私の為のミッション
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このお話はタイトル通り、私の為のミッションの続編になっております
公開した順がバラバラになってしまいましたが、時系列としては
私の為のミッション ~女性武将に抱きつけ!編~(前編)、私の為のミッション ~女性武将に抱きつけ!編~(後編) → 天下魔性の歌姫奪還戦
の順で今回のお話に繋がっています
なので、↑で説明した話しも出て来ますので話が分からない人は↑を読んでからにして下さい(読んで無くても分かるかもですがι)
そして今回は前回登場しなかった真田丸に登場したキャラも出ていますのでキャラ分からない人は公式サイトを見て下さい←w
では、本編をお楽しみ下さい!
**
「今日も良い天気ね」
「ほむ~、お茶が美味しいのじゃ」
「此処だけ見てるとほんと平和だよなぁ」
「良いじゃない、平和が一番よ」
此処は大阪城のリアの私室、いつものように平穏な日々を過ごしていて今日もガラシャが遊びに来て直秀と一緒にお茶の時間をまったりと過ごしていた
が、
ブオオオオオオオ
「え、この音って・・・?」
そう、久々に聞こえたこの気の抜けるような法螺貝の音、それは紛れもなく
「・・・久々にリア向けのミッション、だろうな」
「見よ、ミッションの紙が落ちてきたぞ」
ガラシャの言う通り、上を見ればあの時と同じように一枚の紙が振ってきていた
私の為のミッション ~続・女性武将に抱きつけ!編~(前編)
落ちてきた紙を拾い、初めてミッションを受けた時と同じように三人で内容を確認すると、
ミッション
小少将、早川殿、茶々、村松殿に抱きつけ!
難易度 ★★★★★★★☆☆☆
と書かれていた
「・・・・やっぱり私向けのミッションだったのねι」
「しかも難易度は前と同じだな」
「ほお、今回は師匠と茶々も入っておるのじゃな!」
「・・・難易度がちょい高めなのは一人に限るだろうがな」
「う、うん・・・ι」
ガラシャの言葉、そして書かれているメンバーで一番苦労しそうな人が解りリアと直秀は苦笑した
「リア、今回もわらわ達が手伝うのじゃ!」
「うん、有り難う。じゃあ早速行こうか」
確かにガラシャが居てくれた方が良い人もいるだろうし、ガラシャから手伝うと言う言葉が出るのも予想出来ていたので微笑んで頷き三人で目的地へ向かう事にした
「しかしリアがこう言うのに参加するのはこれで三回目だな」
「初めてのミッションとわらわ達マショビジョと男子 達との対決以来じゃの」
「そうだね・・・後者は色々と大変だったけど・・・ι」
自分向けのミッションの時はあまり苦労はなかったが、もう一つの魔性の美女達と天下の色男達対決の時は本当に色々と大変だった
(・・・あの時は色々な人に愛の言葉を聞かされたり、天守閣の床が抜けてそのまま落ちちゃって・・・でも、吉継さんが助けてくれたんだよね・・・次の日も私が温泉に行きたいって前に言ってた事を覚えていてくれて連れて行ってくれたし・・・)
あの二日間は色々と大変だったが、それでも良い思い出になったなと思っていた
「リア? どうかしたのか?」
「ううん、なんでもないよ」
何処か嬉しそうに微笑んでいるリアを見てガラシャは疑問を抱くがリアにそう言われ最初の目的地へと向かった
「ただいまなのじゃ!」
「お邪魔します」
最初にやって来たのはガラシャが住んでいる屋敷だった
「で、なんでお前んちに来たんだ?」
説明もなくガラシャに連れられて来たので直秀はそう尋ねた
「丁度今父上の所に元親が来ておるのじゃ」
「あ、じゃあ」
「ほむ! 師匠も来ておるぞ」
そう言ってガラシャはスタスタと廊下を歩きある一室の前で止まった
「父上~! 失礼しますなのじゃ」
そう声を掛け襖を開けると光秀と元親そして小少将がいた
「お帰りなさい。おや、璃唖さんと直秀殿もご一緒でしたか」
「久し振りだな、お前達」
「はあーい、二人とも久し振りね」
「こんにちは、光秀さん、元親さん、小少将さん。今、お邪魔しても大丈夫でしょうか?」
「ええ、構いませんよ。どうぞ此方へ」
そう言われ部屋に入り畳に座った
「それでお揃いでどうしたのでしょうか?」
「実は今リアのミッション中なのです」
「璃唖さんがミッション、ですか?」
「ほお、今回もか」
「はいι」
以前元親はリアがミッションをやっている時にその場に居合わせていたのでリアがミッションをやっていた事は知っていた
「ああ、その話ならあたしもわらわちゃんから聞いたわ。もしかして、今回も」
「はい・・前回と同じ内容です」
「て事は、あたしがターゲットって事かしら?」
「そう言う事。話が早くて助かるな」
「えっへん、わらわのお陰じゃな」
「・・・すみません、話が分からないのですが・・・」
テンポ良く進んでいた会話だったが、まだ光秀だけミッションの内容が分かっていないようだった
「あ、えっとですね、私のミッションの内容が女性武将に抱きつけ、と言うものでして、」
「前回はおねね様やお濃様、それにお市様やこの子やリアの知り合いの女性武将に抱きつくミッションがあったんですよ」
「成る程、そうでしたか。しかし難易度が高い方も何人か居た気がしましたが・・・」
「其処はリアだからこそ、だろう」
「見事クリアしましたけどね」
光秀が誰の事を言っているのか解ったようで男性陣は納得していた
「と、言う事で今回のミッションは師匠からなのじゃ」
「良いわよ。リアには前回頑張って貰ったから今度はあたしが協力してあげないとね♡」
「あはは・・・ι」
前回と言うのは紛れもなくあの対決の時の事だろう
そして、
「ぎゅーぅ♡」
「こ、小少将さん///」
「うふふ、照れちゃってかっわいい♡」
リアが先に抱きつくよりも小少将の方がリアを抱きしめた
「これはクリア・・と言う事になるのでしょうか?」
「一応、失敗の音はならなかったので大丈夫かと・・・」
「ふ、凄絶だな」
「・・・凄絶か・・?」
あの時と同じようなツッコみをした気もするが、とりあえずまず一人目である小少将はクリアとなり、次の人物がいる場所へと移動を始めた
「次は小田原か。随分と遠くまで来たな」
「近くならあっちでも良かったんだけど、先にこっちの方が良いかなって思って」
「ほおー、やはり此処は賑やかじゃのお!」
ガラシャも小田原には来た事があるのか、この城下町の賑わいに懐かしさのようなものを感じていた
「で、どうする。城に行ってみるか?」
「城下町にいる時もあるみたいだけど、やっぱり小田原城に行くのが一番良いかと思う」
「ほむ、ならわらわにお任せ、なのじゃ!」
そう言って今度もガラシャが先頭を歩きその後にリアと直秀が続いていき小田原城へと向かって行った
そして、
「あら、あんた達」
「リア! それに貴方達も。久し振りね」
「よう小娘共」
城に着くとガラシャを知っている小姓が居て直ぐに氏康達の所へ案内してくれた
「お久し振りです、氏康さん、甲斐ちゃん、早川ちゃん」
「甲斐、遊びに来たのじゃ!」
「遊びじゃねえだろι」
「相変わらずお前達は賑やかだな」
「ふふ、でも来てくれて嬉しいわ」
「で、あんた達揃ってどうしたの?」
リア達が一緒にいる事は珍しい事ではないが、こうやって三人揃って小田原城に来たのはこれが初めてだったので何か用事があるのかと思った
「うん、実はね、例のミッションがまた始まって・・・」
「例のミッション・・・って、ああ、あれの事!」
「ほむ!」
今ので甲斐姫は以前の事を思い出したようだった
「例のミッション・・?」
「実はリア専用のミッションが以前あったんですよ」
「ほお小娘用のか」
「それで前はあたし達女性武将に抱きつけ!って言うミッションがあったんですよ」
「じゃあその時は甲斐も?」
「はい、あたしと幸村様のとこのあの忍びと一緒にいた時にリアがミッションをやっていて」
「それでリアが二人に抱きついたのじゃ」
「まあ」
その時の事を話すと驚きもしていたが微笑ましい光景が浮かんだのか直ぐに楽しそうに笑っていた
「で、今度もそのミッションを小娘がやっている所なんだな」
「はい。それで今回のターゲットが・・・」
「・・私?」
リアが早川殿の方を見て言うと早川殿は疑問符を出した
「あ、姫様の頭の上にアイコンがあります!」
「成る程な。それでわざわざ此処まで来たって事か」
「はい」
此処でようやくリア達が小田原城を訪れた理由が分かったようだった
「そう言う事なら私も喜んで協力するわ」
「ありがとう、じゃあ」
言ってリアは早川殿に抱きついた
「ふふ、なんだか不思議な気分ね」
「こんな風に抱きつく事って滅多にないからね」
早川殿の言葉にリアは苦笑しながら言っていたが二人は直ぐに楽しそうに笑っていた
「くくっ、愉快、だな」
「わっ! 吃驚したのじゃ・・」
「小太郎! あんたいつの間に」
いつの間にか小太郎が甲斐姫達の後ろにいた
「・・・相変わらず隙のねえ奴だな」
「小太郎、良い所に着たじゃねえか」
「なんだ、氏康」
「小娘共を次の目的地へ運んでやれ」
氏康にそう言われ小太郎は少しだけ不満そうな声を出した
「何故我が?」
「お前、あの騒動で散々やらかしてあいつにこっぴどくやられただろう」
「そうよ、もとはと言えば小太郎、あんたがあの騒動の原因だったんだからね!」
二人が言っている事、それは奪還戦の時の事だ
確かにあれは小太郎が城内と城の周りに爆弾を仕掛けた事が原因でリアを始め天守閣にいた面々も危険な目に遭っていた
その事はあの時いた面々だけでなく、例の歴戦の勇士様(女)にもちゃんと話が伝わっていて小太郎は歴戦の勇士様にこっぴどくやられた・・・そうだι
「今日中にミッションを終わらせなきゃいけないのだったら、確かに移動時間が掛かってしまうわね・・・」
「ああ。つー事だから、小太郎。ちゃんと小娘共を次の目的地まで送り届けろよ」
「・・・仕方ない、か」
「ほむ? 次の目的地は直ぐに着くのか?」
「そう言う事になったな。じゃあ俺達はそろそろ行きますんで」
「リア、また遊びに来てちょうだいね」
「今度はミッション関係なく、ね」
「うん。それじゃあ氏康さん、失礼しました」
「ああ、頑張れよ」
氏康達の声援を受け、リアは有り難う御座います。と言って次の目的地へと向かい始めた
続く
あとがき
はい、久々のせんむそ夢です!
そして久々のミッションシリーズw
でもって、女性武将の方の続になりましたw
ちょっと前に久々にせんむそをプレイしてて本編含め書かなきゃなーって思ってて本編と外伝を読み返していた時に、「そういや、4で出て来た女性武将と真田丸で出て来た女の子達まだ登場してないよな・・・」って思って「外伝なら出しやすいし、抱きついてないから続、書いちゃうか!」って事で今回書いてみましたw
初めにも書いてますが、公開した順がバラバラになってしまったので、ミッション → 奪還戦 → 今回の話しになっていますので、奪還戦で気になっていた事もちょこっと書いてみました(歴戦の勇士様の下りねw)
そして、今回の話しも見事に続いてしまった(^^;)w
人数は最初のミッションに比べると少ないけど書いてたら結構な頁数になったので、今回も分けました
さ、次回はいよいよ真田丸で登場した茶々様と村松殿も登場しますよ!
勿論真田丸で登場したあの人やあの人も登場しますのでお楽しみに!
2017.10.15
公開した順がバラバラになってしまいましたが、時系列としては
私の為のミッション ~女性武将に抱きつけ!編~(前編)、私の為のミッション ~女性武将に抱きつけ!編~(後編) → 天下魔性の歌姫奪還戦
の順で今回のお話に繋がっています
なので、↑で説明した話しも出て来ますので話が分からない人は↑を読んでからにして下さい(読んで無くても分かるかもですがι)
そして今回は前回登場しなかった真田丸に登場したキャラも出ていますのでキャラ分からない人は公式サイトを見て下さい←w
では、本編をお楽しみ下さい!
**
「今日も良い天気ね」
「ほむ~、お茶が美味しいのじゃ」
「此処だけ見てるとほんと平和だよなぁ」
「良いじゃない、平和が一番よ」
此処は大阪城のリアの私室、いつものように平穏な日々を過ごしていて今日もガラシャが遊びに来て直秀と一緒にお茶の時間をまったりと過ごしていた
が、
ブオオオオオオオ
「え、この音って・・・?」
そう、久々に聞こえたこの気の抜けるような法螺貝の音、それは紛れもなく
「・・・久々にリア向けのミッション、だろうな」
「見よ、ミッションの紙が落ちてきたぞ」
ガラシャの言う通り、上を見ればあの時と同じように一枚の紙が振ってきていた
私の為のミッション ~続・女性武将に抱きつけ!編~(前編)
落ちてきた紙を拾い、初めてミッションを受けた時と同じように三人で内容を確認すると、
ミッション
小少将、早川殿、茶々、村松殿に抱きつけ!
難易度 ★★★★★★★☆☆☆
と書かれていた
「・・・・やっぱり私向けのミッションだったのねι」
「しかも難易度は前と同じだな」
「ほお、今回は師匠と茶々も入っておるのじゃな!」
「・・・難易度がちょい高めなのは一人に限るだろうがな」
「う、うん・・・ι」
ガラシャの言葉、そして書かれているメンバーで一番苦労しそうな人が解りリアと直秀は苦笑した
「リア、今回もわらわ達が手伝うのじゃ!」
「うん、有り難う。じゃあ早速行こうか」
確かにガラシャが居てくれた方が良い人もいるだろうし、ガラシャから手伝うと言う言葉が出るのも予想出来ていたので微笑んで頷き三人で目的地へ向かう事にした
「しかしリアがこう言うのに参加するのはこれで三回目だな」
「初めてのミッションとわらわ達マショビジョと
「そうだね・・・後者は色々と大変だったけど・・・ι」
自分向けのミッションの時はあまり苦労はなかったが、もう一つの魔性の美女達と天下の色男達対決の時は本当に色々と大変だった
(・・・あの時は色々な人に愛の言葉を聞かされたり、天守閣の床が抜けてそのまま落ちちゃって・・・でも、吉継さんが助けてくれたんだよね・・・次の日も私が温泉に行きたいって前に言ってた事を覚えていてくれて連れて行ってくれたし・・・)
あの二日間は色々と大変だったが、それでも良い思い出になったなと思っていた
「リア? どうかしたのか?」
「ううん、なんでもないよ」
何処か嬉しそうに微笑んでいるリアを見てガラシャは疑問を抱くがリアにそう言われ最初の目的地へと向かった
「ただいまなのじゃ!」
「お邪魔します」
最初にやって来たのはガラシャが住んでいる屋敷だった
「で、なんでお前んちに来たんだ?」
説明もなくガラシャに連れられて来たので直秀はそう尋ねた
「丁度今父上の所に元親が来ておるのじゃ」
「あ、じゃあ」
「ほむ! 師匠も来ておるぞ」
そう言ってガラシャはスタスタと廊下を歩きある一室の前で止まった
「父上~! 失礼しますなのじゃ」
そう声を掛け襖を開けると光秀と元親そして小少将がいた
「お帰りなさい。おや、璃唖さんと直秀殿もご一緒でしたか」
「久し振りだな、お前達」
「はあーい、二人とも久し振りね」
「こんにちは、光秀さん、元親さん、小少将さん。今、お邪魔しても大丈夫でしょうか?」
「ええ、構いませんよ。どうぞ此方へ」
そう言われ部屋に入り畳に座った
「それでお揃いでどうしたのでしょうか?」
「実は今リアのミッション中なのです」
「璃唖さんがミッション、ですか?」
「ほお、今回もか」
「はいι」
以前元親はリアがミッションをやっている時にその場に居合わせていたのでリアがミッションをやっていた事は知っていた
「ああ、その話ならあたしもわらわちゃんから聞いたわ。もしかして、今回も」
「はい・・前回と同じ内容です」
「て事は、あたしがターゲットって事かしら?」
「そう言う事。話が早くて助かるな」
「えっへん、わらわのお陰じゃな」
「・・・すみません、話が分からないのですが・・・」
テンポ良く進んでいた会話だったが、まだ光秀だけミッションの内容が分かっていないようだった
「あ、えっとですね、私のミッションの内容が女性武将に抱きつけ、と言うものでして、」
「前回はおねね様やお濃様、それにお市様やこの子やリアの知り合いの女性武将に抱きつくミッションがあったんですよ」
「成る程、そうでしたか。しかし難易度が高い方も何人か居た気がしましたが・・・」
「其処はリアだからこそ、だろう」
「見事クリアしましたけどね」
光秀が誰の事を言っているのか解ったようで男性陣は納得していた
「と、言う事で今回のミッションは師匠からなのじゃ」
「良いわよ。リアには前回頑張って貰ったから今度はあたしが協力してあげないとね♡」
「あはは・・・ι」
前回と言うのは紛れもなくあの対決の時の事だろう
そして、
「ぎゅーぅ♡」
「こ、小少将さん///」
「うふふ、照れちゃってかっわいい♡」
リアが先に抱きつくよりも小少将の方がリアを抱きしめた
「これはクリア・・と言う事になるのでしょうか?」
「一応、失敗の音はならなかったので大丈夫かと・・・」
「ふ、凄絶だな」
「・・・凄絶か・・?」
あの時と同じようなツッコみをした気もするが、とりあえずまず一人目である小少将はクリアとなり、次の人物がいる場所へと移動を始めた
「次は小田原か。随分と遠くまで来たな」
「近くならあっちでも良かったんだけど、先にこっちの方が良いかなって思って」
「ほおー、やはり此処は賑やかじゃのお!」
ガラシャも小田原には来た事があるのか、この城下町の賑わいに懐かしさのようなものを感じていた
「で、どうする。城に行ってみるか?」
「城下町にいる時もあるみたいだけど、やっぱり小田原城に行くのが一番良いかと思う」
「ほむ、ならわらわにお任せ、なのじゃ!」
そう言って今度もガラシャが先頭を歩きその後にリアと直秀が続いていき小田原城へと向かって行った
そして、
「あら、あんた達」
「リア! それに貴方達も。久し振りね」
「よう小娘共」
城に着くとガラシャを知っている小姓が居て直ぐに氏康達の所へ案内してくれた
「お久し振りです、氏康さん、甲斐ちゃん、早川ちゃん」
「甲斐、遊びに来たのじゃ!」
「遊びじゃねえだろι」
「相変わらずお前達は賑やかだな」
「ふふ、でも来てくれて嬉しいわ」
「で、あんた達揃ってどうしたの?」
リア達が一緒にいる事は珍しい事ではないが、こうやって三人揃って小田原城に来たのはこれが初めてだったので何か用事があるのかと思った
「うん、実はね、例のミッションがまた始まって・・・」
「例のミッション・・・って、ああ、あれの事!」
「ほむ!」
今ので甲斐姫は以前の事を思い出したようだった
「例のミッション・・?」
「実はリア専用のミッションが以前あったんですよ」
「ほお小娘用のか」
「それで前はあたし達女性武将に抱きつけ!って言うミッションがあったんですよ」
「じゃあその時は甲斐も?」
「はい、あたしと幸村様のとこのあの忍びと一緒にいた時にリアがミッションをやっていて」
「それでリアが二人に抱きついたのじゃ」
「まあ」
その時の事を話すと驚きもしていたが微笑ましい光景が浮かんだのか直ぐに楽しそうに笑っていた
「で、今度もそのミッションを小娘がやっている所なんだな」
「はい。それで今回のターゲットが・・・」
「・・私?」
リアが早川殿の方を見て言うと早川殿は疑問符を出した
「あ、姫様の頭の上にアイコンがあります!」
「成る程な。それでわざわざ此処まで来たって事か」
「はい」
此処でようやくリア達が小田原城を訪れた理由が分かったようだった
「そう言う事なら私も喜んで協力するわ」
「ありがとう、じゃあ」
言ってリアは早川殿に抱きついた
「ふふ、なんだか不思議な気分ね」
「こんな風に抱きつく事って滅多にないからね」
早川殿の言葉にリアは苦笑しながら言っていたが二人は直ぐに楽しそうに笑っていた
「くくっ、愉快、だな」
「わっ! 吃驚したのじゃ・・」
「小太郎! あんたいつの間に」
いつの間にか小太郎が甲斐姫達の後ろにいた
「・・・相変わらず隙のねえ奴だな」
「小太郎、良い所に着たじゃねえか」
「なんだ、氏康」
「小娘共を次の目的地へ運んでやれ」
氏康にそう言われ小太郎は少しだけ不満そうな声を出した
「何故我が?」
「お前、あの騒動で散々やらかしてあいつにこっぴどくやられただろう」
「そうよ、もとはと言えば小太郎、あんたがあの騒動の原因だったんだからね!」
二人が言っている事、それは奪還戦の時の事だ
確かにあれは小太郎が城内と城の周りに爆弾を仕掛けた事が原因でリアを始め天守閣にいた面々も危険な目に遭っていた
その事はあの時いた面々だけでなく、例の歴戦の勇士様(女)にもちゃんと話が伝わっていて小太郎は歴戦の勇士様にこっぴどくやられた・・・そうだι
「今日中にミッションを終わらせなきゃいけないのだったら、確かに移動時間が掛かってしまうわね・・・」
「ああ。つー事だから、小太郎。ちゃんと小娘共を次の目的地まで送り届けろよ」
「・・・仕方ない、か」
「ほむ? 次の目的地は直ぐに着くのか?」
「そう言う事になったな。じゃあ俺達はそろそろ行きますんで」
「リア、また遊びに来てちょうだいね」
「今度はミッション関係なく、ね」
「うん。それじゃあ氏康さん、失礼しました」
「ああ、頑張れよ」
氏康達の声援を受け、リアは有り難う御座います。と言って次の目的地へと向かい始めた
続く
あとがき
はい、久々のせんむそ夢です!
そして久々のミッションシリーズw
でもって、女性武将の方の続になりましたw
ちょっと前に久々にせんむそをプレイしてて本編含め書かなきゃなーって思ってて本編と外伝を読み返していた時に、「そういや、4で出て来た女性武将と真田丸で出て来た女の子達まだ登場してないよな・・・」って思って「外伝なら出しやすいし、抱きついてないから続、書いちゃうか!」って事で今回書いてみましたw
初めにも書いてますが、公開した順がバラバラになってしまったので、ミッション → 奪還戦 → 今回の話しになっていますので、奪還戦で気になっていた事もちょこっと書いてみました(歴戦の勇士様の下りねw)
そして、今回の話しも見事に続いてしまった(^^;)w
人数は最初のミッションに比べると少ないけど書いてたら結構な頁数になったので、今回も分けました
さ、次回はいよいよ真田丸で登場した茶々様と村松殿も登場しますよ!
勿論真田丸で登場したあの人やあの人も登場しますのでお楽しみに!
2017.10.15