聖なる夜に、
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(久しぶりにみんな揃ったんだし、もう少しみんなと話そうかな)
「「「おぉ!」」」
「?」
私はそう思い、エステル達の所に歩いて行こうとしていると、急に歓声が聞こえその方向に顔を向けると、そこに集まっている人達がわいわいと騒いでいた
「あ、リア」
「カロル、この人だかりは?」
何かと思って見ているとカロルが私を見つけ、人の間を抜けて私の所に来た
「ほら、前にパティがお城のコック達にスカウトされてたでしょ。で、パティが今料理を披露してた所なんだよ」
「リアもどうじゃ?」
いつの間にか人の間を抜けてパティが私とカロルの所に来ていた
「ありがとう、じゃあ貰うね」
パティは私にブッシュ・ド・ノエルが入った皿を渡し、私とカロルはそれを一口食べた
「美味しい!」
「流石、パティ! 甘さも丁度良いよ」
「そうじゃろ。うちの自信作じゃ!」
「あら、美味しそうね」
そう声が聞こえ振り返るとジュディスとエステルとリタが私達の所に歩いて来ていた
「ジュディ姐達もいるかの?」
「良いんです」
「じゃあ貰うわ」
言うとエステル達もパティからケーキを貰い、同じく一口食べて感想を言っていた
「パティ、凄く美味しいです」
「これならお城のコックがスカウトするはずね」
「あんた、また腕上げたんじゃない?」
「勿論じゃ。ユーリの為にウチは日々頑張ってるのじゃ!」
パティはにいぃと笑って自身満々に言うと私に目を向けた
「リアには負けないのじゃ」
「あ、はははっ・・・ι」
「パティさん、是非こちらの!」
私はパティの言葉に苦笑していると、料理人らしき人達がパティの名を呼び、あっという間にパティの周りに集まった
「相変わらず、大人気だね。パティ」
「あの子、海精 の牙立ち上げるより、コックになった方が良いんじゃないの?」
「そうですね。でも、本当に美味しいです」
言ってエステルはまた一口ケーキを食べて幸せそうな顔をしていた
「ユーリを諦めてないのは相変わらずみたいだけれど」
「そう言えばリア、ユーリとフレンの所には行かなくて良いんです?」
「え?」
「あんた達も久しぶりに会ったんでしょ?」
「そうだけど・・・さっき話して来た所だし」
「そうじゃなくて・・・」
「?」
エステル達の言葉に疑問を持って首を傾げるとはあ・・・と大きな溜息を吐かれてしまった
「相変わらずだよね、リアのこういう所」
「え? 何・・?」
「みんな、リアがユーリとフレンに告白されたのに、返事を返したのか気になってるのよ」
「えぇっ!?///」
ジュディスがニコリとして言うと私は驚いているとエステルとカロルがニコッと笑って私に詰め寄ってくる
「それで、返事は返したんです?」
「え、えっと・・・」
「やっぱりユーリ? それともフレン?」
「い、いや・・、あの・・だから・・・」
「エステル、カロル、ちょっと手伝ってくれなのじゃ」
「あ、はーい」「今行くー」
詰め寄られどう答えようかと思っていると、パティがエステルとカロルを呼び、二人はそのままパティの所へ向かって行った
「・・・はあ」
「助かったわね」
「そう思うんだったらリタもジュディスも見てないで助けてよ・・・」
「私も気になってるから」
「・・う"・・・ι」
ジュディスにニコリと笑顔で返され私は少しだけ項垂れた
「で、結局どうすんの?」
「どうって言われても・・・」
「リアの場合、返答が難しい所よね」
「うん・・・」
ジュディスの言葉に私は素直に頷いた
ユーリとフレンは昔から大事な幼馴染みであり親友だったから、好きだって告白された時は本当に驚いてしまった
二人の事は嫌いじゃないし、ずっとツラい事も楽しい事も一緒に乗り越えて過ごして来たから“恋愛対象”として見ていなかった(異性として見ていたのは何度かあるけど・・・)
だから未だに私の気持ちが整理出来ていないから返事は返せていなかった
みんなもその事を知ってるからさっきみたいに聞いて来たのだけど・・・
「ま、それはとりあえず置いておこう。せっかくこうやってみんな揃ってパーティーやってるんだし」
「「・・そうね」」
私はニッコリと笑って言うとリタとジュディスは一瞬間を置いて、小さく笑って答えた
「リアー、」
そう声が聞こえ声の聞こえた方に顔を向けると、カロルが人並みを抜けて私達の所に来た
「三人とも、ちょっとこっち来て」
「あら、もう良いのかしら」
「うん」
「え? 何?」
「良いから、良いから」
「あ、カロル」
カロルはそう言って私の腕を引き歩き出し、その後ろをリタとジュディスが続いた
そして、人並みを抜けると・・・
「リア、こっちです」
「うわあ・・・」
「どうじゃ、うちの更なる自信作じゃ!」
そこにパティとエステルがいて二人の前に綺麗に飾り付けされた大きなケーキがあった
「凄い・・。これ、パティが作ったの?」
「のじゃ。勿論エステルとカロルとリタ姐とジュディ姐にも手伝ってもらったがの」
「土台はパティとジュディスが作って、飾り付けはわたし達がやったんですよ」
「それでさっき此処に運んで来たんだよ」
「お、何かすげぇのが来てるな」
「ユーリ、フレン、兄さん、レイヴン、アスラ」
パティが作ったケーキを見ていると、ユーリとフレンと兄さんとレイヴンとアスラがこのケーキを見て私達の所に歩いて来た
「みんな揃ったし、そろそろ・・・」
「はい」
「うち達からのクリスマスプレゼントじゃ」
パティがそう言うと会場の灯りが消え、ケーキの蝋燭に火が灯され、更に綺麗なケーキになった
「じゃ、適当に散らばって消すわよ」
リタの言葉に私達はケーキの側に移動した
「みんな・・・」
私は一人一人の顔を見て、ニコリと笑って言った
「また、こうやってパーティーやろうね」
「「「ああ」」」「はい」「「ええ」」「「うん」」「おう」「じゃの」
みんなも笑顔で返事を返し、一斉に火を消した
聖なる夜に、 -HAPPY HAPPY CHRISTMAS-(カロル&女性陣(+α)編)
end.
あとがき
結局全員出てしまったι
でも、カロルと女性陣達だけの会話が書けたから満足ですvv
こちらもセイ編、レイヴン編と同じくリアちゃんが告白されて返事を返せていない設定です
その方が此処のメンバーは書きやすかったからw
でもやっぱりヴェスペリアメンバーは仲良しなのが良いですよねw
タイトルは色々と悩んだけど、やっぱりクリスマス夢だからクリスマスって入ってるものを探したらこれが一番しっくりと来たので!
楽しんで読んでもらえたなら光栄ですw
HAPPY HAPPY CHRISTMAS / 國府田マリ子 より
2009.12.05
「「「おぉ!」」」
「?」
私はそう思い、エステル達の所に歩いて行こうとしていると、急に歓声が聞こえその方向に顔を向けると、そこに集まっている人達がわいわいと騒いでいた
「あ、リア」
「カロル、この人だかりは?」
何かと思って見ているとカロルが私を見つけ、人の間を抜けて私の所に来た
「ほら、前にパティがお城のコック達にスカウトされてたでしょ。で、パティが今料理を披露してた所なんだよ」
「リアもどうじゃ?」
いつの間にか人の間を抜けてパティが私とカロルの所に来ていた
「ありがとう、じゃあ貰うね」
パティは私にブッシュ・ド・ノエルが入った皿を渡し、私とカロルはそれを一口食べた
「美味しい!」
「流石、パティ! 甘さも丁度良いよ」
「そうじゃろ。うちの自信作じゃ!」
「あら、美味しそうね」
そう声が聞こえ振り返るとジュディスとエステルとリタが私達の所に歩いて来ていた
「ジュディ姐達もいるかの?」
「良いんです」
「じゃあ貰うわ」
言うとエステル達もパティからケーキを貰い、同じく一口食べて感想を言っていた
「パティ、凄く美味しいです」
「これならお城のコックがスカウトするはずね」
「あんた、また腕上げたんじゃない?」
「勿論じゃ。ユーリの為にウチは日々頑張ってるのじゃ!」
パティはにいぃと笑って自身満々に言うと私に目を向けた
「リアには負けないのじゃ」
「あ、はははっ・・・ι」
「パティさん、是非こちらの!」
私はパティの言葉に苦笑していると、料理人らしき人達がパティの名を呼び、あっという間にパティの周りに集まった
「相変わらず、大人気だね。パティ」
「あの子、
「そうですね。でも、本当に美味しいです」
言ってエステルはまた一口ケーキを食べて幸せそうな顔をしていた
「ユーリを諦めてないのは相変わらずみたいだけれど」
「そう言えばリア、ユーリとフレンの所には行かなくて良いんです?」
「え?」
「あんた達も久しぶりに会ったんでしょ?」
「そうだけど・・・さっき話して来た所だし」
「そうじゃなくて・・・」
「?」
エステル達の言葉に疑問を持って首を傾げるとはあ・・・と大きな溜息を吐かれてしまった
「相変わらずだよね、リアのこういう所」
「え? 何・・?」
「みんな、リアがユーリとフレンに告白されたのに、返事を返したのか気になってるのよ」
「えぇっ!?///」
ジュディスがニコリとして言うと私は驚いているとエステルとカロルがニコッと笑って私に詰め寄ってくる
「それで、返事は返したんです?」
「え、えっと・・・」
「やっぱりユーリ? それともフレン?」
「い、いや・・、あの・・だから・・・」
「エステル、カロル、ちょっと手伝ってくれなのじゃ」
「あ、はーい」「今行くー」
詰め寄られどう答えようかと思っていると、パティがエステルとカロルを呼び、二人はそのままパティの所へ向かって行った
「・・・はあ」
「助かったわね」
「そう思うんだったらリタもジュディスも見てないで助けてよ・・・」
「私も気になってるから」
「・・う"・・・ι」
ジュディスにニコリと笑顔で返され私は少しだけ項垂れた
「で、結局どうすんの?」
「どうって言われても・・・」
「リアの場合、返答が難しい所よね」
「うん・・・」
ジュディスの言葉に私は素直に頷いた
ユーリとフレンは昔から大事な幼馴染みであり親友だったから、好きだって告白された時は本当に驚いてしまった
二人の事は嫌いじゃないし、ずっとツラい事も楽しい事も一緒に乗り越えて過ごして来たから“恋愛対象”として見ていなかった(異性として見ていたのは何度かあるけど・・・)
だから未だに私の気持ちが整理出来ていないから返事は返せていなかった
みんなもその事を知ってるからさっきみたいに聞いて来たのだけど・・・
「ま、それはとりあえず置いておこう。せっかくこうやってみんな揃ってパーティーやってるんだし」
「「・・そうね」」
私はニッコリと笑って言うとリタとジュディスは一瞬間を置いて、小さく笑って答えた
「リアー、」
そう声が聞こえ声の聞こえた方に顔を向けると、カロルが人並みを抜けて私達の所に来た
「三人とも、ちょっとこっち来て」
「あら、もう良いのかしら」
「うん」
「え? 何?」
「良いから、良いから」
「あ、カロル」
カロルはそう言って私の腕を引き歩き出し、その後ろをリタとジュディスが続いた
そして、人並みを抜けると・・・
「リア、こっちです」
「うわあ・・・」
「どうじゃ、うちの更なる自信作じゃ!」
そこにパティとエステルがいて二人の前に綺麗に飾り付けされた大きなケーキがあった
「凄い・・。これ、パティが作ったの?」
「のじゃ。勿論エステルとカロルとリタ姐とジュディ姐にも手伝ってもらったがの」
「土台はパティとジュディスが作って、飾り付けはわたし達がやったんですよ」
「それでさっき此処に運んで来たんだよ」
「お、何かすげぇのが来てるな」
「ユーリ、フレン、兄さん、レイヴン、アスラ」
パティが作ったケーキを見ていると、ユーリとフレンと兄さんとレイヴンとアスラがこのケーキを見て私達の所に歩いて来た
「みんな揃ったし、そろそろ・・・」
「はい」
「うち達からのクリスマスプレゼントじゃ」
パティがそう言うと会場の灯りが消え、ケーキの蝋燭に火が灯され、更に綺麗なケーキになった
「じゃ、適当に散らばって消すわよ」
リタの言葉に私達はケーキの側に移動した
「みんな・・・」
私は一人一人の顔を見て、ニコリと笑って言った
「また、こうやってパーティーやろうね」
「「「ああ」」」「はい」「「ええ」」「「うん」」「おう」「じゃの」
みんなも笑顔で返事を返し、一斉に火を消した
聖なる夜に、 -HAPPY HAPPY CHRISTMAS-(カロル&女性陣(+α)編)
end.
あとがき
結局全員出てしまったι
でも、カロルと女性陣達だけの会話が書けたから満足ですvv
こちらもセイ編、レイヴン編と同じくリアちゃんが告白されて返事を返せていない設定です
その方が此処のメンバーは書きやすかったからw
でもやっぱりヴェスペリアメンバーは仲良しなのが良いですよねw
タイトルは色々と悩んだけど、やっぱりクリスマス夢だからクリスマスって入ってるものを探したらこれが一番しっくりと来たので!
楽しんで読んでもらえたなら光栄ですw
HAPPY HAPPY CHRISTMAS / 國府田マリ子 より
2009.12.05