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ダリウスの革命、そして村雨達結実なき花の掲げている正義への計画に向けてずっと動いていたが、進展はあまりなかった
だが、リアがずっと気になっていた事はこの前ルードと共に麻布記念病院の強兵達が収容されてる病室に忍び込んで確認する事が出来た
彼等の首の後ろにはコハクと同じ花の痣があった
それはコハクがあの残酷で辛い記憶を話してくれた事で確認はしていたが、他の強兵にもあるのではと気になっていたのだ
そしてそのコハクの話を聞き、以前リアが凌雲閣の近くの裏通りで感じたあの嫌な物も関係していると言う事も解ったが、凌雲閣に張ってある四神の結界に関しては、やはり普通の方法で解く事は不可能だと言う
そこはやはり黒龍の神子である梓の力を借りる事になるかもしれない・・・
既に梓や九段、有馬、秋兵も軍のきな臭い事に気付き始めていたようだ
そして、もう1つ、一般にも帝国軍側にもまだ知らされていない事があった
それは黒龍の神子である梓が帝国軍の陸軍会館で大尉就任が発表される事だった
帝国軍側でこの事を知っているのは高官達、そして本人である梓や有馬達だけだった
ダリウスやリア達は村雨からこの事を聞いていたので知っていた
今の状況の中、梓の大尉就任を発表すると言う事は軍の免罪符と言っても過言ではなかった
そして、梓も軍に疑問を持ち始めている今こそ、梓に近付き真実への扉を開いてもらう、そう思い、ダリウスやリア達はある晩、ある場所へと向かった
34.大尉就任
「・・・既に凄い人ですね」
「ま、軍のお偉方やらが着てんだしな」
「情報通り、軍の守りも堅いようですね」
「けれど、一部だけ隙が見えるね」
ダリウスの言う方を見れば確かに一カ所だけ結界が張られていない場所があった
「じゃあリア、計画通り頼んだよ」
「はい」
「気を付けて下さいね」
「うん。じゃあ行ってきます」
言うとリアはドレスの裾を少しだけ持ち歩きやすくして身を翻してドレスに身を包んだ人並みへと消えていく
今リア達は帝国軍が所有する陸軍会館に来ていた
今日は軍の夜会が行われ、関係者達が呼ばれていた
その目玉はなんと言っても黒龍の神子の功績を讃え、大尉就任を発表する事だった
勿論今までの事を考え、警備も厳重で帝国軍、精鋭分隊、そして九段の結界を使って厳重な警備体制だった
ダリウスやルード、虎は結界のある場所へは入れないのである場所で待機をしている
その間にリアが中の様子を見てそして一番の目的である事を成す為に今ドレスに身を包み陸軍会館へと向かっていたのだった
(・・・何とか無事に中に入れたわね・・・)
いつも以上に気配を消して、人の波に紛れて中に入った
周りにいる人達は夜会と言うだけあって華やかに着飾っている人達ばかりだった
(・・・夜会、か。前にダリウスさんと参加した事があったけど・・・)
この夜会の雰囲気を感じ、以前ルードの代わりにダリウスと参加した事を思い出した
そして、次に思い出したのは最後にワルツを踊った男から交際を申し込まれ男を諦めさせる為にダリウスが取った行動だった
(っ・・・/// って、なんで今その事を思い出しちゃうのよ/// ・・確かにあの時ダリウスさんがああしてくれなかったらきっとあの人は諦めてくれなかった・・・)
『・・・けど、俺としては本当にあのままキスしても良かったけど』
「っ///」
そしてあの時、ダリウスが最後に言った言葉とその後に頬にキスされた事も思い出してしまう
その事に気が回り胸の鼓動が早くなり顔も赤くなっているのを自分でも感じた
(っ、ダメダメ。今は自分のやるべき事に集中しなきゃ!)
それを誤魔化すかのように小さく頭を振り気持ちを切り替える為に一度深呼吸をして良し、と小さく呟いて気合いを入れ直し更に気配を消した
「っ・・!」
途端、ある一部に目が止まる
そこには黒い軍服を身に纏い、表情が乏しい者達がずらりと並んでいた
それは紛れもなく、帝国軍の隠し玉である強兵師団だった
(強兵師団・・・やっぱり警備の為に駆り出されてるのね・・・)
村雨から事前にこの夜会の警備の情報を貰っていたが、強兵師団を目の当たりにすると思う所は沢山あった
(・・・華やかな夜会だけど、強兵がいる。それだけでも普通の夜会と違うって感じちゃう・・・それに、)
そこで一度周りの人達の様子を一瞥する
(強兵達がいるのに、周りの人達は何も気にした様子はないのね・・・)
彼等がいるから、安心。
皆、そう思っているのだろう・・・
「・・・・」
「それでは・・・お集まりの皆様、しばし静粛に――」
そう思っていると帝国軍総長の片霧 清四郎の声が聞こえ皆、彼の方を向きリアも人並みに紛れて同じように見る
「既に見知っている方も少なくないでしょうが、改めて紹介します。龍神に選ばれし、黒龍の神子にして先日帝国軍所属の大尉となった無二の女性を・・・」
総長の言葉を聞き、総長の隣にいる梓を見ると大きな歓声が上がった
梓は白いドレスを身に纏い胸に紫の花のコサージュが着いていた
(・・・確かに純粋で真っ直ぐな梓ちゃんに似合ってはいる。・・・けど、良い具合に“軍のお飾り”になってるわね・・・)
梓を見て純粋にドレスが似合っているとは思ったが、気持ちとしても帝国軍からしても後者の方が圧倒的に優先されていると見て取れた
そう思っていると総長の声が聞こえてきて耳を傾けた
「神子の大尉就任を機に、帝国軍は帝都の治安を乱す者共を一掃する事をお約束します」
「成る程な・・・帝国軍が龍神の加護を得たと言う証立てか」
「八百万の神の力を介する「強兵計画」・・・眉唾ものではあったが・・・龍神の力が此処まで近しくなった今、信頼に足るものかもしれんな」
「・・・・」
その言葉にリアは少しだけ表情を険しくしていた
帝都の治安を乱す者、それは彼等にとって驚異でもある鬼、そして帝都に蔓延る怨霊や謎の病とされている憑闇や先日暴動を起こした反体制派の結実なき花も含むのだろう
総長の言葉に夜会に参加している人達は大いに盛り上がっていたが、その中でも梓は先程までの凛々しい表情から少しだけ表情を変え、何かを思っているような顔をしていた
「・・・・」
それから夜会は更に賑やかになりワルツを踊る人々も増えてきた
丁度梓の方を見ると外の空気でも吸いに行くのか総長の近くから離れていた
「黒龍の神子様、少しお時間を頂いても宜しいでしょうか?」
「あ、はい・・・っ!」
その声に振り向いたが直ぐに驚きに変わる
「リ、リアさ・・」
「しぃ」
梓がリアの名を呼びそうになったがそこで静かにと言う合図を出し、何とか梓もそれを押さえ小声で話し始める
「どうして此処に・・・? それにどうやって夜会に・・・」
「忍び込むのなんて意外と簡単よ。それに、私は鬼じゃないから結界の影響もないしね」
そう言ってのけるリアだったが、やはり容姿が良いものだからドレスも華やかに見えて梓も見とれてしまっていた
「・・・少し、場所を変えましょうか」
言うと梓も頷き、テラスへ出た
「・・・でも良く有馬さんや秋兵さんに気付かれなかったね」
テラスへと移った梓は先程までの緊張した空気から解放されいつもの口調でリアと話す
「いつも以上に気配を消して更に消してたからね。梓ちゃんも私に声を掛けられるまで気付かなかったでしょ」
「うん・・・」
実際にそうだった
梓も強兵や軍のきな臭い事などに気を取られていたし、着飾っているのもあって緊張もしていた
「・・・ドレス、良く似合ってるよ」
「え? あ、ありがとう・・でも、リアさんの方が素敵だよ」
急に話題を変えられ梓も先程自分が思った事を言うとリアもいつもの優しい笑みを向けてありがとうと言った
「・・・どう、この夜会」
「え?」
だが、直ぐにリアは真剣な表情に変え、同じく真剣な声をしてそう言った
何がとははっきりと言わなかったが、リアを見て言いたい事が解ったのか梓はゆっくりと口を開く
「・・・なんだか、“龍神の神子が軍のお飾り”になってる気がする・・」
「そうね、それは私も感じたわ。梓ちゃんにそのドレスは良く似合ってる。だけど、軍からすればそれは二の次で「龍神の加護は自分達の元にある、だから安心して良い」・・そう言ってるものよね」
「・・・・」
梓自身が先程感じていた事をリアはさらっと言ってのけた
自分は帝国軍に所属する立場だからそう思っていてもその事は口に出来ない
だからリアのその言葉に小さく頷いた
「梓ちゃんも、帝国軍の怪しい動きに気付いてるはず」
「・・・うん。気になってる事はある。それに、リアさんにも聞きたい事が・・・」
「きゃあああ!」
「「!?」」
そう言ってリアの方を見た途端、中から女性の悲鳴が聞こえリアも梓もダンスホールを見ると瘴気が見えリアは梓の方を見て言う
「梓ちゃん、先に行って! 私はさっきみたいに気配を消して近くにいるから!」
「うん!」
此処でリアがいる事がバレては厄介な事になると梓も判断し、リアの言葉に頷いて先に中へ入りリアもまた気配を消してダンスホールの方へと向かった
続く
あとがき
リアちゃん一人で夜会に潜入しちゃったよww
色々と行動起こしてますね、この子もww
でも前に参加したものとの違いを感じたり、違った角度から物事を見ているので他の人達ともちょっとだけ違った感じですよね
気配消してるからほんとに誰にも見つかってないから凄いなww
流石ダリウスさん達と一緒にいるだけあるねww←え?ww
そして、久々に梓ちゃんとリアちゃんの絡み書けた~!!
だけど、梓も自分がお飾りになっている事や他にも気になっている事があるようですね
が、またもや事件発生か!?
そこは次回!!
でも・・ちょっと切ないよね、此処も(´;ω;`)
けど次回は色々と明らかになってくる!? かも!? ですww
では次回もお楽しみに!
2015.07.07
だが、リアがずっと気になっていた事はこの前ルードと共に麻布記念病院の強兵達が収容されてる病室に忍び込んで確認する事が出来た
彼等の首の後ろにはコハクと同じ花の痣があった
それはコハクがあの残酷で辛い記憶を話してくれた事で確認はしていたが、他の強兵にもあるのではと気になっていたのだ
そしてそのコハクの話を聞き、以前リアが凌雲閣の近くの裏通りで感じたあの嫌な物も関係していると言う事も解ったが、凌雲閣に張ってある四神の結界に関しては、やはり普通の方法で解く事は不可能だと言う
そこはやはり黒龍の神子である梓の力を借りる事になるかもしれない・・・
既に梓や九段、有馬、秋兵も軍のきな臭い事に気付き始めていたようだ
そして、もう1つ、一般にも帝国軍側にもまだ知らされていない事があった
それは黒龍の神子である梓が帝国軍の陸軍会館で大尉就任が発表される事だった
帝国軍側でこの事を知っているのは高官達、そして本人である梓や有馬達だけだった
ダリウスやリア達は村雨からこの事を聞いていたので知っていた
今の状況の中、梓の大尉就任を発表すると言う事は軍の免罪符と言っても過言ではなかった
そして、梓も軍に疑問を持ち始めている今こそ、梓に近付き真実への扉を開いてもらう、そう思い、ダリウスやリア達はある晩、ある場所へと向かった
34.大尉就任
「・・・既に凄い人ですね」
「ま、軍のお偉方やらが着てんだしな」
「情報通り、軍の守りも堅いようですね」
「けれど、一部だけ隙が見えるね」
ダリウスの言う方を見れば確かに一カ所だけ結界が張られていない場所があった
「じゃあリア、計画通り頼んだよ」
「はい」
「気を付けて下さいね」
「うん。じゃあ行ってきます」
言うとリアはドレスの裾を少しだけ持ち歩きやすくして身を翻してドレスに身を包んだ人並みへと消えていく
今リア達は帝国軍が所有する陸軍会館に来ていた
今日は軍の夜会が行われ、関係者達が呼ばれていた
その目玉はなんと言っても黒龍の神子の功績を讃え、大尉就任を発表する事だった
勿論今までの事を考え、警備も厳重で帝国軍、精鋭分隊、そして九段の結界を使って厳重な警備体制だった
ダリウスやルード、虎は結界のある場所へは入れないのである場所で待機をしている
その間にリアが中の様子を見てそして一番の目的である事を成す為に今ドレスに身を包み陸軍会館へと向かっていたのだった
(・・・何とか無事に中に入れたわね・・・)
いつも以上に気配を消して、人の波に紛れて中に入った
周りにいる人達は夜会と言うだけあって華やかに着飾っている人達ばかりだった
(・・・夜会、か。前にダリウスさんと参加した事があったけど・・・)
この夜会の雰囲気を感じ、以前ルードの代わりにダリウスと参加した事を思い出した
そして、次に思い出したのは最後にワルツを踊った男から交際を申し込まれ男を諦めさせる為にダリウスが取った行動だった
(っ・・・/// って、なんで今その事を思い出しちゃうのよ/// ・・確かにあの時ダリウスさんがああしてくれなかったらきっとあの人は諦めてくれなかった・・・)
『・・・けど、俺としては本当にあのままキスしても良かったけど』
「っ///」
そしてあの時、ダリウスが最後に言った言葉とその後に頬にキスされた事も思い出してしまう
その事に気が回り胸の鼓動が早くなり顔も赤くなっているのを自分でも感じた
(っ、ダメダメ。今は自分のやるべき事に集中しなきゃ!)
それを誤魔化すかのように小さく頭を振り気持ちを切り替える為に一度深呼吸をして良し、と小さく呟いて気合いを入れ直し更に気配を消した
「っ・・!」
途端、ある一部に目が止まる
そこには黒い軍服を身に纏い、表情が乏しい者達がずらりと並んでいた
それは紛れもなく、帝国軍の隠し玉である強兵師団だった
(強兵師団・・・やっぱり警備の為に駆り出されてるのね・・・)
村雨から事前にこの夜会の警備の情報を貰っていたが、強兵師団を目の当たりにすると思う所は沢山あった
(・・・華やかな夜会だけど、強兵がいる。それだけでも普通の夜会と違うって感じちゃう・・・それに、)
そこで一度周りの人達の様子を一瞥する
(強兵達がいるのに、周りの人達は何も気にした様子はないのね・・・)
彼等がいるから、安心。
皆、そう思っているのだろう・・・
「・・・・」
「それでは・・・お集まりの皆様、しばし静粛に――」
そう思っていると帝国軍総長の片霧 清四郎の声が聞こえ皆、彼の方を向きリアも人並みに紛れて同じように見る
「既に見知っている方も少なくないでしょうが、改めて紹介します。龍神に選ばれし、黒龍の神子にして先日帝国軍所属の大尉となった無二の女性を・・・」
総長の言葉を聞き、総長の隣にいる梓を見ると大きな歓声が上がった
梓は白いドレスを身に纏い胸に紫の花のコサージュが着いていた
(・・・確かに純粋で真っ直ぐな梓ちゃんに似合ってはいる。・・・けど、良い具合に“軍のお飾り”になってるわね・・・)
梓を見て純粋にドレスが似合っているとは思ったが、気持ちとしても帝国軍からしても後者の方が圧倒的に優先されていると見て取れた
そう思っていると総長の声が聞こえてきて耳を傾けた
「神子の大尉就任を機に、帝国軍は帝都の治安を乱す者共を一掃する事をお約束します」
「成る程な・・・帝国軍が龍神の加護を得たと言う証立てか」
「八百万の神の力を介する「強兵計画」・・・眉唾ものではあったが・・・龍神の力が此処まで近しくなった今、信頼に足るものかもしれんな」
「・・・・」
その言葉にリアは少しだけ表情を険しくしていた
帝都の治安を乱す者、それは彼等にとって驚異でもある鬼、そして帝都に蔓延る怨霊や謎の病とされている憑闇や先日暴動を起こした反体制派の結実なき花も含むのだろう
総長の言葉に夜会に参加している人達は大いに盛り上がっていたが、その中でも梓は先程までの凛々しい表情から少しだけ表情を変え、何かを思っているような顔をしていた
「・・・・」
それから夜会は更に賑やかになりワルツを踊る人々も増えてきた
丁度梓の方を見ると外の空気でも吸いに行くのか総長の近くから離れていた
「黒龍の神子様、少しお時間を頂いても宜しいでしょうか?」
「あ、はい・・・っ!」
その声に振り向いたが直ぐに驚きに変わる
「リ、リアさ・・」
「しぃ」
梓がリアの名を呼びそうになったがそこで静かにと言う合図を出し、何とか梓もそれを押さえ小声で話し始める
「どうして此処に・・・? それにどうやって夜会に・・・」
「忍び込むのなんて意外と簡単よ。それに、私は鬼じゃないから結界の影響もないしね」
そう言ってのけるリアだったが、やはり容姿が良いものだからドレスも華やかに見えて梓も見とれてしまっていた
「・・・少し、場所を変えましょうか」
言うと梓も頷き、テラスへ出た
「・・・でも良く有馬さんや秋兵さんに気付かれなかったね」
テラスへと移った梓は先程までの緊張した空気から解放されいつもの口調でリアと話す
「いつも以上に気配を消して更に消してたからね。梓ちゃんも私に声を掛けられるまで気付かなかったでしょ」
「うん・・・」
実際にそうだった
梓も強兵や軍のきな臭い事などに気を取られていたし、着飾っているのもあって緊張もしていた
「・・・ドレス、良く似合ってるよ」
「え? あ、ありがとう・・でも、リアさんの方が素敵だよ」
急に話題を変えられ梓も先程自分が思った事を言うとリアもいつもの優しい笑みを向けてありがとうと言った
「・・・どう、この夜会」
「え?」
だが、直ぐにリアは真剣な表情に変え、同じく真剣な声をしてそう言った
何がとははっきりと言わなかったが、リアを見て言いたい事が解ったのか梓はゆっくりと口を開く
「・・・なんだか、“龍神の神子が軍のお飾り”になってる気がする・・」
「そうね、それは私も感じたわ。梓ちゃんにそのドレスは良く似合ってる。だけど、軍からすればそれは二の次で「龍神の加護は自分達の元にある、だから安心して良い」・・そう言ってるものよね」
「・・・・」
梓自身が先程感じていた事をリアはさらっと言ってのけた
自分は帝国軍に所属する立場だからそう思っていてもその事は口に出来ない
だからリアのその言葉に小さく頷いた
「梓ちゃんも、帝国軍の怪しい動きに気付いてるはず」
「・・・うん。気になってる事はある。それに、リアさんにも聞きたい事が・・・」
「きゃあああ!」
「「!?」」
そう言ってリアの方を見た途端、中から女性の悲鳴が聞こえリアも梓もダンスホールを見ると瘴気が見えリアは梓の方を見て言う
「梓ちゃん、先に行って! 私はさっきみたいに気配を消して近くにいるから!」
「うん!」
此処でリアがいる事がバレては厄介な事になると梓も判断し、リアの言葉に頷いて先に中へ入りリアもまた気配を消してダンスホールの方へと向かった
続く
あとがき
リアちゃん一人で夜会に潜入しちゃったよww
色々と行動起こしてますね、この子もww
でも前に参加したものとの違いを感じたり、違った角度から物事を見ているので他の人達ともちょっとだけ違った感じですよね
気配消してるからほんとに誰にも見つかってないから凄いなww
流石ダリウスさん達と一緒にいるだけあるねww←え?ww
そして、久々に梓ちゃんとリアちゃんの絡み書けた~!!
だけど、梓も自分がお飾りになっている事や他にも気になっている事があるようですね
が、またもや事件発生か!?
そこは次回!!
でも・・ちょっと切ないよね、此処も(´;ω;`)
けど次回は色々と明らかになってくる!? かも!? ですww
では次回もお楽しみに!
2015.07.07