戦国無双(トリップ夢)
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本などで別の世界に飛ばされてしまうと言う話は物語として良くあるパターン
それでも作者によってその後の話しは変わってくるものだ
そう言った事は物語の世界だから有り得る事だと思っていたけど、
まさか自分がそうなってしまうなんて思ってもみなかった・・・
01.戦国時代での新しい家族
実際の所、自分でもどうしてこうなったのかは解らない
言える事は此処は私が知っている世界であり別の世界だった
「・・・その話しを信じろと?」
そう言ったのは私の斜め前にいる男性、石田 三成だった
彼は私の話しを聞き思いっきり眉間に皺を寄せてそう言った
「有り得ない事ですけど、事実ですから・・・」
「ふむ~」
「・・・・」
そして彼の他にこの場にこの家の主、羽柴秀吉、妻のねね、石田三成と同じくらいの年の男性、加藤清正と福島正則がいた
彼等は戦国時代の英雄武将達
そして歴史上の人物だった
私の言葉を聞くと秀吉さんは唸り、ねねさんも少し首を傾げ、清正さんは無言で私を見ていた
「良く解んねえけど、璃唖はこの時代のヤツじゃねえって事か?」
「はい・・・」
みんな私の話を聞いて信じられないと言う顔をしていた
それは当人である私もだった
彼、正則さんの言う通り、私はこの時代の人間じゃない
そしてこの世界の人間でもない
私の家はちょっと変わっていて代々から密かに陰陽道、言霊を操る力を持つ一族の家系だった
普段はただの神社として生計を立てているけど、たまに裏の仕事として一族の仕事もしている
昨日もいつも通り仕事をしていつも通りに寝たはずだった
けど気が付いた時には此処にいた
―――
「・・・っ」
鳥の囀りが聞こえゆっくりと目を開けると天上が見えた
「・・・・?」
けどその天上は見慣れたものではなかった
「・・・え、・・」
そしてゆっくりと体を起こし辺りを見ると、見知らぬ所にいた
「・・・・此処、何処・・・?」
起きて目に入った部屋は普段自分が使っている部屋ではなかった
私が使っている部屋よりもっと広く、そして空気も違う気がした
自分の服や身に付けているものを確認するけど特に変わった様子はない
変わっているのはこの場所と空気だけ
そう思っているとこの部屋の入り口の襖が開き、女性と男性の声が聞こえた
「あ、良かったぁ、目が覚めたんだね!」
「おお、お前さん、目が覚めたか!」
「え、えっと・・・」
「貴方、二日も目を覚まさなかったから心配だったんだよ」
「?」
私が気が付いた事に二人は凄く喜んでいてその意味が解らないで首を傾げていると私を見つけた時の事を話してくれた
「お前さん、この近くにある戦場に近い所で倒れてとったんじゃ」
(え? 戦場・・・?)
聞き慣れない言葉に一瞬疑問を抱いたがその後の言葉を待った
「うちの人とあたしが見つけてね。怪我もしてないし戦に巻き込まれた感じでもなかったんだけど、声を掛けても全然反応が無くてね・・・」
「じゃがあのままあの場所に置き去りっちゅう訳にはいかんかったからわし等が此処まで連れ帰ったちゅう訳じゃ」
「そうだったんですか、有り難う御座います」
色々と気になる事はあるけれど、助けてくれた事は事実なので頭を下げて素直にお礼を言った
「そんなに畏まらなくて良いよ。あたしはねね」
「わしは羽柴秀吉」
(え・・・? 羽柴秀吉・・? それにねねって・・・)
「お前さん、名前は?」
「あ、私は・・・」
「失礼します」
二人の名を聞き、驚いていると秀吉さんにそう言われ名乗ろうとしていると突然障子の向こうから男性の声が聞こえ同時に障子が開き、三人の男性が入ってきた
「秀吉様とおねね様にお話が・・・」
「お、そいつ気が付いたんっすね」
「うん、ついさっきね。それで今名前を聞いてる所だったの」
ね、と言うようにねねさんは私にニコリと笑い、秀吉さんと三人の視線も私に集まった
「私は楓月璃唖と言います」
「璃唖だね。うん、可愛い名前だね」
「あ、ありがとう・・御座います///」
面と向かってそう言われた事がなかったので思わず照れてしまい、少し視線を落とし視線を横に移すと先程部屋に入ってきた三人のうちの一人、銀髪の男性と目が合った
「・・・俺は加藤清正」
「俺は福島正則」
「・・・石田三成だ」
そのままの流れで残りの二人も名前を教えてくれた
が、やっぱりと言うか三人の名を聞き私は一人混乱していた
(え、ちょっと待って。なんであの戦国時代の有名な英雄武将達が私の目の前にいるの? ていうか、これって私が戦国時代にトリップしちゃったって事? でもそれならこの違った空気に納得はいくけど・・・)
「おい、貴様。聞いているのか」
「え、あ、はい!?」
考えていた所為か三成さんの言葉でやっと気が付き彼を見ると如何にも不機嫌そうな怪訝そうな顔をして私を見ていた
「こら三成。女の子には優しくしなきゃダメでしょ」
「・・えっと」
「お前さんの事を聞いてもいいかの? どうしてあんな所で倒れとったんじゃ?」
そのまま秀吉さんに目を向けると当然と言うか当たりの質問が振ってきた
そして先程よりも全員の視線が突き刺さる
どう考えてもそしてこの違う空気を考えると私がいた時代とは違ったもので、この世界は私がいた世界じゃない、と確信がいく
「・・・信じてもらえない事だと思いますけど、私は、この世界の人間じゃありません。別の時代・・・いえ、別の世界から着ました」
少し考えた後、意を決して話し出した
「「「は?」」」
そう言うと今度は彼等が驚き、先程の三成さんの台詞が降って来て今に至ると言う事だった
話しを聞き終えると当然と言うか皆信じられないと言う顔をしていた
当人である私ですら未だに信じられない事ではあるんだけど・・・
「まあ確かに璃唖はあたし達とは違う感じはするよねえ」
ねねさんは私の全身を見てそう言った
確かに私が着ている服はこの時代では見慣れないものだし、それに彼女は忍と言う事もあり人の気配に敏感だからなのか私が纏っているこの時代とは違う雰囲気を読み取ったのかそう言った
「・・・確かに少し違う感じはしますが・・」
とは言うものの完全に信用した訳じゃないと言う視線は清正さんだけではなく他の人達からも感じる
「けど、お前さんは嘘は言っておらん」
「え・・・?」
弾んだ秀吉さんの声が聞こえ私は顔を上げ彼を見た
「秀吉様、こいつの言っている事を信じると言うのですか?」
「あたしもこの子の言ってる事は嘘じゃないって思うよ」
「おねね様まで・・・」
二人の言った事に驚いたのは私だけじゃなく三成さんと清正さんと正則さんもだった
「嘘じゃないってどうして解るんですか?」
少しだけ不安を含めた瞳をして聞くと秀吉さんとねねさんはニッと笑って答えた
「そりゃお前さんの目を見りゃ解る!」
「嘘を付く子にはそんなに素直な眼差しは出来ないもの」
「!」
思いもよらない答えが返って着て私は思わず目を瞠ってしまう
そして彼等も私と同じように目を瞠っていてちらりと私を見た
「お前さんの話からすると元の世界に戻る方法は解らんのじゃろ?」
「え、あ、はい」
「なら暫く此処にいると良いよ」
「おねね様!?」
ニッコリと笑ってねねさんは私の肩に手を置いてそう言った
「えっと、本当に、良いんですか?」
「うん、困ってる時はお互い様だよ。それにこんな可愛い子を知らない所に置き去りなんて出来ないもの」
「か、かわっ・・・!///」
「ふふ、真っ赤になっちゃって。ホント素直な子なんだね」
「わっ! あ、あの///」
ねねさんからまた可愛いと言われ、私は一気に顔が赤くなってしまったがその直後、ねねさんにぎゅっとされ更にあたふたとしてしまった
「お前達、あれを見てもまだ璃唖が嘘を付いてるように見えるか?」
「・・・いえ・・、見えません」
「素直なヤツにしか出来ん反応じゃろ、あれは」
「・・・」
秀吉は目の前で繰り広げられている光景に微笑みながら三成と清正と正則に目を向けて言うと秀吉の言葉に三成も清正も今度こそ言葉を無くしてしまった
「皆、納得じゃな」
三人の反応を見ると秀吉は手に持っていた扇をパチンと鳴らしニッと笑って璃唖を見る
「なら今日から璃唖もわしらの家族じゃ!」
「家、族・・」
「うん、よろしくね、璃唖」
「は、はい。有り難う御座います!」
思ってもみなかった言葉を言われ私は嬉しくなって満面の笑みを向けた
「「「「「!///」」」」」
璃唖の笑みを見た途端、この場にいた全員は驚いて、顔に朱が染まった
が、璃唖はその事には気付いていなかった
「ああ、ホントに璃唖は可愛い子だね!」
「わあっ、ね、ねね、さん!」
嬉しくなってお礼を言った後、何故かまたねねさんが私にぎゅっと抱きついた
「その呼び方、凄く新鮮だなあ」
「(あ、そっか。この時代じゃあんまりさん付けで呼ばないんだっけ)変、ですか?」
「ううん、璃唖の世界じゃそうやって呼ぶんでしょ? なら、そう呼んで欲しいな」
「なら、私の事も気軽にリアって呼んで下さい」
「リアだね。うん、もっと可愛い名前になるね」
「か、可愛いは、いらないです///」
どんどんと話が進んで行く二人を見て秀吉は楽しそうに笑い、三成達は少し唖然としていた
「あの、」
ねねさんの可愛い発言と抱きつきからなんとか逃れ
「えと、今日からお世話になります。改めてよろしくお願いします。ねねさん、秀吉さん、三成さん、清正さん、正則さん」
ちゃんと一人一人を見てお礼を言ってニッコリと微笑んだ
「「「っ///」」」
そしてまた三成達はその笑みで言葉に詰まってしまうがリアは気付かず秀吉とねねはよろしくな!(うん、よろしくね!)と返事を返した
続く
あとがき
始まったよ、始ちまったよ、戦国無双夢!!ww
下書きは去年辺りから書いてたけど色々と考えてたらかなり時間掛かって完成になってしまったw
まあとりあえず、最初はやっぱこのメンバーと顔合わせですよね!
戦国無双はやっぱ豊臣家が一番好きだわww
今後も色んな武将達とも絡ませて行きますよ~!
パラレルって感じなのでこの時にこの人いねえよって言うツッコミはなしでお願いしますね!w
2013.02.08
それでも作者によってその後の話しは変わってくるものだ
そう言った事は物語の世界だから有り得る事だと思っていたけど、
まさか自分がそうなってしまうなんて思ってもみなかった・・・
01.戦国時代での新しい家族
実際の所、自分でもどうしてこうなったのかは解らない
言える事は此処は私が知っている世界であり別の世界だった
「・・・その話しを信じろと?」
そう言ったのは私の斜め前にいる男性、石田 三成だった
彼は私の話しを聞き思いっきり眉間に皺を寄せてそう言った
「有り得ない事ですけど、事実ですから・・・」
「ふむ~」
「・・・・」
そして彼の他にこの場にこの家の主、羽柴秀吉、妻のねね、石田三成と同じくらいの年の男性、加藤清正と福島正則がいた
彼等は戦国時代の英雄武将達
そして歴史上の人物だった
私の言葉を聞くと秀吉さんは唸り、ねねさんも少し首を傾げ、清正さんは無言で私を見ていた
「良く解んねえけど、璃唖はこの時代のヤツじゃねえって事か?」
「はい・・・」
みんな私の話を聞いて信じられないと言う顔をしていた
それは当人である私もだった
彼、正則さんの言う通り、私はこの時代の人間じゃない
そしてこの世界の人間でもない
私の家はちょっと変わっていて代々から密かに陰陽道、言霊を操る力を持つ一族の家系だった
普段はただの神社として生計を立てているけど、たまに裏の仕事として一族の仕事もしている
昨日もいつも通り仕事をしていつも通りに寝たはずだった
けど気が付いた時には此処にいた
―――
「・・・っ」
鳥の囀りが聞こえゆっくりと目を開けると天上が見えた
「・・・・?」
けどその天上は見慣れたものではなかった
「・・・え、・・」
そしてゆっくりと体を起こし辺りを見ると、見知らぬ所にいた
「・・・・此処、何処・・・?」
起きて目に入った部屋は普段自分が使っている部屋ではなかった
私が使っている部屋よりもっと広く、そして空気も違う気がした
自分の服や身に付けているものを確認するけど特に変わった様子はない
変わっているのはこの場所と空気だけ
そう思っているとこの部屋の入り口の襖が開き、女性と男性の声が聞こえた
「あ、良かったぁ、目が覚めたんだね!」
「おお、お前さん、目が覚めたか!」
「え、えっと・・・」
「貴方、二日も目を覚まさなかったから心配だったんだよ」
「?」
私が気が付いた事に二人は凄く喜んでいてその意味が解らないで首を傾げていると私を見つけた時の事を話してくれた
「お前さん、この近くにある戦場に近い所で倒れてとったんじゃ」
(え? 戦場・・・?)
聞き慣れない言葉に一瞬疑問を抱いたがその後の言葉を待った
「うちの人とあたしが見つけてね。怪我もしてないし戦に巻き込まれた感じでもなかったんだけど、声を掛けても全然反応が無くてね・・・」
「じゃがあのままあの場所に置き去りっちゅう訳にはいかんかったからわし等が此処まで連れ帰ったちゅう訳じゃ」
「そうだったんですか、有り難う御座います」
色々と気になる事はあるけれど、助けてくれた事は事実なので頭を下げて素直にお礼を言った
「そんなに畏まらなくて良いよ。あたしはねね」
「わしは羽柴秀吉」
(え・・・? 羽柴秀吉・・? それにねねって・・・)
「お前さん、名前は?」
「あ、私は・・・」
「失礼します」
二人の名を聞き、驚いていると秀吉さんにそう言われ名乗ろうとしていると突然障子の向こうから男性の声が聞こえ同時に障子が開き、三人の男性が入ってきた
「秀吉様とおねね様にお話が・・・」
「お、そいつ気が付いたんっすね」
「うん、ついさっきね。それで今名前を聞いてる所だったの」
ね、と言うようにねねさんは私にニコリと笑い、秀吉さんと三人の視線も私に集まった
「私は楓月璃唖と言います」
「璃唖だね。うん、可愛い名前だね」
「あ、ありがとう・・御座います///」
面と向かってそう言われた事がなかったので思わず照れてしまい、少し視線を落とし視線を横に移すと先程部屋に入ってきた三人のうちの一人、銀髪の男性と目が合った
「・・・俺は加藤清正」
「俺は福島正則」
「・・・石田三成だ」
そのままの流れで残りの二人も名前を教えてくれた
が、やっぱりと言うか三人の名を聞き私は一人混乱していた
(え、ちょっと待って。なんであの戦国時代の有名な英雄武将達が私の目の前にいるの? ていうか、これって私が戦国時代にトリップしちゃったって事? でもそれならこの違った空気に納得はいくけど・・・)
「おい、貴様。聞いているのか」
「え、あ、はい!?」
考えていた所為か三成さんの言葉でやっと気が付き彼を見ると如何にも不機嫌そうな怪訝そうな顔をして私を見ていた
「こら三成。女の子には優しくしなきゃダメでしょ」
「・・えっと」
「お前さんの事を聞いてもいいかの? どうしてあんな所で倒れとったんじゃ?」
そのまま秀吉さんに目を向けると当然と言うか当たりの質問が振ってきた
そして先程よりも全員の視線が突き刺さる
どう考えてもそしてこの違う空気を考えると私がいた時代とは違ったもので、この世界は私がいた世界じゃない、と確信がいく
「・・・信じてもらえない事だと思いますけど、私は、この世界の人間じゃありません。別の時代・・・いえ、別の世界から着ました」
少し考えた後、意を決して話し出した
「「「は?」」」
そう言うと今度は彼等が驚き、先程の三成さんの台詞が降って来て今に至ると言う事だった
話しを聞き終えると当然と言うか皆信じられないと言う顔をしていた
当人である私ですら未だに信じられない事ではあるんだけど・・・
「まあ確かに璃唖はあたし達とは違う感じはするよねえ」
ねねさんは私の全身を見てそう言った
確かに私が着ている服はこの時代では見慣れないものだし、それに彼女は忍と言う事もあり人の気配に敏感だからなのか私が纏っているこの時代とは違う雰囲気を読み取ったのかそう言った
「・・・確かに少し違う感じはしますが・・」
とは言うものの完全に信用した訳じゃないと言う視線は清正さんだけではなく他の人達からも感じる
「けど、お前さんは嘘は言っておらん」
「え・・・?」
弾んだ秀吉さんの声が聞こえ私は顔を上げ彼を見た
「秀吉様、こいつの言っている事を信じると言うのですか?」
「あたしもこの子の言ってる事は嘘じゃないって思うよ」
「おねね様まで・・・」
二人の言った事に驚いたのは私だけじゃなく三成さんと清正さんと正則さんもだった
「嘘じゃないってどうして解るんですか?」
少しだけ不安を含めた瞳をして聞くと秀吉さんとねねさんはニッと笑って答えた
「そりゃお前さんの目を見りゃ解る!」
「嘘を付く子にはそんなに素直な眼差しは出来ないもの」
「!」
思いもよらない答えが返って着て私は思わず目を瞠ってしまう
そして彼等も私と同じように目を瞠っていてちらりと私を見た
「お前さんの話からすると元の世界に戻る方法は解らんのじゃろ?」
「え、あ、はい」
「なら暫く此処にいると良いよ」
「おねね様!?」
ニッコリと笑ってねねさんは私の肩に手を置いてそう言った
「えっと、本当に、良いんですか?」
「うん、困ってる時はお互い様だよ。それにこんな可愛い子を知らない所に置き去りなんて出来ないもの」
「か、かわっ・・・!///」
「ふふ、真っ赤になっちゃって。ホント素直な子なんだね」
「わっ! あ、あの///」
ねねさんからまた可愛いと言われ、私は一気に顔が赤くなってしまったがその直後、ねねさんにぎゅっとされ更にあたふたとしてしまった
「お前達、あれを見てもまだ璃唖が嘘を付いてるように見えるか?」
「・・・いえ・・、見えません」
「素直なヤツにしか出来ん反応じゃろ、あれは」
「・・・」
秀吉は目の前で繰り広げられている光景に微笑みながら三成と清正と正則に目を向けて言うと秀吉の言葉に三成も清正も今度こそ言葉を無くしてしまった
「皆、納得じゃな」
三人の反応を見ると秀吉は手に持っていた扇をパチンと鳴らしニッと笑って璃唖を見る
「なら今日から璃唖もわしらの家族じゃ!」
「家、族・・」
「うん、よろしくね、璃唖」
「は、はい。有り難う御座います!」
思ってもみなかった言葉を言われ私は嬉しくなって満面の笑みを向けた
「「「「「!///」」」」」
璃唖の笑みを見た途端、この場にいた全員は驚いて、顔に朱が染まった
が、璃唖はその事には気付いていなかった
「ああ、ホントに璃唖は可愛い子だね!」
「わあっ、ね、ねね、さん!」
嬉しくなってお礼を言った後、何故かまたねねさんが私にぎゅっと抱きついた
「その呼び方、凄く新鮮だなあ」
「(あ、そっか。この時代じゃあんまりさん付けで呼ばないんだっけ)変、ですか?」
「ううん、璃唖の世界じゃそうやって呼ぶんでしょ? なら、そう呼んで欲しいな」
「なら、私の事も気軽にリアって呼んで下さい」
「リアだね。うん、もっと可愛い名前になるね」
「か、可愛いは、いらないです///」
どんどんと話が進んで行く二人を見て秀吉は楽しそうに笑い、三成達は少し唖然としていた
「あの、」
ねねさんの可愛い発言と抱きつきからなんとか逃れ
「えと、今日からお世話になります。改めてよろしくお願いします。ねねさん、秀吉さん、三成さん、清正さん、正則さん」
ちゃんと一人一人を見てお礼を言ってニッコリと微笑んだ
「「「っ///」」」
そしてまた三成達はその笑みで言葉に詰まってしまうがリアは気付かず秀吉とねねはよろしくな!(うん、よろしくね!)と返事を返した
続く
あとがき
始まったよ、始ちまったよ、戦国無双夢!!ww
下書きは去年辺りから書いてたけど色々と考えてたらかなり時間掛かって完成になってしまったw
まあとりあえず、最初はやっぱこのメンバーと顔合わせですよね!
戦国無双はやっぱ豊臣家が一番好きだわww
今後も色んな武将達とも絡ませて行きますよ~!
パラレルって感じなのでこの時にこの人いねえよって言うツッコミはなしでお願いしますね!w
2013.02.08
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