生存確認

サガフロ2リマスタークリア後感想まとめ

2025/04/10 00:21
雑記SaGa
リマスター版クリアしてからある程度言語化出来る程度には少し気持ちが落ち着いたので、とりあえず感想まとめ

最初に言いたいのはとにかく最高だったって事です。沢山のシナリオ追加による掘り下げで滅茶苦茶キャラへの解像度が上がった&16年間ずっとこの作品への感情拗らせまくってきた自分の心が救われたので…
個人的に「おー✨️」って思ったのは『ケルヴィンとマリーの婚礼』でのマリーがカンタールの元を離れた切っ掛けとケルヴィンのプロポーズ。『ヤーデ伯の息子たち』でエレノアさん達の事前調査がちゃんとヤーデ軍の動きに優位に働いてたんだなと実感した事。あと公式設定でのボルスの人となりが知れた事でサウスマウンドトップの戦いで何故あいつが深追いしたのかとかですね…PS版時代からここら辺の詳しい事情とかは知りたい気持ちあったので
あと…『或る英雄の最期』はあまりに不意打ち過ぎた…………ありがとう………ありがとう……(号泣)

いや、まあ不満点が無い訳じゃないですよ?
かなりシステムに救済入れてるとはいえ、やはり初見勢には(用語とかポッと出キャラの経歴とか)理解し難いんだろなぁって部分は残ったままだからライブラリーで術シンボルや資質やツールやチップやクヴェルの説明とか地名とか(あとクリア後で良いから関係図とか)の説明入れて欲しかったなあとか思ってるし、シルマール先生がPS版の歴史より26年も長生きしちゃってたり彼含めた数人が人間時代の偽ギュス関係者との絡み入れた事によりパーフェクトワークスと年表食い違っててかなり矛盾が生じたりしてるのでこれどうすんのよみたいな気持ちはあるので…

でも後者の不満点に関しては「これはリマスターという体のリメイクだ」という解釈で自分を納得させてます。そもそもPS版ではコーデリアが死んでラベールがウィルの嫁になるのが正史になってるはずなのにリマスター版は新シナリオの『ラベールの願い』がコーディー生存の世界線でシナリオ発生する時点でコーディー生存が正史になってる感あるし、2周目から見れる新シナリオの『或る英雄の最期』の内容はパーフェクトワークス及びアルティマニア設定じゃ『南の砦で』の1年後に亡くなったはずのシルマール先生がPS版の歴史より更に26年もで長生きする程に元気だった事で叶った「もしかしたらありえたかもしれないもう一つの世界線の結末」として受け入れてます。
あとこのまとめ書いてる最中に唐突に気付いたんですけど、リマ版シルマール先生がPS版より長生きした年月の26年間てPS版発売から今年で26周年だからですよね。確実にファンサ狙ってその分長生きさせたやん…

ちなみにギュス様生存ネタ、実は自分も考えた事はあるんですよね…
ただ、ギュス様自身も周囲もギュス様をフィニーの王族であり術不能者達の英雄という運命から逃れる事なんてそう簡単には許さなかっただろうし、剣を振るえない身にさせる事でギュス様自身にもはや歴史の表舞台に出る事など出来ないと納得させるっていう手段は思い付かなかったので…自分の考えてた生存ストーリーでは『砦で倒れてたギュス様をフリンが何とか救出し砦から連れ出すもギュス様は大怪我or大量に煙吸い込んで一度仮死状態になった影響で記憶喪失になってしまったので、フリンがもうギュス様が鋼の13世としての辛い人生を歩まずに済むように二人で別人として生きて余生を過ごす』みたいな感じでした。
なおナ国の片田舎で生きてた設定なので偶然そこを通ったヤーデ軍とケルヴィンがギュス様とフリンを発見するもフリンが「それで?ギュス様に思い出させてどうするの?ギュス様がどれだけ苦しんでいたのかはよく知っているはずなのに。もう一度その苦痛を味わわせたいの?」「もう、あの人を身分から解放してあげてよ。ギュス様はずっと頑張ってきたじゃないか。せめて余生くらいは肩書きを持たないただの一人の人間として、穏やかに暮らさせてあげてよ」って淡々と説いたり、ケルヴィンが記憶喪失のギュス様に対して「なあ、お前は今の生活が幸せか?」って問いかけたらギュス様が「まあ、昔の事を思い出せないのは不便だけど…ここの人達は俺みたいな術不能者でもごく普通に受け入れてくれるからな」って幸せそうに笑うもんだから「ああ…そうか、それがお前が本当に願っていたものなのか…」ってケルヴィンも何も言えなくなって、兵達にここでは何も見なかった事にするって告げながらそこを去るみたいなオチでした。ギュス様生存を知ってる上、結局貴族としての生き方しか知らない自分には彼に平穏な生き方を与えてやる事など出来ないと思い知らされちゃったからケルヴィンが余計報われない話(でも生存の隠蔽にシルマール先生とレスリーが関わってるのとギュス様が自覚してやってるか否かだけで、もしかしたらリマスター版もそれに近い事になってる可能性も否めないけど)

それと、リマスター版でのシルマール先生の言う普通の人とは違う特殊なアニマだっただけでギュス様にもアニマはあったのではという仮説にも救われました。
「亡くなった人のアニマは肉体を離れ還りまた巡る」というのならば、アニマが無いギュス様の魂はもう他の人と同じように還る事は出来ず一人だけそのまま消滅してしまうのかなと、そう考えたらやるせなくてずっと初プレイ時からの16年間拗らせてきたので………この仮説は救いになりましたね…レスリーもケルヴィンも亡くなった後でまたギュス様やフリンと再会して欲しい…

まあとにかく、王族かつ術不能者という生まれ故に波乱の人生しか歩めなかったはずのギュス様に何の肩書きも持たないただの普通の老人としての安らかな終わりを与えてくれて、アニマが無いギュス様だけは死後皆と同じようにアニマの循環の中に還る事は出来ないんじゃないかっていう初プレイ時からずっと抱え続けてきた悲観のクソデカ感情に一欠片の希望を与えてくれてありがとうの気持ちしかないです…本当に…本当に良かった……共に年食っておじいちゃんおばあちゃんになったギュスレスが見れる日が来るとは……これぞ本当に外で泣く光景…
こちとらアルティマニアの巻末小説の『Beender~終末をもたらす者』でもはや砦から逃げる事を諦めて毒入れた酒飲んで眠るように心中するギュス様とフリン見せられて脳を焼かれた人間だからさぁ…こんな…ギュス様とフリンが最後まで生き足掻こうとした果ての穏やかな世界線もあったってだけで尊さに蒸発するんですわー

リマスターを経て新たに沸いた考察話とかも一緒に書こうかと思ったんですが…あまりに量が多くなったのでそちらは次の記事に書かせていただきます

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