短編小説(2庫目)
目次
空はなお赤い
(2021/09/20)
――外に出ることはできない。空が落ちてくるから。なのにどうして俺は今生きているのだろう?
夢現の境、1200字。続きを読む
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それとノイズと■と
(2021/09/17)
――今から諸君に話すのは妄想の話だ。
――突然視界がノイズに覆われ、それは出てきた。
夢と現実、妄想と真実が曖昧になるホラー系、1600字。続きを読む
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猫が出る
(2021/09/16)
――本物の猫ではない、幻想の猫。
低温純文、1200字。続きを読む
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目の中で生きている
(2021/09/12)
──どこまでも追いかけてくる、目は消えない。
低温純文、900字。続きを読む
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八月は行く
(2021/09/02)
「8月……」
600字。続きを読む
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蟹は言った、青春したいと
(2021/08/29)
「青春したーい!」
久々の蟹もの、700字。続きを読む
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世界がゼリーになった日
(2021/08/28)
――いつからそうなっていたのかなんてことはもう、どうでもいいんだ。
低温純文、1200字。続きを読む
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勇者と魔法使いの相互無理解ライフ
(2021/06/09~)
相互無理解な勇者(男)と魔法使い(男)の話。続きを読む
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アポカリプスは夢うつつ
(2021/08/12)
──睡眠時間が一定値を超えると夢と現実の境が曖昧になる。……昔出会った詩人が言っていたことを、この身で体験する日が来るとは思わなかった。
終末の低温純文、1500字。続きを読む
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拝啓、夏
(2021/08/12)
──夏の様子を伺うためにコンビニに行って棒アイスを買ってきた。
低温純文、1700字。続きを読む
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コオロギは鳴く
(2021/08/10)
「本当は俺の家だけがまだ無事で、全ての家庭は足に占拠されてしまったのかもしれない。
外に出ても足があるかもしれないし、コンビニに行っても足があるかもしれないし、俺の会社も実はもう足だらけになっているのかもしれない」
低温純文、1200字。続きを読む
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空は青かったのだろう
(2021/08/09)
「人間の思考は正しい正しくないの問題ではない、それは知っているけれども「正しさ」を重んじるのが今の世の中であるのなら、足が蔓延るこの世ではプラスチックのような正しさをぼんやりと信じて生きるだけ」
低温純文、1500字。続きを読む
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野菜ジュースの証明
(2021/08/05)
──死んだような気がした。
低温純文、1100字。続きを読む
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足
(2021/07/28)
「足には意思がない、思考もきっとない。そのはず。足には頭がないから、自分の頭で考えることができないから、足は走っているだけ、何も考えずに叫んでいるだけで、足は悪くない。そう、誰も悪くはないんだ。きっと。そのはず。そのはずなのに」
低温純文、900字。続きを読む
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テレビ床の足
(2021/07/24)
「足が生えていた、たぶん、人間の足」
テレビが怖い主人公の話です。ホラー、2500字。続きを読む
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夏だ! 海だ! ほのぼのマン!
(2021/07/22)
「君は見に来てくれたんだね、ほのぼのマンを!」「違うって、無理矢理見させられてるんだって」
海の日短編、1500字。続きを読む
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真夏の幻影の火花
(2021/07/22)
「俺の頭はいつも何かに支配されている。幻覚だったり幻聴だったり思考だったり感情だったり。とにかく俺の思い通りにならない何かにいつも支配されている」
低温純文、1200字。続きを読む
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祖父はわからなくなった
(2021/07/12)
──そんな日々を過ごしているのだ、あの人は。
700字。続きを読む
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夕暮れ時の■人
(2021/07/11)
「さあもうこれで俺とお前は二人きりだ」
──と君は言った。
不思議系BL、1400字。続きを読む
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塔を建てながら
(2021/07/11)
「どうなってる?」
──とお前は言ったが俺の方がそれを聞きたいよ。
低温純文、1200字。続きを読む
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塔の勇者は旅立った
(2021/06/27)
異世界ファンタジー風低温純文、1700字。続きを読む
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勇者はずっと雪の中
(2021/07/01)
──それでよかったんだ。
異世界ファンタジーみのある低温純文、1000字。続きを読む
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塔の下の溶解
(2021/06/24)
──何もわからない。
低温純文、900字。続きを読む
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勇者はただただ塔を積む
(2021/06/20)
――勇者は魔王を倒した、ほどなくして世界は真っ暗になった。……その後どうなったかって? 知らない、だから塔を積んでいる。
異世界ファンタジー系純文、1200字。続きを読む
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うさぎの虚無
(2021/06/20)
――埋めても埋めても横にある。思い出してしまう。……それならどうする?
低温純文、1400字。続きを読む
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狂気の枷
(2021/06/12)
──そういうことになっている。
低温純文、700字。続きを読む
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劣化の塔
(2021/06/04)
――ならばどうする?
それは怠慢。
低温純文、1200字。続きを読む
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アラサー僧侶は■■された ~追放Eランクスタートだが突然生えた破壊魔法の才能で無双するから無問題~
(2021/06/03)
「ただ動けるだけの薬草じゃん。これなら回復薬飲めばいいし」王立冒険者ギルドに所属する僧侶の「俺」はある日突然所属パーティから追放されてしまう。失意の中でGランクから再出発しようとした「俺」だったが――『私が着いて行ってあげます』『パーティ登録はもうしておきました』新たな相棒を得、なぜか開花した破壊魔法の才能も使ってAランクまで駆け上がる! 蟷サ隕壹?迢よー■■■?
異世界ファンタジー、2800字。続きを読む
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失くし物の話
(2021/06/03)
――問う、何を? ……存在証明を? 喪を?
低温純文、1100字。続きを読む
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真実の階段
(2021/06/02)
そう、上るよりほかはないんだ。だって、それだけが――
不思議系低温純文、1100字。imuran氏の筋書きを基にして書いたコラボ作です。続きを読む
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幻影の塔
(2021/06/02)
──■は本当に忘れたのだろうか。
概念系終末低温純文、1100字。塔を積む系。続きを読む
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ほんとうの終末
(2021/05/31)
――何があっても何がなくても積んできた、積むしかできないから積んできた。
終末の低温純文、950字。続きを読む
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半透明の重力
(2021/05/27)
──凍り付いてゆく。
低温純文、1100字。続きを読む
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レモンイエローの信号
(2021/05/22)
「何かがおかしい、何がおかしいのか」
低温純文、1100字。続きを読む
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探し物の話
(2021/05/19)
それは俺の探し物の話。
何を探しているのかは「ここ」ではわからない、そういうことになっている。けれども話の中――「そこ」ではわかるかもな。
低温純文、1500字。続きを読む
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凍土の地下
(2021/05/12)
ーー知っても別に大したことないだろ。
不思議系低温純文、1200字。続きを読む
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残念ながら
(2021/05/09)
――わからないふりをしておこう。
狂気の純文、2400字。続きを読む
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凍土の泥
(2021/05/08)
――ジャミングの果てに待つのは凍結だ。
不思議系低温純文、1000字。続きを読む
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終末の黒い板
(2021/05/07)
「空から大きな黒い板が降ってきて世界を飲み込んでから■日が過ぎた」
低温不思議系純文、2200字。続きを読む
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終末の蟹
(2021/05/04)
「きみ、いたのかい」「それはこっちの台詞だ、無事だったのか」
蟹もの、500字。続きを読む
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夢幻の青
(2021/05/03)
──夢幻の境はますますぼやけるばかり、終いにはこの机や手や身体までもが夢に呑まれんとする毎日、というか、今がそれだ。
あぶない純文、1000字。続きを読む
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■■の夢
(2021/05/03)
不適応感のある男子高校生が謎世界に転移して人外と出会ったりのんびりしたりする話です。と書くとほのぼのして見えますが、空気感としては結構張り詰めている気がします。3700字。続きを読む
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影の河原
(2021/05/02)
――積んでいる。積んでいた。
低温純文、800字。続きを読む
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賽の河原(自己)
(2021/05/02)
──向き合っている、ような気がしているだけ。
不思議系低温純文、660字。続きを読む
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概念サバンナの今日たち
(2021/04/15~05/01)
夢と現の狭間、そこはサバンナ──現実の吹き溜まり。
上から下に話が進みます。続きを読む
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夢は終末
(2021/04/22)
──俺は対人関係ができない。
低温純文、1600字。続きを読む
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魔王が死んだ後の日のこと
(2021/04/14)
──孤独に死んだ魔王のことを覚えているのが俺だけなのは、なんだかとても寂しい、と。
それでも世界は変わらない。
低温異世界ファンタジー純文、1600字。続きを読む
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海に住む
(2021/04/12)
──心のどこかで永遠に辿り着けないと思っていた、しかしそれは思ったよりも近く。
明るめの低温純文、800字。続きを読む
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対の勇者は眠り続けた
(2021/04/05)
「自分が殺した存在を悼むことは間違っているのだろうか」
低温異世界ファンタジー純文、2000字。続きを読む
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月のある虚無
(2021/04/02)
「お腹が空いた」「君はいつもそうだなあ」
低温BL、800字。続きを読む
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