天下魔性の歌姫奪還戦
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「さあ盛り上がって着た歌姫奪還戦! 各軍は今どうなっているのでしょうか?」
「今の所我々天下の色男軍の方が優先ですね。流石は両兵衛と軍師達の策、と言った所でしょうか」
「だがそう簡単に魔性の美女軍も諦めないだろう」
「ええ。一足先に城に辿り着いた方々と対していますね」
両軍の実況解説組の声を聞き城の方を見ると真田兄弟、西軍トリオ、清正と高虎、政宗と天下の色男軍の実況解説コンビの兼続と小十郎が到着して魔性の美女軍と対峙していた
「流石に大将と軍師の皆さんは動いていないようですね」
両兵衛と隆景が全体的に指示を出し、前衛の方では左近、吉継、小十郎に任せているのだろう
「ですが、一部の兵達の様子が可笑しいですね・・・」
小十郎の言う通り、ある場所を見れば一部の兵士達が天下の色男達に向かって行き更に攻撃をしていたのだ
「なんと! 仲間割れか!?」
「いえ、・・・これは、魔性の美女軍の大将、小少将殿の仕業でしょう」
この光景を見て直ぐに小少将の仕業だと光秀は見抜いた
「ねえ、みんな。あたし達の見方をしてくれたら後で良い事してあ・げ・る♡」
小少将が投げキッス+ウインクをするとその場にいた男達の様子が変わり向きを変えて色男軍達の方へ向かって行った
「おーとぉ、これは小少将の得意の色仕掛けだあ!」
「次々と寝返っていきますね」
「あれはあの女の専売特許でもあるからな」
元親もこの光景を見慣れていて当然と言う様に言い放つ
寝返る兵が多く、魔性の美女軍の勢いも増している
が、
「これくらい、お見通しですよ」
左近のその言葉が合図だったかのように、潜んでいた兵達が一気に寝返った兵達に向かって行く
「流石は左近殿、この展開も予測済みでしたか」
「その隙に各武将達が次々に二の丸へ侵入して行くな」
兵達が争っている間に、幸村と兼続、三成達西軍トリオと伊達主従、清正、高虎、そして直秀が二の丸へと入って行く
「此処までは順調みたいだね」
一方此方は本陣にいる両兵衛と隆景と孫市、今の状況を見て策に抜かりなし、と言う風に半兵衛は頷いていた
「だが、あの者達がそう易々と我等を天守閣に辿り着かせるとは思えぬな」
「ええ。まだこの先を守っている方々がいるでしょうし、油断は出来ませんね」
今までの戦いで全面的に表に出て戦っていたのは直虎と稲姫、そして誾千代の三名だ
小少将も色仕掛けで各地に現れてはいるがそれは戦力を集める為であって本格的に戦うと言う所までいっていない
総大将なのだから、彼女が本格的に戦うのは城内でだろうと言うのも軍師達は見当が付いていた
今二の丸に侵入した者達の前にもまだ残りの魔性の美女軍達が立ち塞がるであろう
「けど、俺達もそろそろ動く頃合いじゃないか?」
「そうですね。戦況を伝えておく必要もあるでしょうし」
「じゃ、官兵衛殿、本陣は任せたね!」
孫市の言葉に隆景も頷き、半兵衛も自分の獲物である羅針盤を抱えて官兵衛にそう伝える
「卿等の好きにすると良い。私は本陣から動くつもりはないのでな」
官兵衛はこの模擬戦に半兵衛に強制的に参加させられたようなものなので天下の色男軍が勝とうが負けようがどうでも良いと思っているのでそう返事を返したのだった
「んじゃ此処は任せたぜ。俺達はお姫様の救出に向かうか」
「孫市さん、抜け駆けはなしだからね?」
孫市も愛用の銃を肩に乗せそう言うと半兵衛は何か感じたのかすかさずそう返すも、少しだけ火花が散っているような気がしたがお互い気にした様子もなく本陣から出て行き、それを見送ると隆景も官兵衛に一礼して本陣を出て行った
「おや、遂に孫市殿と半兵衛と隆景殿が本陣から出てきましたね」
本陣から出て来た三人を見て光秀がそう言うとその声が聞こえたのか城に控えていた美女達も外を一瞥した
「敵は東西南北に分かれて二の丸に潜入した模様」
偵察に行っていたくのいちが戻って来て状況を伝えると皆一斉に顔を見合わせる
「では、そろそろ私達も向かうとしましょうか」
「はい、綾様。お二方、こちらは頼みました」
「解りましたのじゃ!」
「甲斐、此処は頼んだわね」
「任せて下さい! 姫様も気を付けて下さいね!」
綾御前、お市、早川殿がガラシャと甲斐姫に城内の事を頼み各々それぞれの場所に向かって行く
「じゃああたしも偵察ついでに相手してきますか♪」
「手抜いたら承知しないわよ!」
「おお、こわ~! 熊姫さんこそ、その子とリアちんの事頼んだっすよ~」
いつものようなやり取りをするとくのいちはすっと姿を消した
天下魔性の歌姫奪還戦(其の参)
両軍、戦況を確認し終わるとどちらも一気に動き出した
「いよいよ熱き戦いが始まるようだな」
「ええ。天下の色男軍は東西南北、四方に分かれて進み始めましたね」
皆、城の東西南北に分かれそれぞれ城内を目指していた
「兼続と小十郎も模擬戦に専念する事になったので、此処からは俺と光秀が全面的に実況と解説を担当しよう」
「多少は実況をしてくれるようですが、改めてよろしくお願いします」
「皆順調に進んでいたが、遂に行く手を阻む相手が来たようだな」
四方に分かれて進んでいたがその四カ所に魔性の美女達が立ち塞がっていた
「あら、私の相手は貴方達ですか」
「これはこれは老婦人。お見掛けしないと思っていたらこんな所においででしたか」
此方は北側の伊達主従、その二人の前に現れたのは綾御前だった
「ちっ、面倒な奴が相手じゃの」
「あら、随分とうろたえた事を言いますね? 二人揃って薫陶をしてあげなければなりませんね」
政宗の言葉を聞くと綾御前はにこりと笑うもその言葉と背後に黒い物を感じたのは言うまでもない
「ご無礼ながら、我々はお嬢様をお迎えに上がらなければなりませんので、老婦人の相手をしている暇は御座いません」
「可愛いリアを守るのも私の勤めです。そう簡単にうろたえた者達にリアを渡すつもりはありませんよ」
「ならば問答無用! ゆくぞ、小十郎!」
お互いに毒舌を吐きながら獲物を構え政宗の合図と共に駆け出した
*
「三成さんと左近の旦那じゃないすか」
こちらは西側から向かっていた佐和山コンビ、塀から軽い口調の女性の声が聞こえ歩みを止めるとその声の主は二人の前に現れた
「幸村の所の忍か」
「おや、偵察ですか?」
「まあそんなとこっす」
「偵察ならさっさとどけ。我等は急いでいる」
「リアちん奪還の為っすか?」
「・・・奪還はどうでも良いが、負け戦は嫌いでな」
ふん、といつものように言い放つ三成だが、くのいちと左近はお互いに同じ事と思っていた
「まあそう言う事にしておいて下さい」
「相変わらず左近の旦那も大変っすねえ・・・」
その言葉に左近は苦笑し、三成は軽く二人を睨み付けた
「でも今回はリアちんを守るのがお仕事なので・・・」
「俺達と戦うと言う事か」
「幸村様や信之様なら遠慮しますけど~」
「他の人は相手するってとこですか?」
「にゃはん♪ 流石左近の旦那解ってるじゃないすか~♪」
言うとくのいちは構え、三成も左近も自分の獲物を構えた
*
「お二方が私の相手、ですか・・・」
そしてこちらは東側の幸村と兼続、二人の前には早川殿がいた
「これは早川殿。我等の相手は貴女なのですね」
「みたいです・・・。その、リアの為に、私も全力で行きます!」
早川殿は申し訳ない顔をしたが直ぐに自分の獲物を握り直し真剣な表情をしてそう言った
「おお! リアとの友情と言う愛を感じるぞっ! だが、私と幸村の友情も負けてはいない! 幸村、我等の義を示そう!」
「はい、兼続殿! いざ、勝負!!」
他の所と比べると言葉は少ないものの、お互い友情と言う熱いワードを掲げて?、勝負を始めていた
「・・・暑苦しいな、彼奴等」
「ああ。彼奴等と一緒にならなくて良かったな・・・」
一方此方は幸村、兼続の少し後に控えている直秀と清正
この二人と孫市、半兵衛、隆景は戦況を見て城内に潜入すると言う事になっているので各場所で戦っている面々を見ているのだが・・・
「これなら三成達の後に着いて行った方が良かったんじゃないか?」
「そうだな・・・」
他の組が誰に当たっているかは解らないがこの一番熱い二人・・もとい暑苦しいよりマシかもしれないと思う直秀と清正であった
*
「まさかお前が参加するとはな」
「それはこちらの台詞だ」
そして此方は最後の組、南側を担当している吉継と高虎
二人はお互いに思っていた事を此処に来てやっと口にした
お互い浅井家にいた頃からの知り合いで互いの事は解ってはいるが、この模擬戦に参加する事は意外だったようだ
高虎がこの模擬戦に参加した理由は本人も言っていた通り家康に言われたものあるがこれも三成と同じく任意のものだ
それでも此処にいると言う事は・・・高虎自身も思う所があるのかもしれない
「私の相手は貴方達ですか」
二人が互いの事を思っているとふと気配を感じると同時に声が聞こえ前に現れた人物を見て驚いてしまう
「お市様!」
高虎は思わず声に出し驚くもお市はいつものように優しく微笑んでいた
「この先に進みたければ私を倒してから進みなさい」
が、直ぐに真剣な表情になり獲物を構えて凛と言い放った
魔性の美女軍にお市がいる事も解ってはいたが、吉継も高虎も出来れば当たりたくない相手だと思っていたがそう上手くいくものではなかったようだ
「・・・避けられない流れのようだな」
「ああ・・・」
お互いに避けられないと解ると吉継も高虎も獲物を構えた
*
「さあ各地で熱き試合が始まったようだな」
「ええ。皆それぞれの思いを掲げて戦っています」
「ですが、そろそろお時間のようです」
「この続きは次回へと続くぞ!」
「え! 続くんですか!?」
「熱く、凄絶に待っているが良い」
「「それでは皆様。また次回お会いしましょう」」
「愛と義は必ず勝つ!!」
「・・・本当に続くんですねι」
続くw
あとがきw
はい、まさかな其の参ですww
一体何処まで続くのやらww
てかリアちゃん最後のツッコミでしか出てきてないし、二言しか喋ってないwww
本当は途中で出てきたのもを一回書いたんですけど、これは最後の方に出てくるあっちの話しに繋げた方が良いなと思って先延ばしにしましたww
そして二の丸へと辿りついた面々と対する美女軍、此処の組み合わせは直ぐに思い付きましたが、・・・なんか直秀と清正、うん、ど、ドンマイ(^^;)ww
まあまだ出てきてない人達や戦ってない面々はこれから活躍してもらうからその時まで待機って事でw
次回はこの続きをちょこっと書いた後遂に城内へ潜入しますよ!
果たして勝つのはどっちか!
そしてリア姫を奪還するのは一体どっちのチーム・・・もとい誰なのか!
肝心の吉継さん落ちもどうなるか!w
それも含め乞うご期待!ww
2014.07.09
「今の所我々天下の色男軍の方が優先ですね。流石は両兵衛と軍師達の策、と言った所でしょうか」
「だがそう簡単に魔性の美女軍も諦めないだろう」
「ええ。一足先に城に辿り着いた方々と対していますね」
両軍の実況解説組の声を聞き城の方を見ると真田兄弟、西軍トリオ、清正と高虎、政宗と天下の色男軍の実況解説コンビの兼続と小十郎が到着して魔性の美女軍と対峙していた
「流石に大将と軍師の皆さんは動いていないようですね」
両兵衛と隆景が全体的に指示を出し、前衛の方では左近、吉継、小十郎に任せているのだろう
「ですが、一部の兵達の様子が可笑しいですね・・・」
小十郎の言う通り、ある場所を見れば一部の兵士達が天下の色男達に向かって行き更に攻撃をしていたのだ
「なんと! 仲間割れか!?」
「いえ、・・・これは、魔性の美女軍の大将、小少将殿の仕業でしょう」
この光景を見て直ぐに小少将の仕業だと光秀は見抜いた
「ねえ、みんな。あたし達の見方をしてくれたら後で良い事してあ・げ・る♡」
小少将が投げキッス+ウインクをするとその場にいた男達の様子が変わり向きを変えて色男軍達の方へ向かって行った
「おーとぉ、これは小少将の得意の色仕掛けだあ!」
「次々と寝返っていきますね」
「あれはあの女の専売特許でもあるからな」
元親もこの光景を見慣れていて当然と言う様に言い放つ
寝返る兵が多く、魔性の美女軍の勢いも増している
が、
「これくらい、お見通しですよ」
左近のその言葉が合図だったかのように、潜んでいた兵達が一気に寝返った兵達に向かって行く
「流石は左近殿、この展開も予測済みでしたか」
「その隙に各武将達が次々に二の丸へ侵入して行くな」
兵達が争っている間に、幸村と兼続、三成達西軍トリオと伊達主従、清正、高虎、そして直秀が二の丸へと入って行く
「此処までは順調みたいだね」
一方此方は本陣にいる両兵衛と隆景と孫市、今の状況を見て策に抜かりなし、と言う風に半兵衛は頷いていた
「だが、あの者達がそう易々と我等を天守閣に辿り着かせるとは思えぬな」
「ええ。まだこの先を守っている方々がいるでしょうし、油断は出来ませんね」
今までの戦いで全面的に表に出て戦っていたのは直虎と稲姫、そして誾千代の三名だ
小少将も色仕掛けで各地に現れてはいるがそれは戦力を集める為であって本格的に戦うと言う所までいっていない
総大将なのだから、彼女が本格的に戦うのは城内でだろうと言うのも軍師達は見当が付いていた
今二の丸に侵入した者達の前にもまだ残りの魔性の美女軍達が立ち塞がるであろう
「けど、俺達もそろそろ動く頃合いじゃないか?」
「そうですね。戦況を伝えておく必要もあるでしょうし」
「じゃ、官兵衛殿、本陣は任せたね!」
孫市の言葉に隆景も頷き、半兵衛も自分の獲物である羅針盤を抱えて官兵衛にそう伝える
「卿等の好きにすると良い。私は本陣から動くつもりはないのでな」
官兵衛はこの模擬戦に半兵衛に強制的に参加させられたようなものなので天下の色男軍が勝とうが負けようがどうでも良いと思っているのでそう返事を返したのだった
「んじゃ此処は任せたぜ。俺達はお姫様の救出に向かうか」
「孫市さん、抜け駆けはなしだからね?」
孫市も愛用の銃を肩に乗せそう言うと半兵衛は何か感じたのかすかさずそう返すも、少しだけ火花が散っているような気がしたがお互い気にした様子もなく本陣から出て行き、それを見送ると隆景も官兵衛に一礼して本陣を出て行った
「おや、遂に孫市殿と半兵衛と隆景殿が本陣から出てきましたね」
本陣から出て来た三人を見て光秀がそう言うとその声が聞こえたのか城に控えていた美女達も外を一瞥した
「敵は東西南北に分かれて二の丸に潜入した模様」
偵察に行っていたくのいちが戻って来て状況を伝えると皆一斉に顔を見合わせる
「では、そろそろ私達も向かうとしましょうか」
「はい、綾様。お二方、こちらは頼みました」
「解りましたのじゃ!」
「甲斐、此処は頼んだわね」
「任せて下さい! 姫様も気を付けて下さいね!」
綾御前、お市、早川殿がガラシャと甲斐姫に城内の事を頼み各々それぞれの場所に向かって行く
「じゃああたしも偵察ついでに相手してきますか♪」
「手抜いたら承知しないわよ!」
「おお、こわ~! 熊姫さんこそ、その子とリアちんの事頼んだっすよ~」
いつものようなやり取りをするとくのいちはすっと姿を消した
天下魔性の歌姫奪還戦(其の参)
両軍、戦況を確認し終わるとどちらも一気に動き出した
「いよいよ熱き戦いが始まるようだな」
「ええ。天下の色男軍は東西南北、四方に分かれて進み始めましたね」
皆、城の東西南北に分かれそれぞれ城内を目指していた
「兼続と小十郎も模擬戦に専念する事になったので、此処からは俺と光秀が全面的に実況と解説を担当しよう」
「多少は実況をしてくれるようですが、改めてよろしくお願いします」
「皆順調に進んでいたが、遂に行く手を阻む相手が来たようだな」
四方に分かれて進んでいたがその四カ所に魔性の美女達が立ち塞がっていた
「あら、私の相手は貴方達ですか」
「これはこれは老婦人。お見掛けしないと思っていたらこんな所においででしたか」
此方は北側の伊達主従、その二人の前に現れたのは綾御前だった
「ちっ、面倒な奴が相手じゃの」
「あら、随分とうろたえた事を言いますね? 二人揃って薫陶をしてあげなければなりませんね」
政宗の言葉を聞くと綾御前はにこりと笑うもその言葉と背後に黒い物を感じたのは言うまでもない
「ご無礼ながら、我々はお嬢様をお迎えに上がらなければなりませんので、老婦人の相手をしている暇は御座いません」
「可愛いリアを守るのも私の勤めです。そう簡単にうろたえた者達にリアを渡すつもりはありませんよ」
「ならば問答無用! ゆくぞ、小十郎!」
お互いに毒舌を吐きながら獲物を構え政宗の合図と共に駆け出した
*
「三成さんと左近の旦那じゃないすか」
こちらは西側から向かっていた佐和山コンビ、塀から軽い口調の女性の声が聞こえ歩みを止めるとその声の主は二人の前に現れた
「幸村の所の忍か」
「おや、偵察ですか?」
「まあそんなとこっす」
「偵察ならさっさとどけ。我等は急いでいる」
「リアちん奪還の為っすか?」
「・・・奪還はどうでも良いが、負け戦は嫌いでな」
ふん、といつものように言い放つ三成だが、くのいちと左近はお互いに同じ事と思っていた
「まあそう言う事にしておいて下さい」
「相変わらず左近の旦那も大変っすねえ・・・」
その言葉に左近は苦笑し、三成は軽く二人を睨み付けた
「でも今回はリアちんを守るのがお仕事なので・・・」
「俺達と戦うと言う事か」
「幸村様や信之様なら遠慮しますけど~」
「他の人は相手するってとこですか?」
「にゃはん♪ 流石左近の旦那解ってるじゃないすか~♪」
言うとくのいちは構え、三成も左近も自分の獲物を構えた
*
「お二方が私の相手、ですか・・・」
そしてこちらは東側の幸村と兼続、二人の前には早川殿がいた
「これは早川殿。我等の相手は貴女なのですね」
「みたいです・・・。その、リアの為に、私も全力で行きます!」
早川殿は申し訳ない顔をしたが直ぐに自分の獲物を握り直し真剣な表情をしてそう言った
「おお! リアとの友情と言う愛を感じるぞっ! だが、私と幸村の友情も負けてはいない! 幸村、我等の義を示そう!」
「はい、兼続殿! いざ、勝負!!」
他の所と比べると言葉は少ないものの、お互い友情と言う熱いワードを掲げて?、勝負を始めていた
「・・・暑苦しいな、彼奴等」
「ああ。彼奴等と一緒にならなくて良かったな・・・」
一方此方は幸村、兼続の少し後に控えている直秀と清正
この二人と孫市、半兵衛、隆景は戦況を見て城内に潜入すると言う事になっているので各場所で戦っている面々を見ているのだが・・・
「これなら三成達の後に着いて行った方が良かったんじゃないか?」
「そうだな・・・」
他の組が誰に当たっているかは解らないがこの一番熱い二人・・もとい暑苦しいよりマシかもしれないと思う直秀と清正であった
*
「まさかお前が参加するとはな」
「それはこちらの台詞だ」
そして此方は最後の組、南側を担当している吉継と高虎
二人はお互いに思っていた事を此処に来てやっと口にした
お互い浅井家にいた頃からの知り合いで互いの事は解ってはいるが、この模擬戦に参加する事は意外だったようだ
高虎がこの模擬戦に参加した理由は本人も言っていた通り家康に言われたものあるがこれも三成と同じく任意のものだ
それでも此処にいると言う事は・・・高虎自身も思う所があるのかもしれない
「私の相手は貴方達ですか」
二人が互いの事を思っているとふと気配を感じると同時に声が聞こえ前に現れた人物を見て驚いてしまう
「お市様!」
高虎は思わず声に出し驚くもお市はいつものように優しく微笑んでいた
「この先に進みたければ私を倒してから進みなさい」
が、直ぐに真剣な表情になり獲物を構えて凛と言い放った
魔性の美女軍にお市がいる事も解ってはいたが、吉継も高虎も出来れば当たりたくない相手だと思っていたがそう上手くいくものではなかったようだ
「・・・避けられない流れのようだな」
「ああ・・・」
お互いに避けられないと解ると吉継も高虎も獲物を構えた
*
「さあ各地で熱き試合が始まったようだな」
「ええ。皆それぞれの思いを掲げて戦っています」
「ですが、そろそろお時間のようです」
「この続きは次回へと続くぞ!」
「え! 続くんですか!?」
「熱く、凄絶に待っているが良い」
「「それでは皆様。また次回お会いしましょう」」
「愛と義は必ず勝つ!!」
「・・・本当に続くんですねι」
続くw
あとがきw
はい、まさかな其の参ですww
一体何処まで続くのやらww
てかリアちゃん最後のツッコミでしか出てきてないし、二言しか喋ってないwww
本当は途中で出てきたのもを一回書いたんですけど、これは最後の方に出てくるあっちの話しに繋げた方が良いなと思って先延ばしにしましたww
そして二の丸へと辿りついた面々と対する美女軍、此処の組み合わせは直ぐに思い付きましたが、・・・なんか直秀と清正、うん、ど、ドンマイ(^^;)ww
まあまだ出てきてない人達や戦ってない面々はこれから活躍してもらうからその時まで待機って事でw
次回はこの続きをちょこっと書いた後遂に城内へ潜入しますよ!
果たして勝つのはどっちか!
そしてリア姫を奪還するのは一体どっちのチーム・・・もとい誰なのか!
肝心の吉継さん落ちもどうなるか!w
それも含め乞うご期待!ww
2014.07.09