For paradise -楽園を求めて-
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「ところでさっきオーマが言ってたアムリタの力、ってなんなの?」
転送術式に乗り下降している最中、リタは先程気になった事をアスラとフキに聞いた
「悪い、俺達もその辺は知らねえんだ」
「おおかた寿命を延ばす薬とかそんなんじゃないの?」
「そんなんって、本当にあるなら凄い薬だよ?」
「あたしはそんなものに縋って生き続けるなんてまっぴらよ」
「「・・・・」」
リタの言葉を聞くとアスラとフキが何処か悲しそうな目をした事にリアとセイは気付いていたが敢えてそこに触れずにいた
「・・・うちの好奇心でとんでもない箱を開けてしまったかもしれんのじゃ。責任は取らなきゃいかんの」
「気にするなって。ああいう手合いは、どうせいずれ誰かがなんとかしなきゃならなくなるもんだ」
「なんとかオーマを説得出来ないでしょうか。千年も前の恨みなんて・・・」
「多分、私達言霊使いの言葉には耳を貸さないと思うわ」
「だから説得したいって言うなら、エステル、お前がやれ」
「わたしが、ですか?」
「同じ満月の子なら、まだ話を聞いてくれるかもしれないしね」
「ま、あいつが聴く耳持ってくれれば、だけどな」
リア達の言葉を聞きエステルは決意を固めた目をしてコクンと頷き、オーマの後を追う為、更に下へと向かった
For paradise -楽園を求めて-(六話)
「さて、これからどうする」
「どうって、みんなを探すのが先じゃない?」
「それが先決でしょうね」
「こんな所ではぐれたままなんて洒落にならないしな」
「そうですね・・・。調査に行ったアスラとフキの帰りを待つしかないですね」
今この場にはユーリ、リア、セイ、エステル、ジュディスがいた
何故この場にこのメンバーしかいないか、
それはオーマを追ってあの転送術式に乗ってからの事だった
途中までは今までの階層と同じように動いていたのだが、途中で術式の様子が可笑しくなった
「ねえ、なんか変な感じがしない?」
「え?」
最初に気付いたのはリアだった
確かに微かにだが術式が変化し始めていた
「リタ、これ大丈夫なの!?」
異変に気付くとリタは急いでモニターを開き操作を始める
「ちゃんと下へと向かってるわ。でも、なにこの・・・きゃっ!!」
「リタ!?」
モニターの操作をしていたリタだったが何かを見つけた途端、光に包まれ消えてしまった
「なに、どうなってんの!?」
「まさかオーマの罠。っ!?」
「フレン、カロル!?」
「おわっ!?」
「おっさん!?」
事態が把握出来ないでいると次々に光に包まれ仲間達の姿が消えていき、
「きゃっ!?」
「! リア!」
リアもその光に包まれてしまい、ユーリは急いでリアの手を掴むがそのまま光に包まれ何処かへ消えてしまった
「・・・。リア、・・しっかりしろ」
「っ・・・」
聞き慣れた声が聞こえゆっくりと目を開けるとユーリの姿が見えた
「・・・ユーリ・・?」
「大丈夫か」
「うん・・。あれ、私・・・」
体を起こして辺りを見ると今までと同じような場所にいた
「どうやらさっきの光で何処かに飛ばされたみたいだ」
「え? じゃあみんなとはぐれちゃったって事?」
「多分な」
光に包まれる前の事を思い出してみると確かにあの時、ユーリはリアの手を掴み光に包まれたから同じ場所にいる事が出来た
が、他のみんなは何処かに飛ばされ、そしてあの場に残っていたメンバーも同じようにあの光に包まれ何処かに飛ばされてしまっているのかもしれない
「みんな、大丈夫かな・・・」
「そう簡単に死ぬ連中じゃないだろ」
「うん。ユーリ、」
「ん?」
「さっきはありがとう。直ぐに駆け付けてくれて」
此処に飛ばされる前にリアの悲鳴を聞き、直ぐに駆け付けてくれた事が嬉しくてリアは微笑んでお礼を言った
「バーカ、当たり前だろ」
「うん・・・」
そんなリアを見てユーリはそのままリアを引き寄せ優しく抱きしめ、リアも嬉しそうにユーリの胸に顔を埋めた
「さて、他の連中をどうやって探すかな」
「あ、アスラ」
「ん?」
その状態のままでこの後どうするか考えているとリアの元にアスラから連絡が入った
アスラからの連絡によれば、あの後あの妙な光は消え残っていたアスラ、セイ、フキ、エステル、ジュディスはそのまま無事に次の階層に辿り着く事が出来た
そして仲間の気配をアスラとフキに探してもらい、ユーリとリアが近くにいる事が解り今リア達の所に向かっていると言う事だった
「じゃあオレ達は此処で待機って訳だな」
「うん。その方が行き違いにならなくて済むしね」
「だな。んじゃ」
「え、えと・・・ユーリ?ι」
言うとユーリはリアの腰に手を回し自分の方に引き寄せ、軽く顎を上げた
「なんだ」
「なんだ、じゃなくて・・・あの、これってもしかして・・・」
リアの言葉を聞くとユーリはニッと悪戯っ子のような笑みを浮かべた
「待ってる間、ヒマだろ? さっきの続きさせろよ」
「さ、さっきのって・・・。え、キス・・・の続き・・?」
「ああ。久々に会ったのにあれじゃ物足りねえだろ?」
恋人同士になったとは云え、ユーリとリアも此処の所仕事が忙しく下町を離れ全然会っていなかったし、こうやって二人だけになる事もこの時が久し振りだった
「で、でも、今はそれどころじゃ・・///」
あたふたとしながら何とかこの場を乗り切ろうとしたリアだったがユーリの眼差しを見てドキっとして言葉に詰まる
「・・・今だけだ。・・・いいだろ?」
「・・・ぅん・・・///」
その視線から逃れられずにいるとユーリの顔が近付き少し低めの声でそう言われリアも雰囲気に飲まれ頷くとそのまま距離が縮まり自然と目を閉じ互いの唇が重なる
「んっ・・・///」
先程と違いお互いを求めるように何度もキスを交わす
「・・・っはぁ・・、ユーリぃ・・・///」
「リアも案外その気じゃねえか」
「ひゃぅっ!?///」
唇が離れるとリアはトロンとした目になりユーリを見つめて甘い声で名前を呼び、ユーリはそのままリアの髪を少しだけ掻き上げ耳朶を噛んだ
「っ~~~///」
更に恥ずかしさが増しリアは顔を赤くし、ユーリは満足そうに笑うと
「リア・・・」
「んぅっ///」
リアの名を呼び、深く口付け舌を絡ませるとリアはユーリの服をぎゅっと掴んだ
何度か繰り返していると遠くから足音が響いてきた
「っと、もう着たか」
「はぁ・・・はぅ・・・///」
恥ずかしくてその顔を見られたくなかったのかリアは俯いたままで、ユーリは小さく笑って頭を撫でながらリアを座らせてあげた
「・・・ありがとう、ユーリ」
「ん? どっちのありがとう、だ?」
「っ/// ば、ばかっ///」
言うとリアは顔を赤くしてそっぽを向きユーリは小さく笑った
が、
「おっと、」
急にリアが倒れ込んできた
「リア、ユーリ、お待たせ。って・・・」
「リア!」
足音が自分達がいる所で止まったと同時にアスラの声が聞こえたが、ユーリに支えられているリアを見てエステルは急いでリアに駆け寄った
「リア、どうしたんです。大丈夫です?!」
「う、うん・・・大丈夫。ちょっと、酸欠なだけだから・・・」
「? 酸欠・・・です?」
「あらあら」
「あははι」
「・・まあ少し休めば大丈夫だろ」
この状況を見て何が遭ったのか直ぐに理解したジュディスはニコニコとし、アスラは苦笑し、セイはユーリに目を向けていて、一人状況が理解出来ていないエステルは疑問符を出していた
続く
あとがき
オリジナル入りました~!
最初は結構シリアス~な感じで書いて最後の方も同じくシリアスで書いていたんですけど、やっぱりED後だし、もうちょいイチャラブしてもおkかな~wって思ってユーリとリアちゃんに裏に行かない程度でwイチャラブして貰いました!(v ̄ω ̄)♪
リアちゃんも言ってたけどそれどころじゃないのになww(全くだよな・・・とセイ兄ちゃんが言ってるのが目に浮かぶww)
てか前回の後書きでちゃんと書くとか言いつつ今回めっちゃイチャラブしとるしww←
まあ皆さん此処がお望みだろうって事で!ww
さ、次回はフレン達と合流目指して行くぞ~w
けど、途中で何か、を見つけますよww
では~!
2013.01.19
転送術式に乗り下降している最中、リタは先程気になった事をアスラとフキに聞いた
「悪い、俺達もその辺は知らねえんだ」
「おおかた寿命を延ばす薬とかそんなんじゃないの?」
「そんなんって、本当にあるなら凄い薬だよ?」
「あたしはそんなものに縋って生き続けるなんてまっぴらよ」
「「・・・・」」
リタの言葉を聞くとアスラとフキが何処か悲しそうな目をした事にリアとセイは気付いていたが敢えてそこに触れずにいた
「・・・うちの好奇心でとんでもない箱を開けてしまったかもしれんのじゃ。責任は取らなきゃいかんの」
「気にするなって。ああいう手合いは、どうせいずれ誰かがなんとかしなきゃならなくなるもんだ」
「なんとかオーマを説得出来ないでしょうか。千年も前の恨みなんて・・・」
「多分、私達言霊使いの言葉には耳を貸さないと思うわ」
「だから説得したいって言うなら、エステル、お前がやれ」
「わたしが、ですか?」
「同じ満月の子なら、まだ話を聞いてくれるかもしれないしね」
「ま、あいつが聴く耳持ってくれれば、だけどな」
リア達の言葉を聞きエステルは決意を固めた目をしてコクンと頷き、オーマの後を追う為、更に下へと向かった
For paradise -楽園を求めて-(六話)
「さて、これからどうする」
「どうって、みんなを探すのが先じゃない?」
「それが先決でしょうね」
「こんな所ではぐれたままなんて洒落にならないしな」
「そうですね・・・。調査に行ったアスラとフキの帰りを待つしかないですね」
今この場にはユーリ、リア、セイ、エステル、ジュディスがいた
何故この場にこのメンバーしかいないか、
それはオーマを追ってあの転送術式に乗ってからの事だった
途中までは今までの階層と同じように動いていたのだが、途中で術式の様子が可笑しくなった
「ねえ、なんか変な感じがしない?」
「え?」
最初に気付いたのはリアだった
確かに微かにだが術式が変化し始めていた
「リタ、これ大丈夫なの!?」
異変に気付くとリタは急いでモニターを開き操作を始める
「ちゃんと下へと向かってるわ。でも、なにこの・・・きゃっ!!」
「リタ!?」
モニターの操作をしていたリタだったが何かを見つけた途端、光に包まれ消えてしまった
「なに、どうなってんの!?」
「まさかオーマの罠。っ!?」
「フレン、カロル!?」
「おわっ!?」
「おっさん!?」
事態が把握出来ないでいると次々に光に包まれ仲間達の姿が消えていき、
「きゃっ!?」
「! リア!」
リアもその光に包まれてしまい、ユーリは急いでリアの手を掴むがそのまま光に包まれ何処かへ消えてしまった
「・・・。リア、・・しっかりしろ」
「っ・・・」
聞き慣れた声が聞こえゆっくりと目を開けるとユーリの姿が見えた
「・・・ユーリ・・?」
「大丈夫か」
「うん・・。あれ、私・・・」
体を起こして辺りを見ると今までと同じような場所にいた
「どうやらさっきの光で何処かに飛ばされたみたいだ」
「え? じゃあみんなとはぐれちゃったって事?」
「多分な」
光に包まれる前の事を思い出してみると確かにあの時、ユーリはリアの手を掴み光に包まれたから同じ場所にいる事が出来た
が、他のみんなは何処かに飛ばされ、そしてあの場に残っていたメンバーも同じようにあの光に包まれ何処かに飛ばされてしまっているのかもしれない
「みんな、大丈夫かな・・・」
「そう簡単に死ぬ連中じゃないだろ」
「うん。ユーリ、」
「ん?」
「さっきはありがとう。直ぐに駆け付けてくれて」
此処に飛ばされる前にリアの悲鳴を聞き、直ぐに駆け付けてくれた事が嬉しくてリアは微笑んでお礼を言った
「バーカ、当たり前だろ」
「うん・・・」
そんなリアを見てユーリはそのままリアを引き寄せ優しく抱きしめ、リアも嬉しそうにユーリの胸に顔を埋めた
「さて、他の連中をどうやって探すかな」
「あ、アスラ」
「ん?」
その状態のままでこの後どうするか考えているとリアの元にアスラから連絡が入った
アスラからの連絡によれば、あの後あの妙な光は消え残っていたアスラ、セイ、フキ、エステル、ジュディスはそのまま無事に次の階層に辿り着く事が出来た
そして仲間の気配をアスラとフキに探してもらい、ユーリとリアが近くにいる事が解り今リア達の所に向かっていると言う事だった
「じゃあオレ達は此処で待機って訳だな」
「うん。その方が行き違いにならなくて済むしね」
「だな。んじゃ」
「え、えと・・・ユーリ?ι」
言うとユーリはリアの腰に手を回し自分の方に引き寄せ、軽く顎を上げた
「なんだ」
「なんだ、じゃなくて・・・あの、これってもしかして・・・」
リアの言葉を聞くとユーリはニッと悪戯っ子のような笑みを浮かべた
「待ってる間、ヒマだろ? さっきの続きさせろよ」
「さ、さっきのって・・・。え、キス・・・の続き・・?」
「ああ。久々に会ったのにあれじゃ物足りねえだろ?」
恋人同士になったとは云え、ユーリとリアも此処の所仕事が忙しく下町を離れ全然会っていなかったし、こうやって二人だけになる事もこの時が久し振りだった
「で、でも、今はそれどころじゃ・・///」
あたふたとしながら何とかこの場を乗り切ろうとしたリアだったがユーリの眼差しを見てドキっとして言葉に詰まる
「・・・今だけだ。・・・いいだろ?」
「・・・ぅん・・・///」
その視線から逃れられずにいるとユーリの顔が近付き少し低めの声でそう言われリアも雰囲気に飲まれ頷くとそのまま距離が縮まり自然と目を閉じ互いの唇が重なる
「んっ・・・///」
先程と違いお互いを求めるように何度もキスを交わす
「・・・っはぁ・・、ユーリぃ・・・///」
「リアも案外その気じゃねえか」
「ひゃぅっ!?///」
唇が離れるとリアはトロンとした目になりユーリを見つめて甘い声で名前を呼び、ユーリはそのままリアの髪を少しだけ掻き上げ耳朶を噛んだ
「っ~~~///」
更に恥ずかしさが増しリアは顔を赤くし、ユーリは満足そうに笑うと
「リア・・・」
「んぅっ///」
リアの名を呼び、深く口付け舌を絡ませるとリアはユーリの服をぎゅっと掴んだ
何度か繰り返していると遠くから足音が響いてきた
「っと、もう着たか」
「はぁ・・・はぅ・・・///」
恥ずかしくてその顔を見られたくなかったのかリアは俯いたままで、ユーリは小さく笑って頭を撫でながらリアを座らせてあげた
「・・・ありがとう、ユーリ」
「ん? どっちのありがとう、だ?」
「っ/// ば、ばかっ///」
言うとリアは顔を赤くしてそっぽを向きユーリは小さく笑った
が、
「おっと、」
急にリアが倒れ込んできた
「リア、ユーリ、お待たせ。って・・・」
「リア!」
足音が自分達がいる所で止まったと同時にアスラの声が聞こえたが、ユーリに支えられているリアを見てエステルは急いでリアに駆け寄った
「リア、どうしたんです。大丈夫です?!」
「う、うん・・・大丈夫。ちょっと、酸欠なだけだから・・・」
「? 酸欠・・・です?」
「あらあら」
「あははι」
「・・まあ少し休めば大丈夫だろ」
この状況を見て何が遭ったのか直ぐに理解したジュディスはニコニコとし、アスラは苦笑し、セイはユーリに目を向けていて、一人状況が理解出来ていないエステルは疑問符を出していた
続く
あとがき
オリジナル入りました~!
最初は結構シリアス~な感じで書いて最後の方も同じくシリアスで書いていたんですけど、やっぱりED後だし、もうちょいイチャラブしてもおkかな~wって思ってユーリとリアちゃんに裏に行かない程度でwイチャラブして貰いました!(v ̄ω ̄)♪
リアちゃんも言ってたけどそれどころじゃないのになww(全くだよな・・・とセイ兄ちゃんが言ってるのが目に浮かぶww)
てか前回の後書きでちゃんと書くとか言いつつ今回めっちゃイチャラブしとるしww←
まあ皆さん此処がお望みだろうって事で!ww
さ、次回はフレン達と合流目指して行くぞ~w
けど、途中で何か、を見つけますよww
では~!
2013.01.19