聖なる夜に、
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(少し外の空気でも吸いに会場の外に行ってみようかな・・・)
人の多い所には慣れているとはいえ、やっぱりいつもと違う環境の中にいて服も違うからか少しだけ外の空気を吸いたくなってしまった
「エステル、ちょっと外の空気を吸いに行ってくるね」
「はい」
エステルに声をかけ人並みを抜けて、会場の扉を開けようとした時だった
「リア」
「フレン」
聞き慣れた声が聞こえ振り返るとフレンが立っていた
「どうしたんだい?」
「ちょっと外の空気を吸いに行こうと思って」
「なら、一緒に行っても良いかい?」
「え? でも、抜けても大丈夫なの?」
パーティーとはいえ、騎士団長でありエステルやヨーデル様の護衛をしているのに抜けても大丈夫なのかと思っているとニコリとしてフレンは答えた
「大丈夫だよ。じゃあ行こう」
「うん」
フレンが平気と言うのなら安心だし、会場にはまだみんながいるから安心かと思い私はフレンと一緒に会場の外に出た
「みんな、楽しく過ごせているようで良かったよ」
「うん。こうやって揃うのも久しぶりだしね」
廊下を歩きながら私達はパーティーの事を思い出して話しをしていた
「リアも楽しんでいるみたいだし、安心した」
フレンはそう言って優しく微笑んでくれた
フレンの事だから、パーティーの話しが大きくなって私達とだけでやれなくなった事を気にしていただろうし
気にしなくても良い、とはいえ、やっぱりみんなの楽しそうな顔を見るまでは安心出来なかっただろう
だから、フレンの安心した顔が見れて私も安心して微笑み返した
「フレンもエステルも久しぶりにみんなと会えて嬉しそうな顔して、パーティーを楽しんでたから私も安心したよ」
そう言って微笑むとフレンは一瞬驚いた顔をしたけど直ぐに微笑み返してくれた
こうやってお互いに安堵して微笑んでいるのが懐かしいと思っていると
「っ!」
「リアっ!?」
突然足に痛みが走り、座り込むとフレンが慌てて私に駆け寄ってきた
「大丈夫かい?」
「うん・・・あ、靴擦れ・・・」
痛みがある所を探し、ヒールから足を軽く上げてみると少しだけ赤くなっている所があった
「だいぶ赤くなってる・・・。いつ出来たんだ?」
「多分、会場を出る前だと思う・・・」
会場から抜ける前に人混みを掻き分けている時に人にぶつかった時にヒールが擦れて出来てしまったのかもしれない
そう思っていると急に身体が軽くなった
「きゃっ! フ、フレン!?///」
そして気付けばフレンの顔が直ぐ横にあった・・・
つまり、今、私はお姫様抱っこをされている状態だった
「そのまま歩いたら悪化するからね」
「だ、大丈夫だから/// だから、降ろ」
「僕の部屋が直ぐそこだから、じっとしてな」
急にお姫様抱っこをされた恥ずかしさで降ろしてと言うがフレンは気にせず歩みを進めて行き、部屋の扉を開け中に入り、私をベッドに降ろしてくれた
フレンは私を降ろすとタオルを濡らして赤くなっている所に当ててくれた
「っ!」
「これくらいの怪我なら治癒術をかければ直ぐに治るけど、先に冷やさないとね」
「うん・・・ありがとう。ごめんね、また心配かけて」
「リアの心配事になら、もう慣れてるよ」
「ぅ"・・・」
そう言われ、思わずそう声が上がってしまい、フレンは小さく溜息を吐いて言葉を続ける
「今回は軽い怪我で済んだから良かったけど」
言うとフレンはタオルをどけて治癒術を掛けてくれた
「今度からは気を付けるんだよ」
「うん、ありがとう」
お互いに小さく笑って、フレンは私の隣に座った
「こうやって一緒にいるのも、久しぶりだよね」
「そうだね」
言うとフレンは私の肩を抱き、私も少しだけ寄り添った
旅が終わってから、みんなともフレンとも何度か会っていたけど、こうしてフレンと二人だけって言うのは本当に久しぶりだった
最初にフレンに好きだと言われた時は驚いたけど、旅の間で色々と遭った中で私も好きなんだって気が付き、旅が終わった後に返事を返して付き合いだした
だけどお互いの立場を考えると、どうしてもゆっくり出来る時も少ないし、何よりこうやって二人だけで会える時間の方が少なかった
だからこうして今フレンと一緒にいられる事が嬉しくて、自然に寄り添って微笑んでいた
「リア」
「ん? 何?」
「この後、空いてる?」
「うん。空いてるよ」
「なら、」
そう思っているとフレンに呼ばれ目線を上げると、フレンは優しく微笑んで言う
「このまま二人でいよう」
「んっ!」
言うとフレンは私の唇に自分のものを落した
けどそれは強引なものではなく、とても優しいもので、私も直ぐにそれを受け入れた
「・・・返事は?」
「聞かなくても解ってるくせに・・・」
フレンは唇をゆっくりと離して私に尋ね、私は少しだけ意地悪な笑みを浮かべているフレンに苦笑して答える
「でも、良いの?会場 の方は放っておいて」
「大事な彼女がまた怪我をしないか心配だしね」
「もう・・・」
「それに、」
私の反応を見るとフレンは笑い、また私を抱きしめた
「リアとこうして居られる方が、一番大事だからね」
「フレン・・・」
お互いに仕事上会える時も少なく、離れている時間が多い為、フレンにそう言われ嬉しくなって心が温かくなって自然とフレンの胸に顔を埋めた
「僕達の今年のクリスマスプレゼントは、」
「ん?」
フレンはそんな私を見てそう言い私はその言葉の続きが気になって顔を上げた
「一緒にいられる時間、だね」
「うん・・・。そうだね」
その言葉を聞きまたお互いに微笑んで、どちらかともなくまたキスをした
I wanna stay together
出来るならばすぐに 会いたい 会いたい 君に
こんなにも 好きだよ ・・・ ――
聖なる夜に、 -You're in my heart-(フレン編)
end.
あとがき
ちょっとだけ、ユーリより甘くなった・・・?(聞くな)
丁度これ書いてる時に、BGMをランダム再生で流してる時にたまたまYou're in my heartが流れて最後の歌詞(書いてる所)がピッタリだ、と思ったのでタイトルで使って、歌詞も入れてみました
こっちの設定としては、一応フレン寄りの設定で書いています(読んだら解るけどι)
内容は直ぐに思いついたんですが、繋げるまでにかなり時間が掛かった作品その1ι
ユーリは直ぐに書けたんだけどなぁ・・・
タイトルは中の人繋がりでww
うん、よし、残りの人達書くか!(逃げたよw)
You're in my heart:あなたは私の心にいます
金色のコルダ ~secondo passo~ 加地 葵 キャラクターソング You're in my heart より
2009.11.29
人の多い所には慣れているとはいえ、やっぱりいつもと違う環境の中にいて服も違うからか少しだけ外の空気を吸いたくなってしまった
「エステル、ちょっと外の空気を吸いに行ってくるね」
「はい」
エステルに声をかけ人並みを抜けて、会場の扉を開けようとした時だった
「リア」
「フレン」
聞き慣れた声が聞こえ振り返るとフレンが立っていた
「どうしたんだい?」
「ちょっと外の空気を吸いに行こうと思って」
「なら、一緒に行っても良いかい?」
「え? でも、抜けても大丈夫なの?」
パーティーとはいえ、騎士団長でありエステルやヨーデル様の護衛をしているのに抜けても大丈夫なのかと思っているとニコリとしてフレンは答えた
「大丈夫だよ。じゃあ行こう」
「うん」
フレンが平気と言うのなら安心だし、会場にはまだみんながいるから安心かと思い私はフレンと一緒に会場の外に出た
「みんな、楽しく過ごせているようで良かったよ」
「うん。こうやって揃うのも久しぶりだしね」
廊下を歩きながら私達はパーティーの事を思い出して話しをしていた
「リアも楽しんでいるみたいだし、安心した」
フレンはそう言って優しく微笑んでくれた
フレンの事だから、パーティーの話しが大きくなって私達とだけでやれなくなった事を気にしていただろうし
気にしなくても良い、とはいえ、やっぱりみんなの楽しそうな顔を見るまでは安心出来なかっただろう
だから、フレンの安心した顔が見れて私も安心して微笑み返した
「フレンもエステルも久しぶりにみんなと会えて嬉しそうな顔して、パーティーを楽しんでたから私も安心したよ」
そう言って微笑むとフレンは一瞬驚いた顔をしたけど直ぐに微笑み返してくれた
こうやってお互いに安堵して微笑んでいるのが懐かしいと思っていると
「っ!」
「リアっ!?」
突然足に痛みが走り、座り込むとフレンが慌てて私に駆け寄ってきた
「大丈夫かい?」
「うん・・・あ、靴擦れ・・・」
痛みがある所を探し、ヒールから足を軽く上げてみると少しだけ赤くなっている所があった
「だいぶ赤くなってる・・・。いつ出来たんだ?」
「多分、会場を出る前だと思う・・・」
会場から抜ける前に人混みを掻き分けている時に人にぶつかった時にヒールが擦れて出来てしまったのかもしれない
そう思っていると急に身体が軽くなった
「きゃっ! フ、フレン!?///」
そして気付けばフレンの顔が直ぐ横にあった・・・
つまり、今、私はお姫様抱っこをされている状態だった
「そのまま歩いたら悪化するからね」
「だ、大丈夫だから/// だから、降ろ」
「僕の部屋が直ぐそこだから、じっとしてな」
急にお姫様抱っこをされた恥ずかしさで降ろしてと言うがフレンは気にせず歩みを進めて行き、部屋の扉を開け中に入り、私をベッドに降ろしてくれた
フレンは私を降ろすとタオルを濡らして赤くなっている所に当ててくれた
「っ!」
「これくらいの怪我なら治癒術をかければ直ぐに治るけど、先に冷やさないとね」
「うん・・・ありがとう。ごめんね、また心配かけて」
「リアの心配事になら、もう慣れてるよ」
「ぅ"・・・」
そう言われ、思わずそう声が上がってしまい、フレンは小さく溜息を吐いて言葉を続ける
「今回は軽い怪我で済んだから良かったけど」
言うとフレンはタオルをどけて治癒術を掛けてくれた
「今度からは気を付けるんだよ」
「うん、ありがとう」
お互いに小さく笑って、フレンは私の隣に座った
「こうやって一緒にいるのも、久しぶりだよね」
「そうだね」
言うとフレンは私の肩を抱き、私も少しだけ寄り添った
旅が終わってから、みんなともフレンとも何度か会っていたけど、こうしてフレンと二人だけって言うのは本当に久しぶりだった
最初にフレンに好きだと言われた時は驚いたけど、旅の間で色々と遭った中で私も好きなんだって気が付き、旅が終わった後に返事を返して付き合いだした
だけどお互いの立場を考えると、どうしてもゆっくり出来る時も少ないし、何よりこうやって二人だけで会える時間の方が少なかった
だからこうして今フレンと一緒にいられる事が嬉しくて、自然に寄り添って微笑んでいた
「リア」
「ん? 何?」
「この後、空いてる?」
「うん。空いてるよ」
「なら、」
そう思っているとフレンに呼ばれ目線を上げると、フレンは優しく微笑んで言う
「このまま二人でいよう」
「んっ!」
言うとフレンは私の唇に自分のものを落した
けどそれは強引なものではなく、とても優しいもので、私も直ぐにそれを受け入れた
「・・・返事は?」
「聞かなくても解ってるくせに・・・」
フレンは唇をゆっくりと離して私に尋ね、私は少しだけ意地悪な笑みを浮かべているフレンに苦笑して答える
「でも、良いの?
「大事な彼女がまた怪我をしないか心配だしね」
「もう・・・」
「それに、」
私の反応を見るとフレンは笑い、また私を抱きしめた
「リアとこうして居られる方が、一番大事だからね」
「フレン・・・」
お互いに仕事上会える時も少なく、離れている時間が多い為、フレンにそう言われ嬉しくなって心が温かくなって自然とフレンの胸に顔を埋めた
「僕達の今年のクリスマスプレゼントは、」
「ん?」
フレンはそんな私を見てそう言い私はその言葉の続きが気になって顔を上げた
「一緒にいられる時間、だね」
「うん・・・。そうだね」
その言葉を聞きまたお互いに微笑んで、どちらかともなくまたキスをした
I wanna stay together
出来るならばすぐに 会いたい 会いたい 君に
こんなにも 好きだよ ・・・ ――
聖なる夜に、 -You're in my heart-(フレン編)
end.
あとがき
ちょっとだけ、ユーリより甘くなった・・・?(聞くな)
丁度これ書いてる時に、BGMをランダム再生で流してる時にたまたまYou're in my heartが流れて最後の歌詞(書いてる所)がピッタリだ、と思ったのでタイトルで使って、歌詞も入れてみました
こっちの設定としては、一応フレン寄りの設定で書いています(読んだら解るけどι)
内容は直ぐに思いついたんですが、繋げるまでにかなり時間が掛かった作品その1ι
ユーリは直ぐに書けたんだけどなぁ・・・
タイトルは中の人繋がりでww
うん、よし、残りの人達書くか!(逃げたよw)
You're in my heart:あなたは私の心にいます
金色のコルダ ~secondo passo~ 加地 葵 キャラクターソング You're in my heart より
2009.11.29