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「強兵計画・・・それが、軍の新しい動きですか」
花火大会が終わって数日後の夕方、帰宅したリアはそのままルードと共にダリウスの部屋へと向かった
そこには既に虎もいた
コハクはいつもの独楽回しに行っているようでまだ帰ってきていなかった
そして夕方の新聞にて発表された事をリアと虎に話した
「はい。軍は八百万の神々の力を使って兵士一人一人の能力を増強する組織・・・強兵師団を作っているそうです。そして、師団の目的は、国外に進出し世界を相手に勝利する事。帝国の発展の為、積極的に国外へ乗り出していくと発表しました」
「また随分とでかく出てきたもんだな・・・」
「でも、八百万の神々の力って・・・軍はどうやってそんな大きな力を手に入れてたんですか?」
「村雨からの情報では軍が秘蔵にしてきた札に八百万の神々の力が込められていたそうだよ」
仕事で街に出ていたダリウスとルードは帰りに新聞を買ってその記事を読んだ後すぐに村雨の所に言ってその事を聞いてきたようだった
「けど、神々の力をそんなに簡単に人が扱えるものなんですか・・・?」
リアのその質問にはダリウスもルードもそして虎も思っていた事だった
「一石に上手くいくとは思えないね。ただ、軍が動きを見せたからには“彼等”も動き始める頃だろうね」
「・・・前に調べてた奴等の事か」
“彼等”、それは梓がまだ邸に居た頃にダリウスとルードが古美術の競売に参加していた時にダリウスは有益な情報を手に入れていた
それは帝国軍に疑念を抱いているのはダリウス達だけではないらしく、水面下に反体制派の影があると知り、自分達の計画に役立つようであれば接触を試みるつもりで、それ以来ルードやリア、そして虎やコハクと共に彼等について色々と調べていた
「ああ。彼等もこの事は既に知っている頃だろうから、今夜会いに行くつもりだよ」
「居場所、突き止めたんだな」
「ええ。・・・正直、彼等の潜伏先があそこだった事には驚きましたが」
「え・・?」
「俺達にも馴染みがある場所だからね。今夜は俺とルードで行くからリアと虎はコハクと一緒に残っていなさい」
「はい。・・あ、ダリウスさん」
「ん、どうしたの」
そこで話が終わるかと思っていたがリアが何か思い出した顔をしてダリウスを見た
「今日梓ちゃんが店に来た時に言っていたんですけど、今各地の怨霊を倒しつつ、明王呪の札を手に入れる為に試練を受けているそうです」
「明王呪の札?」
「古の星の一族と公明な僧が用いたものです。確か、帝都の危機に備え、各地に隠されているものでしたね」
「そんなもん手に入れて彼奴等どうするつもりだ」
「そこまでしか聞いていないんです。その後直ぐに仕事に戻ったので・・・」
「いや、今後の計画に明王呪の札の力も必要になってくるだろう。リア、知らせてくれてありがとう」
そう話していると階下からただいま~とコハクの元気な声が聞こえ皆話を切り上げて階下へ向かった
25.協力者は“結実なき花”
「え、今日はリアさんも一緒に出掛けるの」
翌日の朝、食堂で昨日の夜の話をしていた
ダリウスとルードは昨日話していた人物達と接触する事が出来た
相手も話を聞いてくれ何とか協力する形にはなったものの、まだ納得いっていない人達もいるそうだ
「そこで、彼等とも顔見知りであるリアさんの協力が必要と言う事です」
そこまで話してルードがそう言い先程のコハクの言葉へと繋がる
リアも虎も、そしてコハクもまだその人物達が誰なのか、そして潜伏先が何処かと言うのは知らされていない
顔見知りであり、潜伏先が自分達の馴染みのある場所、そこでリアも何カ所か見当を付けるがいまいち此処だと言う所に辿り着けていない
「大将殿は鬼と協力すると言う事に納得はしているけど、まだ納得していない人が多いからね。そこにリアがいたら・・・その後は解るよね」
「確かに人間であるリアが鬼と一緒にいる所を見てリアの話を聞きゃ納得する奴は増えるだろうな」
「つまり、リアさんは切り札って事?」
「そうとも言えるね。だからリア、夜は出掛ける準備をしておいてね」
「はい。解りました」
そして夜、
「着いたよ」
今朝言っていた通りリアはダリウスとルードと共に、反体制派の組織に会いに行った
「え、此処って・・・」
そして、リア達が着いた場所は・・・
「ハイカラヤ・・・」
「言っただろう、俺達に馴染みのある場所だって」
確かに馴染みのある場所過ぎて、此処が潜伏先だなんてリアも思っていなかった
だが、此処である事が頭を過ぎった
「役者も揃っているようだし、そろそろ行こうか。ルード」
「はい」
リアがそう思っているとダリウスはルードに声を掛け、ルードはハイカラヤの前に行き扉を開け、ダリウスは中に入る
「こんばんは。穴蔵のもぐらさん達」
「っ・・、鬼・・」
今の言葉や周りの雰囲気からもまだ協力すると言う事に納得していないのも伝わるし、何より鬼と言う所に抵抗があるのを感じた
「今日は俺の共も一緒に参加させてもらうよ」
「失礼します」
言うとルードは中に入りリアもルードの後に続く
「・・・子供?」
「いや、待て。その子供の後ろにいるのは」
リアの姿を見た途端周りからざわめく声が聞こえる
ルードもリアもそれを気にせずダリウスの隣に行く
「・・・やっぱりお宅等だったか」
「! 村雨さん・・・それに、マスターも・・・じゃあ、やっぱり・・・」
「察しの良い楓月なら此処に来た時点で検討は付いただろ」
リア達の前には村雨とマスターを筆頭に沢山の男達がいた
それも殆どの人がこの店の常連でリアも顔見知りの人が多かった
確かにハイカラヤは紹介客しか入れないので出入り出来る人も限られている
それがあるから村雨も此処で情報屋の仕事もしていた
そう考えれば此処が彼等、帝国軍反体制派の潜伏先と言うのも納得行く
ダリウスの言う通り、馴染みの場所過ぎて本当に此処が潜伏先と言う事が分からないと言うのは納得だった
「リアちゃん、君・・どうして鬼と一緒に?」
そう思っていると一人の男がそう言い、周りに居た男達も次々と言葉を続ける
「そういや俺、リアちゃんがその鬼達と一緒にいる所を何度か見た事あるよ」
「まさか鬼の一族だったのか?」
「彼女は貴方方と同じ人間ですよ」
「では、何故鬼と一緒に・・・」
「言っただろう。昨日君達を納得させる人物を連れて来ると」
その言葉に動揺が走り周りはまたざわめき出す
「リア」
ダリウスの言葉に頷きリアは一歩前に出た
「こんばんは、皆さん。・・・村雨さんとマスターは私達の事を知っていますけど、皆さんは知らないから驚いたかもしれないですね」
いつもの笑みで挨拶をしたかと思えばそう言って苦笑した
だが直ぐに真剣な表情に変わる
「けど、鬼だからと言って怖がって拒絶するのは違いますよ。鬼も人間と同じように生活をしているんです。ちょっと変わった力があって容姿も少し違うだけ・・・。周りの言葉を信じて流されているだけじゃ何も見えてきませんよ」
「・・・・」
その言葉で一瞬にして男達は黙ってしまった
「直ぐに信じて欲しいって言うのは無理な話かもしれません。でも、私は知っています。人間も鬼もこの帝都で暮らしていてこの国の未来を考えている事を――」
そこで一度言葉を切り
「ダリウスさんは皆さんと同じように・・ううん、それ以上に帝都の事を凄く考えてくれている人です。だから、村雨さんとマスターと一緒に、私達に協力してくれませんか?」
ダリウスとルード、村雨とマスターを見た後リアは周りにいる男達にそう問うた
「・・・リアちゃん。・・そう、だな。信じてみるか」
「ああ、目的は俺達と同じなんだからな」
「今こそ村雨先生と協力して立ち上がる時だしな」
それから徐々に納得していなかった男達から賛成の声が上がりリアは嬉しさが増し有り難う御座います!といつも以上に嬉しそうな顔をして言った
そしてダリウスとルードを見ると二人も嬉しそうな顔と良くやってくれたと言う顔をしていてダリウスはリアの頭を優しく撫でそれが心地良く感じリアは微笑んでいた
「さて、じゃあこっちも纏まった事だし、改めて言うか」
言うと村雨はダリウスの前に行き、
「我等“結実の花”は鬼と共闘する事を誓おう」
「こちらこそ、よろしく頼むよ。もぐらの大将・・いや、村雨」
そしてダリウスと村雨は誓いの握手をした
*
「それにしても、リアちゃん、ほんっっとうに格好良かったわ!」
「マ、マスター、もう良して下さい・・・恥ずかしいです///」
あれから話は順調に進んでいき、話が纏まった所で解散となったが、リア達はまだハイカラヤに残っていた
「いえ、リアさんのお陰で彼等も協力してくれる事になったのですから、これはリアさんの手柄ですよ」
「そうだな。お陰で良いネタが手に入った。今度の小説で使わせてもらうかね」
「おや、リアをモデルに使うならモデル料は高いよ」
先程までの真剣で張り詰めた雰囲気は既になく、いつものハイカラヤの雰囲気に戻っていた
「リアちゃんの格好良さに惚れちゃったから、今日はアタシの奢りよ。好きなもの飲んで頂戴。勿論、ダリウスさんとルードちゃんもね」
「・・ありがとう御座います」
「ありがとう、マスター」
いつものやり取りがハイカラヤの店内に響く
だが、彼等の計画は数日後に動き出すのだった ――
続く
あとがき
やっと結実なき花の登場でした!
ゲームやってない人にはかなりネタバレになってしまったがww、蠱惑の森・・鬼の一族側で進めてるから仕方ないよねww
だから此処もオリジナルで考えたのでかなり時間掛かりました・・・(^_^;)w
でもリアちゃんの見せ場でもあったし、その後にダリウスさんとルードくんと村雨さんとマスターとリアちゃんって言う珍しいメンバーの会話を書けたので楽しかったですw
実際ゲームではマスターがダリウスさんとルードくんの事なんて呼んでるのか解んないけど、虎の事は虎ちゃんって言ってたからルードもちゃん付けにしてみましたw
あ、後、絶対リアちゃんの言葉はダリウスさんもルードくんも本当に嬉しかったんだろうなぁ、と思ってます
ほんとええ子やな、リアちゃんw(親バカww)
さ、次回は・・・多分彼等が協力する何かが動き出します・・・
・・・だが、未だに誰落ちになるか解ってない&決まってないよ(^_^;)w(おいww)
ま、まあ、次回もお楽しみに!(纏めたww)
2015.07.01
花火大会が終わって数日後の夕方、帰宅したリアはそのままルードと共にダリウスの部屋へと向かった
そこには既に虎もいた
コハクはいつもの独楽回しに行っているようでまだ帰ってきていなかった
そして夕方の新聞にて発表された事をリアと虎に話した
「はい。軍は八百万の神々の力を使って兵士一人一人の能力を増強する組織・・・強兵師団を作っているそうです。そして、師団の目的は、国外に進出し世界を相手に勝利する事。帝国の発展の為、積極的に国外へ乗り出していくと発表しました」
「また随分とでかく出てきたもんだな・・・」
「でも、八百万の神々の力って・・・軍はどうやってそんな大きな力を手に入れてたんですか?」
「村雨からの情報では軍が秘蔵にしてきた札に八百万の神々の力が込められていたそうだよ」
仕事で街に出ていたダリウスとルードは帰りに新聞を買ってその記事を読んだ後すぐに村雨の所に言ってその事を聞いてきたようだった
「けど、神々の力をそんなに簡単に人が扱えるものなんですか・・・?」
リアのその質問にはダリウスもルードもそして虎も思っていた事だった
「一石に上手くいくとは思えないね。ただ、軍が動きを見せたからには“彼等”も動き始める頃だろうね」
「・・・前に調べてた奴等の事か」
“彼等”、それは梓がまだ邸に居た頃にダリウスとルードが古美術の競売に参加していた時にダリウスは有益な情報を手に入れていた
それは帝国軍に疑念を抱いているのはダリウス達だけではないらしく、水面下に反体制派の影があると知り、自分達の計画に役立つようであれば接触を試みるつもりで、それ以来ルードやリア、そして虎やコハクと共に彼等について色々と調べていた
「ああ。彼等もこの事は既に知っている頃だろうから、今夜会いに行くつもりだよ」
「居場所、突き止めたんだな」
「ええ。・・・正直、彼等の潜伏先があそこだった事には驚きましたが」
「え・・?」
「俺達にも馴染みがある場所だからね。今夜は俺とルードで行くからリアと虎はコハクと一緒に残っていなさい」
「はい。・・あ、ダリウスさん」
「ん、どうしたの」
そこで話が終わるかと思っていたがリアが何か思い出した顔をしてダリウスを見た
「今日梓ちゃんが店に来た時に言っていたんですけど、今各地の怨霊を倒しつつ、明王呪の札を手に入れる為に試練を受けているそうです」
「明王呪の札?」
「古の星の一族と公明な僧が用いたものです。確か、帝都の危機に備え、各地に隠されているものでしたね」
「そんなもん手に入れて彼奴等どうするつもりだ」
「そこまでしか聞いていないんです。その後直ぐに仕事に戻ったので・・・」
「いや、今後の計画に明王呪の札の力も必要になってくるだろう。リア、知らせてくれてありがとう」
そう話していると階下からただいま~とコハクの元気な声が聞こえ皆話を切り上げて階下へ向かった
25.協力者は“結実なき花”
「え、今日はリアさんも一緒に出掛けるの」
翌日の朝、食堂で昨日の夜の話をしていた
ダリウスとルードは昨日話していた人物達と接触する事が出来た
相手も話を聞いてくれ何とか協力する形にはなったものの、まだ納得いっていない人達もいるそうだ
「そこで、彼等とも顔見知りであるリアさんの協力が必要と言う事です」
そこまで話してルードがそう言い先程のコハクの言葉へと繋がる
リアも虎も、そしてコハクもまだその人物達が誰なのか、そして潜伏先が何処かと言うのは知らされていない
顔見知りであり、潜伏先が自分達の馴染みのある場所、そこでリアも何カ所か見当を付けるがいまいち此処だと言う所に辿り着けていない
「大将殿は鬼と協力すると言う事に納得はしているけど、まだ納得していない人が多いからね。そこにリアがいたら・・・その後は解るよね」
「確かに人間であるリアが鬼と一緒にいる所を見てリアの話を聞きゃ納得する奴は増えるだろうな」
「つまり、リアさんは切り札って事?」
「そうとも言えるね。だからリア、夜は出掛ける準備をしておいてね」
「はい。解りました」
そして夜、
「着いたよ」
今朝言っていた通りリアはダリウスとルードと共に、反体制派の組織に会いに行った
「え、此処って・・・」
そして、リア達が着いた場所は・・・
「ハイカラヤ・・・」
「言っただろう、俺達に馴染みのある場所だって」
確かに馴染みのある場所過ぎて、此処が潜伏先だなんてリアも思っていなかった
だが、此処である事が頭を過ぎった
「役者も揃っているようだし、そろそろ行こうか。ルード」
「はい」
リアがそう思っているとダリウスはルードに声を掛け、ルードはハイカラヤの前に行き扉を開け、ダリウスは中に入る
「こんばんは。穴蔵のもぐらさん達」
「っ・・、鬼・・」
今の言葉や周りの雰囲気からもまだ協力すると言う事に納得していないのも伝わるし、何より鬼と言う所に抵抗があるのを感じた
「今日は俺の共も一緒に参加させてもらうよ」
「失礼します」
言うとルードは中に入りリアもルードの後に続く
「・・・子供?」
「いや、待て。その子供の後ろにいるのは」
リアの姿を見た途端周りからざわめく声が聞こえる
ルードもリアもそれを気にせずダリウスの隣に行く
「・・・やっぱりお宅等だったか」
「! 村雨さん・・・それに、マスターも・・・じゃあ、やっぱり・・・」
「察しの良い楓月なら此処に来た時点で検討は付いただろ」
リア達の前には村雨とマスターを筆頭に沢山の男達がいた
それも殆どの人がこの店の常連でリアも顔見知りの人が多かった
確かにハイカラヤは紹介客しか入れないので出入り出来る人も限られている
それがあるから村雨も此処で情報屋の仕事もしていた
そう考えれば此処が彼等、帝国軍反体制派の潜伏先と言うのも納得行く
ダリウスの言う通り、馴染みの場所過ぎて本当に此処が潜伏先と言う事が分からないと言うのは納得だった
「リアちゃん、君・・どうして鬼と一緒に?」
そう思っていると一人の男がそう言い、周りに居た男達も次々と言葉を続ける
「そういや俺、リアちゃんがその鬼達と一緒にいる所を何度か見た事あるよ」
「まさか鬼の一族だったのか?」
「彼女は貴方方と同じ人間ですよ」
「では、何故鬼と一緒に・・・」
「言っただろう。昨日君達を納得させる人物を連れて来ると」
その言葉に動揺が走り周りはまたざわめき出す
「リア」
ダリウスの言葉に頷きリアは一歩前に出た
「こんばんは、皆さん。・・・村雨さんとマスターは私達の事を知っていますけど、皆さんは知らないから驚いたかもしれないですね」
いつもの笑みで挨拶をしたかと思えばそう言って苦笑した
だが直ぐに真剣な表情に変わる
「けど、鬼だからと言って怖がって拒絶するのは違いますよ。鬼も人間と同じように生活をしているんです。ちょっと変わった力があって容姿も少し違うだけ・・・。周りの言葉を信じて流されているだけじゃ何も見えてきませんよ」
「・・・・」
その言葉で一瞬にして男達は黙ってしまった
「直ぐに信じて欲しいって言うのは無理な話かもしれません。でも、私は知っています。人間も鬼もこの帝都で暮らしていてこの国の未来を考えている事を――」
そこで一度言葉を切り
「ダリウスさんは皆さんと同じように・・ううん、それ以上に帝都の事を凄く考えてくれている人です。だから、村雨さんとマスターと一緒に、私達に協力してくれませんか?」
ダリウスとルード、村雨とマスターを見た後リアは周りにいる男達にそう問うた
「・・・リアちゃん。・・そう、だな。信じてみるか」
「ああ、目的は俺達と同じなんだからな」
「今こそ村雨先生と協力して立ち上がる時だしな」
それから徐々に納得していなかった男達から賛成の声が上がりリアは嬉しさが増し有り難う御座います!といつも以上に嬉しそうな顔をして言った
そしてダリウスとルードを見ると二人も嬉しそうな顔と良くやってくれたと言う顔をしていてダリウスはリアの頭を優しく撫でそれが心地良く感じリアは微笑んでいた
「さて、じゃあこっちも纏まった事だし、改めて言うか」
言うと村雨はダリウスの前に行き、
「我等“結実の花”は鬼と共闘する事を誓おう」
「こちらこそ、よろしく頼むよ。もぐらの大将・・いや、村雨」
そしてダリウスと村雨は誓いの握手をした
*
「それにしても、リアちゃん、ほんっっとうに格好良かったわ!」
「マ、マスター、もう良して下さい・・・恥ずかしいです///」
あれから話は順調に進んでいき、話が纏まった所で解散となったが、リア達はまだハイカラヤに残っていた
「いえ、リアさんのお陰で彼等も協力してくれる事になったのですから、これはリアさんの手柄ですよ」
「そうだな。お陰で良いネタが手に入った。今度の小説で使わせてもらうかね」
「おや、リアをモデルに使うならモデル料は高いよ」
先程までの真剣で張り詰めた雰囲気は既になく、いつものハイカラヤの雰囲気に戻っていた
「リアちゃんの格好良さに惚れちゃったから、今日はアタシの奢りよ。好きなもの飲んで頂戴。勿論、ダリウスさんとルードちゃんもね」
「・・ありがとう御座います」
「ありがとう、マスター」
いつものやり取りがハイカラヤの店内に響く
だが、彼等の計画は数日後に動き出すのだった ――
続く
あとがき
やっと結実なき花の登場でした!
ゲームやってない人にはかなりネタバレになってしまったがww、蠱惑の森・・鬼の一族側で進めてるから仕方ないよねww
だから此処もオリジナルで考えたのでかなり時間掛かりました・・・(^_^;)w
でもリアちゃんの見せ場でもあったし、その後にダリウスさんとルードくんと村雨さんとマスターとリアちゃんって言う珍しいメンバーの会話を書けたので楽しかったですw
実際ゲームではマスターがダリウスさんとルードくんの事なんて呼んでるのか解んないけど、虎の事は虎ちゃんって言ってたからルードもちゃん付けにしてみましたw
あ、後、絶対リアちゃんの言葉はダリウスさんもルードくんも本当に嬉しかったんだろうなぁ、と思ってます
ほんとええ子やな、リアちゃんw(親バカww)
さ、次回は・・・多分彼等が協力する何かが動き出します・・・
・・・だが、未だに誰落ちになるか解ってない&決まってないよ(^_^;)w(おいww)
ま、まあ、次回もお楽しみに!(纏めたww)
2015.07.01