聖なる夜に、
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(久しぶりに、下町に行ってみようかな・・・?)
この時期と時間なら、毎年、みんなも集まってクリスマスパーティーをやっているだろうし
「久しぶりにみんなの顔を見たいし、行ってみよう」
そう思い私はエステルに少しだけ抜けるねと伝え、着替えて下町へと向かいだした
下町へと続く坂道を歩いていると徐々に賑やかな声が聞こえだした
「みんな、集まってる」
その声を聞くだけで思わず楽しそうなみんなの顔が浮かんで微笑んでいた
そして坂道を下り広場に出ると、みんなが集まっていて楽しそうにはしゃいでいた
「あ、リアだ!」
その様子を微笑んで見ているとテッドが私の姿を見つけ、数人の子供達と一緒に私の元に駆け寄ってきた
「リア~!」
「みんな、久しぶり」
「リア、おかえり~」
子供達は私の足下に抱きつきニコニコとした笑顔を向けてくれて、私も微笑み返した
「みんな、クリスマスパーティー楽しんでる?」
「「「「うん!」」」」
更に満面の笑みを向けてくれ、私も微笑んでみんなの頭を撫でてあげた
「おお、リア」
「ハンクスさん、みんな。ただいま」
私の姿を見つけ、ハンクスさんを含めた下町のみんなが私の元に集まってきた
「いつ帰って来たんじゃ?」
「下町には今ですよ。さっきまでお城でクリスマスパーティーやってましたから」
「セイは一緒じゃないの?」
「兄さんはまだ会場にいるよ。私はちょっと抜けてみんなに会いに来たの」
「城でクリスマスパーティーって、ユーリが行ってるやつか?」
「うん。ユーリならまだ「呼んだか?」
そう声が聞こえ、振り返ると私服姿のユーリがいた
「ユ、ユーリ! 何で此処に?」
「そりゃこっちのセリフだ。エステルからリアがちょっと抜けるって聞いて来てみたら案の定此処にいたしな」
「ユーリ、お城のパーティーどうだった?」
「オイシイもの食べて来たの?」
「おう。食ってきたぞ」
「え~、いいなぁ~」
ユーリはテッド達の質問に答えていると、プレゼント交換が始まると聞き、テッド達は噴水の方に走って行った
みんな楽しそうに過ごしているなと思って微笑んでいると、急に声をかけられた
「んじゃ、後はお前等で楽しんできな」
「え?」
そう言われみんなを見ると、ニッコリと笑っていた
どうやらこの後はユーリと二人で過ごせ、と言う事らしい
みんなも私とユーリの事は知っているから、気を遣ってくれたのかもしれない
「じゃ、行くか」
「うん」
そう言って私とユーリはみんなの間を抜けて歩き出した
「で、リアは何で下町にいたんだ?」
あれから少し離れた所に来るとユーリはそう聞いた
「クリスマスパーティー見てたらみんなの事思い出して。この時間に毎年やってたでしょ?」
「それでか」
「うん。せっかく帝都に戻って来たんだから、みんなの顔を見ておきたかったから」
私もユーリも仕事で下町を離れている事が多いし、下町に帰ってきてもこうやって下町のみんなが揃っている事は少ないから、会っておきたかったのだ
「ユーリはどうして抜けてきたの?」
「ん? 誰かさんが抜け出すのが見えたからな」
「・・・見てたんだ」
エステルから聞いたと言うもの本当の事だろうけど、心配して追いかけて来てくれたのかもしれない
そして歩いて来た場所は、昔、私達が良く遊んでいた下町から少し離れた路地の中にある小さな公園だった
此処は思い出のある場所で、今でもたまに私達が来る場所だった
私達はいつも通りそのまま下町を見渡せる丘の所にある大きな樹の所に行った
今日はクリスマスでいつもと違い、街中には綺麗な明かりが見えた
「良かったの、パーティー抜け出してきて?」
「お前が言うか、それ」
「ちょっとだけ抜けて直ぐに戻るつもりだったんだけどなぁ」
此処まで来るともうお城に戻ってもパーティーは終わっているかもしれない
「ま、オレはリアと二人きりになれたから良かったけどな」
「・・・ユーリって、時々意外と恥ずかしい事、平気で言うよね///」
「そうか?」
「そうだよ///」
私の言葉にユーリは疑問を浮かべていると、ふと空から何か振ってきた
「あ、雪・・・」
「珍しいな・・・」
空からはゆっくりと雪が降って来て、徐々に辺りにも白い粒が見えだした
「ホワイトクリスマス、だね」
「ああ」
帝都で雪が降ると言うのは本当に珍しい事で私はその雪をじっと見ているとユーリは私を引き寄せ、そのまま後ろから抱きしめた
「こんなに綺麗な景色を見て過ごすクリスマスって初めてかも」
空からは雪が降り、街の明かりが見え、そして安心出来る人の側にいる
今までとは違うクリスマスになった事になんだか嬉しさと新鮮さを感じて微笑んでいるとユーリも同意してくれた
「あ、でも、プレゼント、お城に置いて来ちゃった・・・」
直ぐに戻るつもりだったから、プレゼントはお城に置きっぱなしにしてきた事を思い出し言うと、ユーリは小さく笑った
「んなもん、別に良いだろ」
「でも・・・んっ!」
ユーリの方に顔を向けたと同時に唇を塞がれた
「オレはこれで十分だしな」
ユーリはゆっくりと唇を離し、その言葉に顔を赤くしていると、ユーリは更に言葉を続ける
「納得いかねえって顔してるな」
「だ、だって///」
いきなりキスされるなんて思っていなかったし・・・///
ユーリって、どうしてこういつも反則なんだろう///
そう思っているとユーリはまた小さく笑った
「ならプレゼントは、明日までずっと側にいる事、にしようぜ」
「・・なら、思いっきり甘えても良い?」
「珍しいな、リアがそういう事言うの」
「だって、ずっと離れてたから・・・。ユーリと一緒にいたかったんだもん」
言って私はユーリの方を向いて、胸に顔を埋めて背中に手を回した
お互い下町にいる事も少なければこうやってゆっくりと会う時間もないし、どうしても仕事で離れている事が多い
今まで通りユーリともフレンともみんなとも手紙のやり取りをしているから、みんなが今どういう心境にいるのかは解るけど、やっぱり・・・安心出来る人の側にいられないと言うのは寂しいものだから
「寂しかったか?」
「・・・うん。・・ユーリは・・・?」
「オレもだよ」
ユーリはそう言うと私を少し強く抱きしめ、昔、ユーリに抱きしめられると安心する、と言った事を思い出していると、ユーリは私を見て小さく笑った
「じゃあお互い会えなかった分、寂しかった分も含めて、思いっきり甘えよう?」
私はニコリとして言うとユーリは一瞬驚いた顔をしたけど直ぐに笑った
「ははっ、そうだな」
「ユーリ、」
「ん?」
私はそう言って顔を上げユーリを見て言う
「これからも、ずっと・・ずっと、側にいようね」
「ああ」
私の言葉にユーリも微笑んで答え、綺麗な景色と白い箱庭の中、私達はどちらかともなくまたキスをした
そのキスはさっきと違ってお互いの存在を確かめ合うように強く深く、そしてとても優しくて甘いキスだった
その間、二人の幸せを願うように、聖なる鐘が鳴り響いていた ――
降り注ぐ幻想の灯よ 今は二人の為に
煌めく光はtwinkle star ずっと消えないで
照らし出す星座が遠く 今宵を彩れば
導く季節のshootin’star
ずっと側にいてHold me tight
聖なる夜に、 -Snow Pallet-(ユーリ編)
end.
後書き
若干ユーリが偽っぽくなってしまった!?
けど、他の人達のを考えるとこれが限界だった~(泣)
けど、やっぱり何か他の人達の方が甘くなったような気がしたので少しだけ甘さをプラスして書き直したけど・・・何だろう、この納得行かない感&悔しさ・・・そのうちまた書き直したいよぉ~(泣)
これ書いてる時なんとなくGRANRODEOのSnow Pallet(通称、スノパレ)が流れたのでサブタイで入れてサビの歌詞も入れてみました(スノパレ良い曲なので是非聞いてみて下さいw)
一応、此処では付き合っている設定で書いてみた
その方がユーリは書きやすいので・・・
下町のみんなを入れたのはやっぱり、下町の人達好きだし下町育ちだし、って言うので入れてみました
下町のみんなやエステル達も解ってて見送ってそうだしw
さ、次の人書くぞ!!
GRANRODEO 6thシングル delidht song C/W Snow Pallet&GRANRODEO 曲名でお題 18.Snow Pallet より
2009.12.01
この時期と時間なら、毎年、みんなも集まってクリスマスパーティーをやっているだろうし
「久しぶりにみんなの顔を見たいし、行ってみよう」
そう思い私はエステルに少しだけ抜けるねと伝え、着替えて下町へと向かいだした
下町へと続く坂道を歩いていると徐々に賑やかな声が聞こえだした
「みんな、集まってる」
その声を聞くだけで思わず楽しそうなみんなの顔が浮かんで微笑んでいた
そして坂道を下り広場に出ると、みんなが集まっていて楽しそうにはしゃいでいた
「あ、リアだ!」
その様子を微笑んで見ているとテッドが私の姿を見つけ、数人の子供達と一緒に私の元に駆け寄ってきた
「リア~!」
「みんな、久しぶり」
「リア、おかえり~」
子供達は私の足下に抱きつきニコニコとした笑顔を向けてくれて、私も微笑み返した
「みんな、クリスマスパーティー楽しんでる?」
「「「「うん!」」」」
更に満面の笑みを向けてくれ、私も微笑んでみんなの頭を撫でてあげた
「おお、リア」
「ハンクスさん、みんな。ただいま」
私の姿を見つけ、ハンクスさんを含めた下町のみんなが私の元に集まってきた
「いつ帰って来たんじゃ?」
「下町には今ですよ。さっきまでお城でクリスマスパーティーやってましたから」
「セイは一緒じゃないの?」
「兄さんはまだ会場にいるよ。私はちょっと抜けてみんなに会いに来たの」
「城でクリスマスパーティーって、ユーリが行ってるやつか?」
「うん。ユーリならまだ「呼んだか?」
そう声が聞こえ、振り返ると私服姿のユーリがいた
「ユ、ユーリ! 何で此処に?」
「そりゃこっちのセリフだ。エステルからリアがちょっと抜けるって聞いて来てみたら案の定此処にいたしな」
「ユーリ、お城のパーティーどうだった?」
「オイシイもの食べて来たの?」
「おう。食ってきたぞ」
「え~、いいなぁ~」
ユーリはテッド達の質問に答えていると、プレゼント交換が始まると聞き、テッド達は噴水の方に走って行った
みんな楽しそうに過ごしているなと思って微笑んでいると、急に声をかけられた
「んじゃ、後はお前等で楽しんできな」
「え?」
そう言われみんなを見ると、ニッコリと笑っていた
どうやらこの後はユーリと二人で過ごせ、と言う事らしい
みんなも私とユーリの事は知っているから、気を遣ってくれたのかもしれない
「じゃ、行くか」
「うん」
そう言って私とユーリはみんなの間を抜けて歩き出した
「で、リアは何で下町にいたんだ?」
あれから少し離れた所に来るとユーリはそう聞いた
「クリスマスパーティー見てたらみんなの事思い出して。この時間に毎年やってたでしょ?」
「それでか」
「うん。せっかく帝都に戻って来たんだから、みんなの顔を見ておきたかったから」
私もユーリも仕事で下町を離れている事が多いし、下町に帰ってきてもこうやって下町のみんなが揃っている事は少ないから、会っておきたかったのだ
「ユーリはどうして抜けてきたの?」
「ん? 誰かさんが抜け出すのが見えたからな」
「・・・見てたんだ」
エステルから聞いたと言うもの本当の事だろうけど、心配して追いかけて来てくれたのかもしれない
そして歩いて来た場所は、昔、私達が良く遊んでいた下町から少し離れた路地の中にある小さな公園だった
此処は思い出のある場所で、今でもたまに私達が来る場所だった
私達はいつも通りそのまま下町を見渡せる丘の所にある大きな樹の所に行った
今日はクリスマスでいつもと違い、街中には綺麗な明かりが見えた
「良かったの、パーティー抜け出してきて?」
「お前が言うか、それ」
「ちょっとだけ抜けて直ぐに戻るつもりだったんだけどなぁ」
此処まで来るともうお城に戻ってもパーティーは終わっているかもしれない
「ま、オレはリアと二人きりになれたから良かったけどな」
「・・・ユーリって、時々意外と恥ずかしい事、平気で言うよね///」
「そうか?」
「そうだよ///」
私の言葉にユーリは疑問を浮かべていると、ふと空から何か振ってきた
「あ、雪・・・」
「珍しいな・・・」
空からはゆっくりと雪が降って来て、徐々に辺りにも白い粒が見えだした
「ホワイトクリスマス、だね」
「ああ」
帝都で雪が降ると言うのは本当に珍しい事で私はその雪をじっと見ているとユーリは私を引き寄せ、そのまま後ろから抱きしめた
「こんなに綺麗な景色を見て過ごすクリスマスって初めてかも」
空からは雪が降り、街の明かりが見え、そして安心出来る人の側にいる
今までとは違うクリスマスになった事になんだか嬉しさと新鮮さを感じて微笑んでいるとユーリも同意してくれた
「あ、でも、プレゼント、お城に置いて来ちゃった・・・」
直ぐに戻るつもりだったから、プレゼントはお城に置きっぱなしにしてきた事を思い出し言うと、ユーリは小さく笑った
「んなもん、別に良いだろ」
「でも・・・んっ!」
ユーリの方に顔を向けたと同時に唇を塞がれた
「オレはこれで十分だしな」
ユーリはゆっくりと唇を離し、その言葉に顔を赤くしていると、ユーリは更に言葉を続ける
「納得いかねえって顔してるな」
「だ、だって///」
いきなりキスされるなんて思っていなかったし・・・///
ユーリって、どうしてこういつも反則なんだろう///
そう思っているとユーリはまた小さく笑った
「ならプレゼントは、明日までずっと側にいる事、にしようぜ」
「・・なら、思いっきり甘えても良い?」
「珍しいな、リアがそういう事言うの」
「だって、ずっと離れてたから・・・。ユーリと一緒にいたかったんだもん」
言って私はユーリの方を向いて、胸に顔を埋めて背中に手を回した
お互い下町にいる事も少なければこうやってゆっくりと会う時間もないし、どうしても仕事で離れている事が多い
今まで通りユーリともフレンともみんなとも手紙のやり取りをしているから、みんなが今どういう心境にいるのかは解るけど、やっぱり・・・安心出来る人の側にいられないと言うのは寂しいものだから
「寂しかったか?」
「・・・うん。・・ユーリは・・・?」
「オレもだよ」
ユーリはそう言うと私を少し強く抱きしめ、昔、ユーリに抱きしめられると安心する、と言った事を思い出していると、ユーリは私を見て小さく笑った
「じゃあお互い会えなかった分、寂しかった分も含めて、思いっきり甘えよう?」
私はニコリとして言うとユーリは一瞬驚いた顔をしたけど直ぐに笑った
「ははっ、そうだな」
「ユーリ、」
「ん?」
私はそう言って顔を上げユーリを見て言う
「これからも、ずっと・・ずっと、側にいようね」
「ああ」
私の言葉にユーリも微笑んで答え、綺麗な景色と白い箱庭の中、私達はどちらかともなくまたキスをした
そのキスはさっきと違ってお互いの存在を確かめ合うように強く深く、そしてとても優しくて甘いキスだった
その間、二人の幸せを願うように、聖なる鐘が鳴り響いていた ――
降り注ぐ幻想の灯よ 今は二人の為に
煌めく光はtwinkle star ずっと消えないで
照らし出す星座が遠く 今宵を彩れば
導く季節のshootin’star
ずっと側にいてHold me tight
聖なる夜に、 -Snow Pallet-(ユーリ編)
end.
後書き
若干ユーリが偽っぽくなってしまった!?
けど、他の人達のを考えるとこれが限界だった~(泣)
けど、やっぱり何か他の人達の方が甘くなったような気がしたので少しだけ甘さをプラスして書き直したけど・・・何だろう、この納得行かない感&悔しさ・・・そのうちまた書き直したいよぉ~(泣)
これ書いてる時なんとなくGRANRODEOのSnow Pallet(通称、スノパレ)が流れたのでサブタイで入れてサビの歌詞も入れてみました(スノパレ良い曲なので是非聞いてみて下さいw)
一応、此処では付き合っている設定で書いてみた
その方がユーリは書きやすいので・・・
下町のみんなを入れたのはやっぱり、下町の人達好きだし下町育ちだし、って言うので入れてみました
下町のみんなやエステル達も解ってて見送ってそうだしw
さ、次の人書くぞ!!
GRANRODEO 6thシングル delidht song C/W Snow Pallet&GRANRODEO 曲名でお題 18.Snow Pallet より
2009.12.01
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