満月の子編
夢主名変更
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
・37話予告
リア「ラピード、さっきはありがとう」
ラピード「ワン・・・」
ユーリ「何の事だ?」
リア「私がユーリの事に気が付いた時にユーリの所に向かいそうになった私をラピードが止めたの。でも、絶対にユーリの所に行かなきゃって思ってもう一度ラピードにお願いしたら行かせてくれたの」
ユーリ「・・・そっか。ありがとな、ラピード」
ラピード「ワフ」
リア「・・・ユーリ」
ユーリ「ん?」
リア「・・・他の人が何て言おうと、私とラピードだけはユーリの味方だから。だから、何でも一人で背負い込まないで。私達が傍にいる事忘れないでね」
ユーリ「・・・ああ」
リア「・・・/// そこで、抱きしめる・・・?」
ユーリ「良いだろ、ラピード以外誰も見てねえんだし。それにさっきもしただろ?」
リア「・・・そう、だけど/// ・・でも、今だけなら良いかな・・・まだ、ユーリの傍にいたい気分だし」
ユーリ「そりゃ光栄だな・・・。リア、」
リア「?」
ユーリ「ホント、サンキュな・・・」
リア「うん・・・」
ユーリ「次回、第38話」
リア「『波乱は波乱を呼ぶ』」
ラピード「ワン(また次回)!」
・38話予告
エステル「また、皆さんと一緒に旅が出来て嬉しいです」
カロル「ボクもだよ! それに、ユーリとギルドをやれるんだし!」
リア「良かったね、二人とも。でもギルドを始めるなら色々と決めなきゃね」
セイ「そうだな。その辺はカロルの方が詳しいだろうから落ち着いたら話してやれ」
カロル「うん!」
ユーリ「けど、今はもうちょいダングレストから離れないとな」
ラピード「ワン!」
アスラ「もう少し離れれば休める場所があると思うよ」
ジュディス「何処まで行くのか分からないけれど、私も着いていく形になりそうね」
カロル「次回、第39話『ギルド・凛々の明星』! 夜空に瞬く一番星、かあ・・!」
・39話予告
カロル「凛々の明星・・・ボク達のギルド・・・」
エステル「うふふ、カロル本当に嬉しそうですね」
リア「ええ。ユーリにジュディスにラピードと一緒で、しかもギルド名が凛々の明星。本当に素敵だと思うよ」
セイ「一時は妙な名前になりかけたがな・・・」
アスラ「うん・・そうだね・・・ι」
リア、エステル「「あはは・・・ι」」
ユーリ「カロル先生のネーミングセンスが無いのは今に始まった事じゃないみたいだしな」
ラピード「ワフゥ・・・」
ジュディス「けれど、私達もギルドの一員として頑張らないといけないわね」
ユーリ「具体的には何をするギルドかって決めてないけどな」
リア「それは追々で良いと思うよ」
セイ「凛々の明星の掟通りやればそのうち決まるだろうしな」
エステル「わたしもそう思います」
ジュディス「次回、第40話『奏鳴曲 』。本当におかしな人達ね。・・けれど、アレは少し楽しみだわ」
・40話予告
セイ「しかしカロル、良くそんな作戦思い付いたな」
カロル「前にいたギルドでその作戦を使った事があったんだ!」
ユーリ「・・・前々から思ってたんだが、どんなギルドにいたんだよι」
アスラ「で、その作戦が成功したから今回もいけると思ったんだ」
カロル「うん。だってリアもエステルもジュディスも綺麗だから余裕だと思って」
セイ「さらっと凄い事言ったな、お前のとこの首領・・・」
アスラ「子供ならではの純粋さだよね・・・」
ユーリ「言ったら確実に騒ぎ出すだろうけどな・・・」
ラピード「ワン・・・」
カロル「え? なに?」
アスラ「なんでもないよ。それより、リア達は・・・」
エステル「わあ~! この洋服、凄く可愛いです!」
リア「本当、これエステルに似合いそうよ」
エステル「本当ですか?」
ジュディス「ええ。こっちはリアに似合いそうね」
エステル「本当です。リア、着てみてくれませんか?」
リア「え、今?」
ジュディス「せっかくなのだし、何着か選んで着させて貰いましょう」
エステル「はい! わたし、二人に似合うものを探しますね!」
カロル「・・・あれ、普通に買い物を楽しんでるよね」
セイ「女が集まるとああなるんだよ」
アスラ「目的忘れてそうだったら、ボクが声掛けるから」
ユーリ「ああ、そうしてくれ・・・」
リア「次回、第41話『扉越しで伝わる体温』・・・わ、たし、さっき何て言おうとしたの・・・?///」
・41話予告
エステル「リアとユーリ、少し遅いですね・・・」
セイ「着替えるのにも時間掛かってるんだろうが、一番は暫く気持ちの切り替え、だろうな」
カロル「気持ちの切り替え?」
アスラ「リアなりに頑張ったし、今頃恥ずかしかった・・・って言ってる頃だよ」
ジュディス「あら、でもリアの頑張りのお陰で目的地へ行ける事になったんですもの」
セイ「・・・まあそうだが」
アスラ「・・・絶対に上手く乗せられたよね、これι」
ラピード「ワフ・・・」
カロル「それで、ボク達はどうするの?」
ジュディス「そうね、・・・」
ドオオオン!!
エステル「な、なんです!?」
アスラ「あっちの方から聞こえたけど・・・」
セイ「あそこは確か・・・」
カロル「行ってみよう!」
ラピード「ワンワン!」
ジュディス「あら、あれは・・・」
エステル「次回、第42話『暴虎からの解放』。絶対に許せません! わたし達で何とかしないと!!」
・42話予告
カロル「まさかフレンが来てくれるなんて」
リア「ええ。これでヘリオードも安心ね」
アスラ「騎士団本部があったからこそ、今回の事は気付きにくかったって言うのもあるよね」
セイ「確かにな・・・。そのお陰で好き勝手やってたしこっちも情報が集めにくかったんだしな・・・」
ジュディス「ならリア達は以前も失踪事件を調べていたのね」
リア「うん。けど、調べ初めてちょっとしたらその失踪も落ち着いたの」
ユーリ「それで調べるのを辞めたが、あのバカ共が好き勝手にやり出したってとこか」
アスラ「うん・・・」
リタ「けど、暫くは落ち着くんじゃないの。あのフレンって騎士が来たんだし」
エステル「そうですね。フレンが来てくれたからもう安心しても良いと思います」
レイヴン「ねえ、おっさんもう腹ぺこなんだけど・・・早くヘリオードに行きましょうよぉ」
セイ「・・・相変わらず空気を読まねえおっさんだな・・」
カロル「けどちょっと疲れたしボク達も早く行こうか」
ラピード「ワン」
レイヴン「次回、第43話『Light in the evening』。此処はちょぉ~っとだけ、年長者の俺様が背中を押してあげるべきね♪」
・43話予告
アスラ「リア、ユーリと話し終えたみたいだよ」
セイ「これで少しは安堵しただろうな」
ラピード「ワン」
アスラ「そうだね。明日になったらみんなにもそれが分かるだろうし」
セイ「後はエステルだが・・・ま、そこも心配はないだろうな」
ラピード「ワウン、ワンワン」
セイ「そっか、もうユーリが声掛けてたか。なら明日からはまた全員でデズエール大陸に向けて出発だな」
ラピード「ワン! ワン、ワンワゥン、ワン! ウワオォォウン、ワン!(次回、第44話『船と魚人と少女』)」
セイ「今度は船が沈まないと良いけどな」
アスラ「確かに・・・でもこの時期って確か・・・」
ラピード「ワゥン・・?」
・44話予告
リタ「もう、何がどうなってるのよ!」
エステル「突然霧が出て何かにぶつかって・・・」
ジュディス「これは偶然なのかしらね?」
リタ「ちょっと、変な事言わないでよ!」
リア「・・・でも、この感じって・・やっぱり・・・」
エステル「リア・・?」
リア「ううん。とにかく今はこの状況をどうにかしなきゃね」
ジュディス「そうね。次回、第45話『Phantom ship tossed in fog』。ふふ、私こういうの好きだわ。楽しみね」
リタ「あんた、その楽しみってどう言う意味の楽しみよ・・・」
ジュディス「さあ」
リタ「・・・・」
エステル「えと、次回をお楽しみに、です」
・45話予告
レイヴン「ホントに、青年達と一緒に居ると何でも巻き込まれるのね」
セイ「幽霊船と遭遇なんて前代未聞なんじゃないか?」
カロル「なんで楽しそうに言ってるの、セイ・・・」
パティ「セイ兄も幽霊船を怖がっておらんからじゃろう?」
エステル「そう言うパティも、平気そうですよね・・?」
パティ「うちは冒険家じゃ! 幽霊船くらいで驚きはせんのじゃ」
レイヴン「頼もしいわねえパティちゃん。で、天才魔導少女はまだ魔導器を見てるの?」
エステル「はい・・まだ原因が分からないみたいで・・・」
カロル「じゃあやっぱりこの船の所為・・・なの?」
セイ「それは調査に行ってるユーリ達が戻って来ないとなんとも言えないだろうな」
エステル「ユーリ達、無事だと良いですけど・・・」
カロル「うん・・・」
セイ「次回、第46話『Called voice・・・』。・・・今のあの感じは・・・」
リタ「ちょっと、あれ・・・!!」
エステル「え? あっ!!」
・46話予告
リア「・・・える」
ユーリ「まさかこんなとこで別々になっちまうとはな」
ラピード「クウゥゥン・・・」
ジュディス「そうね・・・さっきの事も気掛かりだけれど、今は合流出来そうな所を探さないとね」
ユーリ「ああ、そうだな」
アスラ「大丈夫、リアは無事だから」
リタ「ちょっと、これからどうするのよ!?」
パティ「おお、ようやくうちの出番じゃな!」
レイヴン「ええ、おっさん嫌よぉ~!」
カロル「ぼ、ボクだって~!!」
セイ「つべこべ言わず、さっさと来る!」
エステル「あ、待って下さい!」
リア「・・・呼んでる。・・・次回、第47話『彷徨う御霊 に導きを』 ―― 貴方の願い、言霊使いの名の下に必ず果たします」
・47話予告
パティ「セイ兄とアスラとユーリとラピード、もの凄い勢いで走って行ってしまったのお」
リタ「関心してないであたし達も追い掛けるわよ!」
エステル「もしかして、リアに何か遭ったんでしょうか?」
レイヴン「あのメンツがああ言う時は案外そうかもしれないわよ」
ジュディス「なら、尚更私達も急いで後を追わないとね」
カロル「うん。それに早く合流してこの船から脱出したいし・・・」
パティ「それが本音じゃな・・・」
ジュディス「私とパティ以外はそうかもしれないわね」
リタ「もう、ごちゃごちゃ言ってないでさっさと行くわよ!」
パティ「次回、第48話『静かなるサジェスト』・・・さっきの・・何故か気になるのじゃ・・・」
・48話予告
カロル「はあ・・、やっとこの船から出られるね・・・」
リタ「ホントよ・・・」
ジュディス「私はもう少し探索してみたかったわ・・・」
パティ「うちもじゃ・・・まだお宝を見つけておらんのじゃ・・・」
レイヴン「ジュディスちゃんもパティちゃんもホントに残念そうにしてるわね・・・」
エステル「船の雰囲気は苦手でしたけど、届けるものも見つかりました」
リア「そうね。探すのにはちょっと苦労しそうだけど」
セイ「けど、引き受けたからにはちゃんとやらないとな」
アスラ「それがボク達の仕事だもんね」
ユーリ「どんだけ苦労しようが、リア達ならやり遂げるもんな」
ラピード「ワン!」
カロル「で、結局それって誰から引き受けたの・・?」
アスラ「・・・それ、聞いちゃうんだ・・」
カロル「え・・?」
セイ「ほら、フキやカウフマン達が待ってんだ。さっさと戻るぞー」
パティ「船が直っておると良いがのお」
ジュディス「このまま港に着けなかったら困るものね」
レイヴン「そうそう。おっさんもドンにお使い頼まれてるし。遅くなったらドヤされるし・・・」
ユーリ「何にせよさっさと船に戻らねえとな」
ラピード「ワン」
エステル「リタ、行きましょう」
リタ「ええ。次回、第49話『ノードポリカへ』」
リア「ノードポリカ、やっぱり活気があって良い街だなあ」
・49話予告
エステル「ノードポリカ、帝都やダングレストとともまた違った活気がありますね」
カロル「ボクも来るの初めてだけど、この街の雰囲気も好きだな!」
ユーリ「確かに良い賑やかさだな」
リア「時間があれば闘技場も見てみても良いけどね」
リタ「あんた、そんなのに興味あったの?」
リア「あると言うか、前に仕事で来た時に時間があって兄さんと一緒に見た事があるの」
セイ「結構見応えあったぜ。一般参加も可だから落ち着いたら出て見ても良いんじゃないか」
アスラ「ユーリやジュディスは特に、ね」
ユーリ「へえ、そりゃ良いかもな」
ジュディス「そうね。楽しそうだわ」
レイヴン「・・・ホントに楽しそうにしてるわね、青年とジュディスちゃん・・・ι ま、ともかく、まずはドンの手紙を届けないと」
エステル「そうですね。・・・? あれは・・・」
ラピード「ワン、ワウゥゥゥン、ワン・・・(次回、第50話『アイフリードの孫』)」
ユーリ「・・・だとさ」←翻訳してあげたw
カロル「・・・え、孫って・・?」
・50話予告
リア「パティがアイフリードの孫だったって言うのは私も驚いちゃったな」
ユーリ「リアも知らなかったのか?」
リア「うん。パティが私達から情報を貰った時もそんな話はしてなかったし。でも、孫だって名乗ってる子がいるって言うのは聞いた事があったの」
ユーリ「それがパティだったって事か」
リア「でもさっきユーリが言ってくれた通り、私達の気持ちがパティに伝わってると良いなって思えてきた」
ユーリ「そっか。なら、良かったな」
リア「ユーリのおかげでね」
ユーリ「・・・ああ。・・・」
リア「? どうかした?」
ユーリ「いや・・・リア」
リア「? ・・・え? ・・次回、第51話『アネモネ』 ―― アネモネの花言葉は ―――」
・51話予告
ユーリ「・・・あの言葉を聞いて、どうしてもそうしちまったんだ」
フレン「・・・あの言葉とリアの表情を見て、分かってしまったんだ」
リア「・・・っ///」
ユーリ「へえ、まさかお前が闘技場の現チャンピオンとはなあ」
フレン「騎士団の任務だ。それ以上は言えない」
リア「・・・私・・」
フレン「次回、第52話『sweet pain and a firm sword』」
ユーリ「何でお前がそんな事知ってんだよ?」
フレン「・・だから、僕も君と同じ事をした」
リア「・・キス、されたんだよね。私・・・」
・52話予告
カロル「うわあ、ユーリとフレンの戦い、本当に凄いね」
エステル「はい、以前ガスファロストで一緒に戦った時よりも凄いです・・」
レイヴン「二人ともまた腕上げたんじゃないの」
ラピード「ワンワン」
ジュディス「けれどあの二人、何だか楽しそうね」
リタ「それ以前に騎士が現チャンピオンってどう言う事なのよ?」
レイヴン「・・やっぱセイの言ってた通り、かね・・・」
ラピード「ワウウウ、ワン!」
カロル「どうしたの、ラピード? あっ!」
リタ「ちょっと、あれ!!」
エステル「あの人は!!」
ジュディス「! あれは・・!」
カロル「あ、ジュディス!」
リタ「良く解んないけど、あたし等も追うわよ!」
エステル「はい!」
レイヴン「ちょ、ちょっとぉ! 次回、第53話」
ラピード「ワウゥゥゥン、ワン、ワンワンワン(『Minor question』)」
レイヴン「わんこ、おっさん達も行くわよ・・って、おっさんを置いて行かないで!」
・53話予告
リア「それで兄さんとユーリ達は別々に行動してたのね・・・」
ユーリ「ああ。けど、奴の思惑通りになった気もするけどな」
レイヴン「狙いがあの箱だったとはねえ・・・」
セイ「箱を盗ませる為にユーリをフレンと戦わせたか。それとも他に目的があったか・・」
ジュディス「どちらにせよ、早く彼を追い掛けて問いただすべきね」
アスラ「そうだね。それにあの箱はボク達が預かってるものだしね」
エステル「はい。返して貰わないと困ります」
カロル「この先の洞窟には凶暴な魔物がいるって聞いたけど・・・」
リタ「けど、行かなきゃあいつを追い詰められないわよ」
カロル「わ、分かってるよお」
ユーリ「なら、このままラピードの後を追うぞ!」
リア「うん!」
ジュディス「次回、第54話『記憶喪失の少女』。ラーギィとあの箱以外にも何か見つけるのかしら・・?」
・54話予告
ユーリ「・・・?」
カロル「どうしたの?」
ユーリ「いや、何か一瞬背中が寒くなってな・・・」
セイ「ユーリもか?」
カロル「え、セイも?」
セイ「ちょっと悪寒が、な・・・」
レイヴン「何? 青年達もおっさんと一緒で底冷え?」
ユーリ、セイ「「おっさんと一緒にするな」」
アスラ「・・・それ、多分後ろでパティが話してた内容だと思うよ・・・」
レイヴン「パティちゃん、何言ってたの?」
アスラ「記憶喪失だからこれから新しい思い出を残していくって」
ユーリ「へえ、前向きで良いじゃねえか」
アスラ「・・・そこまでだったら、ね」
ユーリ、セイ、カロル、レイヴン「「「?」」」
ラピード「ワン!」
パティ「お? ラピード、どうしたんじゃ?」
リタ「あれは!」
エステル「・・・わ、わたし、長い時間、目が合っていたんですけど・・・」
ジュディス「前に友達と行った事あるの。水場の側に栄えた良い街よ」
パティ「次回、第55話『震える乱声 』 ・・? あれは誰なのじゃ?」
リア「・・・その言葉に私とユーリは誰にも気付かれないように固唾を吞んだ ――」
・55話予告
リア「・・・ユーリ」
ユーリ「ん?」
リア「・・・さっきイエガーが言ってた事だけど・・」
ユーリ「・・・ああ。あいつは何か知ってる感じだったな・・」
リア「・・・・」
ユーリ「そんな心配そうな顔すんなって」
ラピード「クゥゥゥン・・・」
リア「ラピードにも心配掛けちゃってるね。有り難う。でもあの時も言ったけど、ユーリの傍には私とラピードが居るんだから、ユーリも抱え込みすぎないでね」
ラピード「ワン!」
ユーリ「ああ、サンキュ」
エステル「リア、少し良いです?」
リア「ん? どうしたの?」
エステル「次回、第56話『decision』。こちらこそ、改めてよろしくお願いします」
セイ「・・・このまま、何もなく終わってくれれば良いけどな・・・」
・56話予告
エステル「それにしても、どうして騎士団がこの街に?」
セイ「さあな。俺達も情報を集めようとしたが、監視が厳しいみたいで詳しい事は聞けなかったよ」
アスラ「下手に聞いてたらこっちが怪しまれるもんね・・・」
リア「うん。だから私達はただの旅人って言う感じでいた方が怪しまれないわ」
エステル「そうですね。砂漠に行く前に騒ぎになったら困りますし」
アスラ「次回、第57話『コゴール砂漠へ』。みんなと話したらちゃんと睡眠を取らないとね」
セイ「特にリアは暑さに弱いから早めに休めよ」
リア「うん」
・57話予告
カロル「はあ~生き返ったあ~」
リタ「ほんとよねえ・・」
レイヴン「若人達が何年寄りっぽい事言ってるのよ」
リア「でもずっと暑い中にいたからこの水が気持ちいいもの」
ジュディス「リア、ずっと無言だったものね」
アスラ「途中からレイヴン以外無言だったけどね・・・」
レイヴン「そーよー。だからおっさん寂しくて・・・」
ユーリ「・・・一番おっさんが暑苦しかったけどな」
セイ「ああ・・・。しかし、まだ探し物が見つかる気配すらないな」
エステル「はい。フェローもアルフとライラのご両親も・・・」
アスラ「でもこうやって休めるオアシスを見つけたんだし、この場所を覚えていれば水にも体を休めるのにも苦労はしないよ」
セイ「そうだな。ぶっ倒れる心配だけはなくなったしな」
ラピード「ワン」
リア「なら、もう少し休んで水筒に水を入れたら行こうか」
エステル「はい」
ユーリ「また無言になるなよ」
リア「・・・ぜ、善処します・・ι」
カロル「次回、第58話『蒼天に消ゆ』。あれって・・!」
ジュディス「・・流石に、ちょっとキツイわね・・・」
リタ「・・・こんなのって・・・」
・58話予告
リア「―― 気が付くと私達は見知らぬ場所にいた」
エステル「此処は何処なんでしょう?」
カロル「ボク達、砂漠で倒れたよね?」
パティ「あんなスナスナの砂漠の近くにこんな街があったとはのお・・」
リタ「この街、ちょっと変わってるわね・・・」
ジュディス「それは優しいおじさんとセイが調べてくれているわ」
レイヴン「どうやら此処が例の場所っぽいよ」
ユーリ「リアも無事みたいだな」
リア「・・・じゃあ、この人があの日誌に書いてあった・・」
エステル「次回、第59話『雲居の君』」
セイ「・・・この感じ・・少し違和感があるな」
・59話予告
ユーリ「成る程な、それでリアが橙明の核晶を持ってたわけか」
カロル「でもさ、何かつじつまが合わなくない?」
ジュディス「確かあの日誌に書かれていた事は千年前の出来事、よね?」
リタ「じゃあリアが会ったっていう人何歳よ?」
レイヴン「子孫とかじゃないの?」
パティ「なら、その話がずーーーと昔から聞かされとったと言う事かの?」
エステル「どうなんでしょう?」
セイ「それ以前に砂漠の近くにこんな街があった事事態、知らなかったけどな」
ユーリ「その辺りの事もその賢人様って奴のとこに行けば分かるんじゃないか?」
セイ「そうだな。今の時点で一番有益な情報を持っていそうなのはその賢人様らしいしな」
リア「この橙明の核晶も持って行かなくちゃいけないしね」
ユーリ「ああ」
ラピード「ワンワン、ワウゥゥゥン、ワン(次回、第60話)」
パティ「『語り継ぐ理想郷』。おお、お宝でもあるのか?」
リア「・・・え? あの人って・・・」
ユーリ「・・・んな事、言われなくたって解ってるって」
・60話予告
リア「・・・・」
ユーリ「また海見ながらぼーっとしてんのか?」
リア「え、・・ユーリ、まだ起きてたんだ」
ユーリ「お前こそ。何してたんだ」
リア「夜風に当たってたの。ユーリは?」
ユーリ「オレも散歩だよ。他の連中も好き勝手やってるぜ」
リア「夜は自由行動だもんね。でもまた砂漠に入るんだからいつもより早めに寝ないとね」
ユーリ「そうだな。リアがいつ無言になるか解んねえからな」
リア「・・・暑さに弱いの、ユーリだって知ってるでしょ。でも早くあの子達に両親を会わせてあげたいな」
ユーリ「ああ。その為にも砂漠はさっさと越えちまわないとな」
リア「うん。・・・でも、何でだろう。ちょっと胸騒ぎがする・・・」
ユーリ「ん? どうした?」
リア「ううん、なんでもない。じゃあ私達もそろそろ戻ろうか」
ユーリ「そうだな。・・次回、第61話『慟哭ノ雨』 ―― 選ぶんじゃねえ、もう選んだんだよ」
・61話予告
リア「こんなに泣いたのって、いつ以来だろう・・・」
ユーリ「リアがこんなに泣いたのは、いつ以来だ・・・」
リア「もしかしたら、他の人にも見られていたかもしれない」
ユーリ「こんなに泣いて、相当傷ついてたのはオレもあいつも分かってる」
リア「ユーリが優しく抱き留めてくれて背中を撫でてくれていたけど、それでもツラくてなかなか涙が止まらなかった」
ユーリ「あの時もこんな風に泣いてたが、今はあの時よりも泣いてる気がする」
リア「誰よりも大切な人達だからこそ、ああやって言い合ってるのがツラかったの」
ユーリ「あいつとは昔から言い合う事も多かったが、今回は互いに譲れない事の為にいつもより言い合ってた
それでも、今リアを支えられるのは、オレだけだ ――」
リア「次回、第62話『Blockage』。こんなに泣くのは、私にとって二人がとても大切な人だから・・・」
・62話予告
カロル「なんとかカドスの喉笛を越えられたね」
エステル「はい。レイヴンのお陰で何とかなりました」
レイヴン「今回俺様大活躍だったからねえ」
リタ「まあおっさんにしては良くやったんじゃない」
レイヴン「お、リタっちが俺様を褒めてくれた?!」
セイ「・・・後数時間後に槍でも降りそうだな・・・」
アスラ「けど、この先も大変だと思うよ。ちょっと遠くを見ても入港できない船が見えるし」
パティ「? まだ船は見えとらんが?」
ジュディス「アスラの力で見ているんじゃないかしら」
リア「うん・・・」
ユーリ「どうかしたか?」
リア「あ、ううん・・。ただ、やっぱりフレン隊らしくないなって思って・・・」
ユーリ「そうだな・・・。その辺りもノードポリカに着いたら問いただす必要があるな」
リア「うん・・・でもまずはベリウスに会わないとね」
リタ「次回、第63話『言霊使いと神将と満月の子』。あの二人が言霊使いだって事はあたしも知ってたけど、そこまでは知らなかったわ・・・ユーリもだろうけど」
・63話予告
リタ「もう、何なのよ、あいつ等!!」
パティ「カロルの知り合いには物騒な奴がおるんじゃのお」
ユーリ「ったく、まだ話の途中だったってのに」
カロル「ベリウス、大丈夫かな・・?」
アスラ「心配ないよ。ああ見えてベリウスもかなりの強者だから」
リア「アスラがそう言うなら安心ね」
セイ「ああ。なら、俺達は俺達でナッツや他の連中を助けに行かないとな」
レイヴン「そうね。これだけごたついてるんだから下もどうなってるか」
エステル「一刻も早く助けに行きましょう!」
ジュディス「ええ、そうね。次回、第64話『Perplexity and confusion』」
カロル「うそっ、本気?」
リア「っ・・・」
ユーリ「お前が悪党になるならな」
リタ「な、やめてぇっ!!」
ジュディス「・・・私の道だから」
セイ「リア、俺達も戻るぞ」
リア「・・・ごめんね、ユーリ」
・64話予告
リア「・・・色々と一気にあり過ぎて、何が何だか分からない。でも、そう思ってるのは私だけじゃ無い。ユーリ達もそう・・・
カロル「酷い・・・。これをナンが・・・?」
好きな子が指揮を執り、多くの人を傷つけた事にショックを受けたカロル
エステル「・・・わたしの、・・わたしの力の所為で・・・」
自身の力でベリウスを死なせてしまい悲しみと戦っているエステル
リタ「なんで、どうしてよ!?」
何よりも大事に思っている魔導器を目の前で壊されたリタ
レイヴン「お前・・・ハリー!?」
今回の襲撃はドンの孫であるハリーの依頼だと知り、更に探していた聖核はドンの親友であるベリウス自身の魂の塊だった事に驚くレイヴン
パティ「・・・ユーリ?」
ユーリとフレンの言葉を聞き、驚いたような複雑な表情を浮かべたパティ
ジュディス「・・・私の道だから」
そう言ってジュディスは魔導器を壊し、バウルと共に去って行った
フレン「・・・・・」
いつもよりとてもツラそうな表情を浮かべていたフレン
ユーリ「待てよ、それどういう!?」
フレンとの事もだけど、急に私と兄さんとアスラが抜ける事になって驚いていたユーリ
そして、
「・・・ごめんね、ユーリ」
私自身も意識が朦朧としていたから兄さん達の言葉や今の状況が良く解らなかった
けど、あの時はああ言わずにはいられなかった・・・
次回、第65話『Each uneasiness』。・・・お願い、今私が知らなくちゃいけない事を教えて」
・65話予告
セイ「この話をすればリアが傷つく事は俺達も知っていた
仲間や親友といられないツラさはあの頃も経験しているし、優しいお前はもっと傷つくと思っていた
それでもお前は事実を知ると言った
その強い眼差しと決意は昔から変わらない強さだ
だから俺達はこの話をする事を決めた
次回、第66話『When be coming sad』
その先にあるツラさは兄としてちゃんと受け止めてやるよ」
・66話予告
タイリン「・・リアのツラそうな顔、久し振りに見たな・・・」
ユイカ「いつ泣いても可笑しくない状態だったもんね・・・」
カムイ「満月の子との関係もだけど・・・」
アスラ「やっぱりあの二人の事がリアには大きいよ」
ハクスイ「リア様やセイ様にとってあのお二人の存在はとても大きいものですから」
リンコウ「後はセイに任せるしかないな」
ナセア「今私達が出来る事は此処までですからね」
ゲツレイ「セイの前だったらリアも素直になれるしな」
ミズハ「はい。その間、私達も出来る事をやっておきましょう」
フキ「そうだな。じゃあ少しあいつ等の様子を見てくる」
ケンク「俺も外の様子を見てくるよ」
センキ「じゃあちょっと行ってくるわね」
アスラ「うん。次回、第67話『背徳の代償』。また人々の心に大きな傷跡と悲しみを残してしまうんだね・・・」
・67話予告
パティ「街の皆もカロルも沈みきっておるの・・・」
レイヴン「そりゃね。なんせあのドンがいなくなっちまったんだからね・・・」
パティ「そう言うおっさんもあまり元気が無いのじゃ・・・」
レイヴン「ん? そりゃおっさんだってドンの部下だし世話になってたのよ。悲しくないって言ったらウソになるでしょ・・・」
パティ「じゃの・・・。うちはドンと会ったのは多分今回が初めてじゃが・・やっぱり悲しいのじゃ・・・」
レイヴン「誰だって人が死ぬのを見るのは悲しいものよ・・・もっとも自然にそう感じられるのが普通よ」
パティ「じゃの・・・うち、もう一度あの場所に行ってくるのじゃ」
レイヴン「ドンとアイフリードとの約束の場所にね・・・それにしても、ジュディスちゃんがいるかも知れない場所がまさかあそことはね・・・次回、第68話『People who know the truth』・・これも因縁って奴なのかね・・・」
・68話予告
エステル「まさか此処が人魔戦争があった場所だったなんて・・・」
リタ「これだけの有様なんだから、あたし達が想像してるより酷かったんでしょうね・・・」
レイヴン「まあ、ね・・・」
パティ「おっさん、どうかしたのか?」
レイヴン「いや。リタっちが言った通り酷かったんだろうなぁ・・って思ってさ」
カロル「でもなんでジュディスはこんな所に来たんだろう・・?」
ユーリ「バウルって相棒と関係があるはずだ」
ラピード「ワンワン」
ユーリ「ああ、そうだな。ウダウダ考えるよりさっさとジュディのとこに行かねえとな」
エステル「はい」
パティ「次回、第69話『People who know the truth』。ジュディ姐、うちらにちゃんと話してくれると良いがの・・・」
・69話予告
リア「みんな無事で本当に良かった」
フキ「ああ。バウルも無事に成長出来たしな」
アスラ「数十年ぶりの始祖の隷長の誕生だしね」
セイ「フキとアスラにとっても始祖の隷長が誕生する所見たのは初めてなんじゃないか?」
フキ「そうだな。始祖の隷長の事は知っていたがあまり関わり合いは持ってなかったからな」
アスラ「こっち側の管理は始祖の隷長だからね」
リア「うん。・・でも、私達にはまだやる事が残ってる」
セイ「そうだな・・・あいつ等・・否、ユーリにはちゃんと話しておかないといけない事があるしな」
アスラ「うん・・」
フキ「けど、まずは二人とも身体を休めろ。リアもだが、セイも倒れたら他の奴等に五月蠅く言われるのは俺達だしな」
リア「ふふ、解った。じゃあ船内に行こうか」
セイ「ああ。久々にゆっくり寝かせてもらおう」
リア「次回、第70話『Distinction with me and him』・・ちゃんと、ユーリと話してケジメを付けなきゃ・・・」
・70話予告
ラピード「ワン」
ユーリ「ああ、リアなら今寝てる所だ」
ラピード「ワゥン?」
ユーリ「話ならしてきたよ。けど、まだリア自身も解ってない所があるみたいだから今聞けるとこだけな。ダングレストで会った時やさっきまでのあのいつもと違う雰囲気もなくなって、今はオレ達の知ってるリアに戻ったよ」
ラピード「ワンワンワン」
ユーリ「そうだな、オレも安心してるよ。んじゃ、オレ達も少しばかり休むか」
ラピード「ワン! ワンワゥゥウン、ワン!(次回、第71話)」
ユーリ「『満月の子の真相』。ようやくフェローと対面だな。オレ達が知らない事、そしてリアが気になってる事聞かせて貰うぜ」
・71話予告
リア「やっと私達の旅の目的が果たせたね」
エステル「はい・・・でも、わたしもリアも・・セイもですけど、満月の子と言霊使いはやっぱり一緒にいるのは危険だったんですね・・・」
リア「今はその事は気にしないで。それに、エステルの力の事はユーリ達凛々の明星や私達が何とかするって決めたでしょ」
ユーリ「ああ。フェローにああ言ったからにはちゃんとやらねえとな」
エステル「はい。またご迷惑を掛けるかもしれませんが、これからもよろしくお願いします」
リア「こちらこそ。じゃあ、まずはリタが言ってた通りアスピオに行ってクリティア族の人を探さないとね」
ユーリ「これだけの人数がいるんだ。手分けすりゃ早く見つかるさ」
エステル「そうですね。みんなで探しましょう」
リア「ええ。次回、第72話『Beginning walking』」
「―― 貴方は“この子”が大事?」
ユーリ「・・・あれは、一体何だったんだ・・・?」
リア「・・・ユーリ?」
リア「ラピード、さっきはありがとう」
ラピード「ワン・・・」
ユーリ「何の事だ?」
リア「私がユーリの事に気が付いた時にユーリの所に向かいそうになった私をラピードが止めたの。でも、絶対にユーリの所に行かなきゃって思ってもう一度ラピードにお願いしたら行かせてくれたの」
ユーリ「・・・そっか。ありがとな、ラピード」
ラピード「ワフ」
リア「・・・ユーリ」
ユーリ「ん?」
リア「・・・他の人が何て言おうと、私とラピードだけはユーリの味方だから。だから、何でも一人で背負い込まないで。私達が傍にいる事忘れないでね」
ユーリ「・・・ああ」
リア「・・・/// そこで、抱きしめる・・・?」
ユーリ「良いだろ、ラピード以外誰も見てねえんだし。それにさっきもしただろ?」
リア「・・・そう、だけど/// ・・でも、今だけなら良いかな・・・まだ、ユーリの傍にいたい気分だし」
ユーリ「そりゃ光栄だな・・・。リア、」
リア「?」
ユーリ「ホント、サンキュな・・・」
リア「うん・・・」
ユーリ「次回、第38話」
リア「『波乱は波乱を呼ぶ』」
ラピード「ワン(また次回)!」
・38話予告
エステル「また、皆さんと一緒に旅が出来て嬉しいです」
カロル「ボクもだよ! それに、ユーリとギルドをやれるんだし!」
リア「良かったね、二人とも。でもギルドを始めるなら色々と決めなきゃね」
セイ「そうだな。その辺はカロルの方が詳しいだろうから落ち着いたら話してやれ」
カロル「うん!」
ユーリ「けど、今はもうちょいダングレストから離れないとな」
ラピード「ワン!」
アスラ「もう少し離れれば休める場所があると思うよ」
ジュディス「何処まで行くのか分からないけれど、私も着いていく形になりそうね」
カロル「次回、第39話『ギルド・凛々の明星』! 夜空に瞬く一番星、かあ・・!」
・39話予告
カロル「凛々の明星・・・ボク達のギルド・・・」
エステル「うふふ、カロル本当に嬉しそうですね」
リア「ええ。ユーリにジュディスにラピードと一緒で、しかもギルド名が凛々の明星。本当に素敵だと思うよ」
セイ「一時は妙な名前になりかけたがな・・・」
アスラ「うん・・そうだね・・・ι」
リア、エステル「「あはは・・・ι」」
ユーリ「カロル先生のネーミングセンスが無いのは今に始まった事じゃないみたいだしな」
ラピード「ワフゥ・・・」
ジュディス「けれど、私達もギルドの一員として頑張らないといけないわね」
ユーリ「具体的には何をするギルドかって決めてないけどな」
リア「それは追々で良いと思うよ」
セイ「凛々の明星の掟通りやればそのうち決まるだろうしな」
エステル「わたしもそう思います」
ジュディス「次回、第40話『
・40話予告
セイ「しかしカロル、良くそんな作戦思い付いたな」
カロル「前にいたギルドでその作戦を使った事があったんだ!」
ユーリ「・・・前々から思ってたんだが、どんなギルドにいたんだよι」
アスラ「で、その作戦が成功したから今回もいけると思ったんだ」
カロル「うん。だってリアもエステルもジュディスも綺麗だから余裕だと思って」
セイ「さらっと凄い事言ったな、お前のとこの首領・・・」
アスラ「子供ならではの純粋さだよね・・・」
ユーリ「言ったら確実に騒ぎ出すだろうけどな・・・」
ラピード「ワン・・・」
カロル「え? なに?」
アスラ「なんでもないよ。それより、リア達は・・・」
エステル「わあ~! この洋服、凄く可愛いです!」
リア「本当、これエステルに似合いそうよ」
エステル「本当ですか?」
ジュディス「ええ。こっちはリアに似合いそうね」
エステル「本当です。リア、着てみてくれませんか?」
リア「え、今?」
ジュディス「せっかくなのだし、何着か選んで着させて貰いましょう」
エステル「はい! わたし、二人に似合うものを探しますね!」
カロル「・・・あれ、普通に買い物を楽しんでるよね」
セイ「女が集まるとああなるんだよ」
アスラ「目的忘れてそうだったら、ボクが声掛けるから」
ユーリ「ああ、そうしてくれ・・・」
リア「次回、第41話『扉越しで伝わる体温』・・・わ、たし、さっき何て言おうとしたの・・・?///」
・41話予告
エステル「リアとユーリ、少し遅いですね・・・」
セイ「着替えるのにも時間掛かってるんだろうが、一番は暫く気持ちの切り替え、だろうな」
カロル「気持ちの切り替え?」
アスラ「リアなりに頑張ったし、今頃恥ずかしかった・・・って言ってる頃だよ」
ジュディス「あら、でもリアの頑張りのお陰で目的地へ行ける事になったんですもの」
セイ「・・・まあそうだが」
アスラ「・・・絶対に上手く乗せられたよね、これι」
ラピード「ワフ・・・」
カロル「それで、ボク達はどうするの?」
ジュディス「そうね、・・・」
ドオオオン!!
エステル「な、なんです!?」
アスラ「あっちの方から聞こえたけど・・・」
セイ「あそこは確か・・・」
カロル「行ってみよう!」
ラピード「ワンワン!」
ジュディス「あら、あれは・・・」
エステル「次回、第42話『暴虎からの解放』。絶対に許せません! わたし達で何とかしないと!!」
・42話予告
カロル「まさかフレンが来てくれるなんて」
リア「ええ。これでヘリオードも安心ね」
アスラ「騎士団本部があったからこそ、今回の事は気付きにくかったって言うのもあるよね」
セイ「確かにな・・・。そのお陰で好き勝手やってたしこっちも情報が集めにくかったんだしな・・・」
ジュディス「ならリア達は以前も失踪事件を調べていたのね」
リア「うん。けど、調べ初めてちょっとしたらその失踪も落ち着いたの」
ユーリ「それで調べるのを辞めたが、あのバカ共が好き勝手にやり出したってとこか」
アスラ「うん・・・」
リタ「けど、暫くは落ち着くんじゃないの。あのフレンって騎士が来たんだし」
エステル「そうですね。フレンが来てくれたからもう安心しても良いと思います」
レイヴン「ねえ、おっさんもう腹ぺこなんだけど・・・早くヘリオードに行きましょうよぉ」
セイ「・・・相変わらず空気を読まねえおっさんだな・・」
カロル「けどちょっと疲れたしボク達も早く行こうか」
ラピード「ワン」
レイヴン「次回、第43話『Light in the evening』。此処はちょぉ~っとだけ、年長者の俺様が背中を押してあげるべきね♪」
・43話予告
アスラ「リア、ユーリと話し終えたみたいだよ」
セイ「これで少しは安堵しただろうな」
ラピード「ワン」
アスラ「そうだね。明日になったらみんなにもそれが分かるだろうし」
セイ「後はエステルだが・・・ま、そこも心配はないだろうな」
ラピード「ワウン、ワンワン」
セイ「そっか、もうユーリが声掛けてたか。なら明日からはまた全員でデズエール大陸に向けて出発だな」
ラピード「ワン! ワン、ワンワゥン、ワン! ウワオォォウン、ワン!(次回、第44話『船と魚人と少女』)」
セイ「今度は船が沈まないと良いけどな」
アスラ「確かに・・・でもこの時期って確か・・・」
ラピード「ワゥン・・?」
・44話予告
リタ「もう、何がどうなってるのよ!」
エステル「突然霧が出て何かにぶつかって・・・」
ジュディス「これは偶然なのかしらね?」
リタ「ちょっと、変な事言わないでよ!」
リア「・・・でも、この感じって・・やっぱり・・・」
エステル「リア・・?」
リア「ううん。とにかく今はこの状況をどうにかしなきゃね」
ジュディス「そうね。次回、第45話『Phantom ship tossed in fog』。ふふ、私こういうの好きだわ。楽しみね」
リタ「あんた、その楽しみってどう言う意味の楽しみよ・・・」
ジュディス「さあ」
リタ「・・・・」
エステル「えと、次回をお楽しみに、です」
・45話予告
レイヴン「ホントに、青年達と一緒に居ると何でも巻き込まれるのね」
セイ「幽霊船と遭遇なんて前代未聞なんじゃないか?」
カロル「なんで楽しそうに言ってるの、セイ・・・」
パティ「セイ兄も幽霊船を怖がっておらんからじゃろう?」
エステル「そう言うパティも、平気そうですよね・・?」
パティ「うちは冒険家じゃ! 幽霊船くらいで驚きはせんのじゃ」
レイヴン「頼もしいわねえパティちゃん。で、天才魔導少女はまだ魔導器を見てるの?」
エステル「はい・・まだ原因が分からないみたいで・・・」
カロル「じゃあやっぱりこの船の所為・・・なの?」
セイ「それは調査に行ってるユーリ達が戻って来ないとなんとも言えないだろうな」
エステル「ユーリ達、無事だと良いですけど・・・」
カロル「うん・・・」
セイ「次回、第46話『Called voice・・・』。・・・今のあの感じは・・・」
リタ「ちょっと、あれ・・・!!」
エステル「え? あっ!!」
・46話予告
リア「・・・える」
ユーリ「まさかこんなとこで別々になっちまうとはな」
ラピード「クウゥゥン・・・」
ジュディス「そうね・・・さっきの事も気掛かりだけれど、今は合流出来そうな所を探さないとね」
ユーリ「ああ、そうだな」
アスラ「大丈夫、リアは無事だから」
リタ「ちょっと、これからどうするのよ!?」
パティ「おお、ようやくうちの出番じゃな!」
レイヴン「ええ、おっさん嫌よぉ~!」
カロル「ぼ、ボクだって~!!」
セイ「つべこべ言わず、さっさと来る!」
エステル「あ、待って下さい!」
リア「・・・呼んでる。・・・次回、第47話『彷徨う
・47話予告
パティ「セイ兄とアスラとユーリとラピード、もの凄い勢いで走って行ってしまったのお」
リタ「関心してないであたし達も追い掛けるわよ!」
エステル「もしかして、リアに何か遭ったんでしょうか?」
レイヴン「あのメンツがああ言う時は案外そうかもしれないわよ」
ジュディス「なら、尚更私達も急いで後を追わないとね」
カロル「うん。それに早く合流してこの船から脱出したいし・・・」
パティ「それが本音じゃな・・・」
ジュディス「私とパティ以外はそうかもしれないわね」
リタ「もう、ごちゃごちゃ言ってないでさっさと行くわよ!」
パティ「次回、第48話『静かなるサジェスト』・・・さっきの・・何故か気になるのじゃ・・・」
・48話予告
カロル「はあ・・、やっとこの船から出られるね・・・」
リタ「ホントよ・・・」
ジュディス「私はもう少し探索してみたかったわ・・・」
パティ「うちもじゃ・・・まだお宝を見つけておらんのじゃ・・・」
レイヴン「ジュディスちゃんもパティちゃんもホントに残念そうにしてるわね・・・」
エステル「船の雰囲気は苦手でしたけど、届けるものも見つかりました」
リア「そうね。探すのにはちょっと苦労しそうだけど」
セイ「けど、引き受けたからにはちゃんとやらないとな」
アスラ「それがボク達の仕事だもんね」
ユーリ「どんだけ苦労しようが、リア達ならやり遂げるもんな」
ラピード「ワン!」
カロル「で、結局それって誰から引き受けたの・・?」
アスラ「・・・それ、聞いちゃうんだ・・」
カロル「え・・?」
セイ「ほら、フキやカウフマン達が待ってんだ。さっさと戻るぞー」
パティ「船が直っておると良いがのお」
ジュディス「このまま港に着けなかったら困るものね」
レイヴン「そうそう。おっさんもドンにお使い頼まれてるし。遅くなったらドヤされるし・・・」
ユーリ「何にせよさっさと船に戻らねえとな」
ラピード「ワン」
エステル「リタ、行きましょう」
リタ「ええ。次回、第49話『ノードポリカへ』」
リア「ノードポリカ、やっぱり活気があって良い街だなあ」
・49話予告
エステル「ノードポリカ、帝都やダングレストとともまた違った活気がありますね」
カロル「ボクも来るの初めてだけど、この街の雰囲気も好きだな!」
ユーリ「確かに良い賑やかさだな」
リア「時間があれば闘技場も見てみても良いけどね」
リタ「あんた、そんなのに興味あったの?」
リア「あると言うか、前に仕事で来た時に時間があって兄さんと一緒に見た事があるの」
セイ「結構見応えあったぜ。一般参加も可だから落ち着いたら出て見ても良いんじゃないか」
アスラ「ユーリやジュディスは特に、ね」
ユーリ「へえ、そりゃ良いかもな」
ジュディス「そうね。楽しそうだわ」
レイヴン「・・・ホントに楽しそうにしてるわね、青年とジュディスちゃん・・・ι ま、ともかく、まずはドンの手紙を届けないと」
エステル「そうですね。・・・? あれは・・・」
ラピード「ワン、ワウゥゥゥン、ワン・・・(次回、第50話『アイフリードの孫』)」
ユーリ「・・・だとさ」←翻訳してあげたw
カロル「・・・え、孫って・・?」
・50話予告
リア「パティがアイフリードの孫だったって言うのは私も驚いちゃったな」
ユーリ「リアも知らなかったのか?」
リア「うん。パティが私達から情報を貰った時もそんな話はしてなかったし。でも、孫だって名乗ってる子がいるって言うのは聞いた事があったの」
ユーリ「それがパティだったって事か」
リア「でもさっきユーリが言ってくれた通り、私達の気持ちがパティに伝わってると良いなって思えてきた」
ユーリ「そっか。なら、良かったな」
リア「ユーリのおかげでね」
ユーリ「・・・ああ。・・・」
リア「? どうかした?」
ユーリ「いや・・・リア」
リア「? ・・・え? ・・次回、第51話『アネモネ』 ―― アネモネの花言葉は ―――」
・51話予告
ユーリ「・・・あの言葉を聞いて、どうしてもそうしちまったんだ」
フレン「・・・あの言葉とリアの表情を見て、分かってしまったんだ」
リア「・・・っ///」
ユーリ「へえ、まさかお前が闘技場の現チャンピオンとはなあ」
フレン「騎士団の任務だ。それ以上は言えない」
リア「・・・私・・」
フレン「次回、第52話『sweet pain and a firm sword』」
ユーリ「何でお前がそんな事知ってんだよ?」
フレン「・・だから、僕も君と同じ事をした」
リア「・・キス、されたんだよね。私・・・」
・52話予告
カロル「うわあ、ユーリとフレンの戦い、本当に凄いね」
エステル「はい、以前ガスファロストで一緒に戦った時よりも凄いです・・」
レイヴン「二人ともまた腕上げたんじゃないの」
ラピード「ワンワン」
ジュディス「けれどあの二人、何だか楽しそうね」
リタ「それ以前に騎士が現チャンピオンってどう言う事なのよ?」
レイヴン「・・やっぱセイの言ってた通り、かね・・・」
ラピード「ワウウウ、ワン!」
カロル「どうしたの、ラピード? あっ!」
リタ「ちょっと、あれ!!」
エステル「あの人は!!」
ジュディス「! あれは・・!」
カロル「あ、ジュディス!」
リタ「良く解んないけど、あたし等も追うわよ!」
エステル「はい!」
レイヴン「ちょ、ちょっとぉ! 次回、第53話」
ラピード「ワウゥゥゥン、ワン、ワンワンワン(『Minor question』)」
レイヴン「わんこ、おっさん達も行くわよ・・って、おっさんを置いて行かないで!」
・53話予告
リア「それで兄さんとユーリ達は別々に行動してたのね・・・」
ユーリ「ああ。けど、奴の思惑通りになった気もするけどな」
レイヴン「狙いがあの箱だったとはねえ・・・」
セイ「箱を盗ませる為にユーリをフレンと戦わせたか。それとも他に目的があったか・・」
ジュディス「どちらにせよ、早く彼を追い掛けて問いただすべきね」
アスラ「そうだね。それにあの箱はボク達が預かってるものだしね」
エステル「はい。返して貰わないと困ります」
カロル「この先の洞窟には凶暴な魔物がいるって聞いたけど・・・」
リタ「けど、行かなきゃあいつを追い詰められないわよ」
カロル「わ、分かってるよお」
ユーリ「なら、このままラピードの後を追うぞ!」
リア「うん!」
ジュディス「次回、第54話『記憶喪失の少女』。ラーギィとあの箱以外にも何か見つけるのかしら・・?」
・54話予告
ユーリ「・・・?」
カロル「どうしたの?」
ユーリ「いや、何か一瞬背中が寒くなってな・・・」
セイ「ユーリもか?」
カロル「え、セイも?」
セイ「ちょっと悪寒が、な・・・」
レイヴン「何? 青年達もおっさんと一緒で底冷え?」
ユーリ、セイ「「おっさんと一緒にするな」」
アスラ「・・・それ、多分後ろでパティが話してた内容だと思うよ・・・」
レイヴン「パティちゃん、何言ってたの?」
アスラ「記憶喪失だからこれから新しい思い出を残していくって」
ユーリ「へえ、前向きで良いじゃねえか」
アスラ「・・・そこまでだったら、ね」
ユーリ、セイ、カロル、レイヴン「「「?」」」
ラピード「ワン!」
パティ「お? ラピード、どうしたんじゃ?」
リタ「あれは!」
エステル「・・・わ、わたし、長い時間、目が合っていたんですけど・・・」
ジュディス「前に友達と行った事あるの。水場の側に栄えた良い街よ」
パティ「次回、第55話『震える
リア「・・・その言葉に私とユーリは誰にも気付かれないように固唾を吞んだ ――」
・55話予告
リア「・・・ユーリ」
ユーリ「ん?」
リア「・・・さっきイエガーが言ってた事だけど・・」
ユーリ「・・・ああ。あいつは何か知ってる感じだったな・・」
リア「・・・・」
ユーリ「そんな心配そうな顔すんなって」
ラピード「クゥゥゥン・・・」
リア「ラピードにも心配掛けちゃってるね。有り難う。でもあの時も言ったけど、ユーリの傍には私とラピードが居るんだから、ユーリも抱え込みすぎないでね」
ラピード「ワン!」
ユーリ「ああ、サンキュ」
エステル「リア、少し良いです?」
リア「ん? どうしたの?」
エステル「次回、第56話『decision』。こちらこそ、改めてよろしくお願いします」
セイ「・・・このまま、何もなく終わってくれれば良いけどな・・・」
・56話予告
エステル「それにしても、どうして騎士団がこの街に?」
セイ「さあな。俺達も情報を集めようとしたが、監視が厳しいみたいで詳しい事は聞けなかったよ」
アスラ「下手に聞いてたらこっちが怪しまれるもんね・・・」
リア「うん。だから私達はただの旅人って言う感じでいた方が怪しまれないわ」
エステル「そうですね。砂漠に行く前に騒ぎになったら困りますし」
アスラ「次回、第57話『コゴール砂漠へ』。みんなと話したらちゃんと睡眠を取らないとね」
セイ「特にリアは暑さに弱いから早めに休めよ」
リア「うん」
・57話予告
カロル「はあ~生き返ったあ~」
リタ「ほんとよねえ・・」
レイヴン「若人達が何年寄りっぽい事言ってるのよ」
リア「でもずっと暑い中にいたからこの水が気持ちいいもの」
ジュディス「リア、ずっと無言だったものね」
アスラ「途中からレイヴン以外無言だったけどね・・・」
レイヴン「そーよー。だからおっさん寂しくて・・・」
ユーリ「・・・一番おっさんが暑苦しかったけどな」
セイ「ああ・・・。しかし、まだ探し物が見つかる気配すらないな」
エステル「はい。フェローもアルフとライラのご両親も・・・」
アスラ「でもこうやって休めるオアシスを見つけたんだし、この場所を覚えていれば水にも体を休めるのにも苦労はしないよ」
セイ「そうだな。ぶっ倒れる心配だけはなくなったしな」
ラピード「ワン」
リア「なら、もう少し休んで水筒に水を入れたら行こうか」
エステル「はい」
ユーリ「また無言になるなよ」
リア「・・・ぜ、善処します・・ι」
カロル「次回、第58話『蒼天に消ゆ』。あれって・・!」
ジュディス「・・流石に、ちょっとキツイわね・・・」
リタ「・・・こんなのって・・・」
・58話予告
リア「―― 気が付くと私達は見知らぬ場所にいた」
エステル「此処は何処なんでしょう?」
カロル「ボク達、砂漠で倒れたよね?」
パティ「あんなスナスナの砂漠の近くにこんな街があったとはのお・・」
リタ「この街、ちょっと変わってるわね・・・」
ジュディス「それは優しいおじさんとセイが調べてくれているわ」
レイヴン「どうやら此処が例の場所っぽいよ」
ユーリ「リアも無事みたいだな」
リア「・・・じゃあ、この人があの日誌に書いてあった・・」
エステル「次回、第59話『雲居の君』」
セイ「・・・この感じ・・少し違和感があるな」
・59話予告
ユーリ「成る程な、それでリアが橙明の核晶を持ってたわけか」
カロル「でもさ、何かつじつまが合わなくない?」
ジュディス「確かあの日誌に書かれていた事は千年前の出来事、よね?」
リタ「じゃあリアが会ったっていう人何歳よ?」
レイヴン「子孫とかじゃないの?」
パティ「なら、その話がずーーーと昔から聞かされとったと言う事かの?」
エステル「どうなんでしょう?」
セイ「それ以前に砂漠の近くにこんな街があった事事態、知らなかったけどな」
ユーリ「その辺りの事もその賢人様って奴のとこに行けば分かるんじゃないか?」
セイ「そうだな。今の時点で一番有益な情報を持っていそうなのはその賢人様らしいしな」
リア「この橙明の核晶も持って行かなくちゃいけないしね」
ユーリ「ああ」
ラピード「ワンワン、ワウゥゥゥン、ワン(次回、第60話)」
パティ「『語り継ぐ理想郷』。おお、お宝でもあるのか?」
リア「・・・え? あの人って・・・」
ユーリ「・・・んな事、言われなくたって解ってるって」
・60話予告
リア「・・・・」
ユーリ「また海見ながらぼーっとしてんのか?」
リア「え、・・ユーリ、まだ起きてたんだ」
ユーリ「お前こそ。何してたんだ」
リア「夜風に当たってたの。ユーリは?」
ユーリ「オレも散歩だよ。他の連中も好き勝手やってるぜ」
リア「夜は自由行動だもんね。でもまた砂漠に入るんだからいつもより早めに寝ないとね」
ユーリ「そうだな。リアがいつ無言になるか解んねえからな」
リア「・・・暑さに弱いの、ユーリだって知ってるでしょ。でも早くあの子達に両親を会わせてあげたいな」
ユーリ「ああ。その為にも砂漠はさっさと越えちまわないとな」
リア「うん。・・・でも、何でだろう。ちょっと胸騒ぎがする・・・」
ユーリ「ん? どうした?」
リア「ううん、なんでもない。じゃあ私達もそろそろ戻ろうか」
ユーリ「そうだな。・・次回、第61話『慟哭ノ雨』 ―― 選ぶんじゃねえ、もう選んだんだよ」
・61話予告
リア「こんなに泣いたのって、いつ以来だろう・・・」
ユーリ「リアがこんなに泣いたのは、いつ以来だ・・・」
リア「もしかしたら、他の人にも見られていたかもしれない」
ユーリ「こんなに泣いて、相当傷ついてたのはオレもあいつも分かってる」
リア「ユーリが優しく抱き留めてくれて背中を撫でてくれていたけど、それでもツラくてなかなか涙が止まらなかった」
ユーリ「あの時もこんな風に泣いてたが、今はあの時よりも泣いてる気がする」
リア「誰よりも大切な人達だからこそ、ああやって言い合ってるのがツラかったの」
ユーリ「あいつとは昔から言い合う事も多かったが、今回は互いに譲れない事の為にいつもより言い合ってた
それでも、今リアを支えられるのは、オレだけだ ――」
リア「次回、第62話『Blockage』。こんなに泣くのは、私にとって二人がとても大切な人だから・・・」
・62話予告
カロル「なんとかカドスの喉笛を越えられたね」
エステル「はい。レイヴンのお陰で何とかなりました」
レイヴン「今回俺様大活躍だったからねえ」
リタ「まあおっさんにしては良くやったんじゃない」
レイヴン「お、リタっちが俺様を褒めてくれた?!」
セイ「・・・後数時間後に槍でも降りそうだな・・・」
アスラ「けど、この先も大変だと思うよ。ちょっと遠くを見ても入港できない船が見えるし」
パティ「? まだ船は見えとらんが?」
ジュディス「アスラの力で見ているんじゃないかしら」
リア「うん・・・」
ユーリ「どうかしたか?」
リア「あ、ううん・・。ただ、やっぱりフレン隊らしくないなって思って・・・」
ユーリ「そうだな・・・。その辺りもノードポリカに着いたら問いただす必要があるな」
リア「うん・・・でもまずはベリウスに会わないとね」
リタ「次回、第63話『言霊使いと神将と満月の子』。あの二人が言霊使いだって事はあたしも知ってたけど、そこまでは知らなかったわ・・・ユーリもだろうけど」
・63話予告
リタ「もう、何なのよ、あいつ等!!」
パティ「カロルの知り合いには物騒な奴がおるんじゃのお」
ユーリ「ったく、まだ話の途中だったってのに」
カロル「ベリウス、大丈夫かな・・?」
アスラ「心配ないよ。ああ見えてベリウスもかなりの強者だから」
リア「アスラがそう言うなら安心ね」
セイ「ああ。なら、俺達は俺達でナッツや他の連中を助けに行かないとな」
レイヴン「そうね。これだけごたついてるんだから下もどうなってるか」
エステル「一刻も早く助けに行きましょう!」
ジュディス「ええ、そうね。次回、第64話『Perplexity and confusion』」
カロル「うそっ、本気?」
リア「っ・・・」
ユーリ「お前が悪党になるならな」
リタ「な、やめてぇっ!!」
ジュディス「・・・私の道だから」
セイ「リア、俺達も戻るぞ」
リア「・・・ごめんね、ユーリ」
・64話予告
リア「・・・色々と一気にあり過ぎて、何が何だか分からない。でも、そう思ってるのは私だけじゃ無い。ユーリ達もそう・・・
カロル「酷い・・・。これをナンが・・・?」
好きな子が指揮を執り、多くの人を傷つけた事にショックを受けたカロル
エステル「・・・わたしの、・・わたしの力の所為で・・・」
自身の力でベリウスを死なせてしまい悲しみと戦っているエステル
リタ「なんで、どうしてよ!?」
何よりも大事に思っている魔導器を目の前で壊されたリタ
レイヴン「お前・・・ハリー!?」
今回の襲撃はドンの孫であるハリーの依頼だと知り、更に探していた聖核はドンの親友であるベリウス自身の魂の塊だった事に驚くレイヴン
パティ「・・・ユーリ?」
ユーリとフレンの言葉を聞き、驚いたような複雑な表情を浮かべたパティ
ジュディス「・・・私の道だから」
そう言ってジュディスは魔導器を壊し、バウルと共に去って行った
フレン「・・・・・」
いつもよりとてもツラそうな表情を浮かべていたフレン
ユーリ「待てよ、それどういう!?」
フレンとの事もだけど、急に私と兄さんとアスラが抜ける事になって驚いていたユーリ
そして、
「・・・ごめんね、ユーリ」
私自身も意識が朦朧としていたから兄さん達の言葉や今の状況が良く解らなかった
けど、あの時はああ言わずにはいられなかった・・・
次回、第65話『Each uneasiness』。・・・お願い、今私が知らなくちゃいけない事を教えて」
・65話予告
セイ「この話をすればリアが傷つく事は俺達も知っていた
仲間や親友といられないツラさはあの頃も経験しているし、優しいお前はもっと傷つくと思っていた
それでもお前は事実を知ると言った
その強い眼差しと決意は昔から変わらない強さだ
だから俺達はこの話をする事を決めた
次回、第66話『When be coming sad』
その先にあるツラさは兄としてちゃんと受け止めてやるよ」
・66話予告
タイリン「・・リアのツラそうな顔、久し振りに見たな・・・」
ユイカ「いつ泣いても可笑しくない状態だったもんね・・・」
カムイ「満月の子との関係もだけど・・・」
アスラ「やっぱりあの二人の事がリアには大きいよ」
ハクスイ「リア様やセイ様にとってあのお二人の存在はとても大きいものですから」
リンコウ「後はセイに任せるしかないな」
ナセア「今私達が出来る事は此処までですからね」
ゲツレイ「セイの前だったらリアも素直になれるしな」
ミズハ「はい。その間、私達も出来る事をやっておきましょう」
フキ「そうだな。じゃあ少しあいつ等の様子を見てくる」
ケンク「俺も外の様子を見てくるよ」
センキ「じゃあちょっと行ってくるわね」
アスラ「うん。次回、第67話『背徳の代償』。また人々の心に大きな傷跡と悲しみを残してしまうんだね・・・」
・67話予告
パティ「街の皆もカロルも沈みきっておるの・・・」
レイヴン「そりゃね。なんせあのドンがいなくなっちまったんだからね・・・」
パティ「そう言うおっさんもあまり元気が無いのじゃ・・・」
レイヴン「ん? そりゃおっさんだってドンの部下だし世話になってたのよ。悲しくないって言ったらウソになるでしょ・・・」
パティ「じゃの・・・。うちはドンと会ったのは多分今回が初めてじゃが・・やっぱり悲しいのじゃ・・・」
レイヴン「誰だって人が死ぬのを見るのは悲しいものよ・・・もっとも自然にそう感じられるのが普通よ」
パティ「じゃの・・・うち、もう一度あの場所に行ってくるのじゃ」
レイヴン「ドンとアイフリードとの約束の場所にね・・・それにしても、ジュディスちゃんがいるかも知れない場所がまさかあそことはね・・・次回、第68話『People who know the truth』・・これも因縁って奴なのかね・・・」
・68話予告
エステル「まさか此処が人魔戦争があった場所だったなんて・・・」
リタ「これだけの有様なんだから、あたし達が想像してるより酷かったんでしょうね・・・」
レイヴン「まあ、ね・・・」
パティ「おっさん、どうかしたのか?」
レイヴン「いや。リタっちが言った通り酷かったんだろうなぁ・・って思ってさ」
カロル「でもなんでジュディスはこんな所に来たんだろう・・?」
ユーリ「バウルって相棒と関係があるはずだ」
ラピード「ワンワン」
ユーリ「ああ、そうだな。ウダウダ考えるよりさっさとジュディのとこに行かねえとな」
エステル「はい」
パティ「次回、第69話『People who know the truth』。ジュディ姐、うちらにちゃんと話してくれると良いがの・・・」
・69話予告
リア「みんな無事で本当に良かった」
フキ「ああ。バウルも無事に成長出来たしな」
アスラ「数十年ぶりの始祖の隷長の誕生だしね」
セイ「フキとアスラにとっても始祖の隷長が誕生する所見たのは初めてなんじゃないか?」
フキ「そうだな。始祖の隷長の事は知っていたがあまり関わり合いは持ってなかったからな」
アスラ「こっち側の管理は始祖の隷長だからね」
リア「うん。・・でも、私達にはまだやる事が残ってる」
セイ「そうだな・・・あいつ等・・否、ユーリにはちゃんと話しておかないといけない事があるしな」
アスラ「うん・・」
フキ「けど、まずは二人とも身体を休めろ。リアもだが、セイも倒れたら他の奴等に五月蠅く言われるのは俺達だしな」
リア「ふふ、解った。じゃあ船内に行こうか」
セイ「ああ。久々にゆっくり寝かせてもらおう」
リア「次回、第70話『Distinction with me and him』・・ちゃんと、ユーリと話してケジメを付けなきゃ・・・」
・70話予告
ラピード「ワン」
ユーリ「ああ、リアなら今寝てる所だ」
ラピード「ワゥン?」
ユーリ「話ならしてきたよ。けど、まだリア自身も解ってない所があるみたいだから今聞けるとこだけな。ダングレストで会った時やさっきまでのあのいつもと違う雰囲気もなくなって、今はオレ達の知ってるリアに戻ったよ」
ラピード「ワンワンワン」
ユーリ「そうだな、オレも安心してるよ。んじゃ、オレ達も少しばかり休むか」
ラピード「ワン! ワンワゥゥウン、ワン!(次回、第71話)」
ユーリ「『満月の子の真相』。ようやくフェローと対面だな。オレ達が知らない事、そしてリアが気になってる事聞かせて貰うぜ」
・71話予告
リア「やっと私達の旅の目的が果たせたね」
エステル「はい・・・でも、わたしもリアも・・セイもですけど、満月の子と言霊使いはやっぱり一緒にいるのは危険だったんですね・・・」
リア「今はその事は気にしないで。それに、エステルの力の事はユーリ達凛々の明星や私達が何とかするって決めたでしょ」
ユーリ「ああ。フェローにああ言ったからにはちゃんとやらねえとな」
エステル「はい。またご迷惑を掛けるかもしれませんが、これからもよろしくお願いします」
リア「こちらこそ。じゃあ、まずはリタが言ってた通りアスピオに行ってクリティア族の人を探さないとね」
ユーリ「これだけの人数がいるんだ。手分けすりゃ早く見つかるさ」
エステル「そうですね。みんなで探しましょう」
リア「ええ。次回、第72話『Beginning walking』」
「―― 貴方は“この子”が大事?」
ユーリ「・・・あれは、一体何だったんだ・・・?」
リア「・・・ユーリ?」