満月の子編
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アーセルム号の船長室から出た私達はそのままフィエルティア号に戻る為、アーセルム号の甲板を歩いていた
「あの魔物、逃がしたままで良かったのかの・・・」
ふとパティの言葉が聞こえ、パティの後ろを歩いていた私とアスラと兄さんがパティを見た
パティはあの骸骨の魔物を逃がした事を気にしていて、少しだけ難しい顔をしていた
それはあの骸骨が立ち去り際にパティの事を見ていた事について、だろう
それは私達も気になってる事だし、私と兄さんとアスラも気になっている事はある
詳しくはフィエルティア号に戻ってから兄さんとアスラとフィエルティア号の護衛をしている兄さんの相棒の式であるフキと話しをするつもりだ
「お、戻って来たな」
そう考えていると私達の姿を見つけたフキが声を掛け、私達はフィエルティア号に戻った
49.ノードポリカへ
「ただいま、フキ」
「見張りご苦労さん」
「駆動魔導器はどうなったの?」
「直ったわよ」
「ふぁ~、良かったのじゃ」
「まったく次々トラブルに巻き込まれて・・・此処に残ったのが私じゃなかったら、あんた達置いてくわよ」
「そりゃ悪かった。今後の教訓にするよ」
「まったくもう・・・」
「ユーリはある意味トラブルメーカーだからね」
「オレだけかよ。つか、お前等も納得するな」
アスラの言葉にユーリは違うと否定していたけど、その言葉に私とエステルは苦笑し、兄さん達は皆同意して頷いていた
「駆動魔導器が壊れた原因は何だったのかしら?」
「それが急に動き出したのよね。訳が解らないわ」
「やっぱり、呪いってやつ?」
「さてな、」
「ちょっと、何よ、その変な誤魔化し方っ!?」
「扉は開かなくなる、駆動魔導器は動かなくなる、呪いっぽいよな」
「世界は広い、まだまだ人の知恵では解らん事は多いのじゃあ」
「年の割には大人びた事言う奴だな・・・」
「違うったら、違うのぉ!!」
「なんで、ボク・・・」
レイヴン、兄さん、ユーリが意地悪っぽく言うとリタは怯え、フキは年の割には大人びた事を言うパティを見ていた
そしてリタは最終的に怯えきって声が裏返りながらカロルにチョップを入れ、カロルはそのまま頭を抑えて蹲ってしまい、そんなカロルを私達は見ていた
「それにしてもみんな無事で良かったわよ」
「うちの首領が、無事じゃないけどな」
「うーむ・・・」
未だに頭を抑えて蹲っているカロルを見ているとパティが駆動魔導器を見て唸った
「どうしたの?」
「故障の原因は分からんが、どっちにしても相当ガタがきとるのじゃ。こんな古いポンコツ魔導器を使っとったら、いつか広い海の真ん中で難破する事必至じゃ」
「へえ、船絡みだと目端利くのね」
「ええ、そうなの!?」
パティの言葉を聞き私達は驚きと関心をし、そして今現在この船の持ち主であるカウフマンさんへと視線を向ける
「な、何よ・・・。分かった、分かったわよ、仕方ないわね。港に着いたら新調してあげる。それなら文句ないでしょ? もう、大サービスだわ」
「有り難う御座います」
「ほら、さっさと出るわよ。ノードポリカに行くんでしょ」
「そうね。そろそろ向かってもらえると私も嬉しいわ」
リタは直ぐにでもこの場から離れたいのか早くノードポリカに向かう事を言うと、カウフマンさんも取引先との事があるようで同じ事を言った
「じゃあパティ、また操船お願いします」
「了解なのじゃ!」
パティはそのまま舵の方へ駆けて行き、私達は本来の目的地であるノードポリカに向かいだした
アーセルム号を後にしてノードポリカへ向かう途中、私と兄さんとアスラとフキは船内に戻って船での出来事を話していた
「・・・じゃ、その辺に関しては故郷に戻って報告したら、調べてみる」
「ああ、頼んだぞ」
一通り話すとフキはそのまま姿を消して故郷へと戻って行った
(色々と思う所はあるけど、今はフキに任せて報告を待ってみよう・・・)
各々同じ事を思い、私達は部屋を後にして甲板に向かった
甲板に出ると既に日が沈み空は薄暗くなっていた
そして、北の方に大きな街が見え私達はその街に目を向けた
「あれがノードポリカね」
「うん、別名、闘技場都市!」
「かつては罪人同士を戦わせ、貴族達の熱狂と狂乱を呼んだ。現在はギルド、戦士の殿堂 が闘技場の運営権を持ち、市民の娯楽の場となっている、です」
「戦士の殿堂はね、ドンのギルド、天を射る矢にも匹敵する大きなギルドで・・・」
空に花火が打ち上げられその音にカロルの言葉が遮られる
「あら、綺麗」
「毎日がお祭り騒ぎってとこか。こりゃ良いわ」
「花火にお祭りにおでん、とってもマッチなのじゃ」
「どれ、俺様にも一本・・・」
レイヴンはパティが食べているおでんを貰おうとするが、パティはやらない、と言うようにレイヴンが伸ばした手をぺちっと叩いた
「あんたは遊びで来てんじゃねぇだろ」
「そうだった・・・。下っ端はつらいの~」
レイヴンはそう言って手を額に当て、はぁ・・・と溜息を吐いた
「ドンの使者なんだからベリウスに失礼の無いようにね!」
「何だよ、少年。俺様いつも礼を弁えてるぜ。うひゃひゃひゃ」
「大勢で旅するのは賑やかそうで良いの」
「五月蠅いだけだっての」
「お陰で依頼は無事完了よ。約束通り、積み荷を降ろしたらフィエルティア号は貴方達にあげるわ」
「やったね! ありがとう。大事にするよ」
「それでコゴール砂漠ってのは此処からまだ遠いのか?」
「ノードポリカのずっと西ね」
「え、でも途中に大きな山があるんじゃなかったっけ?」
「ちょっと歩きじゃ大変そうだな。近くまで船で行けねえか」
「きっと無理ね。砂漠に行く事自体珍しいのに船が着ける所があるとは思えない」
「ね、本当に行くつもり? 前も言ったけど、本当に危険な所なのよ。そんな所にあんた達行かせるわけには・・・じゃなくて・・・!」
「・・・心配なら心配って言えば良いのにね」
「言えない所がリタらしいけどな。見てて飽きねえし」
「入港するのじゃ」
リタは私とエステルにそう声をかけるが途中で言葉を切ってどう続けるか悩んでいた
その様子を私は小さく笑って見ていて、兄さんとアスラはそう呟き、パティの合図と共にフィエルティア号は港へと入って行った
「ご苦労様、どうもね」
「ううん、こちらこそ大助かりだよ」
「そうそう、お互い様って奴だ」
「あ、こ、これはカウフマンさん、い、いつも、お、お世話になって、い、います」
二人の言葉の後に、聞きなれない声がして私達はその声の方に顔を向ける
するとそこにいたのは細身の体をした男の人だった
その人はどもった口調でカウフマンさんに話し掛ける
「また何処かに遺跡発掘? 首領自ら赴くなんて、いつもながら感心するわ」
「い、遺跡発掘は、わ、私の生き甲斐、ですから」
「あれ、誰・・・?」
「遺講の門 の首領ラーギィよ」
「遺講の門? 何か覚えある・・・」
「そりゃあ、帝国魔導士の遺跡発掘をお手伝いしてるギルドだし」
「ああ、それで聞いた事あるのか」
リタは小声で隣にいた私とレイヴンに振り、私もレイヴンも小声で返すとリタは納得したような顔をしてラーギィさんを見ていた
「で、では、仲間を待たせてお、おりますので、こ、これで」
ラーギィさんはそう言って立ち去って行った
「いい人そうですね」
「ねえ、前に兵装魔導器を売ってるギルドの話をしてたわよね」
「海凶の爪か?」
「そこに魔導器の横流ししてんのあいつ等じゃない?」
「遺講の門は完全に白よ」
「なんでそう言い切れるんだ?」
「温厚で、真面目に、こつこつと。それが売りのギルドだからなぁ」
「・・・・・」
だが、リタは手を顎下に持っていて何か考えだした
「じゃ、もう行くわね。フィエルティア号、大事に使ってあげて。駆動魔導器の交換とトクナガの移送は手配しておくわ」
「ああ」
「凛々の明星、頑張ってね」
「はい!」
カロルの返事を聞くとカウフマンさんはニッコリとして私達から離れて行った
「・・・何処かの魔導士が魔導器横流ししてるとか? 笑えないわね」
「リタ」
「え? ああ、うん」
「んじゃ、うちは行くのじゃ」
「え? 何処へ?」
「うちにはうちのやる事があるのじゃ」
「宝探しか」
「じゃの。色々と世話になったな」
「うん。こちらこそ、船の操縦ありがとう」
「それじゃあ達者でな。道中気をつけろ」
「お前がな」
ユーリの言葉を聞くとパティはそのまま何処かへ走って行った
「んじゃ、こっちはこっちの仕事してきますかね」
「手紙、届けるのよね? ベリウスに」
「そそ」
「ボク達も行ってみようよ」
「そうだな。フェローの事、何か知ってそうだしな。挨拶がてら、おっさんをダシに会ってみようぜ」
「だだ漏れで聞こえてるんだが・・・それにしても・・・挨拶ねぇ」
「何? 何かあるの?」
「いや? なーんも?」
「ベリウスさんは何処にいるのです?」
「戦士の殿堂の首領だから、闘技場に行けば会えるんじゃないかな?」
「んじゃ、闘技場に行ってみるか」
そして私達はそのまま戦士の殿堂の拠点である闘技場へと向かいだした
続く
あとがき
とりあえずノードポリカ到着まで
リアちゃん達はアーセルム号での出来事を気にした様子でフキが故郷に調べに戻りましたが・・・この辺も気になる所です
さ、次回はベリウスに会いに行きます
そして追加イベントが!?
またまたどんな展開になってくるのか!
楽しみにしていて下さい
2010.02.06
「あの魔物、逃がしたままで良かったのかの・・・」
ふとパティの言葉が聞こえ、パティの後ろを歩いていた私とアスラと兄さんがパティを見た
パティはあの骸骨の魔物を逃がした事を気にしていて、少しだけ難しい顔をしていた
それはあの骸骨が立ち去り際にパティの事を見ていた事について、だろう
それは私達も気になってる事だし、私と兄さんとアスラも気になっている事はある
詳しくはフィエルティア号に戻ってから兄さんとアスラとフィエルティア号の護衛をしている兄さんの相棒の式であるフキと話しをするつもりだ
「お、戻って来たな」
そう考えていると私達の姿を見つけたフキが声を掛け、私達はフィエルティア号に戻った
49.ノードポリカへ
「ただいま、フキ」
「見張りご苦労さん」
「駆動魔導器はどうなったの?」
「直ったわよ」
「ふぁ~、良かったのじゃ」
「まったく次々トラブルに巻き込まれて・・・此処に残ったのが私じゃなかったら、あんた達置いてくわよ」
「そりゃ悪かった。今後の教訓にするよ」
「まったくもう・・・」
「ユーリはある意味トラブルメーカーだからね」
「オレだけかよ。つか、お前等も納得するな」
アスラの言葉にユーリは違うと否定していたけど、その言葉に私とエステルは苦笑し、兄さん達は皆同意して頷いていた
「駆動魔導器が壊れた原因は何だったのかしら?」
「それが急に動き出したのよね。訳が解らないわ」
「やっぱり、呪いってやつ?」
「さてな、」
「ちょっと、何よ、その変な誤魔化し方っ!?」
「扉は開かなくなる、駆動魔導器は動かなくなる、呪いっぽいよな」
「世界は広い、まだまだ人の知恵では解らん事は多いのじゃあ」
「年の割には大人びた事言う奴だな・・・」
「違うったら、違うのぉ!!」
「なんで、ボク・・・」
レイヴン、兄さん、ユーリが意地悪っぽく言うとリタは怯え、フキは年の割には大人びた事を言うパティを見ていた
そしてリタは最終的に怯えきって声が裏返りながらカロルにチョップを入れ、カロルはそのまま頭を抑えて蹲ってしまい、そんなカロルを私達は見ていた
「それにしてもみんな無事で良かったわよ」
「うちの首領が、無事じゃないけどな」
「うーむ・・・」
未だに頭を抑えて蹲っているカロルを見ているとパティが駆動魔導器を見て唸った
「どうしたの?」
「故障の原因は分からんが、どっちにしても相当ガタがきとるのじゃ。こんな古いポンコツ魔導器を使っとったら、いつか広い海の真ん中で難破する事必至じゃ」
「へえ、船絡みだと目端利くのね」
「ええ、そうなの!?」
パティの言葉を聞き私達は驚きと関心をし、そして今現在この船の持ち主であるカウフマンさんへと視線を向ける
「な、何よ・・・。分かった、分かったわよ、仕方ないわね。港に着いたら新調してあげる。それなら文句ないでしょ? もう、大サービスだわ」
「有り難う御座います」
「ほら、さっさと出るわよ。ノードポリカに行くんでしょ」
「そうね。そろそろ向かってもらえると私も嬉しいわ」
リタは直ぐにでもこの場から離れたいのか早くノードポリカに向かう事を言うと、カウフマンさんも取引先との事があるようで同じ事を言った
「じゃあパティ、また操船お願いします」
「了解なのじゃ!」
パティはそのまま舵の方へ駆けて行き、私達は本来の目的地であるノードポリカに向かいだした
アーセルム号を後にしてノードポリカへ向かう途中、私と兄さんとアスラとフキは船内に戻って船での出来事を話していた
「・・・じゃ、その辺に関しては故郷に戻って報告したら、調べてみる」
「ああ、頼んだぞ」
一通り話すとフキはそのまま姿を消して故郷へと戻って行った
(色々と思う所はあるけど、今はフキに任せて報告を待ってみよう・・・)
各々同じ事を思い、私達は部屋を後にして甲板に向かった
甲板に出ると既に日が沈み空は薄暗くなっていた
そして、北の方に大きな街が見え私達はその街に目を向けた
「あれがノードポリカね」
「うん、別名、闘技場都市!」
「かつては罪人同士を戦わせ、貴族達の熱狂と狂乱を呼んだ。現在はギルド、
「戦士の殿堂はね、ドンのギルド、天を射る矢にも匹敵する大きなギルドで・・・」
空に花火が打ち上げられその音にカロルの言葉が遮られる
「あら、綺麗」
「毎日がお祭り騒ぎってとこか。こりゃ良いわ」
「花火にお祭りにおでん、とってもマッチなのじゃ」
「どれ、俺様にも一本・・・」
レイヴンはパティが食べているおでんを貰おうとするが、パティはやらない、と言うようにレイヴンが伸ばした手をぺちっと叩いた
「あんたは遊びで来てんじゃねぇだろ」
「そうだった・・・。下っ端はつらいの~」
レイヴンはそう言って手を額に当て、はぁ・・・と溜息を吐いた
「ドンの使者なんだからベリウスに失礼の無いようにね!」
「何だよ、少年。俺様いつも礼を弁えてるぜ。うひゃひゃひゃ」
「大勢で旅するのは賑やかそうで良いの」
「五月蠅いだけだっての」
「お陰で依頼は無事完了よ。約束通り、積み荷を降ろしたらフィエルティア号は貴方達にあげるわ」
「やったね! ありがとう。大事にするよ」
「それでコゴール砂漠ってのは此処からまだ遠いのか?」
「ノードポリカのずっと西ね」
「え、でも途中に大きな山があるんじゃなかったっけ?」
「ちょっと歩きじゃ大変そうだな。近くまで船で行けねえか」
「きっと無理ね。砂漠に行く事自体珍しいのに船が着ける所があるとは思えない」
「ね、本当に行くつもり? 前も言ったけど、本当に危険な所なのよ。そんな所にあんた達行かせるわけには・・・じゃなくて・・・!」
「・・・心配なら心配って言えば良いのにね」
「言えない所がリタらしいけどな。見てて飽きねえし」
「入港するのじゃ」
リタは私とエステルにそう声をかけるが途中で言葉を切ってどう続けるか悩んでいた
その様子を私は小さく笑って見ていて、兄さんとアスラはそう呟き、パティの合図と共にフィエルティア号は港へと入って行った
「ご苦労様、どうもね」
「ううん、こちらこそ大助かりだよ」
「そうそう、お互い様って奴だ」
「あ、こ、これはカウフマンさん、い、いつも、お、お世話になって、い、います」
二人の言葉の後に、聞きなれない声がして私達はその声の方に顔を向ける
するとそこにいたのは細身の体をした男の人だった
その人はどもった口調でカウフマンさんに話し掛ける
「また何処かに遺跡発掘? 首領自ら赴くなんて、いつもながら感心するわ」
「い、遺跡発掘は、わ、私の生き甲斐、ですから」
「あれ、誰・・・?」
「
「遺講の門? 何か覚えある・・・」
「そりゃあ、帝国魔導士の遺跡発掘をお手伝いしてるギルドだし」
「ああ、それで聞いた事あるのか」
リタは小声で隣にいた私とレイヴンに振り、私もレイヴンも小声で返すとリタは納得したような顔をしてラーギィさんを見ていた
「で、では、仲間を待たせてお、おりますので、こ、これで」
ラーギィさんはそう言って立ち去って行った
「いい人そうですね」
「ねえ、前に兵装魔導器を売ってるギルドの話をしてたわよね」
「海凶の爪か?」
「そこに魔導器の横流ししてんのあいつ等じゃない?」
「遺講の門は完全に白よ」
「なんでそう言い切れるんだ?」
「温厚で、真面目に、こつこつと。それが売りのギルドだからなぁ」
「・・・・・」
だが、リタは手を顎下に持っていて何か考えだした
「じゃ、もう行くわね。フィエルティア号、大事に使ってあげて。駆動魔導器の交換とトクナガの移送は手配しておくわ」
「ああ」
「凛々の明星、頑張ってね」
「はい!」
カロルの返事を聞くとカウフマンさんはニッコリとして私達から離れて行った
「・・・何処かの魔導士が魔導器横流ししてるとか? 笑えないわね」
「リタ」
「え? ああ、うん」
「んじゃ、うちは行くのじゃ」
「え? 何処へ?」
「うちにはうちのやる事があるのじゃ」
「宝探しか」
「じゃの。色々と世話になったな」
「うん。こちらこそ、船の操縦ありがとう」
「それじゃあ達者でな。道中気をつけろ」
「お前がな」
ユーリの言葉を聞くとパティはそのまま何処かへ走って行った
「んじゃ、こっちはこっちの仕事してきますかね」
「手紙、届けるのよね? ベリウスに」
「そそ」
「ボク達も行ってみようよ」
「そうだな。フェローの事、何か知ってそうだしな。挨拶がてら、おっさんをダシに会ってみようぜ」
「だだ漏れで聞こえてるんだが・・・それにしても・・・挨拶ねぇ」
「何? 何かあるの?」
「いや? なーんも?」
「ベリウスさんは何処にいるのです?」
「戦士の殿堂の首領だから、闘技場に行けば会えるんじゃないかな?」
「んじゃ、闘技場に行ってみるか」
そして私達はそのまま戦士の殿堂の拠点である闘技場へと向かいだした
続く
あとがき
とりあえずノードポリカ到着まで
リアちゃん達はアーセルム号での出来事を気にした様子でフキが故郷に調べに戻りましたが・・・この辺も気になる所です
さ、次回はベリウスに会いに行きます
そして追加イベントが!?
またまたどんな展開になってくるのか!
楽しみにしていて下さい
2010.02.06