戦国無双(トリップ夢)
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「なあなあ、今日の宴席にリアも来るんだろ?」
「織田家の方々が姫に会ってみたいと言う声が大きかったそうだからな」
「噂とやらで会ってみたい、か。噂ごときで会ってみたいとは・・・」
「三成~、思っててもあんまりそう言う事言うもんじゃないよ~」
「だが姫と言う立場なら、何れは他の者にも会わねばならぬからな」
三成達が話をしていると近くにいた半兵衛と官兵衛もそう続けていた
二人はリアの素性の事はおねね様の遠縁と言う事しか知らないからそう言えるが・・、と三成は思い清正も少しだけ同じ事を思っていた
二人がそう思うのは多少警戒心は解けたがまだ完全にリアの事を信用していないからだった
「お、来たみたいだぜ」
正則の声で三成も清正も一端考えるのをやめ、足音が聞こえてくる方へ目を移した
09.その姫、歌姫と呼ばれたし
秀吉さんとねねさんの後に続いて歩いているが、その度に周りの人達の視線が集まり更に何か話している声も聞こえていた
「リア、大丈夫?」
「は、はい・・。ちょっと緊張はしてますけど」
先程から少しだけ小さくなっている私を見てねねさんは優しく声を掛けてくれた
「ま、皆が騒ぐのも無理もないがな」
「うん。リア、凄く綺麗だもん」
「・・・///」
秀吉さんの言葉にねねさんも満足そうに微笑み二人の言葉に私はまた少しだけ顔が赤くなる
そしてそう話しているうちに賑やかな声が聞こえる場所に辿り着きそこに一歩踏み出すと一気に視線が集まった
「「「・・・・」」」
秀吉とねねが入ってきたのを見て皆そこに視線を移し、そして後ろにいるリアを見て言葉を無くしていた
それは三成や清正、正則だけでなく、半兵衛や官兵衛もだった
「うわあ、リア、随分と雰囲気変わったね」
「まさに姫と呼ぶに相応しい格好だな」
半兵衛の言葉に官兵衛も頷いていた
そう、今のリアの格好は綺麗な着物に身を包み、化粧もして髪も結っていて綺麗な簪を指していた
普段から人を惹き付けるものを持っていたが今はそれ以上に人目を惹いていた
そして近くにいた者達から次々に話し掛けられていた
此処に来た途端秀吉さんやねねさんに声を掛ける人が増え、そして私も声を掛けてくれた人達に挨拶をしていた
「よう秀吉、ねね。そいつが噂の璃唖か?」
そう話していると秀吉さんとねねさんと親しみがある人が声を掛けてきた
「おお、利家、慶次」
「随分と別嬪さんだなぁ」
「っ///」
少しだけ私に顔を近付けて言う男性の言葉に驚いていると男性は豪快に笑った
「はははっ、照れてるのかい」
「こら慶次、からかわないの!」
そんな私を見かねてねねさんはそう言い、改めて私の紹介をした
「あたしの遠縁の璃唖だよ」
「初めまして、璃唖と言います」
「俺は前田利家。秀吉とねねとは昔から付き合いだ」
「俺は前田慶次。よろしくな」
「リアー!」
前田家のお二人と挨拶を終えると聞き覚えのある女の子の声が聞こえ振り返るとガラシャが私の方に走ってきていた
「やっぱりリアだったのじゃ」
「こんばんは、見つけてくれてありがとうね」
昨日、秀吉さんとねねさんと話を終えて部屋に戻ってガラシャに宴の話しをしたらガラシャも光秀さんと一緒に参加すると言っていたので会えたら会おうねと言うとわらわが絶対に見つけるのじゃ!と張り切っていたので直ぐに見つけてくれた事にお礼を言う
「こら、あまり走ってはいけませんよ。これは、いつも娘がお世話になっています」
「いえ、こちらこそ」
少し遅れて光秀さんがガラシャの所にやってきて私に挨拶をしてくれた
「その格好、とても似合っていますよ」
「あ、ありがとう御座います///」
ふっと優しく笑顔と声で言われなんだか照れてしまって少しだけ顔が赤くなる
「貴女も少しは璃唖さんを見習ってちゃんと着替えなさい」
「これはわらわのお気に入りなのじゃ。それにこれは新しい服なのじゃ」
ガラシャの言う通り、彼女が今着ている服はこの前会った時とは違い、ゴスロリのような服を着ていて髪もツインテールにしていた
「新しい服似合ってるよ、凄く可愛い」
「はぅわ~! リア、大好きなのじゃ!!」
顔立ちも良いから本当に似合っていて可愛く、ニコリと微笑んで言うとガラシャは嬉しくなって私に抱きついた
そんな様子を周りの者達は羨ましい!!と思っている事にリアとガラシャは気付いていない
「こちらにお出ででしたか」
そんな雰囲気の中、凛々しい声が聞こえ正面を見ると一人の小姓がリア達の所へ向かって着た
「秀吉様、おねね様、そろそろ」
「おっと、もうそんな時間か」
「大変、急がなくちゃ」
どうやらこれからまた移動するようで私達はこの場にいた皆さんに声を掛けてから別の方へ向かい出す
「挨拶がまだでしたね」
そう言ったのは私達を呼びに来た男性だった
「私は森 蘭丸と申します」
「璃唖です。えっと」
「蘭丸で結構ですよ」
「解りました。私の事も気軽に呼んで下さいね」
ニコリとして言うと一瞬驚いたような顔をしたが直ぐに解りましたと言ってくれ、そのまま奥へと案内された
「信長様、秀吉様とおねね様、そして例の姫様をお連れ致しました」
部屋に入ると同時に体に緊張が走った
「この娘がねねの遠縁の子ね」
「はい」
「面を上げよ」
女性の声と男性の声が聞こえ顔を上げ正面の人物を見る
(この人が織田信長。そして濃姫・・・隣にいるのは・・・妹のお市さんと側近の人・・?)
「うぬ、名はなんと申す」
「璃唖と言います」
綺麗にお辞儀をして言うと信長と濃姫はふっと笑った
「随分と可愛らしい子ね。噂以上だわ」
此処でもまた噂、と言われ疑問を持つがそれは次の言葉で直ぐに掻き消される
「璃唖、うぬは人を惹き付け、放さぬものを持っているようだな」
「!」
そう言われ思わず目を瞠ってしまう
具体的には何かとは言わなかったがこの人には私が纏っているものやそれ以外のものが解っているように思えた
「それを予に見せてみよ」
更にそう言われどうしようと思いちらりとねねさんと秀吉さんを見ると二人も困った顔をしていた
「リア、歌じゃ!」
「え?」
突然後ろから声が聞こえ振り返るとガラシャが身を乗り出してそう言っていた
「こら。信長様、申し訳御座いません」
「構わぬ」
光秀さんはガラシャを隣に座らせて謝るが信長さんはそんな事お構いなしと言う感じだった
「貴女、歌が歌えるのかしら?」
「えっと・・」
「リアは凄く上手なのです。わらわも感動致しましたのじゃ」
「まあ、そうなのですか。璃唖さん、是非お聞かせ下さい」
ガラシャの言葉に側近の隣にいた女性も嬉しそうな顔して私を見ている
それはこの場にいる信長さんや濃姫さん、そして秀吉さんやねねさん達もだった
「解りました」
こうなったら何か歌うしかないと思いそう言って立ち上がって少し広くなっている所に移動すると騒いでいた人達も何か始まるのか?と思い私に視線が集まる
「・・、~~~~♪」
「!」
息を吸い咄嗟に浮かんだ歌を歌い始めると皆一気に驚きの表情に変わるがリアは歌に集中していてそれには気付いていない
「~~~♪」
歌う毎にフレーズに感情を込め、いつの間にか手で少しだけ振りをつけていた
「~~~♪ ・・ふぅ・・」
「「「うおおおお!!」」」
「!?」
歌い終わり息を吐くと同時に物凄い拍手と歓声が上がった
「リア、凄いじゃない!」
「わしは感動したぞ!」
「やっぱりリアは凄いのじゃ!」
そしてねねさんと秀吉さんとガラシャが直ぐに駆け付けそう言ってくれた
「ありがとう御座います」
「予想以上に面白い子ね。気に入ったわ」
濃姫様にもそう言われ隣にいる信長様を見るとどうやら満足してくれたようで満足げに笑っていた
咄嗟に浮かんで歌った歌は現代のものだったから正直反応が凄く恐かったけど、こんなに喜んで貰えたなら歌って良かったなと安堵して微笑んだ
「璃唖さん」
無事に信長様と濃姫様と会う事が出来、気に入って貰える歌を披露し終え、その場を立ち去り少しすると後ろから声を掛けられ振り返るとあの場にいた女性がやってきた
「先程の歌、私も凄く感動しました」
「ありがとう御座います」
「私は信長の妹の市と言います。挨拶が遅れてしまってごめんなさい」
「いえ」
やっぱりお市さんで間違いなかったんだと思っているとお市さんの隣にいた男性も名乗ってくれた
「わしは柴田勝家。おぬし、先程は見事であった」
「まさに歌姫と呼ぶに相応しいですね」
「っ!///」
勝家さんの挨拶の後にお市さんにそう言われ、またしてもその呼び名を聞く事になるなんてと思ってしまった
「璃唖さん、もしよろしければまた聞かせて貰えませんか?」
「え」
「貴女ともっと仲良くなりたいのです」
ニコリと素敵な笑顔を向けられ一瞬戸惑ってしまったけど直ぐに返事を返していた
「はい。なら私の事は気軽にリアって呼んで下さい」
そう言って私達はお互いに微笑み合っていた
(なんだか目まぐるしい一日だったけど、みんなの喜んでいる顔が見れたし、また色んな人達とも出会えたから、参加して、歌って良かったな)
自分の席に戻って一息吐くとそう思って自然と微笑んでいた
続く
あとがき
か、書けたああ!!
なんとか織田家中の皆さん登場出来たよね!
ちょっとしか出番なかった人もいるけど人数が人数だから解って!←
これで全員に会えたので次回からはちょっと時間枠進められるかな?
とにかく、リアちゃん、歌お疲れ様! 良く頑張ったね!
リアちゃんが何を歌ったか、それは読んで下さっている皆様のご想像にお任せしますww
次回はこの後をちょっと書いてから時を進めようぞ!(信長様風にww)
あの人達出しちゃいますっ!!w
2013.02.22
「織田家の方々が姫に会ってみたいと言う声が大きかったそうだからな」
「噂とやらで会ってみたい、か。噂ごときで会ってみたいとは・・・」
「三成~、思っててもあんまりそう言う事言うもんじゃないよ~」
「だが姫と言う立場なら、何れは他の者にも会わねばならぬからな」
三成達が話をしていると近くにいた半兵衛と官兵衛もそう続けていた
二人はリアの素性の事はおねね様の遠縁と言う事しか知らないからそう言えるが・・、と三成は思い清正も少しだけ同じ事を思っていた
二人がそう思うのは多少警戒心は解けたがまだ完全にリアの事を信用していないからだった
「お、来たみたいだぜ」
正則の声で三成も清正も一端考えるのをやめ、足音が聞こえてくる方へ目を移した
09.その姫、歌姫と呼ばれたし
秀吉さんとねねさんの後に続いて歩いているが、その度に周りの人達の視線が集まり更に何か話している声も聞こえていた
「リア、大丈夫?」
「は、はい・・。ちょっと緊張はしてますけど」
先程から少しだけ小さくなっている私を見てねねさんは優しく声を掛けてくれた
「ま、皆が騒ぐのも無理もないがな」
「うん。リア、凄く綺麗だもん」
「・・・///」
秀吉さんの言葉にねねさんも満足そうに微笑み二人の言葉に私はまた少しだけ顔が赤くなる
そしてそう話しているうちに賑やかな声が聞こえる場所に辿り着きそこに一歩踏み出すと一気に視線が集まった
「「「・・・・」」」
秀吉とねねが入ってきたのを見て皆そこに視線を移し、そして後ろにいるリアを見て言葉を無くしていた
それは三成や清正、正則だけでなく、半兵衛や官兵衛もだった
「うわあ、リア、随分と雰囲気変わったね」
「まさに姫と呼ぶに相応しい格好だな」
半兵衛の言葉に官兵衛も頷いていた
そう、今のリアの格好は綺麗な着物に身を包み、化粧もして髪も結っていて綺麗な簪を指していた
普段から人を惹き付けるものを持っていたが今はそれ以上に人目を惹いていた
そして近くにいた者達から次々に話し掛けられていた
此処に来た途端秀吉さんやねねさんに声を掛ける人が増え、そして私も声を掛けてくれた人達に挨拶をしていた
「よう秀吉、ねね。そいつが噂の璃唖か?」
そう話していると秀吉さんとねねさんと親しみがある人が声を掛けてきた
「おお、利家、慶次」
「随分と別嬪さんだなぁ」
「っ///」
少しだけ私に顔を近付けて言う男性の言葉に驚いていると男性は豪快に笑った
「はははっ、照れてるのかい」
「こら慶次、からかわないの!」
そんな私を見かねてねねさんはそう言い、改めて私の紹介をした
「あたしの遠縁の璃唖だよ」
「初めまして、璃唖と言います」
「俺は前田利家。秀吉とねねとは昔から付き合いだ」
「俺は前田慶次。よろしくな」
「リアー!」
前田家のお二人と挨拶を終えると聞き覚えのある女の子の声が聞こえ振り返るとガラシャが私の方に走ってきていた
「やっぱりリアだったのじゃ」
「こんばんは、見つけてくれてありがとうね」
昨日、秀吉さんとねねさんと話を終えて部屋に戻ってガラシャに宴の話しをしたらガラシャも光秀さんと一緒に参加すると言っていたので会えたら会おうねと言うとわらわが絶対に見つけるのじゃ!と張り切っていたので直ぐに見つけてくれた事にお礼を言う
「こら、あまり走ってはいけませんよ。これは、いつも娘がお世話になっています」
「いえ、こちらこそ」
少し遅れて光秀さんがガラシャの所にやってきて私に挨拶をしてくれた
「その格好、とても似合っていますよ」
「あ、ありがとう御座います///」
ふっと優しく笑顔と声で言われなんだか照れてしまって少しだけ顔が赤くなる
「貴女も少しは璃唖さんを見習ってちゃんと着替えなさい」
「これはわらわのお気に入りなのじゃ。それにこれは新しい服なのじゃ」
ガラシャの言う通り、彼女が今着ている服はこの前会った時とは違い、ゴスロリのような服を着ていて髪もツインテールにしていた
「新しい服似合ってるよ、凄く可愛い」
「はぅわ~! リア、大好きなのじゃ!!」
顔立ちも良いから本当に似合っていて可愛く、ニコリと微笑んで言うとガラシャは嬉しくなって私に抱きついた
そんな様子を周りの者達は羨ましい!!と思っている事にリアとガラシャは気付いていない
「こちらにお出ででしたか」
そんな雰囲気の中、凛々しい声が聞こえ正面を見ると一人の小姓がリア達の所へ向かって着た
「秀吉様、おねね様、そろそろ」
「おっと、もうそんな時間か」
「大変、急がなくちゃ」
どうやらこれからまた移動するようで私達はこの場にいた皆さんに声を掛けてから別の方へ向かい出す
「挨拶がまだでしたね」
そう言ったのは私達を呼びに来た男性だった
「私は森 蘭丸と申します」
「璃唖です。えっと」
「蘭丸で結構ですよ」
「解りました。私の事も気軽に呼んで下さいね」
ニコリとして言うと一瞬驚いたような顔をしたが直ぐに解りましたと言ってくれ、そのまま奥へと案内された
「信長様、秀吉様とおねね様、そして例の姫様をお連れ致しました」
部屋に入ると同時に体に緊張が走った
「この娘がねねの遠縁の子ね」
「はい」
「面を上げよ」
女性の声と男性の声が聞こえ顔を上げ正面の人物を見る
(この人が織田信長。そして濃姫・・・隣にいるのは・・・妹のお市さんと側近の人・・?)
「うぬ、名はなんと申す」
「璃唖と言います」
綺麗にお辞儀をして言うと信長と濃姫はふっと笑った
「随分と可愛らしい子ね。噂以上だわ」
此処でもまた噂、と言われ疑問を持つがそれは次の言葉で直ぐに掻き消される
「璃唖、うぬは人を惹き付け、放さぬものを持っているようだな」
「!」
そう言われ思わず目を瞠ってしまう
具体的には何かとは言わなかったがこの人には私が纏っているものやそれ以外のものが解っているように思えた
「それを予に見せてみよ」
更にそう言われどうしようと思いちらりとねねさんと秀吉さんを見ると二人も困った顔をしていた
「リア、歌じゃ!」
「え?」
突然後ろから声が聞こえ振り返るとガラシャが身を乗り出してそう言っていた
「こら。信長様、申し訳御座いません」
「構わぬ」
光秀さんはガラシャを隣に座らせて謝るが信長さんはそんな事お構いなしと言う感じだった
「貴女、歌が歌えるのかしら?」
「えっと・・」
「リアは凄く上手なのです。わらわも感動致しましたのじゃ」
「まあ、そうなのですか。璃唖さん、是非お聞かせ下さい」
ガラシャの言葉に側近の隣にいた女性も嬉しそうな顔して私を見ている
それはこの場にいる信長さんや濃姫さん、そして秀吉さんやねねさん達もだった
「解りました」
こうなったら何か歌うしかないと思いそう言って立ち上がって少し広くなっている所に移動すると騒いでいた人達も何か始まるのか?と思い私に視線が集まる
「・・、~~~~♪」
「!」
息を吸い咄嗟に浮かんだ歌を歌い始めると皆一気に驚きの表情に変わるがリアは歌に集中していてそれには気付いていない
「~~~♪」
歌う毎にフレーズに感情を込め、いつの間にか手で少しだけ振りをつけていた
「~~~♪ ・・ふぅ・・」
「「「うおおおお!!」」」
「!?」
歌い終わり息を吐くと同時に物凄い拍手と歓声が上がった
「リア、凄いじゃない!」
「わしは感動したぞ!」
「やっぱりリアは凄いのじゃ!」
そしてねねさんと秀吉さんとガラシャが直ぐに駆け付けそう言ってくれた
「ありがとう御座います」
「予想以上に面白い子ね。気に入ったわ」
濃姫様にもそう言われ隣にいる信長様を見るとどうやら満足してくれたようで満足げに笑っていた
咄嗟に浮かんで歌った歌は現代のものだったから正直反応が凄く恐かったけど、こんなに喜んで貰えたなら歌って良かったなと安堵して微笑んだ
「璃唖さん」
無事に信長様と濃姫様と会う事が出来、気に入って貰える歌を披露し終え、その場を立ち去り少しすると後ろから声を掛けられ振り返るとあの場にいた女性がやってきた
「先程の歌、私も凄く感動しました」
「ありがとう御座います」
「私は信長の妹の市と言います。挨拶が遅れてしまってごめんなさい」
「いえ」
やっぱりお市さんで間違いなかったんだと思っているとお市さんの隣にいた男性も名乗ってくれた
「わしは柴田勝家。おぬし、先程は見事であった」
「まさに歌姫と呼ぶに相応しいですね」
「っ!///」
勝家さんの挨拶の後にお市さんにそう言われ、またしてもその呼び名を聞く事になるなんてと思ってしまった
「璃唖さん、もしよろしければまた聞かせて貰えませんか?」
「え」
「貴女ともっと仲良くなりたいのです」
ニコリと素敵な笑顔を向けられ一瞬戸惑ってしまったけど直ぐに返事を返していた
「はい。なら私の事は気軽にリアって呼んで下さい」
そう言って私達はお互いに微笑み合っていた
(なんだか目まぐるしい一日だったけど、みんなの喜んでいる顔が見れたし、また色んな人達とも出会えたから、参加して、歌って良かったな)
自分の席に戻って一息吐くとそう思って自然と微笑んでいた
続く
あとがき
か、書けたああ!!
なんとか織田家中の皆さん登場出来たよね!
ちょっとしか出番なかった人もいるけど人数が人数だから解って!←
これで全員に会えたので次回からはちょっと時間枠進められるかな?
とにかく、リアちゃん、歌お疲れ様! 良く頑張ったね!
リアちゃんが何を歌ったか、それは読んで下さっている皆様のご想像にお任せしますww
次回はこの後をちょっと書いてから時を進めようぞ!(信長様風にww)
あの人達出しちゃいますっ!!w
2013.02.22