星喰み編
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数ヶ月後 ――
「あ、リアーー!」
「? カロル!」
ダングレストの街中を歩いていると聞き慣れた声が聞こえ振り返ると手を振りながら走って来るカロルの姿が見えた
「カロル、久しぶりね」
「元気そうだね」
「うん。リアもアスラもね」
あの戦いが終わった後、私達は各地に散らばった
世間では星喰みと戦ったのは、帝国騎士団と言われている
けどそれは表向きの事で、私達が戦ったという事を知っている人は殆どいない
それは現皇帝であるヨーデル様が世界の災厄の件が片付いた後、私達に不満がいかないように、という計らいをしてくれたからだった
私達も戦いの際に各々その責任を担う事を決意し、みんなそれぞれ新しい事を見つけ自分達に出来る事をやっていた
みんなの事は手紙のやり取りをしているからどういう心境にいるのかも知っていたけど、直接会うのは久しぶりだった
「カロルはこれからお仕事?」
「うん、レイヴンとジュディス達とね。って言ってもリタの手伝いだけど」
「なら、パティも一緒にいるんだね」
「うん。ね、リア達も一緒に行かない? あ、仕事があるんだったら別だけど・・・」
「ううん。丁度終わった所だったから大丈夫よ」
カロルはダングレストで仕事を引き受け、順調にこなしていき凛々の明星の知名度も上がってきていた
ユーリ達は呼び出された時にダングレストへと赴いている
が、仕事を選ばないギルド、と言われている為かなかなかメンバーが集まらないようだが、カロルの頑張りがあるからか、前みたいに“子供がギルドの首領”と言う事に驚かれなくなっていた
「ホント! なら、一緒に」
「そこのお嬢さん、エスコートならこの俺様がしてあげますよ」
ふと聞こえた言葉に疑問を持っていると、私の手を取った人物が目の前にいた
「様になってるね、レイヴン」
「そりゃ女性の扱いはお手の物よ。久しぶりね、リアちゃん」
「レイヴンも相変わらずそうで安心した」
「相変わらずって・・リアちゃん、ちょっとヒドい・・・」
「え、今までのレイヴンで安心したって意味だったんだけど・・・ι」
何処かショックを受けた顔をして項垂れているレイヴンだったが、私の言葉を聞くと直ぐにいつものように接してくれた
「リアちゃんも変わらずで俺様も安心よ」
戦いが終わった後、レイヴンは自分の二つの顔の事を公にした
下手をすればどちらも非難されかねない行為だが、彼は今も帝都とギルド、両方で活動している
帝国とギルド、どちらも協調を深めたとはいえ今までの事があり互いを称えられる人は多くない
その一人が元騎士団の隊長であるシュヴァーンであり天を射る矢に所属していてユニオン幹部であるレイヴンという男だからだと、私達は理解していた
「あら、此処にいたのね」
「え?」
レイヴンと話しをしていると聞き覚えのある声が聞こえ振り返ると見慣れた女性が私達の方へ歩いて着ていた
「ジュディス」
「久しぶりね、リア、アスラ。貴女達も一緒だったのね」
「ついさっき会ったんだ」
「仕事も終わった所だったから、私達も一緒に行こうかと思って」
「ええ、勿論。リアとアスラがいてくれると私達も助かるわ」
「きっとリタもパティも喜ぶよ」
ジュディスはギルドの仕事と共に個人で受けた仕事をこなし、相棒のバウルと共に世界を見て回っていて、時々リタの研究を手伝っていた
今回もその手伝いでカロルやレイヴン、ジュディスに手伝いが来たのだろう
そして少し話しをした後、フィエルティア号へと向かった
「遅い!」
フィエルティア号に着くと同時に仁王立ちをしているリタが私達の姿を見るや否そう怒鳴った
「あんた達、どんだけ待たせる気よ!」
「ご、ごめん」
「ごめんね、リタ。私達と話してたから遅くなっちゃって」
「だからって・・・えっ?」
「おお、リア、アスラ。久しぶりじゃの」
カロルやレイヴンに怒鳴っていたリタだったが私の方を見ると驚いた顔をして、その後ろからパティが顔を出した
「久しぶりねリタ、パティ、バウル。元気そうで良かった」
「あ、あんた、なんで此処に?」
「さっき偶然会ってね。これから仕事でリタやパティと会うって言ってたから一緒に来たの」
「そうじゃったのか。リアとアスラがいるとうちらも助かるのじゃ。のお、リタ姐」
「え、ええ」
「なーに、リタっち。久しぶりにリアちゃんに会えてテレちゃってるのぉ」
「う、うっさい!」
「ぐはぁっ!」
リタはそのままレイヴンに一撃を与えるとレイヴンは見事にそのパンチを食らって倒れた
「相変わらずだね、リタも」
「ふふっ。それじゃあそろそろ行きましょうか」
ジュディスの言葉を聞くとバウルがフィエルティア号の帆を加えて浮上し始めた
*
「ふい~、やっと終わったわ」
「貴女達がいてくれたお陰で予定より早く終わったわ」
「ありがとうなのじゃ」
「お役に立てたならなによりよ」
リタ達と一緒にやって来た場所は精霊に関する場所、そしてエアルクレーネの調査だった
世界の理が変わって異常がないかと言う事はずっとリタが調べていた
パティは海精の牙をもう一度立て直すと言って今は資金と仲間集めに奮闘していた
それでも今も時々こうやってジュディスと一緒にリタの手伝いをしていた
「エアルクレーネも精霊達のお陰で変わらず活動してるみたいね」
「ええ。前みたいに人体に影響を与えるって事は無くなったと思うわ」
「精霊の力ってやっぱり凄いんだね」
「元が始祖の隷長だったから、かね?」
「あれ?」
「どうしたの、アスラ?」
みんなと話しをしていると急にアスラが何かに気が付き外を見た
「あそこで叫んでるの、エステルじゃない?」
「「え?」」
アスラが言う方に行き、そこを見ると丁度ハルルの上空だった
そしてハルルの樹の近くでエステルが手を振っているのが見えた
「エステル!」
「リア、みんな、お久し振りです!」
ハルルに着くと直ぐにエステルが私達を出迎えてくれた
「エステルも元気そうじゃの」
「はい。あ、良かったらうちに寄って行きませんか? 丁度美味しいお茶が手に入った所なんです」
「じゃあお言葉に甘えようか」
「うん。ゆっくり話しもしたいしね」
そうして私達はエステルの家へと向かった
「エステル、此処の生活にはもう慣れた」
「はい。毎日新しい発見ばかりで凄く楽しいです」
旅が終わった後、エステルはこのハルルの街に住む事にした
それは旅を通じてエステルが絵本作家になるという夢を見つけた事と、以前からこの街を気に入っていたからだった
「でも帝都と行き来するのって大変じゃない?」
「そうですね。まだ魔物もいますけど、フレンや騎士団の皆さんも護衛してくれますし、カロル達も時々手伝ってくれますし」
この街に住んでいてもエステルは皇族の一人でお姫様だ
エステルも自分に出来る事をやりたいと言ってヨーデル様の補佐をしていて、帝都に赴く時はフレン達騎士団やカロル達凛々の明星に護衛をしてもらっていて、この家にもちゃんと護衛の騎士がいた
トントン
「はい」
「エステリーゼ様、入っても宜しいでしょうか?」
「どうぞ」
エステルと話しをしていると扉をノックする音と聞き慣れた声が聞こえ、その人物は扉を開けて部屋に入った
「失礼します・・。 ・・って、リアにみんな?」
「久しぶり、フレン」
「久しぶりだね、みんな。リアもみんなと一緒だったのか」
フレンは私達の姿を見ると驚いた顔をしたが直ぐにいつもの笑みを見せてくれた
「ダングレストで偶然会って、そのまま一緒にね」
「ついさっきバウルが上空を飛んでいるのを見かけて声を掛けたら、みんなが来てくれたんです」
「そうだったんですか」
「フレンは相変わらず忙しいのか?」
「今や騎士団長だし、今まで以上に忙しいでしょ」
「ええ、まあ。でもみんながより良い生活を送れるようにするのも我々の仕事ですから」
「レイヴンもギルドの方で頑張ってくれてるしね」
帝国とギルドが友好協定を結び、魔導器が無くなったこの世界を人々が住みやすくするように、あの時集まったヨーデル様達とフレン、そして騎士団とギルドの両生活を送っていたレイヴンが架け橋となって行動し、みんなに働きかけていた
「時間がある時に色々な所を見て回ったけど、以前と比べるとみんないい顔をしていたわ」
ジュディスの言う通り、私も仕事で世界中を行き来しているから、色んな街や人達を見て来た
魔導器が無くなった頃はみんな混乱していたけど、それでも前向きに新しい生活を送るようになって今では前のように表情豊かになっていた
「けど、課題はまだまだ残っているからね」
「その為にもわたし達ももっと頑張らないとですね」
「ええ」
「張り切るのは良いけど、無茶はしないでよ。後が大変なんだから」
「ありがとうリタ」
フレンの言葉にエステルも答えているとリタは苦笑してそう言うが、エステルの返事を聞くとテレた顔をして視線を逸らした
トントン
「フレン、エステル、いるか?」
「あの声、兄さん?」
暫く話しをしているとまた誰かがこの家の扉をノックする音が聞こえ、その声に聞き覚えがありそう思っているとエステルが返事を返し扉が開いた
「よお、・・・て、」
「なんだ勢揃いだな」
「ユーリ、セイ、ラピード。久しぶり」
「ワン!」
ユーリと兄さんは勢揃いしている私達を見て驚いた顔をしたけど、直ぐにいつものように返事を返し私達の近くにやって来た
「久しぶりだな。勢揃いしてどうしたんだ?」
「みんなたまたま会って勢揃いしたって感じだよ」
「それよりユーリとセイとラピードはなんで此処に?」
「ラピードと下町歩いてたらフレンと会ってな。ヒマだったらちょっと手伝ってくれないか、ってな」
「丁度エステリーゼ様をお迎えに行く所だったので。護衛は多い方が良いと思いまして」
「で、運悪く俺もこいつ等と会って此処まで来たって訳だ」
「ユーリとフレンとセイが一緒ならエステルも安心だよね」
丁度仕事を済ませ下町に戻っていたユーリと兄さんだったけど、フレンの話しを聞いて此処まで一緒に来たのだろう
変に気を遣う人達より気心が知れている人の方がエステルも安心出来るだろうという理由で護衛を頼んでいる
けど見た限り、今日は本当にユーリとフレンと兄さんだけだった
「じゃあ此処で話してる時間ってあんまりないんじゃないの?」
「少しくらいゆっくりしていても大丈夫だよ」
「ええ。せっかくこうやってみんな揃っているんですし」
「小さな同窓会、ってか」
「そうだね。同窓会だね」
その言葉に私達は微笑んだ
旅が終わってみんなそれぞれ自分のやるべき事をする為に各地に散って、こうやって全員揃うと言う事はなかった
それから時間になるまで私達は色々な話しをした
こうやってみんなと話しをしていると、本当にみんなで旅をしてた時のような気持ちになっていた
*
「じゃあエステル、またね!」
「新しいお話が出来たら是非読ませてね」
「うちもまた来るのじゃ」
「今度来る時は手土産でも持ってこようかね」
「あたしも・・時間が出来たら遊びに来るから///」
「はい、ではまた!」
家を出た所でカロル達と別れ、エステルもカロル達に大きく手を振っていた
「それじゃあ帝都に行こうか」
みんなを見送り私も一旦帝都に戻る事にし、ユーリ達と一緒にエステルの護衛をする事にした
が、
「ユーリとリアはゆっくりして行って下さい」
「え?」
「護衛なら俺達で十分だからな」
「仕事の報告ならボクがやっておくよ」
「ユーリはリアの護衛、って所だよ」
「ワン」
そう言われ首を傾げるとニコリとした笑顔を向けられた
みんな私とユーリが付き合いだした事を知っている
けど、お互いに時間が取れる事も少なく会える時間がない事も知っていた
だから気を遣ってくれてこう言ってくれたのだと解り私もユーリも小さく笑って答えた
「解ったよ。じゃ、オレはリアの護衛、な」
「じゃあ、エステルまたね」
「はい」
そのままエステルはフレンと兄さんとアスラとラピードと一緒に帝都へと向かって行った
「・・・なんか、気を遣わせちゃったね」
「あいつ等らしいっちゃ、らしいけどな」
「そうだね。ね、ハルルの樹の所に行かない」
「ああ」
お互いに微笑み合い、そのままハルルの樹の下へと向かっていく
向かう途中に色々な事を話しながらハルルの樹へ続く坂を登っていく
「やっぱり綺麗・・・」
「前に着た時より花が咲いてるな」
ハルルの樹の下に着くと前に来た時より綺麗に咲いていた
丁度満開の季節だったのか花が綺麗に咲いていて、街中もハルルの花が舞っていていた
(そういえばさっきエステルの家でお茶飲んでる時にハルルの花がお茶の中に入ってきたな)
「?」
そう思ってハルルの花弁を見ているとユーリが後ろから私を抱き締めた
「リアって、抱き心地良いよな」
「そう・・・?」
「ああ」
言うとユーリは私の髪にキスをした
「ゆ、ユーリ///」
「何赤くなってんだよ」
「だ、だって・・・///」
直接された訳じゃないけど、未だにこういう事は慣れない・・///
けど、それでもユーリに抱き締められてるのは安心する
小さく微笑んでそっとユーリの手に自分の手を重ねた
「どうした」
「ユーリに抱き締められるのって久しぶりだなって思って」
「こうやってゆっくりするもの久しぶりだしな」
「そうだね・・・」
戦いが終わった後も私は故郷と外界を行き来していた
戦いが終わっても私達言霊使いの仕事が終わった訳じゃない
ユーリもギルドの仕事で下町を空ける事が多い
仕事の合間を見つけては下町に戻って来て会っていたけど、最近はずっと会えずにいたからこうやってゆっくり会う事の方が珍しかった
「あ、ユーリ」
「ん?」
ふとある事を思い出し私は身体の向きを変えてニコリと笑って言った
「言うの遅くなっちゃったけど・・・、ただいま」
「! ・・・ああ、おかえり」
ユーリは一瞬驚いた顔をしたけど直ぐに微笑んでくれた
「嬉しそうな顔してるな」
「ユーリにおかえりって言って貰えるのが嬉しいから」
他愛のない言葉と言えばそうかもしれないけど、私にとってはユーリの所に帰って来たんだって実感するから好きな言葉だった
「ユーリは何かないの、嬉しい言葉とか?」
「オレか? そうだな・・・」
「っ・・!」
言うとユーリは私の唇に軽く振れ、離れると口角を上げて笑った
「リアとこうしてる時だな」
「っ、ば、バカ・・・///」
その言葉で一気に顔が赤くなり視線を逸らそうとしたけどそれはユーリによって制される
「顔逸らすなって」
「ユーリが恥ずかしい事言うからでしょ///」
「そろそろ慣れろよ」
「・・・恥ずかしいものは恥ずかしいんだもん・・・///」
顔を赤くしている私を見てユーリは苦笑して軽く頭を撫でた
そして、
「んっ///」
そのまま軽く顎を持ち上げられ距離が縮まり唇が重なった
けどそれは強引なものではなく、とても甘いもので普段より甘く感じた
「何かいつもより甘いな」
「さっき飲んでた紅茶の味とハルルの花の香りじゃないかな。 ・・って、今、いつもよりて言った?!」
「ああ」
「それっていつも甘いって事・・?///」
ユーリは当然と言うように笑い更に恥ずかしさが増して顔が熱くなった
「お前ってホント見てて飽きねえよな」
「ユーリの所為でしょ・・・///」
だけどユーリとこうやっている時も前とは違って凄く幸せだと感じる
きっとこの幸せはあの戦いやその後の事がなかったら、気付く事もなかったかもしれない
(そう思うと、色々な事に感謝しなきゃいけないかも・・・)
そしてふとある人物達の事が浮かんだ
「そういえば、」
「ん?」
「この前故郷に戻った時にシエラさんと会ったんだ」
「シエラ・・。ああ、そういやシエラも言霊使いだったんだよな」
「うん。でね、あの時言ってた通りシエラさんと色々と話したの」
シエラさんとハガスミの言葉があったお陰で私の本当の気持ちに気付けた事、そしてずっと助けてくれていた事のお礼、本当に色々と
でも、一番嬉しかった事はやっぱりユーリと付き合いだした事を話した時にイサキと同じようにシエラさんも喜んでくれた事だった
「シエラさん、言霊使いの仕事もやりつつ、デュークと世界中を旅してるんだって」
「デュークとね。知り合いみたいだったしな」
「知り合いっていうか恋人同士っていう方が正しいかな」
「まあな」
私の言葉を聞きユーリは苦笑した
ユーリもみんなと一緒であの時のデュークとシエラさんとのやり取りを見てなんとなくそうじゃないかと気付いていただろうし
「それでね、デュークとの話し聞いてたら、なんか私まで幸せな気持ちになっちゃって・・・」
それはお互いに安心出来る人が直ぐ隣にいるから、と言う意味が込められているのかもしれない
「イサキ以外でそういう話し出来る奴が出来て良かったな」
「うん」
シエラさんとの関係についてはまだ話していない事は多いけど、それでもユーリも旅の間で色々遭った事も含め、シエラさんの事は認めてくれているからこういう風に言ってくれていた
「デュークとシエラさん、幸せになって欲しいな」
ずっと離れ離れになっていた二人だから、凄くそう思ってしまう
「ユーリ」
そしてその幸せを感じながらユーリへと視線を移し
「大好き。誰よりもユーリが好きだよ」
ニコリと微笑んで、ありのままの気持ちをユーリに伝えるとユーリは微笑んでくれ
「ああ。オレもだよ」
お互いに返事を返し私達は見つめ合って、綺麗なハルルの花弁が舞う中キスをした
これからもずっと、
いつまでも、
一緒にいようね ―――
125.君といつまでも(最終話)
END
あとがき
PS3版連載も遂に完結~~~~!!!!!
長かった! 頑張ってかなり長く書きました!!
そしてあの後のみんな、後日談を書いてみました
みんなそれぞれの事はシナリオブックの後日談小説を参考にさせて貰いました!
本当にこれからもみんな頑張って欲しいですね
まあユーリとリアちゃんの事は公認カップルって感じになってるみたいですけどねww
ユーリとリアちゃんもお幸せにね!
まだ語りたい事がありますが、それはまた別のあとがきの方でしっかりと語らせて頂きますので(←)
とりあえず、
PS3版連載、全125話を此処まで読んで、そして応援して下さった皆様、此処までのお付き合い本当に有り難う御座いました!!
最後に、
リア「皆さん、最後まで応援して下さって本当に有り難う御座いました! また会える日を、管理人やユーリ達と同様楽しみにしています」
それでは、此処まで本当に有り難う御座いました!!
2011.08.05
「あ、リアーー!」
「? カロル!」
ダングレストの街中を歩いていると聞き慣れた声が聞こえ振り返ると手を振りながら走って来るカロルの姿が見えた
「カロル、久しぶりね」
「元気そうだね」
「うん。リアもアスラもね」
あの戦いが終わった後、私達は各地に散らばった
世間では星喰みと戦ったのは、帝国騎士団と言われている
けどそれは表向きの事で、私達が戦ったという事を知っている人は殆どいない
それは現皇帝であるヨーデル様が世界の災厄の件が片付いた後、私達に不満がいかないように、という計らいをしてくれたからだった
私達も戦いの際に各々その責任を担う事を決意し、みんなそれぞれ新しい事を見つけ自分達に出来る事をやっていた
みんなの事は手紙のやり取りをしているからどういう心境にいるのかも知っていたけど、直接会うのは久しぶりだった
「カロルはこれからお仕事?」
「うん、レイヴンとジュディス達とね。って言ってもリタの手伝いだけど」
「なら、パティも一緒にいるんだね」
「うん。ね、リア達も一緒に行かない? あ、仕事があるんだったら別だけど・・・」
「ううん。丁度終わった所だったから大丈夫よ」
カロルはダングレストで仕事を引き受け、順調にこなしていき凛々の明星の知名度も上がってきていた
ユーリ達は呼び出された時にダングレストへと赴いている
が、仕事を選ばないギルド、と言われている為かなかなかメンバーが集まらないようだが、カロルの頑張りがあるからか、前みたいに“子供がギルドの首領”と言う事に驚かれなくなっていた
「ホント! なら、一緒に」
「そこのお嬢さん、エスコートならこの俺様がしてあげますよ」
ふと聞こえた言葉に疑問を持っていると、私の手を取った人物が目の前にいた
「様になってるね、レイヴン」
「そりゃ女性の扱いはお手の物よ。久しぶりね、リアちゃん」
「レイヴンも相変わらずそうで安心した」
「相変わらずって・・リアちゃん、ちょっとヒドい・・・」
「え、今までのレイヴンで安心したって意味だったんだけど・・・ι」
何処かショックを受けた顔をして項垂れているレイヴンだったが、私の言葉を聞くと直ぐにいつものように接してくれた
「リアちゃんも変わらずで俺様も安心よ」
戦いが終わった後、レイヴンは自分の二つの顔の事を公にした
下手をすればどちらも非難されかねない行為だが、彼は今も帝都とギルド、両方で活動している
帝国とギルド、どちらも協調を深めたとはいえ今までの事があり互いを称えられる人は多くない
その一人が元騎士団の隊長であるシュヴァーンであり天を射る矢に所属していてユニオン幹部であるレイヴンという男だからだと、私達は理解していた
「あら、此処にいたのね」
「え?」
レイヴンと話しをしていると聞き覚えのある声が聞こえ振り返ると見慣れた女性が私達の方へ歩いて着ていた
「ジュディス」
「久しぶりね、リア、アスラ。貴女達も一緒だったのね」
「ついさっき会ったんだ」
「仕事も終わった所だったから、私達も一緒に行こうかと思って」
「ええ、勿論。リアとアスラがいてくれると私達も助かるわ」
「きっとリタもパティも喜ぶよ」
ジュディスはギルドの仕事と共に個人で受けた仕事をこなし、相棒のバウルと共に世界を見て回っていて、時々リタの研究を手伝っていた
今回もその手伝いでカロルやレイヴン、ジュディスに手伝いが来たのだろう
そして少し話しをした後、フィエルティア号へと向かった
「遅い!」
フィエルティア号に着くと同時に仁王立ちをしているリタが私達の姿を見るや否そう怒鳴った
「あんた達、どんだけ待たせる気よ!」
「ご、ごめん」
「ごめんね、リタ。私達と話してたから遅くなっちゃって」
「だからって・・・えっ?」
「おお、リア、アスラ。久しぶりじゃの」
カロルやレイヴンに怒鳴っていたリタだったが私の方を見ると驚いた顔をして、その後ろからパティが顔を出した
「久しぶりねリタ、パティ、バウル。元気そうで良かった」
「あ、あんた、なんで此処に?」
「さっき偶然会ってね。これから仕事でリタやパティと会うって言ってたから一緒に来たの」
「そうじゃったのか。リアとアスラがいるとうちらも助かるのじゃ。のお、リタ姐」
「え、ええ」
「なーに、リタっち。久しぶりにリアちゃんに会えてテレちゃってるのぉ」
「う、うっさい!」
「ぐはぁっ!」
リタはそのままレイヴンに一撃を与えるとレイヴンは見事にそのパンチを食らって倒れた
「相変わらずだね、リタも」
「ふふっ。それじゃあそろそろ行きましょうか」
ジュディスの言葉を聞くとバウルがフィエルティア号の帆を加えて浮上し始めた
*
「ふい~、やっと終わったわ」
「貴女達がいてくれたお陰で予定より早く終わったわ」
「ありがとうなのじゃ」
「お役に立てたならなによりよ」
リタ達と一緒にやって来た場所は精霊に関する場所、そしてエアルクレーネの調査だった
世界の理が変わって異常がないかと言う事はずっとリタが調べていた
パティは海精の牙をもう一度立て直すと言って今は資金と仲間集めに奮闘していた
それでも今も時々こうやってジュディスと一緒にリタの手伝いをしていた
「エアルクレーネも精霊達のお陰で変わらず活動してるみたいね」
「ええ。前みたいに人体に影響を与えるって事は無くなったと思うわ」
「精霊の力ってやっぱり凄いんだね」
「元が始祖の隷長だったから、かね?」
「あれ?」
「どうしたの、アスラ?」
みんなと話しをしていると急にアスラが何かに気が付き外を見た
「あそこで叫んでるの、エステルじゃない?」
「「え?」」
アスラが言う方に行き、そこを見ると丁度ハルルの上空だった
そしてハルルの樹の近くでエステルが手を振っているのが見えた
「エステル!」
「リア、みんな、お久し振りです!」
ハルルに着くと直ぐにエステルが私達を出迎えてくれた
「エステルも元気そうじゃの」
「はい。あ、良かったらうちに寄って行きませんか? 丁度美味しいお茶が手に入った所なんです」
「じゃあお言葉に甘えようか」
「うん。ゆっくり話しもしたいしね」
そうして私達はエステルの家へと向かった
「エステル、此処の生活にはもう慣れた」
「はい。毎日新しい発見ばかりで凄く楽しいです」
旅が終わった後、エステルはこのハルルの街に住む事にした
それは旅を通じてエステルが絵本作家になるという夢を見つけた事と、以前からこの街を気に入っていたからだった
「でも帝都と行き来するのって大変じゃない?」
「そうですね。まだ魔物もいますけど、フレンや騎士団の皆さんも護衛してくれますし、カロル達も時々手伝ってくれますし」
この街に住んでいてもエステルは皇族の一人でお姫様だ
エステルも自分に出来る事をやりたいと言ってヨーデル様の補佐をしていて、帝都に赴く時はフレン達騎士団やカロル達凛々の明星に護衛をしてもらっていて、この家にもちゃんと護衛の騎士がいた
トントン
「はい」
「エステリーゼ様、入っても宜しいでしょうか?」
「どうぞ」
エステルと話しをしていると扉をノックする音と聞き慣れた声が聞こえ、その人物は扉を開けて部屋に入った
「失礼します・・。 ・・って、リアにみんな?」
「久しぶり、フレン」
「久しぶりだね、みんな。リアもみんなと一緒だったのか」
フレンは私達の姿を見ると驚いた顔をしたが直ぐにいつもの笑みを見せてくれた
「ダングレストで偶然会って、そのまま一緒にね」
「ついさっきバウルが上空を飛んでいるのを見かけて声を掛けたら、みんなが来てくれたんです」
「そうだったんですか」
「フレンは相変わらず忙しいのか?」
「今や騎士団長だし、今まで以上に忙しいでしょ」
「ええ、まあ。でもみんながより良い生活を送れるようにするのも我々の仕事ですから」
「レイヴンもギルドの方で頑張ってくれてるしね」
帝国とギルドが友好協定を結び、魔導器が無くなったこの世界を人々が住みやすくするように、あの時集まったヨーデル様達とフレン、そして騎士団とギルドの両生活を送っていたレイヴンが架け橋となって行動し、みんなに働きかけていた
「時間がある時に色々な所を見て回ったけど、以前と比べるとみんないい顔をしていたわ」
ジュディスの言う通り、私も仕事で世界中を行き来しているから、色んな街や人達を見て来た
魔導器が無くなった頃はみんな混乱していたけど、それでも前向きに新しい生活を送るようになって今では前のように表情豊かになっていた
「けど、課題はまだまだ残っているからね」
「その為にもわたし達ももっと頑張らないとですね」
「ええ」
「張り切るのは良いけど、無茶はしないでよ。後が大変なんだから」
「ありがとうリタ」
フレンの言葉にエステルも答えているとリタは苦笑してそう言うが、エステルの返事を聞くとテレた顔をして視線を逸らした
トントン
「フレン、エステル、いるか?」
「あの声、兄さん?」
暫く話しをしているとまた誰かがこの家の扉をノックする音が聞こえ、その声に聞き覚えがありそう思っているとエステルが返事を返し扉が開いた
「よお、・・・て、」
「なんだ勢揃いだな」
「ユーリ、セイ、ラピード。久しぶり」
「ワン!」
ユーリと兄さんは勢揃いしている私達を見て驚いた顔をしたけど、直ぐにいつものように返事を返し私達の近くにやって来た
「久しぶりだな。勢揃いしてどうしたんだ?」
「みんなたまたま会って勢揃いしたって感じだよ」
「それよりユーリとセイとラピードはなんで此処に?」
「ラピードと下町歩いてたらフレンと会ってな。ヒマだったらちょっと手伝ってくれないか、ってな」
「丁度エステリーゼ様をお迎えに行く所だったので。護衛は多い方が良いと思いまして」
「で、運悪く俺もこいつ等と会って此処まで来たって訳だ」
「ユーリとフレンとセイが一緒ならエステルも安心だよね」
丁度仕事を済ませ下町に戻っていたユーリと兄さんだったけど、フレンの話しを聞いて此処まで一緒に来たのだろう
変に気を遣う人達より気心が知れている人の方がエステルも安心出来るだろうという理由で護衛を頼んでいる
けど見た限り、今日は本当にユーリとフレンと兄さんだけだった
「じゃあ此処で話してる時間ってあんまりないんじゃないの?」
「少しくらいゆっくりしていても大丈夫だよ」
「ええ。せっかくこうやってみんな揃っているんですし」
「小さな同窓会、ってか」
「そうだね。同窓会だね」
その言葉に私達は微笑んだ
旅が終わってみんなそれぞれ自分のやるべき事をする為に各地に散って、こうやって全員揃うと言う事はなかった
それから時間になるまで私達は色々な話しをした
こうやってみんなと話しをしていると、本当にみんなで旅をしてた時のような気持ちになっていた
*
「じゃあエステル、またね!」
「新しいお話が出来たら是非読ませてね」
「うちもまた来るのじゃ」
「今度来る時は手土産でも持ってこようかね」
「あたしも・・時間が出来たら遊びに来るから///」
「はい、ではまた!」
家を出た所でカロル達と別れ、エステルもカロル達に大きく手を振っていた
「それじゃあ帝都に行こうか」
みんなを見送り私も一旦帝都に戻る事にし、ユーリ達と一緒にエステルの護衛をする事にした
が、
「ユーリとリアはゆっくりして行って下さい」
「え?」
「護衛なら俺達で十分だからな」
「仕事の報告ならボクがやっておくよ」
「ユーリはリアの護衛、って所だよ」
「ワン」
そう言われ首を傾げるとニコリとした笑顔を向けられた
みんな私とユーリが付き合いだした事を知っている
けど、お互いに時間が取れる事も少なく会える時間がない事も知っていた
だから気を遣ってくれてこう言ってくれたのだと解り私もユーリも小さく笑って答えた
「解ったよ。じゃ、オレはリアの護衛、な」
「じゃあ、エステルまたね」
「はい」
そのままエステルはフレンと兄さんとアスラとラピードと一緒に帝都へと向かって行った
「・・・なんか、気を遣わせちゃったね」
「あいつ等らしいっちゃ、らしいけどな」
「そうだね。ね、ハルルの樹の所に行かない」
「ああ」
お互いに微笑み合い、そのままハルルの樹の下へと向かっていく
向かう途中に色々な事を話しながらハルルの樹へ続く坂を登っていく
「やっぱり綺麗・・・」
「前に着た時より花が咲いてるな」
ハルルの樹の下に着くと前に来た時より綺麗に咲いていた
丁度満開の季節だったのか花が綺麗に咲いていて、街中もハルルの花が舞っていていた
(そういえばさっきエステルの家でお茶飲んでる時にハルルの花がお茶の中に入ってきたな)
「?」
そう思ってハルルの花弁を見ているとユーリが後ろから私を抱き締めた
「リアって、抱き心地良いよな」
「そう・・・?」
「ああ」
言うとユーリは私の髪にキスをした
「ゆ、ユーリ///」
「何赤くなってんだよ」
「だ、だって・・・///」
直接された訳じゃないけど、未だにこういう事は慣れない・・///
けど、それでもユーリに抱き締められてるのは安心する
小さく微笑んでそっとユーリの手に自分の手を重ねた
「どうした」
「ユーリに抱き締められるのって久しぶりだなって思って」
「こうやってゆっくりするもの久しぶりだしな」
「そうだね・・・」
戦いが終わった後も私は故郷と外界を行き来していた
戦いが終わっても私達言霊使いの仕事が終わった訳じゃない
ユーリもギルドの仕事で下町を空ける事が多い
仕事の合間を見つけては下町に戻って来て会っていたけど、最近はずっと会えずにいたからこうやってゆっくり会う事の方が珍しかった
「あ、ユーリ」
「ん?」
ふとある事を思い出し私は身体の向きを変えてニコリと笑って言った
「言うの遅くなっちゃったけど・・・、ただいま」
「! ・・・ああ、おかえり」
ユーリは一瞬驚いた顔をしたけど直ぐに微笑んでくれた
「嬉しそうな顔してるな」
「ユーリにおかえりって言って貰えるのが嬉しいから」
他愛のない言葉と言えばそうかもしれないけど、私にとってはユーリの所に帰って来たんだって実感するから好きな言葉だった
「ユーリは何かないの、嬉しい言葉とか?」
「オレか? そうだな・・・」
「っ・・!」
言うとユーリは私の唇に軽く振れ、離れると口角を上げて笑った
「リアとこうしてる時だな」
「っ、ば、バカ・・・///」
その言葉で一気に顔が赤くなり視線を逸らそうとしたけどそれはユーリによって制される
「顔逸らすなって」
「ユーリが恥ずかしい事言うからでしょ///」
「そろそろ慣れろよ」
「・・・恥ずかしいものは恥ずかしいんだもん・・・///」
顔を赤くしている私を見てユーリは苦笑して軽く頭を撫でた
そして、
「んっ///」
そのまま軽く顎を持ち上げられ距離が縮まり唇が重なった
けどそれは強引なものではなく、とても甘いもので普段より甘く感じた
「何かいつもより甘いな」
「さっき飲んでた紅茶の味とハルルの花の香りじゃないかな。 ・・って、今、いつもよりて言った?!」
「ああ」
「それっていつも甘いって事・・?///」
ユーリは当然と言うように笑い更に恥ずかしさが増して顔が熱くなった
「お前ってホント見てて飽きねえよな」
「ユーリの所為でしょ・・・///」
だけどユーリとこうやっている時も前とは違って凄く幸せだと感じる
きっとこの幸せはあの戦いやその後の事がなかったら、気付く事もなかったかもしれない
(そう思うと、色々な事に感謝しなきゃいけないかも・・・)
そしてふとある人物達の事が浮かんだ
「そういえば、」
「ん?」
「この前故郷に戻った時にシエラさんと会ったんだ」
「シエラ・・。ああ、そういやシエラも言霊使いだったんだよな」
「うん。でね、あの時言ってた通りシエラさんと色々と話したの」
シエラさんとハガスミの言葉があったお陰で私の本当の気持ちに気付けた事、そしてずっと助けてくれていた事のお礼、本当に色々と
でも、一番嬉しかった事はやっぱりユーリと付き合いだした事を話した時にイサキと同じようにシエラさんも喜んでくれた事だった
「シエラさん、言霊使いの仕事もやりつつ、デュークと世界中を旅してるんだって」
「デュークとね。知り合いみたいだったしな」
「知り合いっていうか恋人同士っていう方が正しいかな」
「まあな」
私の言葉を聞きユーリは苦笑した
ユーリもみんなと一緒であの時のデュークとシエラさんとのやり取りを見てなんとなくそうじゃないかと気付いていただろうし
「それでね、デュークとの話し聞いてたら、なんか私まで幸せな気持ちになっちゃって・・・」
それはお互いに安心出来る人が直ぐ隣にいるから、と言う意味が込められているのかもしれない
「イサキ以外でそういう話し出来る奴が出来て良かったな」
「うん」
シエラさんとの関係についてはまだ話していない事は多いけど、それでもユーリも旅の間で色々遭った事も含め、シエラさんの事は認めてくれているからこういう風に言ってくれていた
「デュークとシエラさん、幸せになって欲しいな」
ずっと離れ離れになっていた二人だから、凄くそう思ってしまう
「ユーリ」
そしてその幸せを感じながらユーリへと視線を移し
「大好き。誰よりもユーリが好きだよ」
ニコリと微笑んで、ありのままの気持ちをユーリに伝えるとユーリは微笑んでくれ
「ああ。オレもだよ」
お互いに返事を返し私達は見つめ合って、綺麗なハルルの花弁が舞う中キスをした
これからもずっと、
いつまでも、
一緒にいようね ―――
125.君といつまでも(最終話)
END
あとがき
PS3版連載も遂に完結~~~~!!!!!
長かった! 頑張ってかなり長く書きました!!
そしてあの後のみんな、後日談を書いてみました
みんなそれぞれの事はシナリオブックの後日談小説を参考にさせて貰いました!
本当にこれからもみんな頑張って欲しいですね
まあユーリとリアちゃんの事は公認カップルって感じになってるみたいですけどねww
ユーリとリアちゃんもお幸せにね!
まだ語りたい事がありますが、それはまた別のあとがきの方でしっかりと語らせて頂きますので(←)
とりあえず、
PS3版連載、全125話を此処まで読んで、そして応援して下さった皆様、此処までのお付き合い本当に有り難う御座いました!!
最後に、
リア「皆さん、最後まで応援して下さって本当に有り難う御座いました! また会える日を、管理人やユーリ達と同様楽しみにしています」
それでは、此処まで本当に有り難う御座いました!!
2011.08.05