戦国無双(トリップ夢)
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「璃唖様、また届きましたが・・・」
「また、ですか・・・ι」
宴が終わってから数日、私はとある手紙の山に悩まされていました
10.縁談
宴が終わってから翌日、私の元に沢山の手紙・・所謂文が届いていた
「えっと・・・これ、なんですか?ι」
女官の人が持って来た文の山を見て思わずそう言っていた
「昨日の宴の席に参加された殿方からの手紙ですよ!」
「きっと璃唖様に縁談を! と言う内容ですよ!」
「ええ!?///」
女官の人達の言う通り、文の内容を読んでみると、昨日の歌に感動したと書かれていた後に熱い愛の言葉が綴られていたり、息子の嫁にと書かれていた
「・・・・」
「やっぱり~!!」
内容がその通りで言葉を無くす私ときゃあきゃあと騒いでいる女官の人達と言うかなりの温度差が出ていた
「リア、いるかい?」
そんな中、襖の向こうからねねさんの声が聞こえ皆一斉に黙り私は返事を返しねねさんは襖を開けて部屋に入るとこの文の山を見て直ぐに私達が開いている文の内容を見た
「あちゃぁ~、やっぱり・・・」
やっぱりと言う事はねねさんも薄々この手紙が恋文やら縁談話だと言う事に気付いていたようだ
そしてそのまま私とねねさんは秀吉さんの所に移動しこの話しをするとやはり秀吉さんも同じように文の内容を察していたようだった
「・・・けど、私、縁談は・・」
この時代はなかなか結婚相手を選べないと言うのが普通だが、私はこの世界の人間じゃないし、何より昨日会ったばかりであまりその人の事を知らないというものあるし、男性と付き合った事がないというもありやっぱり抵抗もあった
「うん、解ってるよ。リアがそうしないって言うの」
「今後この手の話しが来てもわしもねねも断るつもりじゃ」
「秀吉さん、ねねさん・・・」
私が思っている事が解ったのか、それとも二人は私の事情を知っているからなのか私を安心させるようにそう言ってくれた
実際に秀吉さんもねねさんもこの時代では珍しい政略結婚ではなくお互い好きになって結婚したのだから縁談と言う話しは避けたいのだろうとも思った
そうして縁談を断る為の理由を付けなければと言う事になり実際に私が育った環境を少しだけ話す事になった
「小さな島国で南蛮品も多くある国で南蛮とも交流があるので南蛮の言葉も多少使えます」
「だから昨日歌ってた歌に知らない言葉があったんだね」
昨日歌った歌は現代のものだから英語や横文字も混ざっていたからそこは聞いていたみんなが不思議に思った所だろう
「良し、ならこんな感じでどうじゃ?」
私の話を聞き終えると秀吉さんが纏めてくれた内容を読む
小さな島国で育ちまだこちらに出てきたばかりで環境に慣れてないし、訳あって結婚は出来ないんだと言う事だった
「頼れるのはねねだけ。じゃから縁談は出来ん、と」
「これなら何とかいけそうな気もするね」
「はい」
実際にこのお二人に助けて貰ってなかったら今頃こんな風に安全に生活は出来ていなかっただろうし、それに此処を離れるつもりも私にはない
これから縁談の文や話しが来たらこれで行こうと言う事になり私達は話しを断っていた
最初に文が届いていた頃に比べると数は減ったのだが、未だにその文は届いているのでした
「はあ・・・」
文の山を見て思わず溜息が出てしまった
文の内容は見なくても大半は同じものなんだろうな・・・と思いつつ差出人を見ては文の山とは別の所に置いていく
この疲労感、学生時代に苦手な教科に当たった時の感じに似ているな・・・と思っているとふと今までとは違った文に目が止まった
「あれ? この手紙の差出人って・・・」
名前を見てまさか・・とは思ったが中を確認すると
「・・・やっぱり、お市さんだ・・」
そう、その文は数日前の宴で知り合った織田信長の妹、お市さんからのものだった
文の内容はこの前の宴の事だったりその時に歌った歌の事だったりしたのだが、ふとある文字が目に入った
が、
「わしは認めんぞっっ!!!」
「!?」
突然聞こえた声に体がビクリとし何事かと思っていると更に外から声が聞こえ移動してゆっくりと襖を開けると
「うぅっ・・わしは・・・わしはぁ~~」
「秀吉落ち着けって」
「これが落ちついていられるか、利家!!」
涙目になっている秀吉さん、そしてそんな秀吉さんを慰めているような励ましているような利家さんがいた
「あ、ああ、リアか。騒がせちまって悪いな」
「いえ。・・あの、何か遭ったんですか・・?」
私に気付いたのか利家さんはそう言ってくれたが直ぐにお互いに秀吉さんに視線を移す
「実はなぁ、」
「お市様~~~!」
「・・もしかして、お市さんの縁談の話し・・ですか?」
利家さんが説明しようとしていると秀吉さんからお市さんの名前が出てもしかしてと思い尋ねてみると、秀吉さんも利家さんも驚いた顔をした
「リア、知ってたのか!」
「はい。先程お市さんからの文を見て知りました」
どうやらこの話しはまだそんなに知られていないようでまだ周りには言わないでほしいと言われた
「はい、勿論です。・・・けど・・」
そのまま秀吉さんに目を向ける
この状態が続けば自然と周りにもバレそうなものだが・・・
「ま、まあ、秀吉の事は俺やねねに任せておけって。じゃあそろそろ俺達は行くな」
「はい」
利家さんは私が思っている事が解ったのかそう言って秀吉さんをずるずると引っ張って行った
「お市さんが縁談、か」
部屋に戻りお市さんから届いた文を見つめぽつりと呟いた
「なんだか少しだけ、私の知ってる歴史になって来てるな」
私の知っている歴史とお市さんから貰った文に書かれている事は同じ、政略結婚だった
嫁ぎ先は近江の浅井家当主、浅井 長政
まだ会った事がないからどんな人なのかは解らないけど、幸せになって欲しいなと思い小さく微笑み、ふとある事を思った
「・・・けど、もし私が何もなく普通に此処で暮らしてて同じように縁談の話しが来てたら、秀吉さんもねねさんもあんな風に思ってくれたのかな・・?」
さっきの秀吉さんの様子を見て、もし、私が今みたいに別の世界から来たと言う事実がなく、子飼いの皆さんや此処で一緒に生活している人達と暮らしていて縁談の話しが来たら、良かったねと言ってくれるのか、それともさっきの秀吉さんのように認めない! と言うのか
少し考えてどちらもイメージが出来たが、特に認めない! と言っている姿が浮かび小さく笑った
そして紙と筆を手に取り返事の手紙を書いた
続く
あとがき
またすげー中途半端な所で続いたなぁ・・・ι
でもって本編の方もだいぶ空いてしまった・・・ι
つか一年も空いた事にまずビックリだよ!?Σ(゜д゜
何故空いてしまったのかはまあ仕事やら体調不良やらもあるけど、一番大きいのはせんむそ4が発売になったからですねw
書いてた当初はまだ発売される前だったけどゲームプレイしてこの回一気に書き直しました!(候補で書いてた話しは後に回すww←w)
て、事で次回は早速4のキャラ出すのでお市様の縁談の話しを持って来ましたww
これで誰が出るか分かっちゃったかもですがww、まあ縁談の話しは時代的に必要だったしねw
それも含め?、次回はある人達の元に訪れます!
が、頑張って書くぞっ!w
2014.06.28
「また、ですか・・・ι」
宴が終わってから数日、私はとある手紙の山に悩まされていました
10.縁談
宴が終わってから翌日、私の元に沢山の手紙・・所謂文が届いていた
「えっと・・・これ、なんですか?ι」
女官の人が持って来た文の山を見て思わずそう言っていた
「昨日の宴の席に参加された殿方からの手紙ですよ!」
「きっと璃唖様に縁談を! と言う内容ですよ!」
「ええ!?///」
女官の人達の言う通り、文の内容を読んでみると、昨日の歌に感動したと書かれていた後に熱い愛の言葉が綴られていたり、息子の嫁にと書かれていた
「・・・・」
「やっぱり~!!」
内容がその通りで言葉を無くす私ときゃあきゃあと騒いでいる女官の人達と言うかなりの温度差が出ていた
「リア、いるかい?」
そんな中、襖の向こうからねねさんの声が聞こえ皆一斉に黙り私は返事を返しねねさんは襖を開けて部屋に入るとこの文の山を見て直ぐに私達が開いている文の内容を見た
「あちゃぁ~、やっぱり・・・」
やっぱりと言う事はねねさんも薄々この手紙が恋文やら縁談話だと言う事に気付いていたようだ
そしてそのまま私とねねさんは秀吉さんの所に移動しこの話しをするとやはり秀吉さんも同じように文の内容を察していたようだった
「・・・けど、私、縁談は・・」
この時代はなかなか結婚相手を選べないと言うのが普通だが、私はこの世界の人間じゃないし、何より昨日会ったばかりであまりその人の事を知らないというものあるし、男性と付き合った事がないというもありやっぱり抵抗もあった
「うん、解ってるよ。リアがそうしないって言うの」
「今後この手の話しが来てもわしもねねも断るつもりじゃ」
「秀吉さん、ねねさん・・・」
私が思っている事が解ったのか、それとも二人は私の事情を知っているからなのか私を安心させるようにそう言ってくれた
実際に秀吉さんもねねさんもこの時代では珍しい政略結婚ではなくお互い好きになって結婚したのだから縁談と言う話しは避けたいのだろうとも思った
そうして縁談を断る為の理由を付けなければと言う事になり実際に私が育った環境を少しだけ話す事になった
「小さな島国で南蛮品も多くある国で南蛮とも交流があるので南蛮の言葉も多少使えます」
「だから昨日歌ってた歌に知らない言葉があったんだね」
昨日歌った歌は現代のものだから英語や横文字も混ざっていたからそこは聞いていたみんなが不思議に思った所だろう
「良し、ならこんな感じでどうじゃ?」
私の話を聞き終えると秀吉さんが纏めてくれた内容を読む
小さな島国で育ちまだこちらに出てきたばかりで環境に慣れてないし、訳あって結婚は出来ないんだと言う事だった
「頼れるのはねねだけ。じゃから縁談は出来ん、と」
「これなら何とかいけそうな気もするね」
「はい」
実際にこのお二人に助けて貰ってなかったら今頃こんな風に安全に生活は出来ていなかっただろうし、それに此処を離れるつもりも私にはない
これから縁談の文や話しが来たらこれで行こうと言う事になり私達は話しを断っていた
最初に文が届いていた頃に比べると数は減ったのだが、未だにその文は届いているのでした
「はあ・・・」
文の山を見て思わず溜息が出てしまった
文の内容は見なくても大半は同じものなんだろうな・・・と思いつつ差出人を見ては文の山とは別の所に置いていく
この疲労感、学生時代に苦手な教科に当たった時の感じに似ているな・・・と思っているとふと今までとは違った文に目が止まった
「あれ? この手紙の差出人って・・・」
名前を見てまさか・・とは思ったが中を確認すると
「・・・やっぱり、お市さんだ・・」
そう、その文は数日前の宴で知り合った織田信長の妹、お市さんからのものだった
文の内容はこの前の宴の事だったりその時に歌った歌の事だったりしたのだが、ふとある文字が目に入った
が、
「わしは認めんぞっっ!!!」
「!?」
突然聞こえた声に体がビクリとし何事かと思っていると更に外から声が聞こえ移動してゆっくりと襖を開けると
「うぅっ・・わしは・・・わしはぁ~~」
「秀吉落ち着けって」
「これが落ちついていられるか、利家!!」
涙目になっている秀吉さん、そしてそんな秀吉さんを慰めているような励ましているような利家さんがいた
「あ、ああ、リアか。騒がせちまって悪いな」
「いえ。・・あの、何か遭ったんですか・・?」
私に気付いたのか利家さんはそう言ってくれたが直ぐにお互いに秀吉さんに視線を移す
「実はなぁ、」
「お市様~~~!」
「・・もしかして、お市さんの縁談の話し・・ですか?」
利家さんが説明しようとしていると秀吉さんからお市さんの名前が出てもしかしてと思い尋ねてみると、秀吉さんも利家さんも驚いた顔をした
「リア、知ってたのか!」
「はい。先程お市さんからの文を見て知りました」
どうやらこの話しはまだそんなに知られていないようでまだ周りには言わないでほしいと言われた
「はい、勿論です。・・・けど・・」
そのまま秀吉さんに目を向ける
この状態が続けば自然と周りにもバレそうなものだが・・・
「ま、まあ、秀吉の事は俺やねねに任せておけって。じゃあそろそろ俺達は行くな」
「はい」
利家さんは私が思っている事が解ったのかそう言って秀吉さんをずるずると引っ張って行った
「お市さんが縁談、か」
部屋に戻りお市さんから届いた文を見つめぽつりと呟いた
「なんだか少しだけ、私の知ってる歴史になって来てるな」
私の知っている歴史とお市さんから貰った文に書かれている事は同じ、政略結婚だった
嫁ぎ先は近江の浅井家当主、浅井 長政
まだ会った事がないからどんな人なのかは解らないけど、幸せになって欲しいなと思い小さく微笑み、ふとある事を思った
「・・・けど、もし私が何もなく普通に此処で暮らしてて同じように縁談の話しが来てたら、秀吉さんもねねさんもあんな風に思ってくれたのかな・・?」
さっきの秀吉さんの様子を見て、もし、私が今みたいに別の世界から来たと言う事実がなく、子飼いの皆さんや此処で一緒に生活している人達と暮らしていて縁談の話しが来たら、良かったねと言ってくれるのか、それともさっきの秀吉さんのように認めない! と言うのか
少し考えてどちらもイメージが出来たが、特に認めない! と言っている姿が浮かび小さく笑った
そして紙と筆を手に取り返事の手紙を書いた
続く
あとがき
またすげー中途半端な所で続いたなぁ・・・ι
でもって本編の方もだいぶ空いてしまった・・・ι
つか一年も空いた事にまずビックリだよ!?Σ(゜д゜
何故空いてしまったのかはまあ仕事やら体調不良やらもあるけど、一番大きいのはせんむそ4が発売になったからですねw
書いてた当初はまだ発売される前だったけどゲームプレイしてこの回一気に書き直しました!(候補で書いてた話しは後に回すww←w)
て、事で次回は早速4のキャラ出すのでお市様の縁談の話しを持って来ましたww
これで誰が出るか分かっちゃったかもですがww、まあ縁談の話しは時代的に必要だったしねw
それも含め?、次回はある人達の元に訪れます!
が、頑張って書くぞっ!w
2014.06.28