満月の子編
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「テムザ山・・・凄く久しぶりだね」
「うん・・・」
此処に来たのは人魔戦争が終わった後、そして此処に最後に来たのはもう5年程前だった
「思いに耽るのも良いが、そろそろ行かないとな」
「ああ、上から殺気が漂ってきてるしな」
兄さんとフキの言う通り、テムザ山の頂上付近からは妙な殺気が漂ってきている
そして足元には幾つもの足跡も残っている
その殺気も足跡も魔狩りの剣のものだった
「さっさと行って魔狩りの剣 蹴散らした方が良くないか?」
「そうだな。あいつ等ヤケにしつこいし、ジュディスもずっと一人で戦ってるだろうしな」
確かに魔狩りの剣は、ベリウスだけじゃなく何度もバウルを狙って来ているようだった
魔狩りの剣は魔物を刈るのが仕事、でも、妙にバウルに拘っている
それはカルボクラムでの事があるからかもしれない
ユーリやエステルの話しによれば、カルボクラムで巨大な魔物を見つけて戦おうとしていると、例の竜使い、ジュディスとバウルがその魔物を助けたという
ジュディスとバウルが助けたとなるなら、その魔物は間違いなく・・・
「とにかく、今はジュディスとバウルの所に向かおう!」
「「ああ」」「うん」
私は小さく頭を振って少しだけ気持ちを切り替えて、兄さんとアスラとフキと一緒に頂上へ向かって行った
68.Shower of melancholic.
頂上に近付くにつれ、戦っている音と殺気が近付いてくる
そしてある場所を見ればジュディスが魔狩りの剣相手に一人で戦っていた
「ジュディス!」
「行くぞ!」
「「うん」」「ああ」
兄さんの合図と共に剣を抜いて前線へと走り出す
「な、何だ、お前達は・・ぐあっ!」
「天地を揺るがす者よ、我等に仇なす者を今砕かん! ロックブレイク!!」
「「ぐああぁっ!!」」
兄さんとアスラとフキの攻撃が当たり、体勢を崩した所を見計らって私の魔術が当たり、魔狩りの剣達は地面に倒れる
「! リア、セイ!」
「よ、無事か」
「ジュディス、何処も怪我してない?」
「ええ、大丈夫よ」
私と兄さんがジュディスを心配していると魔狩りの剣が起き上がろうとしていた
「ほら、お前等はさっさと戻りな」
「これ以上はそっちの不利だと思うけど?」
フキとアスラは涼しい顔をして言うが、その言葉には何処か威圧感があった
「・・・っち」
それを感じてか魔狩りの剣は忌々しそうにしてこの場を離れて行った
「貴方達どうして此処に? ユーリ達と一緒じゃないのかしら?」
「ちょっとな。それより、こっちの方は大丈夫なのか?」
「ええ。でも、来てくれて助かったわ」
言うとジュディスは安堵の息を吐いたが、少しだけ顔色が優れない様子だった
多分、ずっとバウルを守る為に寝ないでいたのかもしれない
「ジュディス、ちょっとじっとしてて」
そう言って私はジュディスに近付き目を瞑ってある言葉を呟くと少しだけ温かい空気に包まれる
それは少しでも疲れを取る術だった
「・・・なんだか気が楽になった気がするわ」
「良かった・・・」
ジュディスはニコリと微笑んでくれて、やっと私も安堵して笑えた
「バウルは?」
「こっちにいるわ」
ジュディスはそう言って踵を返して、街の中を歩き出した
街、と言うより街の跡、と言った方が正しいのかもしれない
此処には昔、クリティア族が住んでいた街があった
けどこのテムザ山で人魔戦争が起こり、山も湖も削られ街もなくなった
その時にジュディスは此処でバウルに助けられたと言う
だからジュディスは恩人であり親友であるバウルを守ろうとしている
街の跡から少し離れた坂道を登りきると頂上に辿り着く
そして岩陰にある隙間に入り奥に進むと、広くなっている所にバウルはいた
「バウル! 良かった、無事で」
私はバウルの姿を見て安堵の息を吐いた
けど、バウルは小さく返事を返すとまた苦しそうな表情をした
「アスラ、フキ、バウルの様子は?」
「これなら後少し、って所だな」
「それまでは外で時間稼ぎしないとね」
「ああ」「ええ」
バウルは今新たな始祖の隷長になる為に成長しようとしている最中だった
その隙を狙ってなのか、魔狩りの剣はバウルを・・否、正確には聖核を狙っているのかもしれない
(どっちにしてもジュディスの相棒であり親友であり、私達の友達のバウルは絶対に傷つけさせない)
「・・・バウル、もう少しよ。頑張って」
「キュウゥゥン・・・」
私はバウルに優しく触れるとバウルは返事を返してくれた
「さて、じゃ、外の見張りは俺達がやってるからリアとジュディスは暫く此処にいろ」
「え、でも」
「リアはまだ本調子じゃないからジュディスと一緒に休んでて」
「リアが倒れたらまたあいつ等が五月蠅いからな」
言うと兄さんもアスラもフキも苦笑してそのまま外へと向かって行った
「本調子じゃないって、何か遭ったのかしら?」
「あ、うん。ジュディスにはちゃんと話さないとね」
そう言って私はジュディスにこれまでの事を話し出した
*
場所は変わってこちらはユーリ達サイド
ユーリ達はジュディスがテムザ山にいると思い、レイヴンの案内でテムザ山に向かっていた
「そう言えば、あの後リア達はどうしたんです?」
その質問はレイヴンに向けられてのものだったが、皆気になっていたのか歩きながらレイヴンに視線を向ける
「それなんだけど、おっさんがユニオンに戻った時にはもういなかったのよね。他の連中に聞いても知らないって言ってたし」
「じゃあリア達はそのまま何処かに行ってしまったって事かの?」
「多分ね」
「・・・リア達、もう戻って来ないのかな?」
「「・・・・」」
その言葉に皆黙ってしまい沈黙が流れ、自然とユーリを見ていた
この中で一番リア達の事を知っていて、心配をしているのは他の誰でもなくユーリだ
けど、ユーリもリア達が今何処にいるのか解らない状態だった
「きっと、仕事で離れてるだけでしょ」
その沈黙を破ったのは少しだけ焦った感じのリタだった
「そう、ですよね。きっとそうですよね」
「そうだよね」
「ほら、さっさと行くわよ。おっさん、さっさと案内して!」
「へいへいっと」
言ってレイヴンを先頭にリタ達は歩き出した
「ユーリ・・・」
ずっと無言だったユーリに声を掛けたのは少しだけ心配そうな顔をしたパティだった
「・・ん、どうした?」
「何でもないのじゃ。さ、ジュディ姐の所に行こうなのじゃ!」
ユーリは何事もなかったかのようにパティを見るとパティは少しだけ慌ててそう言うとリタ達の後を追い駆けて行った
「・・・あいつ等に気ぃ遣わせてるのはオレの方かもしれねえな」
ユーリは仲間達を見て隣にいるラピードにだけ聞こえるように言う
実際にジュディスの事やドンの事に関しての気持ちの整理はまだ付けられていない
そして、一番気がかりなのはリアとセイ達の事だった
一番身近にいたのにリア達について知らない事だらけで、同じように気持ちの整理が付かないのだった
「ワフ、」
「そうだな。オレ達も行くか」
「ワン!」
ラピードはユーリを見て一声鳴き、ユーリは薄く笑ってラピードと一緒に歩き出した
*
「じゃあ、ユーリ達とは会わずに此処に来たのね」
「うん・・・」
一通り話しを終えるとジュディスにユーリ達の事を聞かれた
「けど、今凄く不安そうな顔をしているわよ」
「・・・・」
ジュディスの言う通り、私は不安な顔をしていた
それはユーリに何も言わずに来た事、そして故郷で言われた事も気にしていた事も含め、だった
「この事、エステルがフェローに会いに行くって言ったらちゃんと話すつもりよ」
「リア自身もフェローに確かめなきゃいけない事あるから?」
「うん。でも今は此処でやらなきゃいけない事があるから」
「だからこっちを優先して来てくれたのね」
そう話しているとまた外が騒がしくなった
どうやらまた魔狩りの剣がやってきたようだった
それを確認して立ち上がろうとしているとジュディスに止められた
「・・・ジュディス?」
「リアは此処で休んでいて」
「でも、ジュディスの方が」
「セイ達が言っていたでしょう。貴女はまだ万全じゃないって」
「それならお互い様でしょ」
「でも私もアスラ達と一緒で怒られるのはイヤだもの」
誰に怒られるかは解らないけど、と付けて足してニコリとして言うとバウルを見て言う
「それに、バウルの側にリアがいてくれた方が私も安心出来るわ」
ジュディスはまたニコリとして言い、私もジュディスが思っている事が分かり直ぐに返事を返した
「解った。けど、ジュディスも気を付けてね」
「ええ」
私の返事を聞くとジュディスはそのまま外へと向かって行った
「・・・結界が少し弱まりだしてきたな」
結界を強めた後私はまたバウルへと向き合う
(結界で守られていても、此処でバウルを見ている事が今の私に出来る事)
「お互いに頑張ろうね、バウル」
「キュオォォン」
お互いに苦しい状況にいるからか自然とそう呟いていた
続く
あとがき
此処で続いたーー!!
まだユーリ達と合流出来てないよぉ~
でも次でやっと合流になると思います!!
それにしても此処の所シリアスで重い感じな話しばっかだなぁ~ι
ま、それももうちょいで終わると思いますι
あ、ロックブレイクの詠唱ですが、あれはパッと思いついたものなので、ゲーム本編で言ってるものじゃないですからねι
さてと、じゃ次書こう~!
Shower of melancholic.:行かなければならない所があるんです
2010.04.06
「うん・・・」
此処に来たのは人魔戦争が終わった後、そして此処に最後に来たのはもう5年程前だった
「思いに耽るのも良いが、そろそろ行かないとな」
「ああ、上から殺気が漂ってきてるしな」
兄さんとフキの言う通り、テムザ山の頂上付近からは妙な殺気が漂ってきている
そして足元には幾つもの足跡も残っている
その殺気も足跡も魔狩りの剣のものだった
「さっさと行って
「そうだな。あいつ等ヤケにしつこいし、ジュディスもずっと一人で戦ってるだろうしな」
確かに魔狩りの剣は、ベリウスだけじゃなく何度もバウルを狙って来ているようだった
魔狩りの剣は魔物を刈るのが仕事、でも、妙にバウルに拘っている
それはカルボクラムでの事があるからかもしれない
ユーリやエステルの話しによれば、カルボクラムで巨大な魔物を見つけて戦おうとしていると、例の竜使い、ジュディスとバウルがその魔物を助けたという
ジュディスとバウルが助けたとなるなら、その魔物は間違いなく・・・
「とにかく、今はジュディスとバウルの所に向かおう!」
「「ああ」」「うん」
私は小さく頭を振って少しだけ気持ちを切り替えて、兄さんとアスラとフキと一緒に頂上へ向かって行った
68.Shower of melancholic.
頂上に近付くにつれ、戦っている音と殺気が近付いてくる
そしてある場所を見ればジュディスが魔狩りの剣相手に一人で戦っていた
「ジュディス!」
「行くぞ!」
「「うん」」「ああ」
兄さんの合図と共に剣を抜いて前線へと走り出す
「な、何だ、お前達は・・ぐあっ!」
「天地を揺るがす者よ、我等に仇なす者を今砕かん! ロックブレイク!!」
「「ぐああぁっ!!」」
兄さんとアスラとフキの攻撃が当たり、体勢を崩した所を見計らって私の魔術が当たり、魔狩りの剣達は地面に倒れる
「! リア、セイ!」
「よ、無事か」
「ジュディス、何処も怪我してない?」
「ええ、大丈夫よ」
私と兄さんがジュディスを心配していると魔狩りの剣が起き上がろうとしていた
「ほら、お前等はさっさと戻りな」
「これ以上はそっちの不利だと思うけど?」
フキとアスラは涼しい顔をして言うが、その言葉には何処か威圧感があった
「・・・っち」
それを感じてか魔狩りの剣は忌々しそうにしてこの場を離れて行った
「貴方達どうして此処に? ユーリ達と一緒じゃないのかしら?」
「ちょっとな。それより、こっちの方は大丈夫なのか?」
「ええ。でも、来てくれて助かったわ」
言うとジュディスは安堵の息を吐いたが、少しだけ顔色が優れない様子だった
多分、ずっとバウルを守る為に寝ないでいたのかもしれない
「ジュディス、ちょっとじっとしてて」
そう言って私はジュディスに近付き目を瞑ってある言葉を呟くと少しだけ温かい空気に包まれる
それは少しでも疲れを取る術だった
「・・・なんだか気が楽になった気がするわ」
「良かった・・・」
ジュディスはニコリと微笑んでくれて、やっと私も安堵して笑えた
「バウルは?」
「こっちにいるわ」
ジュディスはそう言って踵を返して、街の中を歩き出した
街、と言うより街の跡、と言った方が正しいのかもしれない
此処には昔、クリティア族が住んでいた街があった
けどこのテムザ山で人魔戦争が起こり、山も湖も削られ街もなくなった
その時にジュディスは此処でバウルに助けられたと言う
だからジュディスは恩人であり親友であるバウルを守ろうとしている
街の跡から少し離れた坂道を登りきると頂上に辿り着く
そして岩陰にある隙間に入り奥に進むと、広くなっている所にバウルはいた
「バウル! 良かった、無事で」
私はバウルの姿を見て安堵の息を吐いた
けど、バウルは小さく返事を返すとまた苦しそうな表情をした
「アスラ、フキ、バウルの様子は?」
「これなら後少し、って所だな」
「それまでは外で時間稼ぎしないとね」
「ああ」「ええ」
バウルは今新たな始祖の隷長になる為に成長しようとしている最中だった
その隙を狙ってなのか、魔狩りの剣はバウルを・・否、正確には聖核を狙っているのかもしれない
(どっちにしてもジュディスの相棒であり親友であり、私達の友達のバウルは絶対に傷つけさせない)
「・・・バウル、もう少しよ。頑張って」
「キュウゥゥン・・・」
私はバウルに優しく触れるとバウルは返事を返してくれた
「さて、じゃ、外の見張りは俺達がやってるからリアとジュディスは暫く此処にいろ」
「え、でも」
「リアはまだ本調子じゃないからジュディスと一緒に休んでて」
「リアが倒れたらまたあいつ等が五月蠅いからな」
言うと兄さんもアスラもフキも苦笑してそのまま外へと向かって行った
「本調子じゃないって、何か遭ったのかしら?」
「あ、うん。ジュディスにはちゃんと話さないとね」
そう言って私はジュディスにこれまでの事を話し出した
*
場所は変わってこちらはユーリ達サイド
ユーリ達はジュディスがテムザ山にいると思い、レイヴンの案内でテムザ山に向かっていた
「そう言えば、あの後リア達はどうしたんです?」
その質問はレイヴンに向けられてのものだったが、皆気になっていたのか歩きながらレイヴンに視線を向ける
「それなんだけど、おっさんがユニオンに戻った時にはもういなかったのよね。他の連中に聞いても知らないって言ってたし」
「じゃあリア達はそのまま何処かに行ってしまったって事かの?」
「多分ね」
「・・・リア達、もう戻って来ないのかな?」
「「・・・・」」
その言葉に皆黙ってしまい沈黙が流れ、自然とユーリを見ていた
この中で一番リア達の事を知っていて、心配をしているのは他の誰でもなくユーリだ
けど、ユーリもリア達が今何処にいるのか解らない状態だった
「きっと、仕事で離れてるだけでしょ」
その沈黙を破ったのは少しだけ焦った感じのリタだった
「そう、ですよね。きっとそうですよね」
「そうだよね」
「ほら、さっさと行くわよ。おっさん、さっさと案内して!」
「へいへいっと」
言ってレイヴンを先頭にリタ達は歩き出した
「ユーリ・・・」
ずっと無言だったユーリに声を掛けたのは少しだけ心配そうな顔をしたパティだった
「・・ん、どうした?」
「何でもないのじゃ。さ、ジュディ姐の所に行こうなのじゃ!」
ユーリは何事もなかったかのようにパティを見るとパティは少しだけ慌ててそう言うとリタ達の後を追い駆けて行った
「・・・あいつ等に気ぃ遣わせてるのはオレの方かもしれねえな」
ユーリは仲間達を見て隣にいるラピードにだけ聞こえるように言う
実際にジュディスの事やドンの事に関しての気持ちの整理はまだ付けられていない
そして、一番気がかりなのはリアとセイ達の事だった
一番身近にいたのにリア達について知らない事だらけで、同じように気持ちの整理が付かないのだった
「ワフ、」
「そうだな。オレ達も行くか」
「ワン!」
ラピードはユーリを見て一声鳴き、ユーリは薄く笑ってラピードと一緒に歩き出した
*
「じゃあ、ユーリ達とは会わずに此処に来たのね」
「うん・・・」
一通り話しを終えるとジュディスにユーリ達の事を聞かれた
「けど、今凄く不安そうな顔をしているわよ」
「・・・・」
ジュディスの言う通り、私は不安な顔をしていた
それはユーリに何も言わずに来た事、そして故郷で言われた事も気にしていた事も含め、だった
「この事、エステルがフェローに会いに行くって言ったらちゃんと話すつもりよ」
「リア自身もフェローに確かめなきゃいけない事あるから?」
「うん。でも今は此処でやらなきゃいけない事があるから」
「だからこっちを優先して来てくれたのね」
そう話しているとまた外が騒がしくなった
どうやらまた魔狩りの剣がやってきたようだった
それを確認して立ち上がろうとしているとジュディスに止められた
「・・・ジュディス?」
「リアは此処で休んでいて」
「でも、ジュディスの方が」
「セイ達が言っていたでしょう。貴女はまだ万全じゃないって」
「それならお互い様でしょ」
「でも私もアスラ達と一緒で怒られるのはイヤだもの」
誰に怒られるかは解らないけど、と付けて足してニコリとして言うとバウルを見て言う
「それに、バウルの側にリアがいてくれた方が私も安心出来るわ」
ジュディスはまたニコリとして言い、私もジュディスが思っている事が分かり直ぐに返事を返した
「解った。けど、ジュディスも気を付けてね」
「ええ」
私の返事を聞くとジュディスはそのまま外へと向かって行った
「・・・結界が少し弱まりだしてきたな」
結界を強めた後私はまたバウルへと向き合う
(結界で守られていても、此処でバウルを見ている事が今の私に出来る事)
「お互いに頑張ろうね、バウル」
「キュオォォン」
お互いに苦しい状況にいるからか自然とそう呟いていた
続く
あとがき
此処で続いたーー!!
まだユーリ達と合流出来てないよぉ~
でも次でやっと合流になると思います!!
それにしても此処の所シリアスで重い感じな話しばっかだなぁ~ι
ま、それももうちょいで終わると思いますι
あ、ロックブレイクの詠唱ですが、あれはパッと思いついたものなので、ゲーム本編で言ってるものじゃないですからねι
さてと、じゃ次書こう~!
Shower of melancholic.:行かなければならない所があるんです
2010.04.06