満月の子編
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パティの事が遭ってから、リアの表情がいつも以上に曇っていた
エステル達と接する時はいつも通りに接していたが、オレ達から見れば表情が曇っていたのは直ぐに解った
宿に着けばいつも通り自由行動になり、オレはエステルの様子を見に行った後にリアの様子を見に行った
「・・・やっぱ此処にいたか」
リアを探しに来ると思っていた通り港の近くにいた
そしてフィエルティア号のバクルヘッドに腰掛けてボーと空を眺めながら考え事をしていた
「―― その昔、世界を滅亡に追い込む災厄が起こりました。」
フィエルティア号に近付こうとしていると、リアがエステルがさっき話してた古い伝承をぽつりと呟いた
オレはそれを聞きながらフィエルティア号の下に着きリアに声を掛けて船に乗りリアの前に行った
話すとやっぱパティの事を気にしていた
リアにしてみれば、共感出来る所があるから余計に考え込んでるのかもしれねえ
オレはそのままリアの腕を引き自分の方に引き寄せそのまま抱きしめ、声をかけるとリアは安心した顔をして微笑み返してオレの胸に顔を埋めた
51.アネモネ
ユーリに抱きしめられて少しして私はある事を思い、ぽつりと呟いた
「・・・ユーリに抱きしめられてると、なんだか落ち着く・・・」
「そうか?」
「うん・・。昔からなんだけど・・・でも、最近ちょっと思う事があるの」
そこで言葉を切り、少しだけあの時の事を思い出しながら続ける
「前にユーリとフレンに抱きしめられた時に思ったの。兄さんにこうされてる時と、ユーリとフレンにこうされてる時って、なんだか違う感じがするって」
「・・・!」
その言葉にユーリは驚いて目を瞠った
「安心感は同じなんだけど・・、何かが違う感じなの・・・」
私はそう言って更にユーリの胸に顔を埋めた
安心感は同じ、だけど、ユーリとフレンに抱きしめられてると、心が温かい感じになって、少しだけ心臓が脈を打つ・・・
これをそのまま口にすれば何かが解る気がするけど、何処かでそれは言ってはいけないと言っている
「・・・・」
ユーリはその言葉を聞くと何も言わなくなってしまい、私は少しだけ不思議に思ってゆっくりと顔を上げた
「・・ユーリ? ・・・っ!?」
途端、彼の顔が私の顔に近付き、そのまま私の唇に自分のそれを重ね、私を強く抱きしめた
「・・・っ!?///」
突然の事に驚いて目を瞠っていると、ゆっくりとその感覚が離れ、私は顔を赤く染め唇を手で押さえユーリを見た
「・・・ユーリ、・・今・・・」
何したの? と言おうとするが、ちゃんと言葉に出来ず私はそのまま固まってしまった
「・・・だよ」
「・・え?」
固まっているとユーリがぽつりと何か呟いたけど、それは私には聞こえなかった
「オレ、先に帰るわ。リアも早く戻れよ」
言うとユーリはそのまま踵を返して宿へと戻って行った
「・・・・」
けど、どことなくだけど、ユーリの表情が焦っているような複雑な感情だったのが背中から伝わった
あれから暫くして私はフィエルティア号から降りた
けど、まださっきの事が頭から離れないでいて今度は港の近くにある木箱の上に腰掛けて波の音を聞いていた
「・・・ユーリ、さっき何て言おうとしてたんだろう」
別れ際にユーリがぽつりと呟いた言葉が気になり思い返す
あれは私が悩んでいる事の答えを言ったのかもしれないし、違う事を言ったのかもしれない・・・
「っ///」
そしてまたユーリにキスされた事が頭を過ぎり、私は自然と唇に手を当てていた
「っ、ダメダメ。その事は考えちゃ///」
私は顔が赤いのを振り払うように頭を振り大きく深呼吸した
「・・・気持ちを落ち着かせないと、寝れそうにないな・・。久しぶりに歌おうかな・・・」
私は空に浮かぶ月を見つめて、ゆっくりと目を閉じて息を吸って歌い出した
―― 君と離れて僕を探して 幾千の夜を歩いた
その歌は温かさのある歌で、私がいつも下町で歌っていた歌だった
この歌を歌っていると下町にいる頃を思い出して、とても温かい気持ちになる
そして自然と気持ちが切り替わる気がして好きな曲だった
光は影の影は光の
果てまで付いて行くのだろう
僕が笑って生きていたのなら
鐘を鳴らして 君に知らせよう ――
パチパチパチ
「・・?」
ワンフレーズを歌い終わると突然拍手が聞こえゆっくりとその音が聞こえた方へ視線を向ける
「久しぶりに聞いたな、その歌」
「フレン!?」
「久しぶりだね、リア」
そこにいたのはフレンだった
フレンは驚いている私を見てニコリと笑って私の方に歩いて来る
「フレン、どうして此処に?」
「騎士団の任務でノードポリカに来ているんだ。リアもこの街に来てたんだね」
「うん。今日の夜着いたの」
「ユーリやエステリーゼ様も一緒に?」
「うん。そうだよ」
ユーリの名前に少しだけ反応してしまうけど、私は何事もなかったかのように返事を返した
「みんな今宿で休んでる所。私は寝付けなくて散歩してたの」
「そう言えば、リアは寝る前に散歩したり歌を歌っていたっけ」
「うん。そうすると気持ちが晴れてぐっすりと寝られるから」
昔から夜の散歩は好きだったし、寝る前に歌を歌うと気持ちが晴れてぐっすりと寝れていた
子供の頃は良くユーリもフレンも兄さんも、私の歌を聴いた後に寝ていた事もあったけど、最近は仕事の時しか歌っていなかったからなんだか懐かしい気分になっていた
「そう言えばフレンはどうして此処に?」
「少し剣の稽古をしようと思って出て来たんだ。そうしたら懐かしい歌と声が聞こえてね」
隊長に昇格しても、剣の稽古を怠らずにやっている所がフレンらしいな
「言うの遅くなっちゃったけど、隊長就任おめでとう」
「ありがとう、リア」
ユーリとエステルからフレンが隊長に就任したと言う事は聞かされていたけど、色々とバタバタとしてたから言えないでいたけど、こうやって直接会えて言えたから良かった
「・・・ところでリア」
「ん? 何?」
そう思って微笑んでいると急にフレンに呼ばれ振り向いた
「・・・ユーリと何か遭ったのかい?」
「・・・え?」
フレンの言葉に私は驚いてフレンを見ると心配そうな顔をして私を見ていた
「僕の気のせいかもしれないけど、ちょっと様子が可笑しかったから」
流石は幼馴染み、と言うべきなのか、少しの違いでも気付いてしまう
「・・・・」
「何か遭ったんだね」
「うん・・・」
私が少しだけ表情を曇らせているのを見てフレンは心配した顔をして私を見ていて、私は頷いてゆっくりと話し出した
「・・・さっき色々と遭って考え込んでたの。それでユーリが私を安心させる為に抱きしめてくれたの・・・。でね、前にフレンに抱きしめられた時があったでしょ」
「ああ」
「あの時とさっきユーリに抱きしめられてる時に、兄さんに抱きしめられてる時と、ユーリとフレンに抱きしめられてる時って、なんだか違う感じがするって、思ったの」
「・・!?」
そう言うとフレンはユーリと同じように驚いた顔をして目を瞠った
「安心感は同じ、だけど何かが違う感じなの、って話したらユーリ何も言わなくなっちゃって・・・」
「・・・・」
「・・? フレン・・・?」
そこまで話すとフレンもユーリと同じように何も言わなくなってしまったが、直ぐに言葉を続ける
「あ、いや・・・。それでその後はどうしたんだい?」
「その後・・は・・・、・・・れた///」
「え?」
「っ・・・///」
その後の事を思い出してしまい、私は俯いてぽつりと呟いたけど、それはちゃんと言葉になっていなく途切れ途切れだった
「・・・! フレ、・・んっ///」
顔を染めて俯いていると急に何かに包まれたような感じがして顔を上げるとフレンに抱きしめられていた
その直後、彼の顔が私の顔に近付きそのまま私の唇に自分のそれを重ね、私を強く抱きしめた
突然の事に驚いて目を瞠っていると、ゆっくりとその感覚が離れ、私はまた顔を赤く染め唇を手で押さえた
「・・・フレン・・・」
「ユーリにこうされた?」
「っ!?///」
その言葉に驚きまた顔が赤くなっていくのが自分でも解った
フレンは私の反応を見てやっぱり・・と言う顔をしていた
「えっと・・あの、・・・」
「フレン隊長!」
そう声が聞こえ声の聞こえた方に顔を向けると、ウィチル君がフレンを見つけてこちらに走って来ていた
「ごめん、そろそろ行くよ」
「あ、うん・・・」
「リアも早く宿に戻るんだよ。あんまり遅いとアスラが心配するよ」
「うん。じゃあ、また・・ね」
フレンは優しく微笑んで踵を返してウィチル君の方へ歩いて行った
けど、その背中はユーリと同じで何処か複雑なものが感じられた
・・・でも、
「一番複雑な思いをしてるのは、私だよ・・・」
私は複雑な表情を浮かべ、空に浮かぶ月を見てぽつりと呟いた
そして、胸が締め付けられるような、チクリとした痛みを感じた
続く
あとがき
お、終わった・・・何とか無事に書き終わりましたぁぁ~~~~!!
此処でユーリ、フレン、リアちゃん、それぞれ進展を入れたかったので頑張って書いてみました・・・
ユーリとフレンはリアちゃんが悩んでいる事に気が付いている様子ですが、等の本人はまだ解っていません
これからどうなっていくか楽しみですねぇ~w(毎回かなり悩んで書いてますがね・・・ι)
さ、次は何処まで進むかなぁ~?
頑張って書くぞ~!!
次回もお楽しみに(疲れたので今回は短めでι)
アネモネ(恋の苦しみ)
2010.02.10
エステル達と接する時はいつも通りに接していたが、オレ達から見れば表情が曇っていたのは直ぐに解った
宿に着けばいつも通り自由行動になり、オレはエステルの様子を見に行った後にリアの様子を見に行った
「・・・やっぱ此処にいたか」
リアを探しに来ると思っていた通り港の近くにいた
そしてフィエルティア号のバクルヘッドに腰掛けてボーと空を眺めながら考え事をしていた
「―― その昔、世界を滅亡に追い込む災厄が起こりました。」
フィエルティア号に近付こうとしていると、リアがエステルがさっき話してた古い伝承をぽつりと呟いた
オレはそれを聞きながらフィエルティア号の下に着きリアに声を掛けて船に乗りリアの前に行った
話すとやっぱパティの事を気にしていた
リアにしてみれば、共感出来る所があるから余計に考え込んでるのかもしれねえ
オレはそのままリアの腕を引き自分の方に引き寄せそのまま抱きしめ、声をかけるとリアは安心した顔をして微笑み返してオレの胸に顔を埋めた
51.アネモネ
ユーリに抱きしめられて少しして私はある事を思い、ぽつりと呟いた
「・・・ユーリに抱きしめられてると、なんだか落ち着く・・・」
「そうか?」
「うん・・。昔からなんだけど・・・でも、最近ちょっと思う事があるの」
そこで言葉を切り、少しだけあの時の事を思い出しながら続ける
「前にユーリとフレンに抱きしめられた時に思ったの。兄さんにこうされてる時と、ユーリとフレンにこうされてる時って、なんだか違う感じがするって」
「・・・!」
その言葉にユーリは驚いて目を瞠った
「安心感は同じなんだけど・・、何かが違う感じなの・・・」
私はそう言って更にユーリの胸に顔を埋めた
安心感は同じ、だけど、ユーリとフレンに抱きしめられてると、心が温かい感じになって、少しだけ心臓が脈を打つ・・・
これをそのまま口にすれば何かが解る気がするけど、何処かでそれは言ってはいけないと言っている
「・・・・」
ユーリはその言葉を聞くと何も言わなくなってしまい、私は少しだけ不思議に思ってゆっくりと顔を上げた
「・・ユーリ? ・・・っ!?」
途端、彼の顔が私の顔に近付き、そのまま私の唇に自分のそれを重ね、私を強く抱きしめた
「・・・っ!?///」
突然の事に驚いて目を瞠っていると、ゆっくりとその感覚が離れ、私は顔を赤く染め唇を手で押さえユーリを見た
「・・・ユーリ、・・今・・・」
何したの? と言おうとするが、ちゃんと言葉に出来ず私はそのまま固まってしまった
「・・・だよ」
「・・え?」
固まっているとユーリがぽつりと何か呟いたけど、それは私には聞こえなかった
「オレ、先に帰るわ。リアも早く戻れよ」
言うとユーリはそのまま踵を返して宿へと戻って行った
「・・・・」
けど、どことなくだけど、ユーリの表情が焦っているような複雑な感情だったのが背中から伝わった
あれから暫くして私はフィエルティア号から降りた
けど、まださっきの事が頭から離れないでいて今度は港の近くにある木箱の上に腰掛けて波の音を聞いていた
「・・・ユーリ、さっき何て言おうとしてたんだろう」
別れ際にユーリがぽつりと呟いた言葉が気になり思い返す
あれは私が悩んでいる事の答えを言ったのかもしれないし、違う事を言ったのかもしれない・・・
「っ///」
そしてまたユーリにキスされた事が頭を過ぎり、私は自然と唇に手を当てていた
「っ、ダメダメ。その事は考えちゃ///」
私は顔が赤いのを振り払うように頭を振り大きく深呼吸した
「・・・気持ちを落ち着かせないと、寝れそうにないな・・。久しぶりに歌おうかな・・・」
私は空に浮かぶ月を見つめて、ゆっくりと目を閉じて息を吸って歌い出した
―― 君と離れて僕を探して 幾千の夜を歩いた
その歌は温かさのある歌で、私がいつも下町で歌っていた歌だった
この歌を歌っていると下町にいる頃を思い出して、とても温かい気持ちになる
そして自然と気持ちが切り替わる気がして好きな曲だった
光は影の影は光の
果てまで付いて行くのだろう
僕が笑って生きていたのなら
鐘を鳴らして 君に知らせよう ――
パチパチパチ
「・・?」
ワンフレーズを歌い終わると突然拍手が聞こえゆっくりとその音が聞こえた方へ視線を向ける
「久しぶりに聞いたな、その歌」
「フレン!?」
「久しぶりだね、リア」
そこにいたのはフレンだった
フレンは驚いている私を見てニコリと笑って私の方に歩いて来る
「フレン、どうして此処に?」
「騎士団の任務でノードポリカに来ているんだ。リアもこの街に来てたんだね」
「うん。今日の夜着いたの」
「ユーリやエステリーゼ様も一緒に?」
「うん。そうだよ」
ユーリの名前に少しだけ反応してしまうけど、私は何事もなかったかのように返事を返した
「みんな今宿で休んでる所。私は寝付けなくて散歩してたの」
「そう言えば、リアは寝る前に散歩したり歌を歌っていたっけ」
「うん。そうすると気持ちが晴れてぐっすりと寝られるから」
昔から夜の散歩は好きだったし、寝る前に歌を歌うと気持ちが晴れてぐっすりと寝れていた
子供の頃は良くユーリもフレンも兄さんも、私の歌を聴いた後に寝ていた事もあったけど、最近は仕事の時しか歌っていなかったからなんだか懐かしい気分になっていた
「そう言えばフレンはどうして此処に?」
「少し剣の稽古をしようと思って出て来たんだ。そうしたら懐かしい歌と声が聞こえてね」
隊長に昇格しても、剣の稽古を怠らずにやっている所がフレンらしいな
「言うの遅くなっちゃったけど、隊長就任おめでとう」
「ありがとう、リア」
ユーリとエステルからフレンが隊長に就任したと言う事は聞かされていたけど、色々とバタバタとしてたから言えないでいたけど、こうやって直接会えて言えたから良かった
「・・・ところでリア」
「ん? 何?」
そう思って微笑んでいると急にフレンに呼ばれ振り向いた
「・・・ユーリと何か遭ったのかい?」
「・・・え?」
フレンの言葉に私は驚いてフレンを見ると心配そうな顔をして私を見ていた
「僕の気のせいかもしれないけど、ちょっと様子が可笑しかったから」
流石は幼馴染み、と言うべきなのか、少しの違いでも気付いてしまう
「・・・・」
「何か遭ったんだね」
「うん・・・」
私が少しだけ表情を曇らせているのを見てフレンは心配した顔をして私を見ていて、私は頷いてゆっくりと話し出した
「・・・さっき色々と遭って考え込んでたの。それでユーリが私を安心させる為に抱きしめてくれたの・・・。でね、前にフレンに抱きしめられた時があったでしょ」
「ああ」
「あの時とさっきユーリに抱きしめられてる時に、兄さんに抱きしめられてる時と、ユーリとフレンに抱きしめられてる時って、なんだか違う感じがするって、思ったの」
「・・!?」
そう言うとフレンはユーリと同じように驚いた顔をして目を瞠った
「安心感は同じ、だけど何かが違う感じなの、って話したらユーリ何も言わなくなっちゃって・・・」
「・・・・」
「・・? フレン・・・?」
そこまで話すとフレンもユーリと同じように何も言わなくなってしまったが、直ぐに言葉を続ける
「あ、いや・・・。それでその後はどうしたんだい?」
「その後・・は・・・、・・・れた///」
「え?」
「っ・・・///」
その後の事を思い出してしまい、私は俯いてぽつりと呟いたけど、それはちゃんと言葉になっていなく途切れ途切れだった
「・・・! フレ、・・んっ///」
顔を染めて俯いていると急に何かに包まれたような感じがして顔を上げるとフレンに抱きしめられていた
その直後、彼の顔が私の顔に近付きそのまま私の唇に自分のそれを重ね、私を強く抱きしめた
突然の事に驚いて目を瞠っていると、ゆっくりとその感覚が離れ、私はまた顔を赤く染め唇を手で押さえた
「・・・フレン・・・」
「ユーリにこうされた?」
「っ!?///」
その言葉に驚きまた顔が赤くなっていくのが自分でも解った
フレンは私の反応を見てやっぱり・・と言う顔をしていた
「えっと・・あの、・・・」
「フレン隊長!」
そう声が聞こえ声の聞こえた方に顔を向けると、ウィチル君がフレンを見つけてこちらに走って来ていた
「ごめん、そろそろ行くよ」
「あ、うん・・・」
「リアも早く宿に戻るんだよ。あんまり遅いとアスラが心配するよ」
「うん。じゃあ、また・・ね」
フレンは優しく微笑んで踵を返してウィチル君の方へ歩いて行った
けど、その背中はユーリと同じで何処か複雑なものが感じられた
・・・でも、
「一番複雑な思いをしてるのは、私だよ・・・」
私は複雑な表情を浮かべ、空に浮かぶ月を見てぽつりと呟いた
そして、胸が締め付けられるような、チクリとした痛みを感じた
続く
あとがき
お、終わった・・・何とか無事に書き終わりましたぁぁ~~~~!!
此処でユーリ、フレン、リアちゃん、それぞれ進展を入れたかったので頑張って書いてみました・・・
ユーリとフレンはリアちゃんが悩んでいる事に気が付いている様子ですが、等の本人はまだ解っていません
これからどうなっていくか楽しみですねぇ~w(毎回かなり悩んで書いてますがね・・・ι)
さ、次は何処まで進むかなぁ~?
頑張って書くぞ~!!
次回もお楽しみに(疲れたので今回は短めでι)
アネモネ(恋の苦しみ)
2010.02.10