生存確認
リマスター版を経ての、自分なりの新たなサガフロ2のアニマ概念への考察まとめ
2025/04/10 00:32雑記SaGa
※これはサガフロ2リマスターのデータ引き継ぎ2周目で見られるシナリオで語られたシルマール先生の「ギュスターヴには特殊なアニマがあったのでは」という仮説から膨らませた考察になります。
リマスターの新シナリオ内容のネタバレ、パーフェクトワークス等の設定資料集ネタを多々含みますので、未クリアの人はご注意下さい。
まず前提として一つ説明しておくのがサガフロ2の舞台サンダイル世界におけるアニマの概念。
アニマというもの自体は1種類しか存在せず、アニマを宿す物質に術者が思い描くイメージによって様々な術の系統が形作られてます(術を使う際に媒体として水に宿ったアニマを使うなら冷たさや癒しのイメージ。炎に宿ったアニマを媒体として使うなら暖かさや生命力のイメージ等)
ほんで本題。リマスター版でのシルマール先生によるギュス様の特殊なアニマの仮説とか、後世のサンダイル世界の人が書いたという設定で出された『サンダイル年代記』でギュス様には本来あまりに強すぎるアニマがあって無意識に抑え込んでた結果術が使えなかったのではみたいな仮説とか、ゲーム作中の年代ではまだ未解明アニマ寄りとされる音術では金属なのにアニマ阻害効果がほぼ無いとされてる貴金属はツールの一種として使われてたりする(最たる例が作中で出てくる『銀環の杖』だけど、あれは公式イラストだと錫杖の形してて柄の飾りのシャラシャラとした音が音のアニマを作り出す模様)辺りからして、金属も人間がそれを別物として取り扱ってるだけでアニマの一種なんじゃないかなみたいな事をちょっと考えてみたんですよね。
物質の万物にアニマがあるなら、アニマが空っぽとされてたギュス様だってアニマがあるなら金属にも無きゃおかしいしね…
これはほんと、自分の妄想に近い考察でしか無いんですが、金属アニマの特性はアニマを『遮断』するんじゃなくて実際は逆に『吸収』しちゃう、なんじゃないかなって…本来アニマと呼ばれていたアニマが術という形で外部に影響を与える『プラスのアニマ』ならば、金属のアニマは周囲のアニマを取り込む『マイナスのアニマ』なのではないかと…リマスター後、ちょっと、思い始めてまして…
まあ理由として挙げますと
・金属がアニマを通さないなら何故鍛冶による加工技術があるのか
・ツールは術者がツール内のアニマを「引き出して」使ってるという事
・鉛の棺とエッグが安置されていた砂漠のメガリスの壁に張り巡らされた大量の配管
・偽ギュスターヴの愛剣ガラティーンの未解明クヴェルという設定
・ラストでの肥大化エッグのメタリック感
・リマスターで追加された術不能者は存在がバレにくいという設定
ってのがあるので、一つ一つ説明させていただきます(かなり文章が取っ散らかり気味ですが自分にはこれ以上上手く説明出来る気がしないのでご容赦下さい)
まず最初の『金属がアニマを通さないなら何故鍛冶による加工技術があるのか』
これはPS版時点から何でなんだろなって思ってた事なんですが、アニマを阻害するなら何故鉄を焼いて溶かしたり水で冷やして固めたりが可能なのかな…って話でして。鍛冶で金属加工が可能ならば明らかに炎や水のアニマによる熱変化の影響は受けてるはずなんですよね。
まあ鉄のアニマ阻害率も鉛ほどではないので遮断しきれなかった分のアニマによるものって考えられもしますが(というかそう納得してた)、遮断きしれなかった分と考えるより熱エネルギーという形でのアニマを金属が吸収してると考える方が自分としては納得がいくので…
次に『ツールは術者がツール内のアニマを「引き出して」使ってるという事』
術者自身のアニマを増幅させるクヴェルとは違い、ツールや自然物は術者がその対象に宿るアニマを引き出して術に転用してる訳ですが(なおツールはあくまで術を使う際のイメージを助ける補助具でしか無いので設定上はシルマール先生みたいな優れた術士ならツールなんて使わずとも本人のアニマのみで術ブッ放せる模様)、『引き出して使う』という時点で術者は他の物質からアニマの吸収…つまりマイナスのアニマの使い方をしてる訳ですよね。実際ツール内のアニマが減って形が維持出来なくなり崩壊する事でチップに変わる訳ですし。サンダイルの人達が無意識でというか当たり前のようにやってる事過ぎて認識してないだけで。
次に『鉛の棺とエッグが安置されていた砂漠のメガリスの壁に張り巡らされた大量の配管』
サガフロ2の世界サンダイルでは故人の遺体に野良アニマが入り込んでグールやスケルトンにならないように最もアニマ遮断率が高いとされてる鉛製の棺に入れて葬るって文化あるんですが、砂漠のメガリスを見るに野良アニマから中身を守るための鉛の箱という文化はエッグの作られた古代種族の時代にもあったんだと思います
ただ、エッグを鉛棺から取り出す事が出来るくらいの知能を持つ生命体(人間)が現れるまで待ち続けるだけならあんな血管みたいな配管付ける必要無いと思うんですよね。鉛が完全にアニマを遮断するなら&クヴェルを生み出すほどの技術あるならエッグ内のアニマが漏れないようにガッチリ密閉しとけばいいだけだし、鉛でアニマ遮断されてるならあのグロテスクな配管は無意味でしか無いのに鉛棺の周囲に滅茶苦茶へばり付いてるし、あと砂漠のメガリスって上部からずっと何か吸い込んでるし何かしら意味があったと思うんですよね
そこで思ったのが実際はメガリス周辺から取り込んだアニマを配管で送り込み、鉛棺に吸収、伝達させて更にそれをエッグに吸収させるという二度手間保護方法。分厚い壁で守られたまま一片のアニマも漏らさないどころかまだ吸収し続けるという貪欲手法。あのメガリス周辺が砂漠化してるのも案外エッグに周辺アニマを喰らい続けさせた影響かもしれない。って考え
次に『偽ギュスターヴの愛剣ガラティーンの未解明クヴェルという設定』
パーフェクトワークスによると「ギュスターヴの子孫を名乗った偽ギュスターヴが、常に携えているのがガラティーンという剣。引き出せるアニマが何か分からない未解明クヴェルである。しかし他の未解明クヴェルと同様に特殊な術を使えるという訳でもない。アニマに関してはまったく謎のクヴェルである」「ガラティーンは実はギュスターヴが造った鋼の剣の話を聞いて、エッグの力で造り出したクヴェルなのだ。防御に重きを置きつつも他の術的要素は排除して、斬るという能力だけを特化させた剣なのである」ってのがガラティーンの設定。
自分は未解明アニマ=クリス・アカラベスやブリムスラーヴス同様に星のアニマってずっと思ってたのでガラティーンの性能も星術によるものだと思ってましたが、今まで語った仮説を考えればエッグが造り出した(鍛冶ではなくメガリスとかのパワーを用いて作成した)金属アニマのクヴェルって線もありうるんじゃないかと思いまして…
(ゲーム内だと獣の長剣と同じデザインですが)ギュス様の鋼鉄剣を模してるという事で見た目は鋼鉄剣ぽい感じにしてると思うので…そのまんま金属を用いて造ってるならガワを鉄ぽくコーティングする必要も無いし、ガラティーンの斬る力はアニマを吸収(して、物質に宿るアニマ同士の繋がりを分断)させる事に特化させたという…さながら刃の部分にエッグのアニマ吸収能力を乗せた感じのクヴェル剣になってんのかなと推測。
次に『ラストでの肥大化エッグのメタリック感』
これねー…これに関してはねー…PS版だと画質の悪さ故にそうと判別しきれなかったのがリマスターで画質向上した事で「もしかしたらこうなんじゃないか」って考察出来るようになった感じ。
PS版だとぼんやりしてたから肥大化エッグのグレー掛かった色を『星のメガリス(※最後のメガリス)にて大量のアニマを取り込んだために内部に星が取り込まれたみたいな姿になってるのが肥大化して引き伸ばされた外殻越しにうっすら見える』みたいなデザインと思い込んでたんだけど…リマスターで画質綺麗になった結果「あれっ?意外と単純なメタリックカラーだな…?」て思いまして…
で、先程のガラティーンへの考察じゃないですが、もしかしたらエッグって合金的な素材で出来てるクヴェルなんじゃね?みたいな事をギュス様の特殊アニマの仮説を聞いた後でポンッと思い付きまして。
今まで語った考察の通り、もしも金属がアニマを遮断ではなく吸収する性質があるなら、エッグは鉛以上のアニマ吸収能力を持った超合金製のクヴェルって可能性も無くは無いと思うんですよ。
以上の理由から、アニマには実はプラスとマイナスがあり、金属は基本的にマイナスのアニマのために他の物に宿るアニマを吸収してしまう性質があるため術の阻害効果がある(貴金属ほどプラマイゼロに近く、逆に鉛レベルになると限りなくマイナスなので術を完全吸収してしまい全く影響を受けなくなってしまう)。そしてエッグのアニマ吸収能力は金属のそのマイナスアニマの性質を利用してたのではという仮説が思い付きました。
そして最後の理由の『リマスターで追加された術不能者は存在がバレにくいという設定』
これは赤いサソリ達の使うアニマ同化術(周囲のアニマと自身のアニマの『色』とも呼べるものを同じにする事で認識出来なくさせる)と似て非なるものだと思いますが、術不能者達は術を放つためのプラスのアニマの力が弱いかわりに周囲のアニマを取り込むマイナスのアニマが普通よりも強いので結果的に無意識のうちに周囲のアニマと同化してしまってるんじゃないかという仮説。
術不能者って術が使えない=術耐性が高い訳じゃないんですよね。むしろ術への抵抗力が普通の人より超低い。つまりこれって術不能者はアニマを吸収してしまうマイナスのアニマの作用が通常より高い体質とも言えると思うんですよね。
ギュス様がファイアブランドに触れても感応する事が無い、アニマが全く存在しないとされる体質だったのは、それでいてシルマール先生が幼少のギュス様に強いアニマを感じたのは、周囲に漂うアニマを吸収し続けられ、術という形ではアニマを放出する事の出来ない、プラスアニマを一切持たぬ完全なるマイナスアニマの力の持ち主…『人間でありながら金属アニマと同じ特性を持つ体質』だったんじゃないかなと。
『兄弟再会』にて判明する、ギュス様の中にずっとソフィー様のアニマがあった事も……ギュス様がアニマを取り込めるマイナスアニマ体質だったからこそ、ソフィー様のアニマはギュス様とずっと傍にいられたんじゃないかなと…そういう結論にいたりました。
……と、散々語ってきましたが、もしこのマイナスアニマ説を採用した場合、グスタフがギュス様の剣と相打ちにさせる形でエッグを破壊出来た理由が根底から大逆転する可能性あるんですよね。
本来であればエッグすら砕くレベルの驚異のアニマ遮断性をギュス様の鋼鉄剣が有していたから破壊出来た…って話のはずだったんですが……ギュス様が完全マイナスアニマ体質であり、更にギュス様がその身に取り込んだアニマが鋼鉄剣に流れ込みずっと放出される事無く剣の中に溜まっていってたんだとしたら………大量のアニマを取り込みパンッパンの水風船状態だったエッグにトドメ刺せたのは、持ち主であったギュス様によって鋼鉄剣の中に宿らされたアニマがあまりに膨大過ぎて、それを取り込んでしまった事でエッグがパンクさせられたからって可能性が出てくるので…
とはいえ、これはあくまでサガフロ2好きを何年も拗らせたファンによる考察の一つに過ぎませんが。全てを知るはサンダイルの理だけなので。
それでも「もしかしたらこういう可能性もあったのかもな」みたいな解釈の一つとして受け取って貰えたら幸いです。
リマスターの新シナリオ内容のネタバレ、パーフェクトワークス等の設定資料集ネタを多々含みますので、未クリアの人はご注意下さい。
まず前提として一つ説明しておくのがサガフロ2の舞台サンダイル世界におけるアニマの概念。
アニマというもの自体は1種類しか存在せず、アニマを宿す物質に術者が思い描くイメージによって様々な術の系統が形作られてます(術を使う際に媒体として水に宿ったアニマを使うなら冷たさや癒しのイメージ。炎に宿ったアニマを媒体として使うなら暖かさや生命力のイメージ等)
ほんで本題。リマスター版でのシルマール先生によるギュス様の特殊なアニマの仮説とか、後世のサンダイル世界の人が書いたという設定で出された『サンダイル年代記』でギュス様には本来あまりに強すぎるアニマがあって無意識に抑え込んでた結果術が使えなかったのではみたいな仮説とか、ゲーム作中の年代ではまだ未解明アニマ寄りとされる音術では金属なのにアニマ阻害効果がほぼ無いとされてる貴金属はツールの一種として使われてたりする(最たる例が作中で出てくる『銀環の杖』だけど、あれは公式イラストだと錫杖の形してて柄の飾りのシャラシャラとした音が音のアニマを作り出す模様)辺りからして、金属も人間がそれを別物として取り扱ってるだけでアニマの一種なんじゃないかなみたいな事をちょっと考えてみたんですよね。
物質の万物にアニマがあるなら、アニマが空っぽとされてたギュス様だってアニマがあるなら金属にも無きゃおかしいしね…
これはほんと、自分の妄想に近い考察でしか無いんですが、金属アニマの特性はアニマを『遮断』するんじゃなくて実際は逆に『吸収』しちゃう、なんじゃないかなって…本来アニマと呼ばれていたアニマが術という形で外部に影響を与える『プラスのアニマ』ならば、金属のアニマは周囲のアニマを取り込む『マイナスのアニマ』なのではないかと…リマスター後、ちょっと、思い始めてまして…
まあ理由として挙げますと
・金属がアニマを通さないなら何故鍛冶による加工技術があるのか
・ツールは術者がツール内のアニマを「引き出して」使ってるという事
・鉛の棺とエッグが安置されていた砂漠のメガリスの壁に張り巡らされた大量の配管
・偽ギュスターヴの愛剣ガラティーンの未解明クヴェルという設定
・ラストでの肥大化エッグのメタリック感
・リマスターで追加された術不能者は存在がバレにくいという設定
ってのがあるので、一つ一つ説明させていただきます(かなり文章が取っ散らかり気味ですが自分にはこれ以上上手く説明出来る気がしないのでご容赦下さい)
まず最初の『金属がアニマを通さないなら何故鍛冶による加工技術があるのか』
これはPS版時点から何でなんだろなって思ってた事なんですが、アニマを阻害するなら何故鉄を焼いて溶かしたり水で冷やして固めたりが可能なのかな…って話でして。鍛冶で金属加工が可能ならば明らかに炎や水のアニマによる熱変化の影響は受けてるはずなんですよね。
まあ鉄のアニマ阻害率も鉛ほどではないので遮断しきれなかった分のアニマによるものって考えられもしますが(というかそう納得してた)、遮断きしれなかった分と考えるより熱エネルギーという形でのアニマを金属が吸収してると考える方が自分としては納得がいくので…
次に『ツールは術者がツール内のアニマを「引き出して」使ってるという事』
術者自身のアニマを増幅させるクヴェルとは違い、ツールや自然物は術者がその対象に宿るアニマを引き出して術に転用してる訳ですが(なおツールはあくまで術を使う際のイメージを助ける補助具でしか無いので設定上はシルマール先生みたいな優れた術士ならツールなんて使わずとも本人のアニマのみで術ブッ放せる模様)、『引き出して使う』という時点で術者は他の物質からアニマの吸収…つまりマイナスのアニマの使い方をしてる訳ですよね。実際ツール内のアニマが減って形が維持出来なくなり崩壊する事でチップに変わる訳ですし。サンダイルの人達が無意識でというか当たり前のようにやってる事過ぎて認識してないだけで。
次に『鉛の棺とエッグが安置されていた砂漠のメガリスの壁に張り巡らされた大量の配管』
サガフロ2の世界サンダイルでは故人の遺体に野良アニマが入り込んでグールやスケルトンにならないように最もアニマ遮断率が高いとされてる鉛製の棺に入れて葬るって文化あるんですが、砂漠のメガリスを見るに野良アニマから中身を守るための鉛の箱という文化はエッグの作られた古代種族の時代にもあったんだと思います
ただ、エッグを鉛棺から取り出す事が出来るくらいの知能を持つ生命体(人間)が現れるまで待ち続けるだけならあんな血管みたいな配管付ける必要無いと思うんですよね。鉛が完全にアニマを遮断するなら&クヴェルを生み出すほどの技術あるならエッグ内のアニマが漏れないようにガッチリ密閉しとけばいいだけだし、鉛でアニマ遮断されてるならあのグロテスクな配管は無意味でしか無いのに鉛棺の周囲に滅茶苦茶へばり付いてるし、あと砂漠のメガリスって上部からずっと何か吸い込んでるし何かしら意味があったと思うんですよね
そこで思ったのが実際はメガリス周辺から取り込んだアニマを配管で送り込み、鉛棺に吸収、伝達させて更にそれをエッグに吸収させるという二度手間保護方法。分厚い壁で守られたまま一片のアニマも漏らさないどころかまだ吸収し続けるという貪欲手法。あのメガリス周辺が砂漠化してるのも案外エッグに周辺アニマを喰らい続けさせた影響かもしれない。って考え
次に『偽ギュスターヴの愛剣ガラティーンの未解明クヴェルという設定』
パーフェクトワークスによると「ギュスターヴの子孫を名乗った偽ギュスターヴが、常に携えているのがガラティーンという剣。引き出せるアニマが何か分からない未解明クヴェルである。しかし他の未解明クヴェルと同様に特殊な術を使えるという訳でもない。アニマに関してはまったく謎のクヴェルである」「ガラティーンは実はギュスターヴが造った鋼の剣の話を聞いて、エッグの力で造り出したクヴェルなのだ。防御に重きを置きつつも他の術的要素は排除して、斬るという能力だけを特化させた剣なのである」ってのがガラティーンの設定。
自分は未解明アニマ=クリス・アカラベスやブリムスラーヴス同様に星のアニマってずっと思ってたのでガラティーンの性能も星術によるものだと思ってましたが、今まで語った仮説を考えればエッグが造り出した(鍛冶ではなくメガリスとかのパワーを用いて作成した)金属アニマのクヴェルって線もありうるんじゃないかと思いまして…
(ゲーム内だと獣の長剣と同じデザインですが)ギュス様の鋼鉄剣を模してるという事で見た目は鋼鉄剣ぽい感じにしてると思うので…そのまんま金属を用いて造ってるならガワを鉄ぽくコーティングする必要も無いし、ガラティーンの斬る力はアニマを吸収(して、物質に宿るアニマ同士の繋がりを分断)させる事に特化させたという…さながら刃の部分にエッグのアニマ吸収能力を乗せた感じのクヴェル剣になってんのかなと推測。
次に『ラストでの肥大化エッグのメタリック感』
これねー…これに関してはねー…PS版だと画質の悪さ故にそうと判別しきれなかったのがリマスターで画質向上した事で「もしかしたらこうなんじゃないか」って考察出来るようになった感じ。
PS版だとぼんやりしてたから肥大化エッグのグレー掛かった色を『星のメガリス(※最後のメガリス)にて大量のアニマを取り込んだために内部に星が取り込まれたみたいな姿になってるのが肥大化して引き伸ばされた外殻越しにうっすら見える』みたいなデザインと思い込んでたんだけど…リマスターで画質綺麗になった結果「あれっ?意外と単純なメタリックカラーだな…?」て思いまして…
で、先程のガラティーンへの考察じゃないですが、もしかしたらエッグって合金的な素材で出来てるクヴェルなんじゃね?みたいな事をギュス様の特殊アニマの仮説を聞いた後でポンッと思い付きまして。
今まで語った考察の通り、もしも金属がアニマを遮断ではなく吸収する性質があるなら、エッグは鉛以上のアニマ吸収能力を持った超合金製のクヴェルって可能性も無くは無いと思うんですよ。
以上の理由から、アニマには実はプラスとマイナスがあり、金属は基本的にマイナスのアニマのために他の物に宿るアニマを吸収してしまう性質があるため術の阻害効果がある(貴金属ほどプラマイゼロに近く、逆に鉛レベルになると限りなくマイナスなので術を完全吸収してしまい全く影響を受けなくなってしまう)。そしてエッグのアニマ吸収能力は金属のそのマイナスアニマの性質を利用してたのではという仮説が思い付きました。
そして最後の理由の『リマスターで追加された術不能者は存在がバレにくいという設定』
これは赤いサソリ達の使うアニマ同化術(周囲のアニマと自身のアニマの『色』とも呼べるものを同じにする事で認識出来なくさせる)と似て非なるものだと思いますが、術不能者達は術を放つためのプラスのアニマの力が弱いかわりに周囲のアニマを取り込むマイナスのアニマが普通よりも強いので結果的に無意識のうちに周囲のアニマと同化してしまってるんじゃないかという仮説。
術不能者って術が使えない=術耐性が高い訳じゃないんですよね。むしろ術への抵抗力が普通の人より超低い。つまりこれって術不能者はアニマを吸収してしまうマイナスのアニマの作用が通常より高い体質とも言えると思うんですよね。
ギュス様がファイアブランドに触れても感応する事が無い、アニマが全く存在しないとされる体質だったのは、それでいてシルマール先生が幼少のギュス様に強いアニマを感じたのは、周囲に漂うアニマを吸収し続けられ、術という形ではアニマを放出する事の出来ない、プラスアニマを一切持たぬ完全なるマイナスアニマの力の持ち主…『人間でありながら金属アニマと同じ特性を持つ体質』だったんじゃないかなと。
『兄弟再会』にて判明する、ギュス様の中にずっとソフィー様のアニマがあった事も……ギュス様がアニマを取り込めるマイナスアニマ体質だったからこそ、ソフィー様のアニマはギュス様とずっと傍にいられたんじゃないかなと…そういう結論にいたりました。
……と、散々語ってきましたが、もしこのマイナスアニマ説を採用した場合、グスタフがギュス様の剣と相打ちにさせる形でエッグを破壊出来た理由が根底から大逆転する可能性あるんですよね。
本来であればエッグすら砕くレベルの驚異のアニマ遮断性をギュス様の鋼鉄剣が有していたから破壊出来た…って話のはずだったんですが……ギュス様が完全マイナスアニマ体質であり、更にギュス様がその身に取り込んだアニマが鋼鉄剣に流れ込みずっと放出される事無く剣の中に溜まっていってたんだとしたら………大量のアニマを取り込みパンッパンの水風船状態だったエッグにトドメ刺せたのは、持ち主であったギュス様によって鋼鉄剣の中に宿らされたアニマがあまりに膨大過ぎて、それを取り込んでしまった事でエッグがパンクさせられたからって可能性が出てくるので…
とはいえ、これはあくまでサガフロ2好きを何年も拗らせたファンによる考察の一つに過ぎませんが。全てを知るはサンダイルの理だけなので。
それでも「もしかしたらこういう可能性もあったのかもな」みたいな解釈の一つとして受け取って貰えたら幸いです。
