蠱惑の森大団円ルート
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街では凌雲閣の有様、そして禍津迦具土神を見て恐怖に戦いていた
それはこの事態を知らされていない帝国軍人達もだった
皆、これが愛宕山でのあの出来事が重なり、鬼と黒龍の神子の陰の気の所為だと騒いでいた
村雨は参謀本部の前に控えていたが、凌雲閣の有様と、この街の人々の有様と鬼と神子の所為だと騒いでいるのを見て厄介な事になりかねないと判断し、結実なき花の残党に声を掛け、村雨は凌雲閣を目指し始めた
40.世界の終焉
「見えました、出口です!」
あれからルード達と精鋭分隊達と共に地下から地上階へと戻って来る事が出来た
ルードのその言葉を聞き前を見ると多少瓦礫が落ちてはいるものの、まだ無事に外に出られる隙間が空いていた
「・・・!」
だが、瓦礫が落ちてきそうになっているのが見え、リアも梓も千代も足が止まってしまう
「・・・っ!」
途端、リア達の周りに結界が張られその瓦礫はルードと九段の結界によって弾かれた
「ルードくん、九段さん、ありがとう御座います」
「無事で何よりです。出口はもうすぐです。急ぎましょう」
「うん」
ルードの言葉に頷き、リア達はまた走り出す
そうして皆無事に外へと出られた
「・・・なんとか、無事に抜け出られましたね。皆、大丈夫ですか」
「は、はい・・・」
「・・・っ」
「うわ、なんだよ、これ・・・あの蛇が撒き散らしてんのか?」
「・・・酷い瘴気――」
無事に外に出られたが、外は凌雲閣が崩れた瓦礫が辺りに沢山あり、更に瘴気が酷く空気が淀んでいた
「・・・う・・」
「千代、大丈夫か?」
「千代ちゃん、私の側から離れないで」
「え・・・」
「白龍の神子は穢れに弱い。なら、今その力を祓える力がある人の側にいる方が良いでしょ」
「・・・そうね」
リアの説明で千代は何かを納得し、梓もそれが解り頷いた
「けど、此処にいるのは危険ね」
「うん。あの、皆さん、一旦此処から離れましょう」
「駄目・・・。禍津迦具土神が此処に留まっているうちに倒さないといけないでしょう? 放っておいたら、帝都の人達に被害が広がってしまう・・・。大丈夫、私なら平気だから・・・」
「千代ちゃん・・・」
「分かった。直ぐさま邪神との決着を付けよう」
「でしたら、ダリウス様と合流しなければ――」
「待って。遠くに見える軍服の人達・・・こっちに向かって来る――」
千代の意志を聞き、皆その意見を尊重する事にしたが、コハクの言う通り有馬達とは別の隊の帝国軍人達がこちらに向かってきていた
「有馬隊長殿! そこにいる、黒龍の神子を引き渡して下さい」
「・・・!?」
帝国軍はリア達の前に来るとずらりと辺りを囲み、そして先頭に出てきた隊長らしき男がそう言い、その言葉に皆目を瞠った
「これは、どう言う事ですか?」
「帝都の災厄を招いたのはその神子だろう?」
「え――」
「その娘は脅威です。参謀本部に拘留しあの蛇を掃討する方法を吐かせます!」
「やめるのだ。神子に乱暴は許さぬ! 黒龍の神子が邪神を呼んだなどそんな証拠が何処にある?」
「証拠など不要! 状況を見れば明らかではないか!!」
「・・・!」
「あーあ、完全に頭に血が上ってやがる」
「う、うん、この剣幕じゃ濡れ衣だって言っても信じてもらえないかも・・・」
高官の言葉に梓や千代達帝国軍に所属する面々はまた目を瞠っていて、相変わらず自分勝手な事を言う軍人を見てリア達も呆れていた
「まずいな。凌雲閣に部隊が集結しては邪神と戦う所か・・・」
だが、有馬だけは冷静に今の状況を理解してそう言っていた時だった
「―― 道を開けてもらおうか」
途端、聞き慣れた声が聞こえた
「ダリウスさん!」
「・・・なっ、き、貴様、鬼だな・・・!」
「とうとう出たぞ。黒龍の神子を操っている元凶が!」
軍人達の間に現れたダリウスを見て、高官達はそう言ってざわめき始める
「ふふっ、豊穣なる地を統べ長きを持って栄えし種族・・・賢明なる人間の諸君。この地はまもなく終焉の時を迎える。命が惜しければ立ち去るが良い」
それを見るとダリウスは涼しげだが、何処か惹かれるような顔をしてそう告げた
「何を馬鹿な事を・・・」
「馬鹿な事? 預言をご存じないのかな。「龍神の裁き」は間もなくだと言うのに」
「龍神の裁き・・・まさか―― 破壊心・黒龍によって終焉がもたらされると?」
「さてね。けれど、じきに破滅は訪れるよ。命が惜しくば、去りなさい。この瘴気にやられて時の彼方に飛ばされたくなければね」
「時の彼方・・・何処かで聞いたような・・・」
「「白光が時の外まで飛び」予言書が指していたのはまさか・・・」
「ひ、怯むな! 鬼が目の前にいるんだ! 進め・・・!」
「だが、しかし・・・」
軍人達はダリウスの言葉に翻弄されていた
それが彼等に道を開けさせる為の嘘だと言う事にリア達は気付いていた
「勇気ある兵士諸君! そう腰が引けていては簡単に突破されてしまうよ」
次に聞こえた声に皆また動揺する
「・・・ほらな」
「ああ、クソっ!」
「はったりとは言え、それなりに効果があったようだな」
そう言ってダリウスと共に彼等の間を抜けてきたのは村雨だった
「直ぐに嘘だとばれるだろうけれどね。村雨を連れてリア達と合流出来ればそれで十分かな」
「な、何を言っているのだ? 鬼め、お前等何を企んでいる!」
「なら、今度は真っ当に説得を試みよう」
「ええ、その方が良さそうです」
ダリウスと村雨のお陰で先程までの剣幕がなくなったのを見て有馬と秋兵はそう言って今度は自分達が彼等の前に出て説得を始めた
「―― 皆さん、我等を信じて、お下がり下さい! 此処は危険です」
「・・・た、確かに、この瘴気では・・・」
「げほ・・・げほ・・――!」
やっと周りの状況も理解出来るようになったのか、瘴気を感じ咽せてしまう人もいた
「邪神は我等が神子と共に退けます。貴方方は市民を連れこの凌雲閣から離れて下さい」
「邪神を退ける? 何か方策があると言うのか?」
「精鋭分隊だけであの怪物の相手を出来るとは思えません」
「だから、精鋭分隊だけじゃなく、おれ達もいるってば」
「?「おれ達」も? つまり、どう言う事だ?」
そこでコハクがそう言うと高官達は疑問を持ち、コハクやルード、虎、そしてダリウスを見る
「龍の宝玉を守れなかったのが悔やまれるな。せめて八葉が選ばれていれば」
「八葉って、神子を守る男達の事でしょう? だったら、もう此処に8人いるじゃない」
そう、今此処には、有馬、ダリウス、コハク、秋兵、ルード、虎、九段、そして村雨の男8人がいた
「まあ、龍神の加護がなけりゃ戦えないなんて法はないな」
例え八葉に選ばれていないにしても、彼等はそれぞれ戦う力を持っている
そしてその闇である禍津迦具土神と戦えるのは、この8人と龍神の神子達と彼等と関わりがあり戦う力を持っているリアだけだ
「まずは―― あの瘴気を潜り抜ける結界を張りましょう」
「星の一族殿、結界を張る役目、君にも手伝ってもらえるかな?」
「・・・無論、そのつもりだ」
「まさか・・・鬼も、邪神を倒すべく協力する、と言う事か?」
「帝都の危機に鬼とか人間とか、そんな事は関係ないです。ううん、それは帝都の危機なんてもっと関係ない。鬼も人間も協力出来るし、一緒に暮らす事だって出来るんですから」
「リアさん・・・」
ルードやダリウス、そして九段とのやり取りを見て軍人達は鬼と人間が協力すると言う事に疑問を持つも、ずっと黙っていたリアがずっと胸に秘めていた事を強い眼差しで言い、最後はいつもの優しい笑顔をして言い、梓も千代もそして周りにいた皆にもその思いは伝わっていた
「そうだね。それに龍の宝玉は俺が砕いてしまったからね。罪滅ぼしでもないけれど・・・八葉の代わりなら、務めよう。この世界は我等鬼にとっても、そしてリアにとっても大事な棲家 だ」
「戦える者が戦うしかないだろう・・・楓月の言う通り、帝都を守る為にはな」
「・・・では、一時休戦だな。精鋭分隊は禍津迦具土神に対抗するべく、鬼と手を組む」
「有馬隊長殿!?」
「迷っている暇はなさそうです。行きましょう。瘴気の奥――、邪神の元へ」
有馬と秋兵の言葉に皆頷いた
「千代ちゃん、梓ちゃん」
「ええ、私達も続きましょう。私達神子も、帝都を救う為に出来る事があるはず」
「うん、これがきっと最後の決戦になる」
「聞いての通りです。どうぞ、帝国軍は負傷者の保護をお願いします」
「う、うむ・・・。・・分かった、総長閣下、及び、負傷兵を病院へ搬送する」
皆の奮起を見て高官達はこれ以上の事は自分達が手出し出来る事では無いと判断し、負傷者達を病院へ搬送させ始めた
続く
あとがき
いよいよ本格的に佳境~~~!!!
何気にダリウスさんと村雨さんのあのはったりのとこ好きだわww(ああいう大人良いよねww←w)
まあ相変わらず街の人々や帝国軍の態度にはイラ~っとしたけども、そこはダリウスさんと村雨さんのお陰で機嫌良くなりましたよw
そしてリアちゃんもずっと思っていた事を言えたし一時的とは言え、帝国軍と鬼が手を組んだ事を一番嬉しく思っていたでしょうねw
そして、いよいよ次回は禍津迦具土神と決戦ですよ!
次回はみんな大活躍します!!
戦闘シーン頑張りますっ!!!←やっぱりそれかww
では、お楽しみに!!
2015.08.04
それはこの事態を知らされていない帝国軍人達もだった
皆、これが愛宕山でのあの出来事が重なり、鬼と黒龍の神子の陰の気の所為だと騒いでいた
村雨は参謀本部の前に控えていたが、凌雲閣の有様と、この街の人々の有様と鬼と神子の所為だと騒いでいるのを見て厄介な事になりかねないと判断し、結実なき花の残党に声を掛け、村雨は凌雲閣を目指し始めた
40.世界の
「見えました、出口です!」
あれからルード達と精鋭分隊達と共に地下から地上階へと戻って来る事が出来た
ルードのその言葉を聞き前を見ると多少瓦礫が落ちてはいるものの、まだ無事に外に出られる隙間が空いていた
「・・・!」
だが、瓦礫が落ちてきそうになっているのが見え、リアも梓も千代も足が止まってしまう
「・・・っ!」
途端、リア達の周りに結界が張られその瓦礫はルードと九段の結界によって弾かれた
「ルードくん、九段さん、ありがとう御座います」
「無事で何よりです。出口はもうすぐです。急ぎましょう」
「うん」
ルードの言葉に頷き、リア達はまた走り出す
そうして皆無事に外へと出られた
「・・・なんとか、無事に抜け出られましたね。皆、大丈夫ですか」
「は、はい・・・」
「・・・っ」
「うわ、なんだよ、これ・・・あの蛇が撒き散らしてんのか?」
「・・・酷い瘴気――」
無事に外に出られたが、外は凌雲閣が崩れた瓦礫が辺りに沢山あり、更に瘴気が酷く空気が淀んでいた
「・・・う・・」
「千代、大丈夫か?」
「千代ちゃん、私の側から離れないで」
「え・・・」
「白龍の神子は穢れに弱い。なら、今その力を祓える力がある人の側にいる方が良いでしょ」
「・・・そうね」
リアの説明で千代は何かを納得し、梓もそれが解り頷いた
「けど、此処にいるのは危険ね」
「うん。あの、皆さん、一旦此処から離れましょう」
「駄目・・・。禍津迦具土神が此処に留まっているうちに倒さないといけないでしょう? 放っておいたら、帝都の人達に被害が広がってしまう・・・。大丈夫、私なら平気だから・・・」
「千代ちゃん・・・」
「分かった。直ぐさま邪神との決着を付けよう」
「でしたら、ダリウス様と合流しなければ――」
「待って。遠くに見える軍服の人達・・・こっちに向かって来る――」
千代の意志を聞き、皆その意見を尊重する事にしたが、コハクの言う通り有馬達とは別の隊の帝国軍人達がこちらに向かってきていた
「有馬隊長殿! そこにいる、黒龍の神子を引き渡して下さい」
「・・・!?」
帝国軍はリア達の前に来るとずらりと辺りを囲み、そして先頭に出てきた隊長らしき男がそう言い、その言葉に皆目を瞠った
「これは、どう言う事ですか?」
「帝都の災厄を招いたのはその神子だろう?」
「え――」
「その娘は脅威です。参謀本部に拘留しあの蛇を掃討する方法を吐かせます!」
「やめるのだ。神子に乱暴は許さぬ! 黒龍の神子が邪神を呼んだなどそんな証拠が何処にある?」
「証拠など不要! 状況を見れば明らかではないか!!」
「・・・!」
「あーあ、完全に頭に血が上ってやがる」
「う、うん、この剣幕じゃ濡れ衣だって言っても信じてもらえないかも・・・」
高官の言葉に梓や千代達帝国軍に所属する面々はまた目を瞠っていて、相変わらず自分勝手な事を言う軍人を見てリア達も呆れていた
「まずいな。凌雲閣に部隊が集結しては邪神と戦う所か・・・」
だが、有馬だけは冷静に今の状況を理解してそう言っていた時だった
「―― 道を開けてもらおうか」
途端、聞き慣れた声が聞こえた
「ダリウスさん!」
「・・・なっ、き、貴様、鬼だな・・・!」
「とうとう出たぞ。黒龍の神子を操っている元凶が!」
軍人達の間に現れたダリウスを見て、高官達はそう言ってざわめき始める
「ふふっ、豊穣なる地を統べ長きを持って栄えし種族・・・賢明なる人間の諸君。この地はまもなく終焉の時を迎える。命が惜しければ立ち去るが良い」
それを見るとダリウスは涼しげだが、何処か惹かれるような顔をしてそう告げた
「何を馬鹿な事を・・・」
「馬鹿な事? 預言をご存じないのかな。「龍神の裁き」は間もなくだと言うのに」
「龍神の裁き・・・まさか―― 破壊心・黒龍によって終焉がもたらされると?」
「さてね。けれど、じきに破滅は訪れるよ。命が惜しくば、去りなさい。この瘴気にやられて時の彼方に飛ばされたくなければね」
「時の彼方・・・何処かで聞いたような・・・」
「「白光が時の外まで飛び」予言書が指していたのはまさか・・・」
「ひ、怯むな! 鬼が目の前にいるんだ! 進め・・・!」
「だが、しかし・・・」
軍人達はダリウスの言葉に翻弄されていた
それが彼等に道を開けさせる為の嘘だと言う事にリア達は気付いていた
「勇気ある兵士諸君! そう腰が引けていては簡単に突破されてしまうよ」
次に聞こえた声に皆また動揺する
「・・・ほらな」
「ああ、クソっ!」
「はったりとは言え、それなりに効果があったようだな」
そう言ってダリウスと共に彼等の間を抜けてきたのは村雨だった
「直ぐに嘘だとばれるだろうけれどね。村雨を連れてリア達と合流出来ればそれで十分かな」
「な、何を言っているのだ? 鬼め、お前等何を企んでいる!」
「なら、今度は真っ当に説得を試みよう」
「ええ、その方が良さそうです」
ダリウスと村雨のお陰で先程までの剣幕がなくなったのを見て有馬と秋兵はそう言って今度は自分達が彼等の前に出て説得を始めた
「―― 皆さん、我等を信じて、お下がり下さい! 此処は危険です」
「・・・た、確かに、この瘴気では・・・」
「げほ・・・げほ・・――!」
やっと周りの状況も理解出来るようになったのか、瘴気を感じ咽せてしまう人もいた
「邪神は我等が神子と共に退けます。貴方方は市民を連れこの凌雲閣から離れて下さい」
「邪神を退ける? 何か方策があると言うのか?」
「精鋭分隊だけであの怪物の相手を出来るとは思えません」
「だから、精鋭分隊だけじゃなく、おれ達もいるってば」
「?「おれ達」も? つまり、どう言う事だ?」
そこでコハクがそう言うと高官達は疑問を持ち、コハクやルード、虎、そしてダリウスを見る
「龍の宝玉を守れなかったのが悔やまれるな。せめて八葉が選ばれていれば」
「八葉って、神子を守る男達の事でしょう? だったら、もう此処に8人いるじゃない」
そう、今此処には、有馬、ダリウス、コハク、秋兵、ルード、虎、九段、そして村雨の男8人がいた
「まあ、龍神の加護がなけりゃ戦えないなんて法はないな」
例え八葉に選ばれていないにしても、彼等はそれぞれ戦う力を持っている
そしてその闇である禍津迦具土神と戦えるのは、この8人と龍神の神子達と彼等と関わりがあり戦う力を持っているリアだけだ
「まずは―― あの瘴気を潜り抜ける結界を張りましょう」
「星の一族殿、結界を張る役目、君にも手伝ってもらえるかな?」
「・・・無論、そのつもりだ」
「まさか・・・鬼も、邪神を倒すべく協力する、と言う事か?」
「帝都の危機に鬼とか人間とか、そんな事は関係ないです。ううん、それは帝都の危機なんてもっと関係ない。鬼も人間も協力出来るし、一緒に暮らす事だって出来るんですから」
「リアさん・・・」
ルードやダリウス、そして九段とのやり取りを見て軍人達は鬼と人間が協力すると言う事に疑問を持つも、ずっと黙っていたリアがずっと胸に秘めていた事を強い眼差しで言い、最後はいつもの優しい笑顔をして言い、梓も千代もそして周りにいた皆にもその思いは伝わっていた
「そうだね。それに龍の宝玉は俺が砕いてしまったからね。罪滅ぼしでもないけれど・・・八葉の代わりなら、務めよう。この世界は我等鬼にとっても、そしてリアにとっても大事な
「戦える者が戦うしかないだろう・・・楓月の言う通り、帝都を守る為にはな」
「・・・では、一時休戦だな。精鋭分隊は禍津迦具土神に対抗するべく、鬼と手を組む」
「有馬隊長殿!?」
「迷っている暇はなさそうです。行きましょう。瘴気の奥――、邪神の元へ」
有馬と秋兵の言葉に皆頷いた
「千代ちゃん、梓ちゃん」
「ええ、私達も続きましょう。私達神子も、帝都を救う為に出来る事があるはず」
「うん、これがきっと最後の決戦になる」
「聞いての通りです。どうぞ、帝国軍は負傷者の保護をお願いします」
「う、うむ・・・。・・分かった、総長閣下、及び、負傷兵を病院へ搬送する」
皆の奮起を見て高官達はこれ以上の事は自分達が手出し出来る事では無いと判断し、負傷者達を病院へ搬送させ始めた
続く
あとがき
いよいよ本格的に佳境~~~!!!
何気にダリウスさんと村雨さんのあのはったりのとこ好きだわww(ああいう大人良いよねww←w)
まあ相変わらず街の人々や帝国軍の態度にはイラ~っとしたけども、そこはダリウスさんと村雨さんのお陰で機嫌良くなりましたよw
そしてリアちゃんもずっと思っていた事を言えたし一時的とは言え、帝国軍と鬼が手を組んだ事を一番嬉しく思っていたでしょうねw
そして、いよいよ次回は禍津迦具土神と決戦ですよ!
次回はみんな大活躍します!!
戦闘シーン頑張りますっ!!!←やっぱりそれかww
では、お楽しみに!!
2015.08.04