水道魔導器奪還編
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「エアルの異常で魔導器が暴走、その所為で魔物が凶暴化・・・。それがあいつの言うひずみと関係あるなら、この場所だけじゃすまないのかも」
「さっきからぶつぶつと・・・」
出口付近に近付いた途端、急に地響きが聞こえだした
「うわっ、何!? また魔物の襲撃?」
「とりあえず、木の隅に隠れて!」
地響きがこちらに向かって来ている事に気付き私達は木の隅に隠れた
「リア、カロル、頭上げんなよ!」
木の隅に隠れたと同時にユーリからそう言われ虫が苦手な私とカロルはそのまま屈んでいた
恐らくエアルの暴走が収まったので暴走していた魔物達が住処に戻って来たのだろう
暫くして振動が収まり私達は立ち上がると入り口に傷だらけになって座っている人達が見えた
31.Trying skill
「リア、あれ」
そこにいたのはドンと天を射る矢が数人いた
私達はゆっくりドンに近付くとドンは私達に気付きこちらに視線を向けた
「・・・てめえらが何かしたのか?」
「何かって何だ?」
「暴れまくってた魔物が突然大人しくなって逃げやがった。何ぃやった?」
「・・・ユーリ、あれです。エアルの暴走が止まったから・・・」
「ボク達がエアルの暴走を止めたから、魔物も大人しくなったんです!」
カロルは嬉しそうにドンに言うが、暴走を止めたのはデュークだ
デュークが持っていたあの剣がエアルの暴走を止めたのだ
「エアルの暴走? ほぉ・・・」
「何、おじいさん、あんた何か知ってんの!?」
「いやな、ベリウスって俺の古い友達がそんな話しをしてた事があってな」
「・・・ドンが南のベリウスと友達って本当だったんだ・・・」
「何よ、そのベリウスって言うの」
「ノードポリカで闘技場の首領をしてる人だよ」
「ノードポリカ・・・」
「ん? そこにいるのは情報屋のルーティア兄妹か?」
「「え?」」
ドンの言葉に驚きユーリ達は私と兄さんとアスラを見た
「お久しぶりです、ドン」
「え? 何、二人共ドンと知り合いなの!?」
「ええ」
「珍しいな、てめえ等が一緒ってのは」
「まあ色々遭ってな」
「ふん、相変わらずな奴だな。で? エアルの暴走がどうしたって?」
ドンがそう尋ねると、カロルは嬉しそうにドンに駆け寄った
「本当大変だったんです! 凄く沢山、強い魔物が次から次へと、でも・・・!」
「坊主、そう言う事はな、ひっそり胸に秘めておくもんだ」
「へ・・・?」
「誰かに認めてもらう為にやってんじゃねえ、街や部下を守る為にやってるんだからな」
「ご、ごめんなさい・・・」
流石ギルドの元締め、言う事が違う
カロルはしょんぼりと肩を落として謝ったが、きっとドンの言葉の意味はちゃんと伝わっているはずだ
エステルはドンと共に魔物退治にやって来た人達が怪我をしているのを見るとそのまま彼等のの元へと向かい、治癒を始めた
それを興味深そうに見ていたドンだったが、突然私達の方を向いて、ある一点に視線を止めた
「・・・ん? そこにいるのはレイヴンじゃねえか。何、隠れてんだ!」
「ちっ」
「さっさと出て来たら?」
「はいはいっと・・・」
レイヴンとアスラに言われレイヴンは渋々草陰から出てきてドンの前で止まった
「うちのもんが、他人様のとこで迷惑かけてんじゃあるめえな?」
「迷惑って何よ? 此処の魔物大人しくさせるのに頑張ったのよ、主に俺が」
「え!? レイヴンって、天を射る矢の一員なの!?」
「そういや言ってなかったな」
「本人が言わなかったから言うのも何だと思ってね」
「二人共知ってたの!?」
「そりゃ、知り合いだしね」
これには流石のユーリも驚いていた
商売上の知り合いとは言っていたが天を射る矢だと言う事は話してなかったからだった
ドンとレイヴンに目を戻すと、ドンは持っていた剣の柄で容赦なくレイヴンの鳩尾の辺りを殴ると、痛さのあまりレイヴンはユーリの後ろに逃げ隠れた
「いてっ、じいさん、それ反則・・・! 反則だから・・・!」
「うるせぃっ!」
「ドン・ホワイトホース」
「何だ?」
そんなやり取りを聴いてる暇なんてない、と言ったようにユーリは前に進み出ると、近くで見ると更に迫力満点のドンに怯みもせず交渉する
「会ったばっかで失礼だけど、あんたに折り入って話しがある」
「若えの、名前は?」
「ユーリだ。ユーリ・ローウェル」
「ユーリ・・・。ほお・・おめえがなぁ」
「?」
ドンの言葉にユーリ達は疑問符を出しているとドンは私に目を向け、私は少しだけ首を横に傾けて頷いた
「で、おめえがこいつ等の頭って訳だな?」
「あのー、ちょっと、じいさん、もしもし?」
それを見たレイヴンは嫌そうな顔をした
「これは間違いなく」
「アレだな・・・」
この光景に見覚えのある私、兄さん、アスラは苦笑していると後ろにいたレイヴンがはあ・・・と溜息を吐いていた
「え、アレって・・・?」
「見てたら解るわよ」
私は苦笑しながら、ドンとユーリに目を戻す
「最近、どうにも活きの良い若造が少なくて退屈してた所だ。話しなら聞いてやる。が、代わりにちょいとばかり面貸せや」
「あちゃー、こんな時にじいさんの悪い癖が・・・」
「なにそれ?」
「骨のありそうなの見つけるとつい試してみたくなんのよ」
「た、試すって何を!?」
「腕っ節を、よ!」
「そう言う事だ。ちょいと年寄りの道楽に付き合え」
「いやいやいやいやいや、俺様はやらないわよ」
「あ、逃げた」
「相変わらずだな、あのおっさんは」
言うとレイヴンはさっさとこの場を離れて行き、その後ろ姿をアスラとリタが見ていた
「良いぜ、ギルドの頂点に立つ男とやりあうなんざ、そうある機会じゃないだろうしな」
「はっは、それでこそだ。来い!」
言うとユーリは剣を抜き、ドンも豪快に笑って剣を構えた
「あーあ、始まっちゃった」
「ねえ、止めなくて良いの!?」
「ああなったユーリとドンは止められないぞ」
「それに今止めに入ったら逆にこっちが怪我するよ」
兄さんとアスラの言葉を聞くとカロルはその光景が浮かんだのか大人しくなり、ユーリとドンの戦いに目を向ける
「エステル、そこにいたら危ないからもう少し離れた方が良いわよ」
「は、はい!」
私はエステルに声を掛けると、怪我を治して貰ったギルド員と一緒にエステルはユーリ達から少し離れた
「うわあぁっ!?」
途端、ユーリとドンの攻撃の衝撃が響き地面が大きく揺れ、カロルとリタが体勢を崩しそうになった
「凄い戦い・・・」
「こりゃどっちも本気になりかねないな」
「もう少し離れないと危ないかも・・・」
そう判断し私達はレイヴンが逃げた場所の近くへと移動した
暫くお互いに剣を交え、ドンが力を加えユーリの剣を押し除け、ユーリはそのまま後ろへと下がり体勢を整えた
「ちいっ、まだまだ!」
「おおっと、此処までだ。これ以上は本気の戦いになっちまうからな。久々に楽しかったぜ。それじゃ話しを聞こうか」
言うとユーリもドンも剣を降ろし、ユーリがドンに話しをしようとした時だった
「ドン、お話中すみません」
一人のギルド員がドンに耳打ちするとエステルの治癒を受けた仲間達に目を向けた
「ん、解った。野郎共、引き上げだ。すまねぇな、急用でダングレストに戻らなにゃならねえ。ユニオンを尋ねてくれりゃあ優先して話しを聞くからそれで勘弁してくれ」
「いや、約束してもらえるならそれで構わねえよ」
「ふん、俺相手に物応じなしか。てめぇら、良いギルドになれるぜ」
ドンはそう笑うと、仲間を引き連れ一足先に森を出て行ってしまった
「こっちは結構本気だったんだがな」
私達はユーリの側に行くとユーリはぼそりと呟いた
「あれ以上は流石に本気出さないと思うわよ」
「あそこまでやれた人は珍しいと思うけど」
「知ったような口振りだな」
「まあな。俺達もお前と同じく腕試しされたからな」
「えっ!?」
その言葉を聞き、ユーリ達もそしてレイヴンも驚いていた
「それ、初耳なんだけど・・・」
「そうだったか?」
「良く、無事でしたね・・・」
「まあね。・・はい、終わり」
「サンキュ」
私は苦笑してエステル達に答え、ユーリの怪我を治し終えた
「それにしても、・・ギルド、か・・・」
「作るん、でしょ?」
「そん時が来たらな」
その言葉にカロルは嬉しそうに目を輝かせる
「で、どうよ? やっと俺様の偉大さが伝わったかね?」
「偉大なのはレイヴンじゃないんじゃない?」
「何よ、直ぐにケチ付けるんだから」
「さ、ダングレストに戻ってドンに会ったらバルボス探しの続きだ」
「リタ、ユーリの用事が終わったら私達はアレクセイに報告へ・・・。リタ?」
「・・・あ、何?」
「ユーリの用事を済ませましたらアレクセイに報告行き・・・どうかしましたか?」
「な、何でもない。ほら、戻るわよ!」
リタは考え込んでいたのかエステルがリタに声を掛けるが、まだ何か考え込んでいるようで、エステルはリタの顔を覗き込むと、リタはさっさと出口に向かいだした
続く
あとがき
ユーリとドンの対決!
此処、ゲームん時、マジで焦りましたもんww
流石ドン、強かったよ・・・二週目は倒したけどさι
リアちゃんとセイ兄ちゃんも昔、ドンに腕試しされ、んで、仕事上の付き合いやらで目を掛けて貰ってるんですよね
その辺はいつか書けたら書きます
さ、次はダングレストに戻ってからですね!
Trying skill:腕試し
2009.12.03
「さっきからぶつぶつと・・・」
出口付近に近付いた途端、急に地響きが聞こえだした
「うわっ、何!? また魔物の襲撃?」
「とりあえず、木の隅に隠れて!」
地響きがこちらに向かって来ている事に気付き私達は木の隅に隠れた
「リア、カロル、頭上げんなよ!」
木の隅に隠れたと同時にユーリからそう言われ虫が苦手な私とカロルはそのまま屈んでいた
恐らくエアルの暴走が収まったので暴走していた魔物達が住処に戻って来たのだろう
暫くして振動が収まり私達は立ち上がると入り口に傷だらけになって座っている人達が見えた
31.Trying skill
「リア、あれ」
そこにいたのはドンと天を射る矢が数人いた
私達はゆっくりドンに近付くとドンは私達に気付きこちらに視線を向けた
「・・・てめえらが何かしたのか?」
「何かって何だ?」
「暴れまくってた魔物が突然大人しくなって逃げやがった。何ぃやった?」
「・・・ユーリ、あれです。エアルの暴走が止まったから・・・」
「ボク達がエアルの暴走を止めたから、魔物も大人しくなったんです!」
カロルは嬉しそうにドンに言うが、暴走を止めたのはデュークだ
デュークが持っていたあの剣がエアルの暴走を止めたのだ
「エアルの暴走? ほぉ・・・」
「何、おじいさん、あんた何か知ってんの!?」
「いやな、ベリウスって俺の古い友達がそんな話しをしてた事があってな」
「・・・ドンが南のベリウスと友達って本当だったんだ・・・」
「何よ、そのベリウスって言うの」
「ノードポリカで闘技場の首領をしてる人だよ」
「ノードポリカ・・・」
「ん? そこにいるのは情報屋のルーティア兄妹か?」
「「え?」」
ドンの言葉に驚きユーリ達は私と兄さんとアスラを見た
「お久しぶりです、ドン」
「え? 何、二人共ドンと知り合いなの!?」
「ええ」
「珍しいな、てめえ等が一緒ってのは」
「まあ色々遭ってな」
「ふん、相変わらずな奴だな。で? エアルの暴走がどうしたって?」
ドンがそう尋ねると、カロルは嬉しそうにドンに駆け寄った
「本当大変だったんです! 凄く沢山、強い魔物が次から次へと、でも・・・!」
「坊主、そう言う事はな、ひっそり胸に秘めておくもんだ」
「へ・・・?」
「誰かに認めてもらう為にやってんじゃねえ、街や部下を守る為にやってるんだからな」
「ご、ごめんなさい・・・」
流石ギルドの元締め、言う事が違う
カロルはしょんぼりと肩を落として謝ったが、きっとドンの言葉の意味はちゃんと伝わっているはずだ
エステルはドンと共に魔物退治にやって来た人達が怪我をしているのを見るとそのまま彼等のの元へと向かい、治癒を始めた
それを興味深そうに見ていたドンだったが、突然私達の方を向いて、ある一点に視線を止めた
「・・・ん? そこにいるのはレイヴンじゃねえか。何、隠れてんだ!」
「ちっ」
「さっさと出て来たら?」
「はいはいっと・・・」
レイヴンとアスラに言われレイヴンは渋々草陰から出てきてドンの前で止まった
「うちのもんが、他人様のとこで迷惑かけてんじゃあるめえな?」
「迷惑って何よ? 此処の魔物大人しくさせるのに頑張ったのよ、主に俺が」
「え!? レイヴンって、天を射る矢の一員なの!?」
「そういや言ってなかったな」
「本人が言わなかったから言うのも何だと思ってね」
「二人共知ってたの!?」
「そりゃ、知り合いだしね」
これには流石のユーリも驚いていた
商売上の知り合いとは言っていたが天を射る矢だと言う事は話してなかったからだった
ドンとレイヴンに目を戻すと、ドンは持っていた剣の柄で容赦なくレイヴンの鳩尾の辺りを殴ると、痛さのあまりレイヴンはユーリの後ろに逃げ隠れた
「いてっ、じいさん、それ反則・・・! 反則だから・・・!」
「うるせぃっ!」
「ドン・ホワイトホース」
「何だ?」
そんなやり取りを聴いてる暇なんてない、と言ったようにユーリは前に進み出ると、近くで見ると更に迫力満点のドンに怯みもせず交渉する
「会ったばっかで失礼だけど、あんたに折り入って話しがある」
「若えの、名前は?」
「ユーリだ。ユーリ・ローウェル」
「ユーリ・・・。ほお・・おめえがなぁ」
「?」
ドンの言葉にユーリ達は疑問符を出しているとドンは私に目を向け、私は少しだけ首を横に傾けて頷いた
「で、おめえがこいつ等の頭って訳だな?」
「あのー、ちょっと、じいさん、もしもし?」
それを見たレイヴンは嫌そうな顔をした
「これは間違いなく」
「アレだな・・・」
この光景に見覚えのある私、兄さん、アスラは苦笑していると後ろにいたレイヴンがはあ・・・と溜息を吐いていた
「え、アレって・・・?」
「見てたら解るわよ」
私は苦笑しながら、ドンとユーリに目を戻す
「最近、どうにも活きの良い若造が少なくて退屈してた所だ。話しなら聞いてやる。が、代わりにちょいとばかり面貸せや」
「あちゃー、こんな時にじいさんの悪い癖が・・・」
「なにそれ?」
「骨のありそうなの見つけるとつい試してみたくなんのよ」
「た、試すって何を!?」
「腕っ節を、よ!」
「そう言う事だ。ちょいと年寄りの道楽に付き合え」
「いやいやいやいやいや、俺様はやらないわよ」
「あ、逃げた」
「相変わらずだな、あのおっさんは」
言うとレイヴンはさっさとこの場を離れて行き、その後ろ姿をアスラとリタが見ていた
「良いぜ、ギルドの頂点に立つ男とやりあうなんざ、そうある機会じゃないだろうしな」
「はっは、それでこそだ。来い!」
言うとユーリは剣を抜き、ドンも豪快に笑って剣を構えた
「あーあ、始まっちゃった」
「ねえ、止めなくて良いの!?」
「ああなったユーリとドンは止められないぞ」
「それに今止めに入ったら逆にこっちが怪我するよ」
兄さんとアスラの言葉を聞くとカロルはその光景が浮かんだのか大人しくなり、ユーリとドンの戦いに目を向ける
「エステル、そこにいたら危ないからもう少し離れた方が良いわよ」
「は、はい!」
私はエステルに声を掛けると、怪我を治して貰ったギルド員と一緒にエステルはユーリ達から少し離れた
「うわあぁっ!?」
途端、ユーリとドンの攻撃の衝撃が響き地面が大きく揺れ、カロルとリタが体勢を崩しそうになった
「凄い戦い・・・」
「こりゃどっちも本気になりかねないな」
「もう少し離れないと危ないかも・・・」
そう判断し私達はレイヴンが逃げた場所の近くへと移動した
暫くお互いに剣を交え、ドンが力を加えユーリの剣を押し除け、ユーリはそのまま後ろへと下がり体勢を整えた
「ちいっ、まだまだ!」
「おおっと、此処までだ。これ以上は本気の戦いになっちまうからな。久々に楽しかったぜ。それじゃ話しを聞こうか」
言うとユーリもドンも剣を降ろし、ユーリがドンに話しをしようとした時だった
「ドン、お話中すみません」
一人のギルド員がドンに耳打ちするとエステルの治癒を受けた仲間達に目を向けた
「ん、解った。野郎共、引き上げだ。すまねぇな、急用でダングレストに戻らなにゃならねえ。ユニオンを尋ねてくれりゃあ優先して話しを聞くからそれで勘弁してくれ」
「いや、約束してもらえるならそれで構わねえよ」
「ふん、俺相手に物応じなしか。てめぇら、良いギルドになれるぜ」
ドンはそう笑うと、仲間を引き連れ一足先に森を出て行ってしまった
「こっちは結構本気だったんだがな」
私達はユーリの側に行くとユーリはぼそりと呟いた
「あれ以上は流石に本気出さないと思うわよ」
「あそこまでやれた人は珍しいと思うけど」
「知ったような口振りだな」
「まあな。俺達もお前と同じく腕試しされたからな」
「えっ!?」
その言葉を聞き、ユーリ達もそしてレイヴンも驚いていた
「それ、初耳なんだけど・・・」
「そうだったか?」
「良く、無事でしたね・・・」
「まあね。・・はい、終わり」
「サンキュ」
私は苦笑してエステル達に答え、ユーリの怪我を治し終えた
「それにしても、・・ギルド、か・・・」
「作るん、でしょ?」
「そん時が来たらな」
その言葉にカロルは嬉しそうに目を輝かせる
「で、どうよ? やっと俺様の偉大さが伝わったかね?」
「偉大なのはレイヴンじゃないんじゃない?」
「何よ、直ぐにケチ付けるんだから」
「さ、ダングレストに戻ってドンに会ったらバルボス探しの続きだ」
「リタ、ユーリの用事が終わったら私達はアレクセイに報告へ・・・。リタ?」
「・・・あ、何?」
「ユーリの用事を済ませましたらアレクセイに報告行き・・・どうかしましたか?」
「な、何でもない。ほら、戻るわよ!」
リタは考え込んでいたのかエステルがリタに声を掛けるが、まだ何か考え込んでいるようで、エステルはリタの顔を覗き込むと、リタはさっさと出口に向かいだした
続く
あとがき
ユーリとドンの対決!
此処、ゲームん時、マジで焦りましたもんww
流石ドン、強かったよ・・・二週目は倒したけどさι
リアちゃんとセイ兄ちゃんも昔、ドンに腕試しされ、んで、仕事上の付き合いやらで目を掛けて貰ってるんですよね
その辺はいつか書けたら書きます
さ、次はダングレストに戻ってからですね!
Trying skill:腕試し
2009.12.03