救出編
夢主名変更
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「誰っ!」
足音が聞こえジュディスが言うとユーリ達も警戒を強めその場を見た
そして足音が止まると
「・・・、やっと・・見つけた」
「「「!?」」」
其処には見慣れた、いや、ユーリ達が此処に来たエステル救出の目的、そして
「「「「「「「「「リア(ちゃん)!?」」」」」」」」」
もう一つの目的であったリアが少し荒くなった息を整え身体を引きずって立っていた
93.不落宮、復活
「リア!?」
重い身体を引きずっていたリアはユーリ達の姿を見た途端、安心したのか小さく笑うとそのまま身体の力が抜け倒れそうになった
「リア、大丈夫か」
「うん・・。ありがとう、ユーリ」
倒れそうになったリアを見て、ユーリ、セイ、アスラ、フキが駆け出しそのままユーリがリアを受け止めユーリを見てまた安心したのかリアは微笑んだ
だが、リアは所々に怪我をしていて更に息も荒くなっていた
「ヒドイ怪我・・・」
「あんた、また無茶して」
「これくらい、大丈夫よ」
「十分無茶していると思うけれど」
ジュディスの言葉にリアは苦笑した
「リアちゃん、何が遭ったの?」
「今まで何処にいたのじゃ」
「エステルと一緒じゃなかったの?」
「それにあの結界どうやって」
「ワウウン、ワン!」
皆、聞きたい事が沢山あったのか次々に質問してくる
「・・えと、一気に言われても困るんだけど・・・ι」
それでも心配してくれていたと言うのが伝わって来て思わず微笑みそのままユーリを見る
「ユーリ、時間がないから、先に行って」
「え?」
「この先に、エステルは居るはず。本当は私も行きたいけど親衛隊を撒くので手一杯だったから」
結界を破った、と言う意味も込めて、と言うのも皆自然と感じ取れた
どうやってと言うのが一番の問題点ではあるが、此処まで逃げて来る間に親衛隊と戦い、体力も削られ怪我も増えこれ以上一緒に行くのは難しいと言うのも見て取れた
「解った。セイ、アスラ、フキ、リアを頼んだ」
「「ああ」」「うん」
支えていたリアをセイに渡しユーリはリアを見るとリアは微笑んで頷いた
実際に時間がないのは確かだ
リアもそれを解っているから、ユーリ達にそう言いユーリもリアをセイ達に預けた
「気を付けてね。絶対に、エステルを・・助けてね」
「ああ」
リアの言葉にユーリ達は頷き、駆け出した
*
リアをセイ達に預け御剣の階梯へと続く扉を開けユーリ達は頂上へ向かい出した
頂上に近付くに連れエアルの乱れが酷くなっていくのが解った
この先にエステルとアレクセイがいる
皆頂上に近付くに連れ固唾を飲み更に緊張が走る
誰も、エステルのあの言葉を果たしたくない
そうさせない為に必ず助ける
フレンやヨーデル、そして先程別れたリアやセイ達の為にも
そして頂上に差し掛かると、あの時と同じように光結界に捕らわれているとエステルと傍らにアレクセイがいた
ユーリ達は頂上に着くと立ち止まりアレクセイとの間に暫く沈黙が流れた
その間は風の吹きすさむ音だけが響いていた
「・・・呆れたものだ。あの衝撃でも死なないとは」
最初に口を開いたのは余裕を見せるアレクセイだった
「危うくご期待に沿えるとこだったけどな」
ユーリの静かな声が一層空気を張り詰めさせる
「エステル返してぶっ倒されんのとぶっ倒されてエステル返すのと、どっちか選びな」
ユーリはちらりとエステルを見た後、アレクセイを睨み付けながらそう告げた
「月並みで悪いが、どちらも断ると言ったら?」
「じゃあオレが決めてやるよ」
ユーリは静かに言うと剣を抜き、構えた
だがアレクセイは振り返る事も無く、ただエステルを恍惚の表情で見つめている
「姫の力は本当に素晴らしかった。古の満月の子等と比べても遜色あるまい。人にはそれぞれ相応しい役回りというものがある。姫はそれを立派に果たしてくれた」
「用が済んだってんなら、尚の事返してもらうぜ」
少しの沈黙が流れた後、アレクセイはさらりと答えた
「いいとも」
聖核で術式結界を操り、エステルをユーリ達の方に向けた
「エステル!?」
術式結界から解放されたエステルは地面に降り立つ
だが、剣と盾を構えてユーリに向かって走って行き剣を振り翳した
「うおっ!!」
ユーリは咄嗟に剣でそれを受け止めるが、エステルの尋常じゃない力にユーリはその場から動けなくなってしまう
「エステル!! どうしたんだよ!」
「待って。操られているようよ」
「ぐっ・・・! 卑怯じゃ・・・卑怯なのじゃ、アレクセイ!」
ジュディスの言う通り、今のエステルは精神ダメージを受け自身を失っている為、アレクセイに良いように操られている
「取り戻してどうする? 姫の力はもう本人の意思ではどうにもならん。我がシステムによってようやく制御している状態なのだ。暴走した魔導器を止めるには破壊するしかない。諸君なら良く知っているはずだな」
「エステルを物呼ばわりしないで!!」
「ああ、まさしくかけがえのない道具だったよ、姫は。お前もだ、シュヴァーン。生き延びたのならまた使ってやる。さっさと道具らしく戻って来るが良い」
「シュヴァーンなら可哀想に、あんたが生き埋めにしたでしょが。俺はレイヴン。そこんとこよろしく」
「役回りがあるってのは同感だけどな、その中身は自分で決めるもんだろ」
「それで無駄な人生を送る者もいると言うのにかね。異な事を」
「自分で選んだなら受け入れるよ。自分で決めるってのはそう言う事だ!」
「無駄かどうかなんて、お前に決める権利なんかないのじゃ!」
「残念だな。何処までも平行線か」
アレクセイはそう言って剣を抜き、剣に埋め込まれた聖核の力が増し、エステルは更に剣に力を加える
「よせ、エステル! くっそおお!!」
その状況を楽しそうに見ていたアレクセイは、更に表情を歪めながらユーリ達を見つめた
「満月の子の役目はもう直ぐ終わる。後は彼女がいれば良いだけの事だ」
ユーリ達は襲い掛かって来るエステルの攻撃を交わしながらその言葉を聞いていた
「彼女って、リアちゃんの事かい」
「残念だったな。リアならオレ達の所に戻って来てるぜ」
「今はセイ達と一緒にいるわ」
「ふっ、そうか」
その言葉を予想していたのかアレクセイは小さく笑った
「予想してたような口振りね」
「親衛隊から話しは聞いているでしょうからね」
「それにしても何か可笑しいのじゃ」
「うん・・・」
その態度には何処か余裕が感じられた
「奴さんの計画にはリアちゃんが必要だった、はず・・なんだけどねぇ」
詳しくは解らないけど、と付け加えてレイヴンは言う
シュヴァーンも言霊使いの姫を連れて来いとしか命令されていなかった為、リアがどう使われるか解っていないのはヘラクレスにいた時にユーリ達も聞いていた
それでも、何かが引っかかっていた
「っくそっ!」
「きゃああっ!!」
エステルを傷つける事が出来ないにしろ、このまま襲い掛かって来られてはこちらの身が持たないと判断したユーリはそのまま急所を外した所に一撃を与え、何とかエステルの手から剣が離れた
「ふむ、パワーが足りなかったか?」
「きゃああああ!!」
言うとアレクセイは剣を抜きまた聖核から力が発せられるとエステルの周りに術式結界が浮かび聖核から光が発せられエステルは悲鳴を上げた
「エステ・・・うぐっ!!」
力が暴走し衝撃波がユーリ達を襲う
「諸君のお陰でこうして宙の戒典に変わる新しい『鍵』も完成した。礼と言っては何だが、我が計画の仕上げを見届けて頂こう。 ・・・真の満月の子の目覚めをな」
「大丈夫か」
「うん・・・。こうやって休んでれば」
場所は変わってこちらはリア達サイド
あの後リア達は場所を変え近くの部屋へと向かった
リアの傷の手当てをしようとも思ったがこれだけエアルが乱れているのだから神将 を呼ぶ訳にはいかないと言うリアの意見を聞きベッドに腰掛け軽い処置をして貰っている所だった
セイはリアの傷口に手を当て治癒術を掛けていく
「・・・それで」
「え?」
「どうやってあの結界破ったんだ」
「外からも中からも簡単に壊せるもんじゃないはずだぜ、あれは」
「・・・・」
傷の手当てを受けていると急にセイとフキにそう問われアスラも無言でリアを見つめる
「・・・ある人が、助けてくれたの」
「ある人?」
リアは意を決して言うとセイ達は疑問を抱きリアを見るとリアはそれ以上何も言わず俯いていた
「それって・・・「「!?」」」
「何?!」
アスラがその事を尋ねようとしていると急に窓の外から眩しい光が見え、リア達は窓際に移動した
帝都全体を漂っていたエアルの光がどんどん御剣の階梯の中央にいるエステルに取り込まれ青白い光を放ち、真上にある結界魔導器の紋章が連動するようにバチバチと光を放ち、白い閃光が一気に空を、雲を貫き、海の方へ飛んで行った
その衝撃で海の水が大きく立ち昇り、白い靄が消えた先には不思議な指輪の様な形をした遺跡が現れた
「・・・なっ・・・」
「あれは・・・ミョルゾの壁画にあった・・・」
「・・・ザウデ不落宮・・・」
「・・・間に合わなかった、か・・」
「・・・・」
突然帝都からだいぶ離れた海の向こうに現れた建物、ザウデ不落宮を見てリア達もユーリ達と同じように呆然としてしまった
続く
あとがき
わ~、此処で続いちゃったよぉ~ι
でも次回の事を考えると此処が一番キリが良かったので・・・
次回こそエステル救出にしよう!ww
2011.05.03
足音が聞こえジュディスが言うとユーリ達も警戒を強めその場を見た
そして足音が止まると
「・・・、やっと・・見つけた」
「「「!?」」」
其処には見慣れた、いや、ユーリ達が此処に来たエステル救出の目的、そして
「「「「「「「「「リア(ちゃん)!?」」」」」」」」」
もう一つの目的であったリアが少し荒くなった息を整え身体を引きずって立っていた
93.不落宮、復活
「リア!?」
重い身体を引きずっていたリアはユーリ達の姿を見た途端、安心したのか小さく笑うとそのまま身体の力が抜け倒れそうになった
「リア、大丈夫か」
「うん・・。ありがとう、ユーリ」
倒れそうになったリアを見て、ユーリ、セイ、アスラ、フキが駆け出しそのままユーリがリアを受け止めユーリを見てまた安心したのかリアは微笑んだ
だが、リアは所々に怪我をしていて更に息も荒くなっていた
「ヒドイ怪我・・・」
「あんた、また無茶して」
「これくらい、大丈夫よ」
「十分無茶していると思うけれど」
ジュディスの言葉にリアは苦笑した
「リアちゃん、何が遭ったの?」
「今まで何処にいたのじゃ」
「エステルと一緒じゃなかったの?」
「それにあの結界どうやって」
「ワウウン、ワン!」
皆、聞きたい事が沢山あったのか次々に質問してくる
「・・えと、一気に言われても困るんだけど・・・ι」
それでも心配してくれていたと言うのが伝わって来て思わず微笑みそのままユーリを見る
「ユーリ、時間がないから、先に行って」
「え?」
「この先に、エステルは居るはず。本当は私も行きたいけど親衛隊を撒くので手一杯だったから」
結界を破った、と言う意味も込めて、と言うのも皆自然と感じ取れた
どうやってと言うのが一番の問題点ではあるが、此処まで逃げて来る間に親衛隊と戦い、体力も削られ怪我も増えこれ以上一緒に行くのは難しいと言うのも見て取れた
「解った。セイ、アスラ、フキ、リアを頼んだ」
「「ああ」」「うん」
支えていたリアをセイに渡しユーリはリアを見るとリアは微笑んで頷いた
実際に時間がないのは確かだ
リアもそれを解っているから、ユーリ達にそう言いユーリもリアをセイ達に預けた
「気を付けてね。絶対に、エステルを・・助けてね」
「ああ」
リアの言葉にユーリ達は頷き、駆け出した
*
リアをセイ達に預け御剣の階梯へと続く扉を開けユーリ達は頂上へ向かい出した
頂上に近付くに連れエアルの乱れが酷くなっていくのが解った
この先にエステルとアレクセイがいる
皆頂上に近付くに連れ固唾を飲み更に緊張が走る
誰も、エステルのあの言葉を果たしたくない
そうさせない為に必ず助ける
フレンやヨーデル、そして先程別れたリアやセイ達の為にも
そして頂上に差し掛かると、あの時と同じように光結界に捕らわれているとエステルと傍らにアレクセイがいた
ユーリ達は頂上に着くと立ち止まりアレクセイとの間に暫く沈黙が流れた
その間は風の吹きすさむ音だけが響いていた
「・・・呆れたものだ。あの衝撃でも死なないとは」
最初に口を開いたのは余裕を見せるアレクセイだった
「危うくご期待に沿えるとこだったけどな」
ユーリの静かな声が一層空気を張り詰めさせる
「エステル返してぶっ倒されんのとぶっ倒されてエステル返すのと、どっちか選びな」
ユーリはちらりとエステルを見た後、アレクセイを睨み付けながらそう告げた
「月並みで悪いが、どちらも断ると言ったら?」
「じゃあオレが決めてやるよ」
ユーリは静かに言うと剣を抜き、構えた
だがアレクセイは振り返る事も無く、ただエステルを恍惚の表情で見つめている
「姫の力は本当に素晴らしかった。古の満月の子等と比べても遜色あるまい。人にはそれぞれ相応しい役回りというものがある。姫はそれを立派に果たしてくれた」
「用が済んだってんなら、尚の事返してもらうぜ」
少しの沈黙が流れた後、アレクセイはさらりと答えた
「いいとも」
聖核で術式結界を操り、エステルをユーリ達の方に向けた
「エステル!?」
術式結界から解放されたエステルは地面に降り立つ
だが、剣と盾を構えてユーリに向かって走って行き剣を振り翳した
「うおっ!!」
ユーリは咄嗟に剣でそれを受け止めるが、エステルの尋常じゃない力にユーリはその場から動けなくなってしまう
「エステル!! どうしたんだよ!」
「待って。操られているようよ」
「ぐっ・・・! 卑怯じゃ・・・卑怯なのじゃ、アレクセイ!」
ジュディスの言う通り、今のエステルは精神ダメージを受け自身を失っている為、アレクセイに良いように操られている
「取り戻してどうする? 姫の力はもう本人の意思ではどうにもならん。我がシステムによってようやく制御している状態なのだ。暴走した魔導器を止めるには破壊するしかない。諸君なら良く知っているはずだな」
「エステルを物呼ばわりしないで!!」
「ああ、まさしくかけがえのない道具だったよ、姫は。お前もだ、シュヴァーン。生き延びたのならまた使ってやる。さっさと道具らしく戻って来るが良い」
「シュヴァーンなら可哀想に、あんたが生き埋めにしたでしょが。俺はレイヴン。そこんとこよろしく」
「役回りがあるってのは同感だけどな、その中身は自分で決めるもんだろ」
「それで無駄な人生を送る者もいると言うのにかね。異な事を」
「自分で選んだなら受け入れるよ。自分で決めるってのはそう言う事だ!」
「無駄かどうかなんて、お前に決める権利なんかないのじゃ!」
「残念だな。何処までも平行線か」
アレクセイはそう言って剣を抜き、剣に埋め込まれた聖核の力が増し、エステルは更に剣に力を加える
「よせ、エステル! くっそおお!!」
その状況を楽しそうに見ていたアレクセイは、更に表情を歪めながらユーリ達を見つめた
「満月の子の役目はもう直ぐ終わる。後は彼女がいれば良いだけの事だ」
ユーリ達は襲い掛かって来るエステルの攻撃を交わしながらその言葉を聞いていた
「彼女って、リアちゃんの事かい」
「残念だったな。リアならオレ達の所に戻って来てるぜ」
「今はセイ達と一緒にいるわ」
「ふっ、そうか」
その言葉を予想していたのかアレクセイは小さく笑った
「予想してたような口振りね」
「親衛隊から話しは聞いているでしょうからね」
「それにしても何か可笑しいのじゃ」
「うん・・・」
その態度には何処か余裕が感じられた
「奴さんの計画にはリアちゃんが必要だった、はず・・なんだけどねぇ」
詳しくは解らないけど、と付け加えてレイヴンは言う
シュヴァーンも言霊使いの姫を連れて来いとしか命令されていなかった為、リアがどう使われるか解っていないのはヘラクレスにいた時にユーリ達も聞いていた
それでも、何かが引っかかっていた
「っくそっ!」
「きゃああっ!!」
エステルを傷つける事が出来ないにしろ、このまま襲い掛かって来られてはこちらの身が持たないと判断したユーリはそのまま急所を外した所に一撃を与え、何とかエステルの手から剣が離れた
「ふむ、パワーが足りなかったか?」
「きゃああああ!!」
言うとアレクセイは剣を抜きまた聖核から力が発せられるとエステルの周りに術式結界が浮かび聖核から光が発せられエステルは悲鳴を上げた
「エステ・・・うぐっ!!」
力が暴走し衝撃波がユーリ達を襲う
「諸君のお陰でこうして宙の戒典に変わる新しい『鍵』も完成した。礼と言っては何だが、我が計画の仕上げを見届けて頂こう。 ・・・真の満月の子の目覚めをな」
「大丈夫か」
「うん・・・。こうやって休んでれば」
場所は変わってこちらはリア達サイド
あの後リア達は場所を変え近くの部屋へと向かった
リアの傷の手当てをしようとも思ったがこれだけエアルが乱れているのだから
セイはリアの傷口に手を当て治癒術を掛けていく
「・・・それで」
「え?」
「どうやってあの結界破ったんだ」
「外からも中からも簡単に壊せるもんじゃないはずだぜ、あれは」
「・・・・」
傷の手当てを受けていると急にセイとフキにそう問われアスラも無言でリアを見つめる
「・・・ある人が、助けてくれたの」
「ある人?」
リアは意を決して言うとセイ達は疑問を抱きリアを見るとリアはそれ以上何も言わず俯いていた
「それって・・・「「!?」」」
「何?!」
アスラがその事を尋ねようとしていると急に窓の外から眩しい光が見え、リア達は窓際に移動した
帝都全体を漂っていたエアルの光がどんどん御剣の階梯の中央にいるエステルに取り込まれ青白い光を放ち、真上にある結界魔導器の紋章が連動するようにバチバチと光を放ち、白い閃光が一気に空を、雲を貫き、海の方へ飛んで行った
その衝撃で海の水が大きく立ち昇り、白い靄が消えた先には不思議な指輪の様な形をした遺跡が現れた
「・・・なっ・・・」
「あれは・・・ミョルゾの壁画にあった・・・」
「・・・ザウデ不落宮・・・」
「・・・間に合わなかった、か・・」
「・・・・」
突然帝都からだいぶ離れた海の向こうに現れた建物、ザウデ不落宮を見てリア達もユーリ達と同じように呆然としてしまった
続く
あとがき
わ~、此処で続いちゃったよぉ~ι
でも次回の事を考えると此処が一番キリが良かったので・・・
次回こそエステル救出にしよう!ww
2011.05.03