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祐一さん、『電車は遠く』『春の不可逆』『埋まれればよかった』ご感想ありがとうございます!2019050120:55

 感想のご返信が令和になってしまい申し訳ない…一ヶ月間修行をしておりました。

▼『電車は遠く』
 確かに、本を読んで世界に入り込むこととこの主人公が電車に乗って電車に思いを馳せることとは似ていますね。トリップめいている。
 限られた場所、限られた条件でのみそれを果たすことができる。追いかけてくる現実から電車に乗って逃げられたらと夢想しつつも家に帰ると夢は覚めてしまう…そんな電車の話でした。

▼『春の不可逆』
 花を綺麗だと思う心は広いのですねえ…
>その時、その一瞬、その場限りの輝きだからこそ美しいんですよね。
 そうそう、そういうことを主人公は思っていたのです。わかっていただけて嬉しみ…
>正にその散っていくシーンが、これまでの流れからのもってきかたが上手いなと思いました。
 あら~嬉しいことを言ってくださいますね…ありがとうございます!
 久々に頭から終わりまで明るい話を書いた気がして、珍しいこともあるものだなあと思いつつ…共感していただけて嬉しかったです。

▼『埋まれればよかった』
 桜の木の下には死体が埋まっている、元は梶井基次郎という明治の文豪が書いた『桜の樹の下には』という短編小説からなんですよね。桜の木の下に死体が埋まっていることのよさについてやたら拘って語る、コメントし難い小説です。
 小説家は空想している…うむうむ、そうですね。小説を書く人は空想をしている…そしてその空想はとても楽しいものである。
>子供は自分でただただ、楽しむためだけに空想する。しかし、大人は辛い現実を見ないために、あるいは辛い現実の中に楽しさという名の希望を見出すために空想するのではないでしょうか。
 あー確かにそんな感じがしますね。ビュウ、大人になるって悲しいことなの…
 色々と考えてくださってありがとうございます。どうしようもない主人公でもこうやってそれを読んで色々考えてくださる読者さんがいるというのはありがたく救われるであろうことですね。

 ご感想ありがとうございました!

2019/04/04 22:59