TALES OF THE WORLD ~Dear Cruise~
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「はあっっ!!」
「そこっ!!」
突風が吹く中、二つの青年と少年の声と魔物の声が聞こえる
それは絶える事なくこの洞窟に響き渡る
そしてその突風の中心には台座がありその台座の上には少し大きめのクリスタルが光を放ちながら浮いていて、そのクリスタルの前には目を瞑って意識を集中させ何か呪文のようなものを唱えている人物が二人いた
「~~~~!」
リアは呪文のようなものを唱え終わると同時に目を開き両手をそのクリスタルに向けると衝撃波のようなものがクリスタルに当り、少しだけヒビが入った
更に力を加えていくとそのヒビは増えていき、クリスタルの力は弱まりだした
それを見てリアはちらりと横を見ると返事が返ってきてリアは突風の向こうにいるロアとクレスに声を掛けた
「二人とも、こっちの方は終わったわ」
「こっちも何とか終わりそうだよ」
クリスタルの力を抑える呪文を唱えたからなのか確かに魔物の気配と声も此処に来た時に比べるとかなり減っていた
「今からこの風を弱めるから、風が消えたら同時にクリスタルを壊して!」
「解った!」
お互いに状況を確認し合い合図を送ると風が収まりだした
「クレス!」
「ああ、ロア、行くよ!」
「うん!」
風の力が収まり左右に分かれていたクレスとロアが互いの位置を確認し合い、同時に地を蹴った
「「はああっっ、襲爪雷斬!!!!」」
同時にクリスタルに剣を向けるとクリスタルに二つの雷撃が落ち、二人が地に足を着くと同時にクリスタルは壊れ粉々になって当りに散らばった
「・・・・やっ、た・・・?」
ロアはゆっくりと顔を上げ少し驚いたような表情をしてぽつりと呟いた
「・・・ああ」
クレスの返事を聞くとロアは嬉しそうな顔をしてクレスの側に行った
「やった、やったよ、クレス!」
「ああ、見事だったよ、ロア」
「凄い、二人とも・・・いつの間にあんな連携を」
「それにロアもいつの間に覚えたの?」
先程の見事な連携はやった本人達も驚き、更にそれを間近で見ていたリアとアスラも驚いていた
「ほら、僕ずっとクレスと一緒に剣の稽古してたでしょ。その時にさっきの技を教えて貰ったんだ」
「ロアは筋が良いし飲み込みも早いからね。でも、本当に成功して良かったよ」
クレスの言葉を聞きリアとアスラは小さく笑った
「成る程ね。クラースがロアとクレスを選んだ理由が良く解ったよ」
リアとアスラも二人が一緒に剣の稽古をしている事は知っていたし、ロアからも聞いていたのもあったが、まさかあんな大技を繰り出すとは思っていなかったから驚いてしまったが、この事を含めてなのかクラースがこの二人を同行者に選んだのが良く解った
リアは当りに散らばったクリスタルの欠片を見てポケットから袋を取り出し、欠片の一部を集め出した
「? それ、どうするの?」
「集めて回収するのよ」
「いくら力がなくなったとはいえ、このままにしてたらまた悪用されるかもしれないからね」
「そうだね。これを設置した何者かがまた使うかもしれないからね」
「そっか・・・」
アスラも欠片を集めながら説明をするとロアもクレスも同じように欠片を集め始めた
「でも、誰が此処に置いていったんだろう・・・」
「それは解らないわ」
「他の所でもこう言ったものがあったって言っていたよね?」
「うん。でも誰が何の為にって言うのは未だに解ってないんだ」
「実物を見たのは私もこれで二つ目だから・・・」
こう言った事は確かに他の地域でも見られているがリアが直接的に関わったのはこれが二つ目だった
いくつか報告が上がってはいるが未だにこれが誰の仕業で何が目的なのかと言う事ははっきりとしていない
「・・だいぶ集まったんじゃないかな?」
「そうね。これくらいあれば十分かな」
「全部拾わなくて良いの?」
「細かいものは良いよ。そこまでしてたら多分夜が明けちゃうよ」
アスラの言葉を聞き皆小さく笑うとリアは袋を厳重に閉じた
「でもそれはどうするんだい?」
「これについて研究してる知り合いがいるから今度立ち寄った時に渡すのよ」
「それじゃ、村に戻ろうか」
「そうだね。みんな僕達の事待ってるよね」
「ああ。早く報告して安心させてあげよう」
クレスの言葉に頷き皆踵を返して歩き出した
06.旅立ちの予兆
「じゃあ、いってきまーす!」
「ああ、気を付けるんだよ」
魔物の襲撃と凶暴化させているものの破壊が終わって数日、アリート村はいつものような賑やかで穏やかな生活に戻っていた
「リッド、向こうに着いたら獲物でも取りに行こうぜ」
「お、良いな。じゃあ」
「もう、二人とも、ちゃんと村の修理も手伝ってよ」
「ちょっとくらいならいいだろ」
「みんな、今日も張り切ってますね」
「事が片付いて安心してるんですよ」
リア達は窓から荷物を抱えて外を歩いているロア達に目をやった
ロア達はこれから隣の村の修復作業に向う所だった
数日前の事件が終わり、アリート村のみんなも平穏な生活を取り戻しやっと隣の村の修復作業に行けるようになり、必要な物を抱えて向かっていた
「だが、これで全て終わったと言う訳ではないだろう」
「そうだね・・・」
クラースとアスラの言う通り、この村での異変は収まったが、誰が何の為にと言う事は何一つ解っていない
「けど、あのクリスタルは破壊してリアが厳重に持ってるし大丈夫だよ」
「あの場所はもう使えないように術も施して来ましたし」
「何かいるとしてもあそこに住み着いてる動物や魔物くらいだよ」
クラースとナナリーとアニーの言いたい事を読んだのかリアとアスラはそう言って安心させるように微笑んだ
「それなら大丈夫ですね」
「ああ。なら、こちらも報告書を出しても良いようだな」
言うとクラースはファイルを取り出し手紙のようなものにペンを走らせ始めた
「本部に報告かい?」
「ああ。だが・・・」
「? 何か問題でもあるんですか?」
言葉を切ったクラースを見てアニーが声を掛けるとクラースは少しだけ表情を重たくした
「前に届いた手紙にもしこの事件が終わったら報告書と共に一名報告に来て欲しいと書いてあったんだ」
「現状報告も兼ねてって事じゃないの?」
「そうだな・・・」
「手紙を届けるだけなら私が行ったんですけどね・・・」
「本部にですか?」
「ええ。ちょっとそっちの方に用事が出来て」
「え・・、リア、何処か行っちゃうの?」
リアが苦笑して言っていると、この場にいた誰とも違う声が聞こえリア達は一斉にそこを見ると少し驚いた顔したロアが立っていた
「ロア、あんたみんなと隣の村に行ったんじゃ・・・」
「うん。けど、忘れ物があるって言ってたから僕が取りに来たんだ」
「で、タイミング良く居合わせちゃったって訳か」
アスラの言葉にロアは小さく頷きリアを見るとリアは微笑していた
リアは元々この村の出身ではないのだからいつかはアリート村を出る日が来ると解っていたが、あまりにも突然過ぎて驚いてしまった
「リア」
「あ、はい」
「出発は何時の予定だ?」
「え? えっと、明後日の予定です」
「なら、この手紙と共にロアを連れて本部に向かってくれ」
「「「「え?」」」」
急に名前を呼ばれクラースの方を向くとそう問われ答えると、予想外の言葉が返ってきて皆驚いてクラースを見た
「あの事件の時にリアとアスラ共にいたのはクレスとロアだ。報告書の内容はお前達があの場で目にした事だ」
「つまり報告書の内容を伝えるには、その場を見たロアさんかクレスさんが適任と言う事ですか・・?」
「ああ。それに、本部や向かっている途中にロアの事を知っている人がいるかもしれないからな」
そう言われロアが記憶喪失だったと言う事を思い出す
もうこの村やギルドにすっかり馴染んでいたから忘れがちになっていたが、ロアはこの村の近くで倒れていたのだった
本人に記憶はないにしても、誰か知っている人物がいたり、知っている風景や街があるかもしれない
それを思い出しリア達は少し言葉に詰まっているとロアはきょとんとして首を傾げた
「えっと、・・僕、リアと一緒に行っていいの・・・?」
「ああ」
「ありがとう、クラースさん!」
クラースの返事を聞くとロアは嬉しそうな顔をしてクラースにお礼を言い、そんな嬉しそうな顔をしているロアを見てリア達も自然と微笑み返していた
「ほら、早く忘れ物を取ってクレス達の所に行ってこい」
「あんまり遅いと逆に心配させちゃうよ」
「あ、そうだった!」
言うとロアはパタパタと二階へと駆け上がって行った
「ロア、よっぽど嬉しかったんだね」
「なんだかんだでリアに一番懐いてるからね」
「ふふ、そうですね」
そう話していると階段を駆け下りて来る音が聞こえ見るとロアが荷物を抱えて降りてきた
「じゃあ、行って来ます!」
「ええ、いってらっしゃい」
元気良く言うとリアは笑顔でそう言いロアもにっこりと笑って外へと向かって行った
続く
あとがき
はい、無事に事件も解決し、ロア君が旅立つ?って所までやってきました!
結局あのクリスタルについては解らず終いですが、こちらは後に解っていきますw
クレスとロア君の連携の所ですが、こちらは何にするか色々と考えたんですが、あの技は個人的にも好きだし、もし教えて貰うなら今後も使えそうなものが良いよなと思って襲爪雷斬にしました
後は最初の方でも気になる事がありましたが、こちらも後にww
そして最後は旅立ち?っぽい感じになりました
なんかこれ書いててロア君が人懐っこい子犬っぽい子になったなwとww
けど一番最初に自分を見つけてくれたリアちゃんにはやっぱり懐くのも当然と言えば当然ですよね
それを解っていたからクラースもロアを選んだって言うのもあるのかもねw
リアちゃんとのやりとりはほんわか&ほのぼのって言うのが一番似合うねw
さ、次回はいよいよアリート村から旅立って本部の聖都サイファートへと向かい始めます!
他のキャラ達ともこれからじゃんじゃん出会っていきますのでお楽しみに!
2012.06.19
「そこっ!!」
突風が吹く中、二つの青年と少年の声と魔物の声が聞こえる
それは絶える事なくこの洞窟に響き渡る
そしてその突風の中心には台座がありその台座の上には少し大きめのクリスタルが光を放ちながら浮いていて、そのクリスタルの前には目を瞑って意識を集中させ何か呪文のようなものを唱えている人物が二人いた
「~~~~!」
リアは呪文のようなものを唱え終わると同時に目を開き両手をそのクリスタルに向けると衝撃波のようなものがクリスタルに当り、少しだけヒビが入った
更に力を加えていくとそのヒビは増えていき、クリスタルの力は弱まりだした
それを見てリアはちらりと横を見ると返事が返ってきてリアは突風の向こうにいるロアとクレスに声を掛けた
「二人とも、こっちの方は終わったわ」
「こっちも何とか終わりそうだよ」
クリスタルの力を抑える呪文を唱えたからなのか確かに魔物の気配と声も此処に来た時に比べるとかなり減っていた
「今からこの風を弱めるから、風が消えたら同時にクリスタルを壊して!」
「解った!」
お互いに状況を確認し合い合図を送ると風が収まりだした
「クレス!」
「ああ、ロア、行くよ!」
「うん!」
風の力が収まり左右に分かれていたクレスとロアが互いの位置を確認し合い、同時に地を蹴った
「「はああっっ、襲爪雷斬!!!!」」
同時にクリスタルに剣を向けるとクリスタルに二つの雷撃が落ち、二人が地に足を着くと同時にクリスタルは壊れ粉々になって当りに散らばった
「・・・・やっ、た・・・?」
ロアはゆっくりと顔を上げ少し驚いたような表情をしてぽつりと呟いた
「・・・ああ」
クレスの返事を聞くとロアは嬉しそうな顔をしてクレスの側に行った
「やった、やったよ、クレス!」
「ああ、見事だったよ、ロア」
「凄い、二人とも・・・いつの間にあんな連携を」
「それにロアもいつの間に覚えたの?」
先程の見事な連携はやった本人達も驚き、更にそれを間近で見ていたリアとアスラも驚いていた
「ほら、僕ずっとクレスと一緒に剣の稽古してたでしょ。その時にさっきの技を教えて貰ったんだ」
「ロアは筋が良いし飲み込みも早いからね。でも、本当に成功して良かったよ」
クレスの言葉を聞きリアとアスラは小さく笑った
「成る程ね。クラースがロアとクレスを選んだ理由が良く解ったよ」
リアとアスラも二人が一緒に剣の稽古をしている事は知っていたし、ロアからも聞いていたのもあったが、まさかあんな大技を繰り出すとは思っていなかったから驚いてしまったが、この事を含めてなのかクラースがこの二人を同行者に選んだのが良く解った
リアは当りに散らばったクリスタルの欠片を見てポケットから袋を取り出し、欠片の一部を集め出した
「? それ、どうするの?」
「集めて回収するのよ」
「いくら力がなくなったとはいえ、このままにしてたらまた悪用されるかもしれないからね」
「そうだね。これを設置した何者かがまた使うかもしれないからね」
「そっか・・・」
アスラも欠片を集めながら説明をするとロアもクレスも同じように欠片を集め始めた
「でも、誰が此処に置いていったんだろう・・・」
「それは解らないわ」
「他の所でもこう言ったものがあったって言っていたよね?」
「うん。でも誰が何の為にって言うのは未だに解ってないんだ」
「実物を見たのは私もこれで二つ目だから・・・」
こう言った事は確かに他の地域でも見られているがリアが直接的に関わったのはこれが二つ目だった
いくつか報告が上がってはいるが未だにこれが誰の仕業で何が目的なのかと言う事ははっきりとしていない
「・・だいぶ集まったんじゃないかな?」
「そうね。これくらいあれば十分かな」
「全部拾わなくて良いの?」
「細かいものは良いよ。そこまでしてたら多分夜が明けちゃうよ」
アスラの言葉を聞き皆小さく笑うとリアは袋を厳重に閉じた
「でもそれはどうするんだい?」
「これについて研究してる知り合いがいるから今度立ち寄った時に渡すのよ」
「それじゃ、村に戻ろうか」
「そうだね。みんな僕達の事待ってるよね」
「ああ。早く報告して安心させてあげよう」
クレスの言葉に頷き皆踵を返して歩き出した
06.旅立ちの予兆
「じゃあ、いってきまーす!」
「ああ、気を付けるんだよ」
魔物の襲撃と凶暴化させているものの破壊が終わって数日、アリート村はいつものような賑やかで穏やかな生活に戻っていた
「リッド、向こうに着いたら獲物でも取りに行こうぜ」
「お、良いな。じゃあ」
「もう、二人とも、ちゃんと村の修理も手伝ってよ」
「ちょっとくらいならいいだろ」
「みんな、今日も張り切ってますね」
「事が片付いて安心してるんですよ」
リア達は窓から荷物を抱えて外を歩いているロア達に目をやった
ロア達はこれから隣の村の修復作業に向う所だった
数日前の事件が終わり、アリート村のみんなも平穏な生活を取り戻しやっと隣の村の修復作業に行けるようになり、必要な物を抱えて向かっていた
「だが、これで全て終わったと言う訳ではないだろう」
「そうだね・・・」
クラースとアスラの言う通り、この村での異変は収まったが、誰が何の為にと言う事は何一つ解っていない
「けど、あのクリスタルは破壊してリアが厳重に持ってるし大丈夫だよ」
「あの場所はもう使えないように術も施して来ましたし」
「何かいるとしてもあそこに住み着いてる動物や魔物くらいだよ」
クラースとナナリーとアニーの言いたい事を読んだのかリアとアスラはそう言って安心させるように微笑んだ
「それなら大丈夫ですね」
「ああ。なら、こちらも報告書を出しても良いようだな」
言うとクラースはファイルを取り出し手紙のようなものにペンを走らせ始めた
「本部に報告かい?」
「ああ。だが・・・」
「? 何か問題でもあるんですか?」
言葉を切ったクラースを見てアニーが声を掛けるとクラースは少しだけ表情を重たくした
「前に届いた手紙にもしこの事件が終わったら報告書と共に一名報告に来て欲しいと書いてあったんだ」
「現状報告も兼ねてって事じゃないの?」
「そうだな・・・」
「手紙を届けるだけなら私が行ったんですけどね・・・」
「本部にですか?」
「ええ。ちょっとそっちの方に用事が出来て」
「え・・、リア、何処か行っちゃうの?」
リアが苦笑して言っていると、この場にいた誰とも違う声が聞こえリア達は一斉にそこを見ると少し驚いた顔したロアが立っていた
「ロア、あんたみんなと隣の村に行ったんじゃ・・・」
「うん。けど、忘れ物があるって言ってたから僕が取りに来たんだ」
「で、タイミング良く居合わせちゃったって訳か」
アスラの言葉にロアは小さく頷きリアを見るとリアは微笑していた
リアは元々この村の出身ではないのだからいつかはアリート村を出る日が来ると解っていたが、あまりにも突然過ぎて驚いてしまった
「リア」
「あ、はい」
「出発は何時の予定だ?」
「え? えっと、明後日の予定です」
「なら、この手紙と共にロアを連れて本部に向かってくれ」
「「「「え?」」」」
急に名前を呼ばれクラースの方を向くとそう問われ答えると、予想外の言葉が返ってきて皆驚いてクラースを見た
「あの事件の時にリアとアスラ共にいたのはクレスとロアだ。報告書の内容はお前達があの場で目にした事だ」
「つまり報告書の内容を伝えるには、その場を見たロアさんかクレスさんが適任と言う事ですか・・?」
「ああ。それに、本部や向かっている途中にロアの事を知っている人がいるかもしれないからな」
そう言われロアが記憶喪失だったと言う事を思い出す
もうこの村やギルドにすっかり馴染んでいたから忘れがちになっていたが、ロアはこの村の近くで倒れていたのだった
本人に記憶はないにしても、誰か知っている人物がいたり、知っている風景や街があるかもしれない
それを思い出しリア達は少し言葉に詰まっているとロアはきょとんとして首を傾げた
「えっと、・・僕、リアと一緒に行っていいの・・・?」
「ああ」
「ありがとう、クラースさん!」
クラースの返事を聞くとロアは嬉しそうな顔をしてクラースにお礼を言い、そんな嬉しそうな顔をしているロアを見てリア達も自然と微笑み返していた
「ほら、早く忘れ物を取ってクレス達の所に行ってこい」
「あんまり遅いと逆に心配させちゃうよ」
「あ、そうだった!」
言うとロアはパタパタと二階へと駆け上がって行った
「ロア、よっぽど嬉しかったんだね」
「なんだかんだでリアに一番懐いてるからね」
「ふふ、そうですね」
そう話していると階段を駆け下りて来る音が聞こえ見るとロアが荷物を抱えて降りてきた
「じゃあ、行って来ます!」
「ええ、いってらっしゃい」
元気良く言うとリアは笑顔でそう言いロアもにっこりと笑って外へと向かって行った
続く
あとがき
はい、無事に事件も解決し、ロア君が旅立つ?って所までやってきました!
結局あのクリスタルについては解らず終いですが、こちらは後に解っていきますw
クレスとロア君の連携の所ですが、こちらは何にするか色々と考えたんですが、あの技は個人的にも好きだし、もし教えて貰うなら今後も使えそうなものが良いよなと思って襲爪雷斬にしました
後は最初の方でも気になる事がありましたが、こちらも後にww
そして最後は旅立ち?っぽい感じになりました
なんかこれ書いててロア君が人懐っこい子犬っぽい子になったなwとww
けど一番最初に自分を見つけてくれたリアちゃんにはやっぱり懐くのも当然と言えば当然ですよね
それを解っていたからクラースもロアを選んだって言うのもあるのかもねw
リアちゃんとのやりとりはほんわか&ほのぼのって言うのが一番似合うねw
さ、次回はいよいよアリート村から旅立って本部の聖都サイファートへと向かい始めます!
他のキャラ達ともこれからじゃんじゃん出会っていきますのでお楽しみに!
2012.06.19