TALES OF THE WORLD ~Dear Cruise~
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「着いたぜ、此処が俺達の村だ」
あれから暫くしてロイド達の住む村、レスナ村に着いた
「アリート村に似てる感じだけどこっちの方が少し賑やかだね」
「港町が近いから立ち寄る人も多いんだ」
「へえ」
アリート村と同じく緑豊かな村だがあちらと比べると少し賑やかさがあった
それは先程も言った通り、この村から更に先に行った所にある港町から訪れる人や物資などの行き来もあるからだった
「因みに、アリート村での物資も此処に運ばれてから港町や他の街にも運ばれてるんだよ」
「そうなんだ」
アスラの話しを聞き、周りの景色を見ながらこの村のギルドへと向かって行った
08.レスナ村のアドリビトム
市場から少し離れた所に出ると少し広い所に出た
そしてその少し先に、アリート村で見た建物と似たような作りをした建物に向かって行く
ノーマはそのまま機嫌良さそうに階段を登り、
「たっだいま~! ユージん、チェルチェル~!」
バンッと勢い良く扉を開け中に入り、その後にロイドとカイウスもはあ・・と小さな溜息を吐いて中に入った
「・・・ノーマ、その呼び方はやめろと何度言ったら解るんだ」
「ノーマさん、勝手にいなくならないで下さいっていつも言ってるじゃないですかー!」
中に入ると黒豹のようなガジュマの男性と、そしてピンクの髪をした女の子がいた
一人は呆れたように小さく息を吐き、一人は怒ったような口調でノーマに文句を言っていた
「あはは~ごめんってばチェルチェル~」
そんな二人のやり取りを見てロイドとカイウスはまたはあ・・・と溜息を吐いていた
「・・・えと、いつもこんな感じなの?」
「ああ・・まあ、な」
「なんか五月蠅くてごめんな?」
二人の言葉にリアとアスラは微笑していると足音が近付いて来た
「ご苦労だったな、二人とも」
「大丈夫でしたけど、・・・ノーマがいつも通りだったみたいで・・・」
「ロア達が巻き込まれちまったんだよな・・・」
二人の報告を聞くとガジュマの男性は少しだけ渋った顔をしたが直ぐにロイドとカイウスの後ろにいるロアとリアに目を向けた
「こんにちは、ユージーンさん」
「・・・うちの者が迷惑を掛けてすまなかったな」
「いや、良いけどさ。こう言う事には若干慣れてるしね」
アスラの言葉を聞くとリアは何か思い当たる節があるようで苦笑していた
「あの、・・もしかしてお知り合いの方ですか?」
リアとアスラとの口振りを聞き、ピンクの髪をした女の子がそう訪ね、ロイド達も気になり全員に視線が集まる
「ああ。このギルドを立ち上げる前から知っている情報屋だ」
「そうだったんだ」
「それにしても、随分と若い子ばっかりだね」
「皆腕は確かだからな。それにあの子とも歳が近いしな」
「成る程ね・・・って、ちゃんと自己紹介した方が良いみたいだね」
周りの視線が気になったのか、アスラはリアとユージーンと呼ばれたガジュマの男性に声を掛け改めて自己紹介する事になった
「私はリア・ルーティア。この子は私の相棒のアスラ。そしてこっちはロア。アリート村のギルドの人よ」
「「よろしく」」
「アリート村のギルドかぁ! 確か向こうにも強い奴が多いって聞いた事あるぜ!」
「うん、みんな強いよ! 僕も沢山技教えて貰ったんだ!」
「へえ、一度手合わせしてみたいよな」
ロイドもカイウスもロアの話しを聞き嬉しそうにしている中、ピンクの髪の女の子が丁寧に自己紹介した
「私はチェルシー・トーンと言います。ユージーンさんとは私のおじいちゃんと知り合いで、その縁でこのギルドに参加させてもらっています。よろしくお願いします」
「うん、よろしくチェルシー」
「後もう一人このギルドにいるんだけど、今出掛けてるんだ」
「そ。ちょ~っと遠出してるから戻ってくるまで時間掛かっちゃうんだよね」
「ああ。だがこれからまだ他の所に向かうのであれば会うかもしれないな」
「色々と目立つもんね~」
「それ、ノーマが言うか?」
「うっわ、ウスっちひっどーい!」
「それでお前達はどうして此処に? ただ巻き込まれたから来た、と言う訳ではないのだろう」
ギャーギャー騒ぐメンバー達は気にした様子もなく、ユージーンは話しを進めていく
「はい。実は最近各地で魔物が強暴化していまして・・・」
「そのお話なら、先日本部から届いた手紙に書いてありました」
どうやらこのギルドにもギルド本部から手紙が届いていたようで、ユージーンを始め、このギルドに所属するメンバーも内容を知っているようだった
「知ってるなら話しは早いね。実はこの前アリート村の近くにいる魔物が強暴化してアリート村と隣にある村が襲われたんだ」
「「なんだって!?」」「「「!?」」」
「魔物は僕達が倒したから大きな被害はなかったよ。けど、大きなクリスタルみたいなのが村の近くにある森の奥の洞窟にあったんだ」
「大きなクリスタル・・・?」
「ええ。そのクリスタルから発せられる力で魔物が強暴化しているの。前にも同じようなものを見た事があったから力を抑える事が出来たけど・・・」
「その報告の為にアリート村のギルド代表としてロアと情報屋のボク達で本部に向かってる所だったんだ。他のギルドにも立ち寄って情報を集めるって言うのも含めて、ね」
「・・・成る程な。やはりマオを向かわせて正解だったかもしれんな」
「マオ?」
「さっき言ってた此処のギルドの一人だよ」
「他のギルドや街や村の人達にこの事を聞く為に、今その噂が広まってる所に行ってる所なんだ」
他のギルドでも動きはあるだろうとは思ってはいたが、どうやらレスナ村は既にメンバーの一人が動いているようだった
「あの、それってやっぱり危ない物だったりするんですか?」
「今の所見つかってる所は少ないけど、他の所にもある可能性は高いよ。危険性はまだそんなにないけどね」
「それが本部から届いた手紙に書いてあった事と一致していると?」
「クラースさんはそう思っていると思います。私もアスラも魔物の凶暴化の件に関しては仲間達と魔導士の人達と調べていたので・・・」
「それでアリート村に僕とリアとアスラが着てる時に魔物が凶暴化して町が襲われちゃったんだよね」
「ん? ロアってアリート村のギルドのやつって言わなかったか?」
その疑問にはロイドだけでなく、他のみんなも思った事だった
「・・・実は、ロアはアリート村の近くで倒れてて・・・、気が付いた時には記憶を無くしてて・・」
「え? それって・・・」
「記憶喪失だよ」
「!?」
アスラの言葉を聞くとやはりこちらでもアリート村のギルドメンバーと同じ反応をした
「だから暫くはリアとアスラ、アリート村のみんなにお世話になったんだ。それで僕の腕を見込んでギルドに入ったんだよ」
掻い摘まんだ説明しかしなかったが、それでもロイド達もアリート村のみんなと同じように優しく笑ってそっかと言って理解してくれたようだった
「じゃあロアぽん達は本部に向かってる途中だったんだ?」
「うん。けど他のギルドの様子とかも聞いて着てくれって頼まれてたんだよ」
「そうだったんだ。なら暫くはこの村にいるんだよな?」
「そうだね。だからその間はボク達もギルドの仕事も手伝うよ」
「じゃあロイド達と一緒にギルドの仕事が出来るんだね」
「ええ。そう言う事なので、ユージーンさん、暫くお世話になります」
「ああ。お前達の腕は俺も知っているから問題はない。が・・・うちの者達が迷惑を掛ける事が多いだろうからそこは先に言っておく」
「あ、いえ・・・」
「賑やかなのは慣れてるから平気だよ」
リアの返事を聞くとロアとロイド達はわいわいとはしゃぎ、その間リアとアスラはユージーンに挨拶をしていた
こうしてロアは新しい村に辿り着き、レスナ村のアドリビトムのメンバーと共に調査や仕事をする事になったのだった
続く
あとがき
あれ、この話しなんかすっげー途中まで書いて終わってた・・・(^^;)w
後は後書きと手直しだけかと思ってたんだが・・・とりあえず、レスナ村のアドリビトムのメンバー達と出会う所までで今回は終わり!
・・・すげー日にち空いてしまったから話し思い出すまで時間は掛かるだろうが・・・とりあえず暫くはレスナ村のみんなと一緒に過ごす感じになります(・・・マオくんは暫く登場しないけれども(^^;)w)
次回はちょこっとギルドの仕事しつつ・・・になるだろうww←w
ではまた次回ww
2017.06.20
あれから暫くしてロイド達の住む村、レスナ村に着いた
「アリート村に似てる感じだけどこっちの方が少し賑やかだね」
「港町が近いから立ち寄る人も多いんだ」
「へえ」
アリート村と同じく緑豊かな村だがあちらと比べると少し賑やかさがあった
それは先程も言った通り、この村から更に先に行った所にある港町から訪れる人や物資などの行き来もあるからだった
「因みに、アリート村での物資も此処に運ばれてから港町や他の街にも運ばれてるんだよ」
「そうなんだ」
アスラの話しを聞き、周りの景色を見ながらこの村のギルドへと向かって行った
08.レスナ村のアドリビトム
市場から少し離れた所に出ると少し広い所に出た
そしてその少し先に、アリート村で見た建物と似たような作りをした建物に向かって行く
ノーマはそのまま機嫌良さそうに階段を登り、
「たっだいま~! ユージん、チェルチェル~!」
バンッと勢い良く扉を開け中に入り、その後にロイドとカイウスもはあ・・と小さな溜息を吐いて中に入った
「・・・ノーマ、その呼び方はやめろと何度言ったら解るんだ」
「ノーマさん、勝手にいなくならないで下さいっていつも言ってるじゃないですかー!」
中に入ると黒豹のようなガジュマの男性と、そしてピンクの髪をした女の子がいた
一人は呆れたように小さく息を吐き、一人は怒ったような口調でノーマに文句を言っていた
「あはは~ごめんってばチェルチェル~」
そんな二人のやり取りを見てロイドとカイウスはまたはあ・・・と溜息を吐いていた
「・・・えと、いつもこんな感じなの?」
「ああ・・まあ、な」
「なんか五月蠅くてごめんな?」
二人の言葉にリアとアスラは微笑していると足音が近付いて来た
「ご苦労だったな、二人とも」
「大丈夫でしたけど、・・・ノーマがいつも通りだったみたいで・・・」
「ロア達が巻き込まれちまったんだよな・・・」
二人の報告を聞くとガジュマの男性は少しだけ渋った顔をしたが直ぐにロイドとカイウスの後ろにいるロアとリアに目を向けた
「こんにちは、ユージーンさん」
「・・・うちの者が迷惑を掛けてすまなかったな」
「いや、良いけどさ。こう言う事には若干慣れてるしね」
アスラの言葉を聞くとリアは何か思い当たる節があるようで苦笑していた
「あの、・・もしかしてお知り合いの方ですか?」
リアとアスラとの口振りを聞き、ピンクの髪をした女の子がそう訪ね、ロイド達も気になり全員に視線が集まる
「ああ。このギルドを立ち上げる前から知っている情報屋だ」
「そうだったんだ」
「それにしても、随分と若い子ばっかりだね」
「皆腕は確かだからな。それにあの子とも歳が近いしな」
「成る程ね・・・って、ちゃんと自己紹介した方が良いみたいだね」
周りの視線が気になったのか、アスラはリアとユージーンと呼ばれたガジュマの男性に声を掛け改めて自己紹介する事になった
「私はリア・ルーティア。この子は私の相棒のアスラ。そしてこっちはロア。アリート村のギルドの人よ」
「「よろしく」」
「アリート村のギルドかぁ! 確か向こうにも強い奴が多いって聞いた事あるぜ!」
「うん、みんな強いよ! 僕も沢山技教えて貰ったんだ!」
「へえ、一度手合わせしてみたいよな」
ロイドもカイウスもロアの話しを聞き嬉しそうにしている中、ピンクの髪の女の子が丁寧に自己紹介した
「私はチェルシー・トーンと言います。ユージーンさんとは私のおじいちゃんと知り合いで、その縁でこのギルドに参加させてもらっています。よろしくお願いします」
「うん、よろしくチェルシー」
「後もう一人このギルドにいるんだけど、今出掛けてるんだ」
「そ。ちょ~っと遠出してるから戻ってくるまで時間掛かっちゃうんだよね」
「ああ。だがこれからまだ他の所に向かうのであれば会うかもしれないな」
「色々と目立つもんね~」
「それ、ノーマが言うか?」
「うっわ、ウスっちひっどーい!」
「それでお前達はどうして此処に? ただ巻き込まれたから来た、と言う訳ではないのだろう」
ギャーギャー騒ぐメンバー達は気にした様子もなく、ユージーンは話しを進めていく
「はい。実は最近各地で魔物が強暴化していまして・・・」
「そのお話なら、先日本部から届いた手紙に書いてありました」
どうやらこのギルドにもギルド本部から手紙が届いていたようで、ユージーンを始め、このギルドに所属するメンバーも内容を知っているようだった
「知ってるなら話しは早いね。実はこの前アリート村の近くにいる魔物が強暴化してアリート村と隣にある村が襲われたんだ」
「「なんだって!?」」「「「!?」」」
「魔物は僕達が倒したから大きな被害はなかったよ。けど、大きなクリスタルみたいなのが村の近くにある森の奥の洞窟にあったんだ」
「大きなクリスタル・・・?」
「ええ。そのクリスタルから発せられる力で魔物が強暴化しているの。前にも同じようなものを見た事があったから力を抑える事が出来たけど・・・」
「その報告の為にアリート村のギルド代表としてロアと情報屋のボク達で本部に向かってる所だったんだ。他のギルドにも立ち寄って情報を集めるって言うのも含めて、ね」
「・・・成る程な。やはりマオを向かわせて正解だったかもしれんな」
「マオ?」
「さっき言ってた此処のギルドの一人だよ」
「他のギルドや街や村の人達にこの事を聞く為に、今その噂が広まってる所に行ってる所なんだ」
他のギルドでも動きはあるだろうとは思ってはいたが、どうやらレスナ村は既にメンバーの一人が動いているようだった
「あの、それってやっぱり危ない物だったりするんですか?」
「今の所見つかってる所は少ないけど、他の所にもある可能性は高いよ。危険性はまだそんなにないけどね」
「それが本部から届いた手紙に書いてあった事と一致していると?」
「クラースさんはそう思っていると思います。私もアスラも魔物の凶暴化の件に関しては仲間達と魔導士の人達と調べていたので・・・」
「それでアリート村に僕とリアとアスラが着てる時に魔物が凶暴化して町が襲われちゃったんだよね」
「ん? ロアってアリート村のギルドのやつって言わなかったか?」
その疑問にはロイドだけでなく、他のみんなも思った事だった
「・・・実は、ロアはアリート村の近くで倒れてて・・・、気が付いた時には記憶を無くしてて・・」
「え? それって・・・」
「記憶喪失だよ」
「!?」
アスラの言葉を聞くとやはりこちらでもアリート村のギルドメンバーと同じ反応をした
「だから暫くはリアとアスラ、アリート村のみんなにお世話になったんだ。それで僕の腕を見込んでギルドに入ったんだよ」
掻い摘まんだ説明しかしなかったが、それでもロイド達もアリート村のみんなと同じように優しく笑ってそっかと言って理解してくれたようだった
「じゃあロアぽん達は本部に向かってる途中だったんだ?」
「うん。けど他のギルドの様子とかも聞いて着てくれって頼まれてたんだよ」
「そうだったんだ。なら暫くはこの村にいるんだよな?」
「そうだね。だからその間はボク達もギルドの仕事も手伝うよ」
「じゃあロイド達と一緒にギルドの仕事が出来るんだね」
「ええ。そう言う事なので、ユージーンさん、暫くお世話になります」
「ああ。お前達の腕は俺も知っているから問題はない。が・・・うちの者達が迷惑を掛ける事が多いだろうからそこは先に言っておく」
「あ、いえ・・・」
「賑やかなのは慣れてるから平気だよ」
リアの返事を聞くとロアとロイド達はわいわいとはしゃぎ、その間リアとアスラはユージーンに挨拶をしていた
こうしてロアは新しい村に辿り着き、レスナ村のアドリビトムのメンバーと共に調査や仕事をする事になったのだった
続く
あとがき
あれ、この話しなんかすっげー途中まで書いて終わってた・・・(^^;)w
後は後書きと手直しだけかと思ってたんだが・・・とりあえず、レスナ村のアドリビトムのメンバー達と出会う所までで今回は終わり!
・・・すげー日にち空いてしまったから話し思い出すまで時間は掛かるだろうが・・・とりあえず暫くはレスナ村のみんなと一緒に過ごす感じになります(・・・マオくんは暫く登場しないけれども(^^;)w)
次回はちょこっとギルドの仕事しつつ・・・になるだろうww←w
ではまた次回ww
2017.06.20
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