散々ぼかして匂わせてきた蟹シリーズの共通設定の一部をちょっとだけ明かしてしまいましょうか…
最近の蟹シリーズの蟹は概念的存在です。不思議かつ独善的な人外です。
蟹は「救い」を求める人間を選別し、「選び」ます。
蟹は選んだ人間のパートナーとなり、人間の寿命まで共に生きます。
選ばれた人間は謎の蟹パワーによって人間社会からある程度隔絶されます。とりあえず元いたところから離れた地方に跳んだりします。
選ばれた人間が選ばれた後日常的に関係するのは基本、選んだ蟹、蟹に選ばれた他の人間、他の蟹のみになります。蟹の会社とか蟹の学校とかがあります。
ただしインフラやサービスなどは人間社会のものを使うので、完全に人間社会から離れるわけではありません。しかし基本的に、選ばれる前の知り合いなどと再会することなんかはないように謎の蟹パワーによって調整がなされています。
みたいな感じのふわっとした設定です。
この主人公が生きている時代はそんな蟹による「選別」や蟹によって人間が人間社会からある程度隔絶されてしまうことが問題視され始めている時代で、蟹ハンターなどが対抗措置を取ったりしています。
でもこの国では最終的に蟹に国が委託され蟹が国を治めるようになってしまうのでまあお察しというか、ユートピアなんだかなんなんだかということになりますがそれはまた別の話でというか、書かないかもしれませんが、そんな感じです。
取り扱いテーマは当初は「救い」とか「苦しみからの解放」「理想郷」だったのですが、書いているうちになんだか不穏な空気が漂ってきて、蟹という存在自体にもやや影が差し始めてきています。
気の向く限りこのシリーズは続いていくと思いますので、今後どういう展開になっていくのかはお楽しみにお待ちくだされば幸いです。
ご感想ありがとうございました!
2019/08/14 19:41
コメント返信TOP
TOP
読者登録
このサイトの読者登録を行います。
読者登録すると、このユーザーの更新履歴に新しい投稿があったとき、登録したアドレスにメールで通知が送られます。
ログインして読者登録
非会員で読者登録
『蟹好きカミングアウト考』ご感想返信+蟹シリーズのかんたん設定語り2019081420:04
カミングアウト、一応イメージしていたものを言ってしまうと、「どうしても譲れぬ思想」の取り扱いや障害のカミングアウトを悪魔合体させたものでした。
なんだか微妙な結果になってしまった気がしなくもないですが、まあ実験作ということで…
>(微妙に納得いかない)
そうですよね…解釈わかりにくかったですよね…
ではここで散々ぼかして匂わせてきた蟹シリーズの共通設定の一部をちょっとだけ明かしてしまいましょうか…
最近の蟹シリーズの蟹は概念的存在です。不思議かつ独善的な人外です。
蟹は「救い」を求める人間を選別し、「選び」ます。
蟹は選んだ人間のパートナーとなり、人間の寿命まで共に生きます。
選ばれた人間は謎の蟹パワーによって人間社会からある程度隔絶されます。とりあえず元いたところから離れた地方に跳んだりします。
選ばれた人間が選ばれた後日常的に関係するのは基本、選んだ蟹、蟹に選ばれた他の人間、他の蟹のみになります。蟹の会社とか蟹の学校とかがあります。
ただしインフラやサービスなどは人間社会のものを使うので、完全に人間社会から離れるわけではありません。しかし基本的に、選ばれる前の知り合いなどと再会することなんかはないように謎の蟹パワーによって調整がなされています。
みたいな感じのふわっとした設定です。
この主人公が生きている時代はそんな蟹による「選別」や蟹によって人間が人間社会からある程度隔絶されてしまうことが問題視され始めている時代で、蟹ハンターなどが対抗措置を取ったりしています。
でもこの国では最終的に蟹に国が委託され蟹が国を治めるようになってしまうのでまあお察しというか、ユートピアなんだかなんなんだかということになりますがそれはまた別の話でというか、書かないかもしれませんが、そんな感じです。
取り扱いテーマは当初は「救い」とか「苦しみからの解放」「理想郷」だったのですが、書いているうちになんだか不穏な空気が漂ってきて、蟹という存在自体にもやや影が差し始めてきています。
気の向く限りこのシリーズは続いていくと思いますので、今後どういう展開になっていくのかはお楽しみにお待ちくだされば幸いです。
ご感想ありがとうございました!
2019/08/14 19:41