っあー……(天仰ぎ)ってなる読後感…
本屋で帯に惹かれて買ってから打ち切り後に同人誌としての個人販売になってからもずっとこの作品追っ掛けてきたけど……追い続けて良かったと思える最終巻だった
ヒトとそうでないものの狭間に在りながら、それでもオト達の人生はこれからも続いていくのだなっていう結末が…良いねぇ……

あと………良い年したおっさんが子供の頃のトラウマのせいで目の前の知り合いを加害者と誤認して幼児返りした口調で追い縋りながらもうやめてって言うの、この上なくドドド性癖な性分なので……極度のストレスに晒された事でオトのキメラ化が悪化してるのも含めて…あの……感情がすげぇもみくちゃにされちゃった…どうしてくれるんだよ。どうしてくれるんだよ。おい。どうしてくれるんだよ。おい…(落ち着け)
ドガに対する罪悪感もさー……あああ…
あとドガに「……お前には、私が何に見える？」って呟くオトの表情……普段どうにか飄々とした態度取り繕ってるおっちゃんのこういう陰のある表情すげぇ好き……

別にオトとハルの間にBL的なものは特に望んでは居ないけど(いや別にあってもどっちでも良いんだけど)、「ヒトとして死にたいというオトの願いを叶えるためなら僕は何でもする。僕は、何になってもいい」って銃構えて言い切るハルがさー…滅茶苦茶カッコいいなって…ヒトではないモノとして産まれてしまった年上の友を守るためなら人殺しも辞さないその覚悟が…

ドガとの短い期間だけど脳波での繋がりという深い関係からなる友情も素敵だなって思う…死んだらその時は海へ帰ってくればいいって……種族は違ってもドガにとってはもうオトは仲間なんだなぁ…

いやもう……ほんと…好き…ここまで描き切ってくれて感謝しかねぇ…