~The First Strike~
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翌朝、リアとセイとアスラはまだ薄暗い時間に騎士団の駐屯地を出てメルゾム達のギルドへと足を運んだ
各々話しをしていると夜も明け、少しだけ街が騒がしくなっていた
「騎士団のみんなが出て来たみたいだよ」
「んじゃ、俺達も行くか」
アスラの言葉を聞きセイとリアは立ち上がり、メルゾム達も立ち上がって外へと向かった
町中を見渡せる小高い丘に着き広場を見ると、そこにはナイレン率いる騎士団と、そして彼等の事を聞きつけた住民達が集まっていた
各々軽く話しをするとナイレンは行くぞと合図を出し、ユーリ達もその後に続いた
「相手の規模も分からんのに無茶しますなぁ・・・」
「・・・わざわざ忠告してやったってのに。ナイレンの野郎」
「そう言っても、行くって解ってたんじゃないの?」
アスラの言葉を聞きメルゾムはまあな、と答えた
「で、リアちゃんとセイはどうすんの?」
「そうだな・・・」
セイはある場所を見て少し考えリアに目を向けると、リアはそれに気付き深く頷いた
「こっちもやる事は大体終わった」
「だから、私達も行くよ。ううん、行かなくちゃ行けないの・・・」
リアの目は何か確信したような、そして覚悟を決めた眼をしていた
「・・・さっきも話したけど、危険なのよ?」
レイヴンはリアの眼差しを見て、真剣な表情で聞き返す
「俺達がドンに認められてるの知ってるよな?」
「そこでじいさんの名前を出しますか・・・ι」
セイの言葉にレイヴンはう゛っ、とイヤそうな顔をした
どういう経緯で認められたのかは解らないが、その事は事実だと言う事はレイヴンも十分知っている
「レイヴン、お前はこの事ドンに知らせて来い」
「えぇ~、俺様まだリアちゃんと話してる途中・・・」
「さっさと、行けぇ!」
メルゾムに睨まれながら怒鳴られ、レイヴンは慌てて返事を返した
「んじゃ、ご無事で。リアちゃんも気を付けてね」
「うん、ありがとう。レイヴンも気を付けてね」
「ドンによろしくな」
リアの笑顔とセイの言葉を聞き、レイヴンは丘を降りて行った
「・・・さて、んじゃ、俺達も行くか」
レイヴンと騎士団の姿が見えなくなったのを確認すると、メルゾムはリアやギルド員に向き合いそう言い、その言葉にリア達は頷き、歩き出した
13.遺跡へ
遺跡へと向かう道、そこはやはり森と一緒で季節外れの紅葉となっていた
だが、その紅葉は前に見た時より遥かに広がっていた
それは全てエアルが原因だと言う事は、調べて解った事だった
ただ、この森にはまだあのエアルクリーチャーがいる
気配はアスラが察知してくれるが、念の為用心しながら歩いていた
「今あいつ等はこの川と遺跡の周りにある湖にいる。動く物や音に反応するから、此処は避けて通るしかないよ」
「湖の方はどうしようもないからな」
川沿いの道を歩きながらアスラはエアルクリーチャーの特徴や今の状況を説明し、川から離れた道を行く事にした
「遺跡への進入は騎士団と違う道の方が良いだろう」
「ああ。だから俺達の仲間にルートを調べて貰ったよ」
セイはそう言って一枚の紙を取り出し、メルゾムに渡した
「・・・エアルが濃い所だけど、みんな大丈夫だったの?」
リアは周りに聞こえないよう小さな声でアスラに聞いた
「普通の人なら少しは影響あるかもしれないけど、あれくらいなら大丈夫みたいだったよ」
「そっか・・・」
リアは調べに行った仲間達がどうもなかったと分かり安堵の息を吐き、そんなリアを見てアスラも微笑んでいた
「見えたぜ」
そうこうしている内に目的地である遺跡が見えてきた
そして遺跡へと続く唯一の橋の上で数人の騎士が湖から出て来るエアルクリーチャーと戦っていた
「対策をしてても魔導器もエアルの影響を受けるからそんなに長くは保たないよ」
「うん・・。行きましょう」
「「ああ」」
アスラとリアの言葉にセイとメルゾムは頷き、メルゾムはギルド員に指示を出しながら走り出した
「フリーズランサー!」
「嬢ちゃんの後に続けぇ!」
リア達が走り出した事により、また新たなエアルクリーチャーが出て来るがリアがすかさず魔術を放ち、エアルクリーチャーは氷り付けになり湖へと落ちていく
「ユルギスさん!」
「! リアさん、セイさん!」
「なんとか持ち堪えてるな」
「どうして此処に?」
リアとセイはユルギスの元に駆け寄ると、ユルギス達は驚きつつリアとメルゾム達に疑問を振る
「騎士団ばっかりに良い格好させられねえだろ。ナイレンはもう奧か?」
「はい」
「じゃあ俺達も行くぞ」
メルゾムの言葉を聞きリアとセイ、そして突入するギルド員が頷く
「親分、こっちは任せて下さい」
「数人残してく。任せたぜ」
「御協力、感謝します。皆さんもお気を付けて」
「はい!」
ギルド員の返事を聞きメルゾムはそう告げ、ユルギスとリアも返事を返し、遺跡の中へと向かった
「リア、あそこ」
遺跡内に入って数分、煙突状の大きな建物の辺りから赤いエアルが大量発生しているのが見えた
「どうやら、あそこに隊長達がいるらしいな」
「ああ。行くぞ」
煙突状の建物の近くに着き、騎士団の姿が見え、誰も怪我がない事にほっと安堵の息を吐いていると
「ぐあっ!!」
「「「!」」」
突然、ナイレンの悲痛な叫び声が聞こえた
続く
あとがき
遺跡に乗り込む前のリアちゃん達の方を書いてみました
ギルド員と一緒だったらこんな感じかな?と思いながら書いてみた
レイヴンはこの真相知ってるから余計心配しちゃうんでしょうねぇ・・・
そして最後は此処で続きます!!
話しも架橋に入って来てあとちょっとで劇場版の終わりです!?
でもまだ書きますけどねw
2009.11.17
各々話しをしていると夜も明け、少しだけ街が騒がしくなっていた
「騎士団のみんなが出て来たみたいだよ」
「んじゃ、俺達も行くか」
アスラの言葉を聞きセイとリアは立ち上がり、メルゾム達も立ち上がって外へと向かった
町中を見渡せる小高い丘に着き広場を見ると、そこにはナイレン率いる騎士団と、そして彼等の事を聞きつけた住民達が集まっていた
各々軽く話しをするとナイレンは行くぞと合図を出し、ユーリ達もその後に続いた
「相手の規模も分からんのに無茶しますなぁ・・・」
「・・・わざわざ忠告してやったってのに。ナイレンの野郎」
「そう言っても、行くって解ってたんじゃないの?」
アスラの言葉を聞きメルゾムはまあな、と答えた
「で、リアちゃんとセイはどうすんの?」
「そうだな・・・」
セイはある場所を見て少し考えリアに目を向けると、リアはそれに気付き深く頷いた
「こっちもやる事は大体終わった」
「だから、私達も行くよ。ううん、行かなくちゃ行けないの・・・」
リアの目は何か確信したような、そして覚悟を決めた眼をしていた
「・・・さっきも話したけど、危険なのよ?」
レイヴンはリアの眼差しを見て、真剣な表情で聞き返す
「俺達がドンに認められてるの知ってるよな?」
「そこでじいさんの名前を出しますか・・・ι」
セイの言葉にレイヴンはう゛っ、とイヤそうな顔をした
どういう経緯で認められたのかは解らないが、その事は事実だと言う事はレイヴンも十分知っている
「レイヴン、お前はこの事ドンに知らせて来い」
「えぇ~、俺様まだリアちゃんと話してる途中・・・」
「さっさと、行けぇ!」
メルゾムに睨まれながら怒鳴られ、レイヴンは慌てて返事を返した
「んじゃ、ご無事で。リアちゃんも気を付けてね」
「うん、ありがとう。レイヴンも気を付けてね」
「ドンによろしくな」
リアの笑顔とセイの言葉を聞き、レイヴンは丘を降りて行った
「・・・さて、んじゃ、俺達も行くか」
レイヴンと騎士団の姿が見えなくなったのを確認すると、メルゾムはリアやギルド員に向き合いそう言い、その言葉にリア達は頷き、歩き出した
13.遺跡へ
遺跡へと向かう道、そこはやはり森と一緒で季節外れの紅葉となっていた
だが、その紅葉は前に見た時より遥かに広がっていた
それは全てエアルが原因だと言う事は、調べて解った事だった
ただ、この森にはまだあのエアルクリーチャーがいる
気配はアスラが察知してくれるが、念の為用心しながら歩いていた
「今あいつ等はこの川と遺跡の周りにある湖にいる。動く物や音に反応するから、此処は避けて通るしかないよ」
「湖の方はどうしようもないからな」
川沿いの道を歩きながらアスラはエアルクリーチャーの特徴や今の状況を説明し、川から離れた道を行く事にした
「遺跡への進入は騎士団と違う道の方が良いだろう」
「ああ。だから俺達の仲間にルートを調べて貰ったよ」
セイはそう言って一枚の紙を取り出し、メルゾムに渡した
「・・・エアルが濃い所だけど、みんな大丈夫だったの?」
リアは周りに聞こえないよう小さな声でアスラに聞いた
「普通の人なら少しは影響あるかもしれないけど、あれくらいなら大丈夫みたいだったよ」
「そっか・・・」
リアは調べに行った仲間達がどうもなかったと分かり安堵の息を吐き、そんなリアを見てアスラも微笑んでいた
「見えたぜ」
そうこうしている内に目的地である遺跡が見えてきた
そして遺跡へと続く唯一の橋の上で数人の騎士が湖から出て来るエアルクリーチャーと戦っていた
「対策をしてても魔導器もエアルの影響を受けるからそんなに長くは保たないよ」
「うん・・。行きましょう」
「「ああ」」
アスラとリアの言葉にセイとメルゾムは頷き、メルゾムはギルド員に指示を出しながら走り出した
「フリーズランサー!」
「嬢ちゃんの後に続けぇ!」
リア達が走り出した事により、また新たなエアルクリーチャーが出て来るがリアがすかさず魔術を放ち、エアルクリーチャーは氷り付けになり湖へと落ちていく
「ユルギスさん!」
「! リアさん、セイさん!」
「なんとか持ち堪えてるな」
「どうして此処に?」
リアとセイはユルギスの元に駆け寄ると、ユルギス達は驚きつつリアとメルゾム達に疑問を振る
「騎士団ばっかりに良い格好させられねえだろ。ナイレンはもう奧か?」
「はい」
「じゃあ俺達も行くぞ」
メルゾムの言葉を聞きリアとセイ、そして突入するギルド員が頷く
「親分、こっちは任せて下さい」
「数人残してく。任せたぜ」
「御協力、感謝します。皆さんもお気を付けて」
「はい!」
ギルド員の返事を聞きメルゾムはそう告げ、ユルギスとリアも返事を返し、遺跡の中へと向かった
「リア、あそこ」
遺跡内に入って数分、煙突状の大きな建物の辺りから赤いエアルが大量発生しているのが見えた
「どうやら、あそこに隊長達がいるらしいな」
「ああ。行くぞ」
煙突状の建物の近くに着き、騎士団の姿が見え、誰も怪我がない事にほっと安堵の息を吐いていると
「ぐあっ!!」
「「「!」」」
突然、ナイレンの悲痛な叫び声が聞こえた
続く
あとがき
遺跡に乗り込む前のリアちゃん達の方を書いてみました
ギルド員と一緒だったらこんな感じかな?と思いながら書いてみた
レイヴンはこの真相知ってるから余計心配しちゃうんでしょうねぇ・・・
そして最後は此処で続きます!!
話しも架橋に入って来てあとちょっとで劇場版の終わりです!?
でもまだ書きますけどねw
2009.11.17