ルードルート
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「此処なら、禍津迦具土神を招霊したとしても最小限の被害で済みそうですね」
あれからリア達は愛宕山へとやって来た
「余計な事は考えるな。部下達に、辺り一帯の市民を避難させるよう命じてある」
「周りの事は僕達に任せて君は、禍津迦具土神だけに専念して下さい」
「招霊を初めてくれるね、梓」
「・・・はい」
梓はみんなを見て頷きリアも頷き、梓は招霊を始めた
「・・・!」
リアが梓を見ているとルードがリアの手を握った
「・・・大丈夫です。梓さんは必ず禍津迦具土神を招霊してくれます」
「うん、私も梓ちゃんを信じてる。だから、私も自分の・・・この本当の力を使ってルードくんと一緒に禍津迦具土神と戦うよ」
「リアさん・・・ええ」
リアもルードの手を握り返し、リアの強い意志を聞きルードも頷き、二人して梓を見守った
そして、
梓の黒龍の神子の力が発動し、辺りの空気が揺れ、禍津迦具土神の姿が梓達の前に現れた
「おいでなすったな。こいつが・・・」
「禍津迦具土神――。梓、見事な招霊だ」
「みんな、気を付けて。地下で対峙した時よりも力を増してる」
「だとしても成すべき事は変わらない。全力で倒すまでです」
「私達の大事な場所、大事な世界は、絶対に壊させない!」
「行きましょう、リアさん――」
「うん!」
その言葉に皆一斉に武器を構えた
45.最後の戦い
あれから各々攻撃しやすい場所に移動しリアもルードや梓の側で戦っていた
だがこの瘴気に引き寄せられ辺りには怨霊も数体いた
それを見つけては遠距離攻撃が可能なリアと梓、そして九段の術で倒していき、他の面々も自分達の近くに来ては倒していた
「ふっ!」
「えいっ!」
「はあっ!」
上手く梓とリアとルードと連携を取り、辺りにいた怨霊を倒し終えた
「これで怨霊の方は大丈夫みたいだね」
「ええ・・・っ!」
怨霊を倒し終え、辺りに気配がない事を確認していると禍津迦具土神の尾が自分達の方に攻撃を仕掛けようとしているのが見え一斉に地を蹴って避けた
「・・・ソノ娘ノ力、以前感ジタ事ガアルゾ・・」
「ええ・・・凌雲閣の近くの裏通りで、ね」
「・・・ソウカ、アノ時取リ逃ガシタ娘カ」
禍津迦具土神はリアの力を覚えていたのかそう言ってリアを見て、リアも息を詰めそれを見てルードがリアの前に出る
「貴方にリアさんは絶対に渡しません。あの時と同じように守らせてもらいます」
言うとルードは強い結界をリアの側に張った
「コシャクナ――!」
禍津迦具土神は雄叫びに似た声を上げると地面が揺れ地上に居たリア達は少しだけバランスを崩してしまう
その隙を見て禍津迦具土神はリアと梓の方へ向かってくる
だが、
「うちの可愛い妹二人と弟に手出しはさせないよ」
「うらあ!」
「やあっっ!!」
空間移動で空中へ移動したダリウスが禍津迦具土神の喉元へ攻撃し、続けて虎とコハクも攻撃すると禍津迦具土神はバランスを崩しそのまま近くの木の方へ突っ込んでしまう
「ダリウスさん、政虎さん、コハクくん、ありがとう御座います」
「こりゃ派手に突っ込んだな」
「だが今が好機だろう。一気に攻めるぞ!」
「ええ、解りました」
リアは助けてくれたダリウスと虎とコハクにお礼を言い、村雨は派手に木々の中に突っ込んでいった禍津迦具土神を見てそう言い、有馬の言葉に頷き秋兵も剣を構え直し九段も新しい札を取り出し術を唱え始めた
「リア、そろそろ前線へ行ける?」
「はい、大丈夫です」
今なら怨霊もいないので前衛で戦う事は可能だった
「なら、あの技を使っても大丈夫だよ」
「ええ、この広さなら使っても平気でしょうし」
「へっ、ならオレ達も派手に暴れられるな」
ダリウスの言葉にルードと虎も何か解っている顔をしていてそして何処か楽しそうな顔をしていた
「・・・あの技?」
「そっか、梓ちゃんとコハクくんはまだ見た事なかったんだっけ」
「え? 何を?」
「リアの本気だよ」
そう言われ梓はダリウスの邸に来た頃にリアとダリウスと怨霊退治に出掛けた帰りにリアの本気がどうっと言う話しをした事を思い出した
確かに梓が邸に居た頃に怨霊退治に出掛けたがその時もリアは本気を出していなかった
だから梓とコハクはまだリアの本気を見た事がなかったのだ
それは今前線で戦っている有馬達にも言える事だったが
「では、そろそろ行こうか。あまり話し込んでいては彼等に文句を言われかねないからね」
「はい!」
言うと皆、禍津迦具土神を見据えて一斉に駆け出した
そしてリアはナイフホルダーから数本ナイフを抜き宙に投げまた新しいナイフを取り出して禍津迦具土神に向かって投げる
ダリウスやルード、虎、コハクと連携を取りながらナイフを投げていく
それはまるでナイフを操りながら舞っているかのようで思わず魅入ってしまう
梓もコハクも此処までは見た事があった
だがダリウス達が言っている事はこの事ではないと思っていた
リアはまたナイフを宙に投げそれを見届けると思いっきり地を蹴った
そしてそのまま禍津迦具土神を見据えて手に持っていたナイフを胸の前で構え、狙いを定め一気にナイフを投げた
「グアアッッ・・・!!!」
ナイフが降り注ぎ禍津迦具土神は悲鳴に似た声を上げる
そしてリアはそのまま空中で有馬達の方を見て叫ぶ
「皆さん、今すぐその場から離れて下さい!」
「え?」「ん?」
「早く退いた方が良いですよ」
「巻き添えになりたくなけりゃな」
「梓、コハク、俺達も少し距離を取るよ」
「「え?」」
リアの言葉に有馬達は疑問を持ち近くに居たルードと虎がそう言い、ダリウスも梓とコハクを連れその場から離れ、皆が禍津迦具土神から離れたのを確認するとリアは新たに一本だけナイフを取り出した
そしてそれを軽く投げパチンと指を鳴らした
途端、空から何かが振ってくるのが見えた
それはリアが戦闘時に使用しているナイフだった
ナイフは雨が降り注ぐように禍津迦具土神目掛けて降ってきて大ダメージを与えているようで禍津迦具土神は先程よりも大きな悲鳴に似た声を上げていた
それを聞きながらリアは綺麗に地面に着地した
「・・・・」
「・・・・凄い・・」
「・・・まるで、舞っているかのようであったな・・」
「・・・あんなに美しくて凄い技が、あるんですね・・・」
「・・・こりゃ、凄いものを隠し持ってたもんだな・・・」
「・・・あれが、リアさんの本気、なんだ・・・」
リアの本気を見た事がない面々はそれぞれ驚いて言葉が出なくなっていた
「うん、やはり何時見てもリアのその技とナイフ捌きは美しいね」
「ええ。本当に」
「何度見ても飽きねえな」
リアの本気と技を見てダリウスもルードも虎も満足そうに笑ってそう言い、みんなの反応を見ながらリアは小さく微笑んでみんなの側に戻り始めた
「・・・っ! みんな、伏せてっ!!!」
だが、途端リアは何かを感じそう叫んだ
「え? きゃっ!!」
途端瘴気の固まりのようなものが弾けて爆発し、その風圧に押され皆地面に倒れてしまう
「オオオオ・・・・!! 黒龍ノ神子、ソシテ強キ力ヲ持ツ娘ヨ。ソノ力ヲ、我ニヨコセ――」
「チッ、あの蛇野郎。まだ動けんのか」
「リアさん! 梓さん!」
禍津迦具土神は体勢を立て直すと口を大きく開けてリアと梓の方向かって着始めた
「っ! させないっ!」
言うとリアは手を伸ばしそこから眩い光が発せられ、それを食らった禍津迦具土神はまた悲鳴を上げた
「っ! この力は!」
「白龍の神子の力!?」
そう、リアから発せられた力は白龍の神子が使える浄化の力だった
「! 傷が癒えていく!?」
そしてその力を感じていると温かい光が降り注ぎ傷口に当たるとその傷がどんどん癒えていった
「ルードくん、梓ちゃん!」
「ええ!」「うん!」
リアは禍津迦具土神の動きが止まったのを見ると振り返ってルードと梓に声を掛けると二人は頷いてリアの側に移動する
「これで決着を着けましょう」
「うん。私とルードくんが合図したら」
「それが最後、だよね」
考えている事が解ったか梓はそう言って頷きそれを見ると皆一斉に小さく笑った
「ではリアさん、行きますよ」
「うん! はっ!」
「はあっっ!!」
ルードの言葉に頷きリアはナイフを投げルードも禍津迦具土神の視覚に潜り込み攻撃をし、梓も狙いを定めてリアとルードと連携して攻撃を与えていく
そして、
「そろそろ終わりにしましょう!」
「これで、最後っ!」
「グッ――!」
「梓ちゃん!」「梓さん!」
「うんっ!!」
リアのナイフが禍津迦具土神の喉元に当たり隙が出来た所でリアとルードは梓に合図を出し、梓は引き金を引いた
(・・・白龍、黒龍、どうか、私達に力を貸して!)
梓の銃の弾にリアの思いを乗せ、それは禍津迦具土神に見事当たり、禍津迦具土神は悲鳴を上げながら消えていった
続く
あとがき
はい、やっと禍津迦具土神との対決も終わりました~!
や~ほんと甘いものに続き戦闘シーンも時間かなり掛かったなぁ~ι
けど何気にダリウスさん、「うちの可愛い妹二人と弟」って言っちゃってましたねw
ダリウスさんなら普通に言いそうだし、リアちゃんもそこは納得してるからねw
普通なら梓ちゃんやルードくんがツッコミを入れてそうだけど流石にあの空気じゃ言えないよね
そしてそしてこちらでもやっとリアちゃんの本気が見れましたね!
やっぱり皆さんあの技には魅入っちゃいますよね~w
あ、リアちゃんが使った大技の説明ですが、そこは大団円ルートの41話のあとがきを参照して下さいww
さて、禍津迦具土神との戦いも終わったと言う事で、次回はいよいよルードくんルート最終話です!
先に言っておくと、最後はもう驚きとニヤケと驚きと・・・ですよwww
では、次回の最終話をお楽しみに!
2015.08.14
あれからリア達は愛宕山へとやって来た
「余計な事は考えるな。部下達に、辺り一帯の市民を避難させるよう命じてある」
「周りの事は僕達に任せて君は、禍津迦具土神だけに専念して下さい」
「招霊を初めてくれるね、梓」
「・・・はい」
梓はみんなを見て頷きリアも頷き、梓は招霊を始めた
「・・・!」
リアが梓を見ているとルードがリアの手を握った
「・・・大丈夫です。梓さんは必ず禍津迦具土神を招霊してくれます」
「うん、私も梓ちゃんを信じてる。だから、私も自分の・・・この本当の力を使ってルードくんと一緒に禍津迦具土神と戦うよ」
「リアさん・・・ええ」
リアもルードの手を握り返し、リアの強い意志を聞きルードも頷き、二人して梓を見守った
そして、
梓の黒龍の神子の力が発動し、辺りの空気が揺れ、禍津迦具土神の姿が梓達の前に現れた
「おいでなすったな。こいつが・・・」
「禍津迦具土神――。梓、見事な招霊だ」
「みんな、気を付けて。地下で対峙した時よりも力を増してる」
「だとしても成すべき事は変わらない。全力で倒すまでです」
「私達の大事な場所、大事な世界は、絶対に壊させない!」
「行きましょう、リアさん――」
「うん!」
その言葉に皆一斉に武器を構えた
45.最後の戦い
あれから各々攻撃しやすい場所に移動しリアもルードや梓の側で戦っていた
だがこの瘴気に引き寄せられ辺りには怨霊も数体いた
それを見つけては遠距離攻撃が可能なリアと梓、そして九段の術で倒していき、他の面々も自分達の近くに来ては倒していた
「ふっ!」
「えいっ!」
「はあっ!」
上手く梓とリアとルードと連携を取り、辺りにいた怨霊を倒し終えた
「これで怨霊の方は大丈夫みたいだね」
「ええ・・・っ!」
怨霊を倒し終え、辺りに気配がない事を確認していると禍津迦具土神の尾が自分達の方に攻撃を仕掛けようとしているのが見え一斉に地を蹴って避けた
「・・・ソノ娘ノ力、以前感ジタ事ガアルゾ・・」
「ええ・・・凌雲閣の近くの裏通りで、ね」
「・・・ソウカ、アノ時取リ逃ガシタ娘カ」
禍津迦具土神はリアの力を覚えていたのかそう言ってリアを見て、リアも息を詰めそれを見てルードがリアの前に出る
「貴方にリアさんは絶対に渡しません。あの時と同じように守らせてもらいます」
言うとルードは強い結界をリアの側に張った
「コシャクナ――!」
禍津迦具土神は雄叫びに似た声を上げると地面が揺れ地上に居たリア達は少しだけバランスを崩してしまう
その隙を見て禍津迦具土神はリアと梓の方へ向かってくる
だが、
「うちの可愛い妹二人と弟に手出しはさせないよ」
「うらあ!」
「やあっっ!!」
空間移動で空中へ移動したダリウスが禍津迦具土神の喉元へ攻撃し、続けて虎とコハクも攻撃すると禍津迦具土神はバランスを崩しそのまま近くの木の方へ突っ込んでしまう
「ダリウスさん、政虎さん、コハクくん、ありがとう御座います」
「こりゃ派手に突っ込んだな」
「だが今が好機だろう。一気に攻めるぞ!」
「ええ、解りました」
リアは助けてくれたダリウスと虎とコハクにお礼を言い、村雨は派手に木々の中に突っ込んでいった禍津迦具土神を見てそう言い、有馬の言葉に頷き秋兵も剣を構え直し九段も新しい札を取り出し術を唱え始めた
「リア、そろそろ前線へ行ける?」
「はい、大丈夫です」
今なら怨霊もいないので前衛で戦う事は可能だった
「なら、あの技を使っても大丈夫だよ」
「ええ、この広さなら使っても平気でしょうし」
「へっ、ならオレ達も派手に暴れられるな」
ダリウスの言葉にルードと虎も何か解っている顔をしていてそして何処か楽しそうな顔をしていた
「・・・あの技?」
「そっか、梓ちゃんとコハクくんはまだ見た事なかったんだっけ」
「え? 何を?」
「リアの本気だよ」
そう言われ梓はダリウスの邸に来た頃にリアとダリウスと怨霊退治に出掛けた帰りにリアの本気がどうっと言う話しをした事を思い出した
確かに梓が邸に居た頃に怨霊退治に出掛けたがその時もリアは本気を出していなかった
だから梓とコハクはまだリアの本気を見た事がなかったのだ
それは今前線で戦っている有馬達にも言える事だったが
「では、そろそろ行こうか。あまり話し込んでいては彼等に文句を言われかねないからね」
「はい!」
言うと皆、禍津迦具土神を見据えて一斉に駆け出した
そしてリアはナイフホルダーから数本ナイフを抜き宙に投げまた新しいナイフを取り出して禍津迦具土神に向かって投げる
ダリウスやルード、虎、コハクと連携を取りながらナイフを投げていく
それはまるでナイフを操りながら舞っているかのようで思わず魅入ってしまう
梓もコハクも此処までは見た事があった
だがダリウス達が言っている事はこの事ではないと思っていた
リアはまたナイフを宙に投げそれを見届けると思いっきり地を蹴った
そしてそのまま禍津迦具土神を見据えて手に持っていたナイフを胸の前で構え、狙いを定め一気にナイフを投げた
「グアアッッ・・・!!!」
ナイフが降り注ぎ禍津迦具土神は悲鳴に似た声を上げる
そしてリアはそのまま空中で有馬達の方を見て叫ぶ
「皆さん、今すぐその場から離れて下さい!」
「え?」「ん?」
「早く退いた方が良いですよ」
「巻き添えになりたくなけりゃな」
「梓、コハク、俺達も少し距離を取るよ」
「「え?」」
リアの言葉に有馬達は疑問を持ち近くに居たルードと虎がそう言い、ダリウスも梓とコハクを連れその場から離れ、皆が禍津迦具土神から離れたのを確認するとリアは新たに一本だけナイフを取り出した
そしてそれを軽く投げパチンと指を鳴らした
途端、空から何かが振ってくるのが見えた
それはリアが戦闘時に使用しているナイフだった
ナイフは雨が降り注ぐように禍津迦具土神目掛けて降ってきて大ダメージを与えているようで禍津迦具土神は先程よりも大きな悲鳴に似た声を上げていた
それを聞きながらリアは綺麗に地面に着地した
「・・・・」
「・・・・凄い・・」
「・・・まるで、舞っているかのようであったな・・」
「・・・あんなに美しくて凄い技が、あるんですね・・・」
「・・・こりゃ、凄いものを隠し持ってたもんだな・・・」
「・・・あれが、リアさんの本気、なんだ・・・」
リアの本気を見た事がない面々はそれぞれ驚いて言葉が出なくなっていた
「うん、やはり何時見てもリアのその技とナイフ捌きは美しいね」
「ええ。本当に」
「何度見ても飽きねえな」
リアの本気と技を見てダリウスもルードも虎も満足そうに笑ってそう言い、みんなの反応を見ながらリアは小さく微笑んでみんなの側に戻り始めた
「・・・っ! みんな、伏せてっ!!!」
だが、途端リアは何かを感じそう叫んだ
「え? きゃっ!!」
途端瘴気の固まりのようなものが弾けて爆発し、その風圧に押され皆地面に倒れてしまう
「オオオオ・・・・!! 黒龍ノ神子、ソシテ強キ力ヲ持ツ娘ヨ。ソノ力ヲ、我ニヨコセ――」
「チッ、あの蛇野郎。まだ動けんのか」
「リアさん! 梓さん!」
禍津迦具土神は体勢を立て直すと口を大きく開けてリアと梓の方向かって着始めた
「っ! させないっ!」
言うとリアは手を伸ばしそこから眩い光が発せられ、それを食らった禍津迦具土神はまた悲鳴を上げた
「っ! この力は!」
「白龍の神子の力!?」
そう、リアから発せられた力は白龍の神子が使える浄化の力だった
「! 傷が癒えていく!?」
そしてその力を感じていると温かい光が降り注ぎ傷口に当たるとその傷がどんどん癒えていった
「ルードくん、梓ちゃん!」
「ええ!」「うん!」
リアは禍津迦具土神の動きが止まったのを見ると振り返ってルードと梓に声を掛けると二人は頷いてリアの側に移動する
「これで決着を着けましょう」
「うん。私とルードくんが合図したら」
「それが最後、だよね」
考えている事が解ったか梓はそう言って頷きそれを見ると皆一斉に小さく笑った
「ではリアさん、行きますよ」
「うん! はっ!」
「はあっっ!!」
ルードの言葉に頷きリアはナイフを投げルードも禍津迦具土神の視覚に潜り込み攻撃をし、梓も狙いを定めてリアとルードと連携して攻撃を与えていく
そして、
「そろそろ終わりにしましょう!」
「これで、最後っ!」
「グッ――!」
「梓ちゃん!」「梓さん!」
「うんっ!!」
リアのナイフが禍津迦具土神の喉元に当たり隙が出来た所でリアとルードは梓に合図を出し、梓は引き金を引いた
(・・・白龍、黒龍、どうか、私達に力を貸して!)
梓の銃の弾にリアの思いを乗せ、それは禍津迦具土神に見事当たり、禍津迦具土神は悲鳴を上げながら消えていった
続く
あとがき
はい、やっと禍津迦具土神との対決も終わりました~!
や~ほんと甘いものに続き戦闘シーンも時間かなり掛かったなぁ~ι
けど何気にダリウスさん、「うちの可愛い妹二人と弟」って言っちゃってましたねw
ダリウスさんなら普通に言いそうだし、リアちゃんもそこは納得してるからねw
普通なら梓ちゃんやルードくんがツッコミを入れてそうだけど流石にあの空気じゃ言えないよね
そしてそしてこちらでもやっとリアちゃんの本気が見れましたね!
やっぱり皆さんあの技には魅入っちゃいますよね~w
あ、リアちゃんが使った大技の説明ですが、そこは大団円ルートの41話のあとがきを参照して下さいww
さて、禍津迦具土神との戦いも終わったと言う事で、次回はいよいよルードくんルート最終話です!
先に言っておくと、最後はもう驚きとニヤケと驚きと・・・ですよwww
では、次回の最終話をお楽しみに!
2015.08.14