マイクロノベル
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おやつの話
20241227(金)20:51「チョコレートがすきだがチョコは歯にわるいのでぐぬぬ…となっている。
ナッツは歯にいいのだが、胃によくないのでぐぬぬ…となっている」
「じゃあ何ならおいしくて身体にいいんだよ」
「無い」
「無いのか」
「たぶんあるけど、調べる気力が無い」
「あはは…」[[任意の製品名]]
20241226(木)17:51ゴミみたいな日々、ゴミみたいな家!
抜け出したいと思いますよね?
そんなあなたに!
『[[任意の製品名]]』!
これを使うと瞬時に家が崩壊し、一家離散することができます! さらに
使い終わったら売っていただくことで離散後の資金も安心!
これで明日は枕を高くして眠れるね、[[NAME1]]!
高くする枕もないけどね!
HAHAHA!ざりがに会議
20241226(木)17:51「書けなくなっちゃった、というのも難であるし、こういう短いものなら書けるのであるから、厳密には書けないとは言わないんじゃないかなあと側溝のざりがにが話し合っていた」理論武装
20241226(木)17:51「理論武装してやる…理論武装してやる…」
「何の話!?」電話
20241130(土)16:20電話がかかってきた。
電話は俺の家族構成全てを把握し、「おばあちゃんかおじいちゃんはいますか」と言ってきた。
俺は気持ち悪くなって電話を切った。手足に見えないセンサー糸が取り付けられてそれが動くたびに向こうに情報が行っているようで。
しつこい電話は鳴りやまない。今時電話でセールスというのも時代遅れなことだ。「おじいちゃんかおばあちゃん」宛なのだからそれは当然か。
ただ問題は、俺の「おじいちゃんもおばあちゃんも」両方鬼籍に入っているということだけど。
おわり。売れなかった
20241129(金)16:41「絵が描けない」男は言った。
「文が書けない」もう1人の男は言った。
二人で協力し、絵が描けない男は文を、文が書けない男は絵を描いて、大作同人誌が出来上がった。
それが売れなかったのは、2人とも営業が下手だったこともあるが、
「文は初めて書いた。絵はスランプで描けない」
「絵は初めて描いた。文はスランプで書けない」
だったからである。2024/11/14 20:35
20241114(木)20:36「流暢に喋るということができなくなってきている、Xでの喋り方を忘れてしまいました、でもXだけじゃない、喋り方そのものを忘れているから何の問題もありません」と言った█は元気にしているかな。【蟹】きょうはうみにいって、ざりがにをみました
20241112(火)20:41「きょうはうみにいって、ざりがにをみました」
「君それはざりがにじゃなくてロブスターじゃないか?」
「そうかも」
「そうだろうね」
「ろぶすたーはおいしいの?」
「美味しいよ、食べるかい」
「たべるー」
「茹でて差し上げよう」
「キャッキャ」
そしてぼくと蟹はろぶすたーをおいしくたべましたとさ。
おわり。【蟹】新・お誕生日は終わりゆく
20241026(土)17:58「お誕生日は終わりゆく」
「そうだね。いい一日だった?」
「どっちでもないかな、日常だった」
「そんなこと言って、非日常を楽しんだんじゃない?」
「秘密」
「君にも僕に言わない秘密ができたんだねえ」
「……」
「大丈夫さ」
絶望が和らいでも、蟹は消えない。【蟹】教師の噂
20241015(火)18:31「あの教師は蟹が無くならなかったことを気に病んでいるらしい」
「そりゃまた、どうして」
「蟹は多くの人を惑わす。それが無くならなかったのは、蟹ハンターを辞めてしまった自分のせいだと」
「勝手な思い込みだね。僕たちは人を惑わすけれど、だからってハントされるのはお門違いさ」
「人を惑わすとこは否定しないのか……」
「しないよ。怪異そのものだからね。危険じゃないか? できるだけ近づかない方がいい」
「そんな蟹に選ばれた俺たち人間のことも考えてくれよ」
「運が良かった、としか言いようがないね。そのままにしておくと死んでしまっていただろうから」
「恩着せがましい~!」
「事実なんだから仕方ないだろ?」
「はー……」
そんな蟹のことを好いてしまっている俺も俺だが。
蟹ハンター不足を嘆いた教師の噂。
