~The First Strike~
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「やだっ、ちょっとっっ!!」
「「!?」」
突然反対側にいるシャスティルの悲鳴が聞こえ、リアとフレンは急いでシャスティルがいる方へと駆け出した
15.輪舞曲
「シャスティルさん!」「先輩!」
リアとフレンは急いでシャスティルの元へ駆けつけた
そこには瓦礫で身動きが捕れないヒスカとシャスティルの姿があった
そしてシャスティルの魔導器は赤く光り、限界を迎えていた
「シャスティル!」
シャスティルの悲鳴を聞いて、ユーリとセイも駆けつけユーリは急いでシャスティルの腕から魔導器を外し遠くへと投げた
その直後、魔導器は爆発した
「・・・良かった、間に合った」
リアはそれを見てほっと安堵の息を吐き、セイとフレンによって瓦礫から助けられたヒスカとシャスティルを見て胸を撫で下ろした
「! ゴーレムがこっちに来るよ!」
「「「「「!」」」」」
魔導器の音でリア達に気付き、ゴーレムはゆっくりとリア達に近付いて来る
「アスラ、あのゴーレムの赤い筋は?」
リアは走りながらリアの横を走っているアスラに聞くと、アスラはリアの肩に飛び乗り答える
「此処からじゃ見づらいけど、あいつの上にある天井から出てるよ」
「上か・・・なら、」
セイはそれを聞き、近くにいたエルヴィンに声を掛け、数言話すとエルヴィンは頷きセイと一緒にユーリを見た
「ユーリ、奴の弱点は上だ!」
「俺達がお前を上に投げる!」
「解った!」
ゴーレムからだいぶ離れた所に着き、リア達はその様子を伺い、セイとエルヴィンが同時に頷きユーリに合図を出す
「「ユーリ!!」」
「おう!」
ユーリは助走を付け、セイとエルヴィンの手の上に乗り、セイとエルヴィンは力一杯ユーリを上へと押し上げた
「「はあぁぁぁっ!」」
ユーリはそのまま宙を蹴り、ゴーレムの頭上に降り立った
そしてゴーレムの弱点である赤い筋を見て素早く剣を振るい、切っていった
「でやぁぁぁっ!!」
最後は大きく振り翳し一気に赤い筋を切り捨て本体に最後の一撃を与えた
「やった!」
それを見て喜びの声を上げていると、巨大なゴーレムは力を失い徐々に瓦礫へと戻りだし、土煙が舞いだした
「! ユーリ!!」
だが、まだあの土煙の中にはユーリがいた
「「ユーリーーーーっ!!」」
リアとヒスカは同時にユーリの名前を叫んだ
少しして、瓦礫が崩れ落ちる音も聞こえなくなり、徐々に土煙も消え、ゆっくりとシルエットが浮かび上がる
土煙が薄くなった時、ユーリは瓦礫の上に立っていて、皆を安心させるように顔だけ皆の方に向けて微笑んだ
「ユーリっ・・・!」
ユーリの無事な姿を確認すると皆、安心の色を見せ安堵の息を吐いた
「怪我、ねぇな?」
「ああ」
ナイレンは瓦礫を登り、ユーリの元に行きそう声を掛けた
だが、ユーリはじっと瓦礫の向こうを見つめていた
「? ・・・っ! これは!?」
リアはユーリの視線に疑問を持ちながら瓦礫を登り、そしてその先を見て驚き声を発した
そこには赤いエアルを出す見た事もない巨大な魔導器が設置されていた
皆、その魔導器とエアルを見て驚きの声を上げていた
「・・・兄さん、これ」
「ああ・・・」
「間違いない、ね・・・」
リアはその魔導器を見てある事を思い出し、周りに聞こえない声で隣にいるセイに振るとセイもアスラも何かを確信したように頷いた
「随分と大掛かりな仕掛けだなぁ」
そう声が聞こえ振り向くと、メルゾムが部下と一緒にナイレン達の方に歩いて来ていた
「無事か?」
「一人殺 られちまった・・・」
「そうか・・・。すまん・・・」
メルゾムの言葉にナイレンも申し訳ない声で答えた
「・・・・」
リアはその言葉を聞きツラい顔をして、直ぐに目の前に設置されている巨大な魔導器を見た
確かにこのくらいの量のエアルならあまり人体に問題はないかもしれない
だが、これ以上強くなると人どころか生物全て、そして、この遺跡も壊れてしまうかもしれない
「魔導器は遺跡にあったものじゃない・・・」
「誰かが設置した・・・」
「一体誰が・・・」
「「・・・・」」
ぼそりと呟いたリアとセイの言葉にフレンとユーリとナイレンは疑問を持ちながら、巨大な魔導器を見ていた
「どうやって止めるんですか?」
ヒスカがナイレンにそう尋ねると、ナイレンは何かを思い出したような顔をしてポシェットからあるものを取り出した
「?」
それは魔導器のようだった
ナイレンはその魔導器に術式が刻まれた札を当てると、その魔導器の魔刻に術式が刻まれた
そして魔導器を床に置くと、魔導器は動きだし何かの形を取りだした
「?」
「・・・なんだ、これ?」
「・・・なんだ、これ?」
「・・・なんだ、これ?」
ユーリのちょっと間抜けな顔とその言葉と、それに似たような顔と言葉を放つナイレン
そしてセイはそれを見て二人とは違い、冷静に言った
「・・・クモ?」
「だよね? あ・・、」
リアはクモの形を取った魔導器を見てぽつりと言うとアスラも同意したように言っていると魔導器はそのまま巨大な魔導器の方へ向かって行った
そしてエアルの吹き出している所に着くと、巨大な壁のようなものを作り、溢れ出ているエアルを安定させ始めた
それを見ていると、魔導器が止まった
「! 止まった!」
皆、魔導器が止まった事に喜んでいると
「っ!?」
急に遺跡が揺れ出した
続く
あとがき
ゴーレムとの戦いも無事に終了!
だけど、また新たな謎が!?
でも、リアちゃんとセイ兄ちゃんとアスラは何かに気付いてる様子・・・
此処のユーリと隊長の「なんだ、これ?」が可愛くて好きww
セイ兄ちゃんはこういう時でも冷静にあー言ってそうだなっと思ったので一人だけ冷静担当で!w
さ、そして最後は遺跡が壊れだしてしまいましたが・・・
無事に外に出られるのか?
次回をお楽しみに!(最近、後書きが予告になってるような気がするι)
2009.11.18
「「!?」」
突然反対側にいるシャスティルの悲鳴が聞こえ、リアとフレンは急いでシャスティルがいる方へと駆け出した
15.
「シャスティルさん!」「先輩!」
リアとフレンは急いでシャスティルの元へ駆けつけた
そこには瓦礫で身動きが捕れないヒスカとシャスティルの姿があった
そしてシャスティルの魔導器は赤く光り、限界を迎えていた
「シャスティル!」
シャスティルの悲鳴を聞いて、ユーリとセイも駆けつけユーリは急いでシャスティルの腕から魔導器を外し遠くへと投げた
その直後、魔導器は爆発した
「・・・良かった、間に合った」
リアはそれを見てほっと安堵の息を吐き、セイとフレンによって瓦礫から助けられたヒスカとシャスティルを見て胸を撫で下ろした
「! ゴーレムがこっちに来るよ!」
「「「「「!」」」」」
魔導器の音でリア達に気付き、ゴーレムはゆっくりとリア達に近付いて来る
「アスラ、あのゴーレムの赤い筋は?」
リアは走りながらリアの横を走っているアスラに聞くと、アスラはリアの肩に飛び乗り答える
「此処からじゃ見づらいけど、あいつの上にある天井から出てるよ」
「上か・・・なら、」
セイはそれを聞き、近くにいたエルヴィンに声を掛け、数言話すとエルヴィンは頷きセイと一緒にユーリを見た
「ユーリ、奴の弱点は上だ!」
「俺達がお前を上に投げる!」
「解った!」
ゴーレムからだいぶ離れた所に着き、リア達はその様子を伺い、セイとエルヴィンが同時に頷きユーリに合図を出す
「「ユーリ!!」」
「おう!」
ユーリは助走を付け、セイとエルヴィンの手の上に乗り、セイとエルヴィンは力一杯ユーリを上へと押し上げた
「「はあぁぁぁっ!」」
ユーリはそのまま宙を蹴り、ゴーレムの頭上に降り立った
そしてゴーレムの弱点である赤い筋を見て素早く剣を振るい、切っていった
「でやぁぁぁっ!!」
最後は大きく振り翳し一気に赤い筋を切り捨て本体に最後の一撃を与えた
「やった!」
それを見て喜びの声を上げていると、巨大なゴーレムは力を失い徐々に瓦礫へと戻りだし、土煙が舞いだした
「! ユーリ!!」
だが、まだあの土煙の中にはユーリがいた
「「ユーリーーーーっ!!」」
リアとヒスカは同時にユーリの名前を叫んだ
少しして、瓦礫が崩れ落ちる音も聞こえなくなり、徐々に土煙も消え、ゆっくりとシルエットが浮かび上がる
土煙が薄くなった時、ユーリは瓦礫の上に立っていて、皆を安心させるように顔だけ皆の方に向けて微笑んだ
「ユーリっ・・・!」
ユーリの無事な姿を確認すると皆、安心の色を見せ安堵の息を吐いた
「怪我、ねぇな?」
「ああ」
ナイレンは瓦礫を登り、ユーリの元に行きそう声を掛けた
だが、ユーリはじっと瓦礫の向こうを見つめていた
「? ・・・っ! これは!?」
リアはユーリの視線に疑問を持ちながら瓦礫を登り、そしてその先を見て驚き声を発した
そこには赤いエアルを出す見た事もない巨大な魔導器が設置されていた
皆、その魔導器とエアルを見て驚きの声を上げていた
「・・・兄さん、これ」
「ああ・・・」
「間違いない、ね・・・」
リアはその魔導器を見てある事を思い出し、周りに聞こえない声で隣にいるセイに振るとセイもアスラも何かを確信したように頷いた
「随分と大掛かりな仕掛けだなぁ」
そう声が聞こえ振り向くと、メルゾムが部下と一緒にナイレン達の方に歩いて来ていた
「無事か?」
「一人
「そうか・・・。すまん・・・」
メルゾムの言葉にナイレンも申し訳ない声で答えた
「・・・・」
リアはその言葉を聞きツラい顔をして、直ぐに目の前に設置されている巨大な魔導器を見た
確かにこのくらいの量のエアルならあまり人体に問題はないかもしれない
だが、これ以上強くなると人どころか生物全て、そして、この遺跡も壊れてしまうかもしれない
「魔導器は遺跡にあったものじゃない・・・」
「誰かが設置した・・・」
「一体誰が・・・」
「「・・・・」」
ぼそりと呟いたリアとセイの言葉にフレンとユーリとナイレンは疑問を持ちながら、巨大な魔導器を見ていた
「どうやって止めるんですか?」
ヒスカがナイレンにそう尋ねると、ナイレンは何かを思い出したような顔をしてポシェットからあるものを取り出した
「?」
それは魔導器のようだった
ナイレンはその魔導器に術式が刻まれた札を当てると、その魔導器の魔刻に術式が刻まれた
そして魔導器を床に置くと、魔導器は動きだし何かの形を取りだした
「?」
「・・・なんだ、これ?」
「・・・なんだ、これ?」
「・・・なんだ、これ?」
ユーリのちょっと間抜けな顔とその言葉と、それに似たような顔と言葉を放つナイレン
そしてセイはそれを見て二人とは違い、冷静に言った
「・・・クモ?」
「だよね? あ・・、」
リアはクモの形を取った魔導器を見てぽつりと言うとアスラも同意したように言っていると魔導器はそのまま巨大な魔導器の方へ向かって行った
そしてエアルの吹き出している所に着くと、巨大な壁のようなものを作り、溢れ出ているエアルを安定させ始めた
それを見ていると、魔導器が止まった
「! 止まった!」
皆、魔導器が止まった事に喜んでいると
「っ!?」
急に遺跡が揺れ出した
続く
あとがき
ゴーレムとの戦いも無事に終了!
だけど、また新たな謎が!?
でも、リアちゃんとセイ兄ちゃんとアスラは何かに気付いてる様子・・・
此処のユーリと隊長の「なんだ、これ?」が可愛くて好きww
セイ兄ちゃんはこういう時でも冷静にあー言ってそうだなっと思ったので一人だけ冷静担当で!w
さ、そして最後は遺跡が壊れだしてしまいましたが・・・
無事に外に出られるのか?
次回をお楽しみに!(最近、後書きが予告になってるような気がするι)
2009.11.18