TALES OF THE WORLD ~Dear Cruise~
夢主、ディセンダー名変更
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この世界“アム・ザースト”は、世界樹から生み出される生命エネルギー「マナ」によって栄え、繁栄を遂げた
ある国ではマナを活かし生活に役立つ物を創り出し、ある国ではマナをもっと活かす為の研究を行っている
世界樹の恩恵を受けた平和な世界、誰もが平穏に暮らしていた
しかし、その世界の安定が崩れマナの枯渇が生じた時、世界樹から“光をまとうもの「ディセンダー」”と言う救い手が生まれるという
――― 世界の救い手、ディセンダー
それが、貴方自身なのです。―――
00.プロローグ
暗闇の中、ポウッと小さな光が生まれる
「・・・・」
その光をじっと見つめる一人の女性がいた
「かの者が、時期の・・・なのですね」
女性の後ろに控えている数人の一人がその光を見てぽつりと呟いた
「ええ。しかし、このままでは・・・・でしょう」
「・・・・様」
女性の少し悲しそうな目を見て後ろに控えている一人がぽつりと女性の名前を呼ぶと女性はその人物達に向き合った
「時は満ちつつあります。私やこの子だけではどうにもなりません」
「我々の力も必要、と言う事でしょうか?」
「けど、それでも足りない気がするけど」
「・・・・の言う通りです。私達だけでは・・」
「だから“彼”に外に行って・・・・・・を見つけて、協力して貰う、と言う事ですね」
言うと先程の光へと目を向ける
先程生まれた光は徐々に大きくなっていき、この暗闇の中でも温かさを感じる光だった
「・・・・・が外に出て・・・を見つけ協力を求めても“彼等”の手に落ちてしまう可能性もあります。そうならない為にも、一刻も早く・・・、っ!」
「!?」
途端女性の身体がぐらりと揺れ倒れそうになったが、直ぐに近くにいた人物が支える
「・・・無理はいけません」
「後は私達がやりますから、・・・様は少し休んでいて下さい」
「貴方には彼を外に送る時に・・・」
「・・・そう、ですね。では、少しの間お願いしますね」
「「承知」」「「「はい」」」
女性は傍に控えている人物達の言葉を聞き少しだけ申し訳ない顔をしてそう告げ隣にいる人物に支えて貰いながらその場を離れて行った
*
「んで、また仕事で旅に出るってか」
「うん」
「お前も大変だな」
場所は変わって此処は帝都ウィニアスの小さなカフェ
そこに黒髪と水色の長髪の20代の男女、ユーリとリアがいた
「別に大変って思ってないよ? 旅するの楽しいし、色んな人達とも出会えるし」
「けど、いつも遠出が多いような気もするけど」
リアの言葉に苦笑交じりの答えが返ってきて顔を上げると金髪でリアとユーリと同じ年くらいの青年がいた
「あ、フレン」
「二人とも、待たせてしまったかな?」
「ああ、待ったぜ」
「もう、ユーリ。全然待ってないでしょ。私達もさっき着た所だし」
リアの返事を聞きながらフレンは空いた席に座り注文を頼みユーリとリアを見た
「相変わらずだね、ユーリもリアも」
「お前もな。リアの用事の時だけちゃっかり来てるしな。騎士団は忙しいんじゃねえのか?」
「今はそんなに忙しい時期じゃないからな。それにせっかくの幼馴染みとの貴重な時間を潰すのは勿体ないって部下達が言ってくれてね」
「良い部下を持ったもんだな」
ユーリの言葉にリアもフレンも微笑んだ
この三人はこの帝都ウィニアスの下町の生まれで幼馴染みだ
ユーリはギルドに所属しており、フレンは騎士団に所属していて自分の隊を持っており隊長を務めている
リアは家族柄情報屋をやっているのでリア自身も子供の頃から一緒にやっていたので今も情報屋をやっていた
「それで、今度は何処に行くんだ?」
暫く話し込んでいたが、ユーリが本題を思い出しリアにそう聞くとフレンもリアの方へ視線を向ける
「アリート村の方にね」
「随分と西の方だね」
「ホントに遠出だな」
この帝都ウィニアスがあるのは中央部に近い所なので、アリート村に行くまでにはかなりの時間が掛かるのだった
「アリート村っていや、かなり田舎だよな」
「けど緑が多くて良い所だよ。ギルドの人達も良い人が多いし」
「でも道中は気を付けるんだよ」
「うん、ありがとう。あ、ねえまだ時間ある?」
「オレは平気だぞ」
「僕も大丈夫だよ」
「じゃあちょっと買い物に付き合って貰ってもいい?」
「僕は構わないよ」
「そうだな。丁度オレも買い出しあったしな」
「うん。じゃあ行こう」
二人の返事を聞きリアは嬉しそうに微笑み、ユーリとフレンもリアのその笑みを見て微笑んでいた
*
「この事は、あの者も察知しているのだろうか」
場所は戻り、またあの暗闇の中、強い光を放つものを見つめながら数人が話しをしている声が聞こえた
「おそらく。あの方が気付いていない事はないだろう」
「だとするとあ奴も気付いているだろう」
「それと、あっちも、でしょ」
「彼等の協力なくては、対抗は出来ない・・か」
その途端、強い光を放っていたものが更に強い光を放ち始めた
「・・・時は来たか」
その言葉と共に支えられた女性が頑なに頷き、すっと手を伸ばしその光に触れる
「さあ、これから貴方の時が動き出します。・・・どうか・・・・・・」
言うと女性はその光ごと宙に手を伸ばし、その光は徐々に宙に昇って行き彼女達から見えなくなった
「では、我々も」
「ええ、よろしくお願いしますね」
女性の言葉を聞くと側に控えていた者達は深く頷いて姿を消した
「・・・彼等に会うのも時間が掛かるでしょう。貴方達も、彼のサポートをお願いしますね」
「はい」「はいですの」「「承知致しました」」「解ったよ」
*
「よしっと。これで全部かな?」
場所は変わり此処はウィニアスの露店街、リア達はあれから買い物を楽しみ買い漏らしがないか確認していた
「ユーリ、フレン、お待たせ」
会計を済ませリアは少し離れた所にいるユーリとフレンの元へ駆け寄った
「リア、荷物持つよ」
「重たいもんこっちに貸せ」
「ありがとう」
そんなに重たいものはないんだけどな、と思いながらリアは荷物を二人に渡しながら心の中で苦笑した
「じゃあそろそろ帰ろう・・・、?」
荷物を渡し終え自分が持っている軽い物を抱え直して歩き出そうとしていると、一瞬空で何かが光った感じがした
「どうした?」
急に立ち止まったリアを見てユーリが声を掛けるとリアはまだじっと空を見つめていた
「リア?」
「え、あ、ごめん。今行く」
呼ばれてやっと地上に目を戻し、言って二人の元へ駆けて行きもう一度ちらりと確認をしたがもうその光は消えていた
「何か遭ったのかい」
「ううん、気のせいだったみたい。それより二人共うちで夕飯食べて行くでしょ」
「そうだな。暫くリアの飯食えなくなるしな」
「そうだね。それにアスラに会うのも久しぶりだしね」
「うん。きっとラピードと一緒に待ってると思うし」
そう話しながらリア達は下町の方へと向かって歩き出した
貴方方が出逢うのは、もう少し、
そして、新たな仲間と出会うのも ―――
続く
あとがき
始まりました、テイルズ オブ ザ ワールド ~Dear Cruise~ -To the world beautiful-(タイトルながっw)
とりあえず最初はまあ重要な方々の会話でスタート
なんとなーく誰が話してるか解っちゃうかもですがww
あの人達はかなり重要キャラなのでプロローグで登場して貰いました
そしてもう一人の主人公であるリアちゃんも此処でユーリとフレンと絡ませてみました
まあこれから旅に出るし街離れるからこの二人との絡みって多分随分と先になっちゃうと思うしι
さて、次回からは本編に入ります!
完全オリジナルで書くので挫折しないように頑張って書いていきます!!
それでは、今後ともTOW-DCをよろしくお願いします!
2012.02.06
ある国ではマナを活かし生活に役立つ物を創り出し、ある国ではマナをもっと活かす為の研究を行っている
世界樹の恩恵を受けた平和な世界、誰もが平穏に暮らしていた
しかし、その世界の安定が崩れマナの枯渇が生じた時、世界樹から“光をまとうもの「ディセンダー」”と言う救い手が生まれるという
――― 世界の救い手、ディセンダー
それが、貴方自身なのです。―――
00.プロローグ
暗闇の中、ポウッと小さな光が生まれる
「・・・・」
その光をじっと見つめる一人の女性がいた
「かの者が、時期の・・・なのですね」
女性の後ろに控えている数人の一人がその光を見てぽつりと呟いた
「ええ。しかし、このままでは・・・・でしょう」
「・・・・様」
女性の少し悲しそうな目を見て後ろに控えている一人がぽつりと女性の名前を呼ぶと女性はその人物達に向き合った
「時は満ちつつあります。私やこの子だけではどうにもなりません」
「我々の力も必要、と言う事でしょうか?」
「けど、それでも足りない気がするけど」
「・・・・の言う通りです。私達だけでは・・」
「だから“彼”に外に行って・・・・・・を見つけて、協力して貰う、と言う事ですね」
言うと先程の光へと目を向ける
先程生まれた光は徐々に大きくなっていき、この暗闇の中でも温かさを感じる光だった
「・・・・・が外に出て・・・を見つけ協力を求めても“彼等”の手に落ちてしまう可能性もあります。そうならない為にも、一刻も早く・・・、っ!」
「!?」
途端女性の身体がぐらりと揺れ倒れそうになったが、直ぐに近くにいた人物が支える
「・・・無理はいけません」
「後は私達がやりますから、・・・様は少し休んでいて下さい」
「貴方には彼を外に送る時に・・・」
「・・・そう、ですね。では、少しの間お願いしますね」
「「承知」」「「「はい」」」
女性は傍に控えている人物達の言葉を聞き少しだけ申し訳ない顔をしてそう告げ隣にいる人物に支えて貰いながらその場を離れて行った
*
「んで、また仕事で旅に出るってか」
「うん」
「お前も大変だな」
場所は変わって此処は帝都ウィニアスの小さなカフェ
そこに黒髪と水色の長髪の20代の男女、ユーリとリアがいた
「別に大変って思ってないよ? 旅するの楽しいし、色んな人達とも出会えるし」
「けど、いつも遠出が多いような気もするけど」
リアの言葉に苦笑交じりの答えが返ってきて顔を上げると金髪でリアとユーリと同じ年くらいの青年がいた
「あ、フレン」
「二人とも、待たせてしまったかな?」
「ああ、待ったぜ」
「もう、ユーリ。全然待ってないでしょ。私達もさっき着た所だし」
リアの返事を聞きながらフレンは空いた席に座り注文を頼みユーリとリアを見た
「相変わらずだね、ユーリもリアも」
「お前もな。リアの用事の時だけちゃっかり来てるしな。騎士団は忙しいんじゃねえのか?」
「今はそんなに忙しい時期じゃないからな。それにせっかくの幼馴染みとの貴重な時間を潰すのは勿体ないって部下達が言ってくれてね」
「良い部下を持ったもんだな」
ユーリの言葉にリアもフレンも微笑んだ
この三人はこの帝都ウィニアスの下町の生まれで幼馴染みだ
ユーリはギルドに所属しており、フレンは騎士団に所属していて自分の隊を持っており隊長を務めている
リアは家族柄情報屋をやっているのでリア自身も子供の頃から一緒にやっていたので今も情報屋をやっていた
「それで、今度は何処に行くんだ?」
暫く話し込んでいたが、ユーリが本題を思い出しリアにそう聞くとフレンもリアの方へ視線を向ける
「アリート村の方にね」
「随分と西の方だね」
「ホントに遠出だな」
この帝都ウィニアスがあるのは中央部に近い所なので、アリート村に行くまでにはかなりの時間が掛かるのだった
「アリート村っていや、かなり田舎だよな」
「けど緑が多くて良い所だよ。ギルドの人達も良い人が多いし」
「でも道中は気を付けるんだよ」
「うん、ありがとう。あ、ねえまだ時間ある?」
「オレは平気だぞ」
「僕も大丈夫だよ」
「じゃあちょっと買い物に付き合って貰ってもいい?」
「僕は構わないよ」
「そうだな。丁度オレも買い出しあったしな」
「うん。じゃあ行こう」
二人の返事を聞きリアは嬉しそうに微笑み、ユーリとフレンもリアのその笑みを見て微笑んでいた
*
「この事は、あの者も察知しているのだろうか」
場所は戻り、またあの暗闇の中、強い光を放つものを見つめながら数人が話しをしている声が聞こえた
「おそらく。あの方が気付いていない事はないだろう」
「だとするとあ奴も気付いているだろう」
「それと、あっちも、でしょ」
「彼等の協力なくては、対抗は出来ない・・か」
その途端、強い光を放っていたものが更に強い光を放ち始めた
「・・・時は来たか」
その言葉と共に支えられた女性が頑なに頷き、すっと手を伸ばしその光に触れる
「さあ、これから貴方の時が動き出します。・・・どうか・・・・・・」
言うと女性はその光ごと宙に手を伸ばし、その光は徐々に宙に昇って行き彼女達から見えなくなった
「では、我々も」
「ええ、よろしくお願いしますね」
女性の言葉を聞くと側に控えていた者達は深く頷いて姿を消した
「・・・彼等に会うのも時間が掛かるでしょう。貴方達も、彼のサポートをお願いしますね」
「はい」「はいですの」「「承知致しました」」「解ったよ」
*
「よしっと。これで全部かな?」
場所は変わり此処はウィニアスの露店街、リア達はあれから買い物を楽しみ買い漏らしがないか確認していた
「ユーリ、フレン、お待たせ」
会計を済ませリアは少し離れた所にいるユーリとフレンの元へ駆け寄った
「リア、荷物持つよ」
「重たいもんこっちに貸せ」
「ありがとう」
そんなに重たいものはないんだけどな、と思いながらリアは荷物を二人に渡しながら心の中で苦笑した
「じゃあそろそろ帰ろう・・・、?」
荷物を渡し終え自分が持っている軽い物を抱え直して歩き出そうとしていると、一瞬空で何かが光った感じがした
「どうした?」
急に立ち止まったリアを見てユーリが声を掛けるとリアはまだじっと空を見つめていた
「リア?」
「え、あ、ごめん。今行く」
呼ばれてやっと地上に目を戻し、言って二人の元へ駆けて行きもう一度ちらりと確認をしたがもうその光は消えていた
「何か遭ったのかい」
「ううん、気のせいだったみたい。それより二人共うちで夕飯食べて行くでしょ」
「そうだな。暫くリアの飯食えなくなるしな」
「そうだね。それにアスラに会うのも久しぶりだしね」
「うん。きっとラピードと一緒に待ってると思うし」
そう話しながらリア達は下町の方へと向かって歩き出した
貴方方が出逢うのは、もう少し、
そして、新たな仲間と出会うのも ―――
続く
あとがき
始まりました、テイルズ オブ ザ ワールド ~Dear Cruise~ -To the world beautiful-(タイトルながっw)
とりあえず最初はまあ重要な方々の会話でスタート
なんとなーく誰が話してるか解っちゃうかもですがww
あの人達はかなり重要キャラなのでプロローグで登場して貰いました
そしてもう一人の主人公であるリアちゃんも此処でユーリとフレンと絡ませてみました
まあこれから旅に出るし街離れるからこの二人との絡みって多分随分と先になっちゃうと思うしι
さて、次回からは本編に入ります!
完全オリジナルで書くので挫折しないように頑張って書いていきます!!
それでは、今後ともTOW-DCをよろしくお願いします!
2012.02.06