For paradise -楽園を求めて-
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街の人から聞いたオーマと言う人物がいると言う場所に着くと閑散としている場所に出た
「む・・・なんだかがらんとしてるのじゃ」
「見えない館主・・・確かに誰かがいるようには見えないわね」
「リア達はなんか分かんねえか?」
「うーん・・・特には何も感じないけど・・・」
「・・・何者か!?」
「!?」
突然何処からか声が聞こえた
「うわ、何!? 何処!?」
「あそこから聞こえたな」
セイの言う所を見れば部屋の中央に天上から布のようなものが掛かっていてその場所だけ妙に明るかった
「我が名はオーマ。その方等、我が民にあらず。答えよ、何処より来たか!?」
「そんな大声で怒鳴るなって。オレ達は地上から来たんだよ」
「地上・・・では千年の門が開いたと感じたは真であったか」
「千年の門・・・?」
リアとセイはオーマが言った言葉に疑問を持ったが、エステルは疑問に思っていた事を聞いた
「あの・・・わたし達、十六夜の庭を探しに来たんです。此処がそうなんでしょうか?」
「そこが楽園だって聞いて来たのじゃ」
「はははははははは!!!!」
パティの言葉を聞いた途端、オーマは大声で笑い出した
「楽園? 楽園だと!? 名こそ確かに十六夜の庭、されど此処は牢獄よ!!」
「ろ、牢獄!?」
「だがそれも最前までの話。今や門は開け放たれた。礼を言おうぞ!」
「・・・あのーなんかあんまり聞きたくないんだけど、何をおっ始めるおつもりで?」
「知れた事、地上に立ち戻り、始祖の隷長と彼奴 に組した裏切り者と協力者共を滅ぼし尽くす。そして不当に奪われし覇権を再び手にするのだ!」
「始祖の隷長・・・あ、貴方は一体!?」
「ほう・・・その力感じるぞ。彼奴等と協力者の血筋に連なる者か」
その言葉はリアとセイ、そしてエステルに向けられていた
「ならば聞くがいい。我等は人間達の王、満月の子。その力で世界を統べていた。千年も前の話よ。だがその方の祖先は我等を裏切り、始祖の隷長と未知の力を持つる言霊使い共と謀って我等をこの地の底に閉じ込めたのだ!」
「「「「「!?」」」」」
オーマの言葉にこの場にいた誰もが驚き、リアとエステルは驚きを隠せないでいた
「満月の子同士の間で争いが遭ったと言うのか!?」
「で、以来ずっと恨み続けてたってか? 気の長い話だな」
「この日あるを信じて千年の長きをひとりアムリタの力で永らえてきた。それもこれもただ復讐を果たさんが為。そして遂に時は着た。疾く地上に去れ! そして我が帰還を伏して待つがよい・・・」
言うとその明るい場所から、何か光っているものがリア達がいる逆にある道の奥へと消えて行った
「そんな、待って、待って下さい!」
「気配が消えたのじゃ・・・」
「やれやれ、楽園どころか、なんかとんでもなく厄介な事になってない?」
「アスラとフキが言っていた嫌な感じが当たったって事だな」
「「・・・・」」
「どう言う事? 此処、一体なんなの!?」
「・・・千年前、星喰みを前に始祖の隷長との和解をあくまで拒んだ満月の子達がいた、そして始祖の隷長とも満月の子とも違う力を持つ言霊使いも彼等と同じく星喰みを倒そうとしていた」
「言霊使いは満月の子と始祖の隷長が互いに協力をし星喰みに挑めるように協力者として両者に話しを通し、共にそいつ等を此処に閉じ込めた・・・違うか?」
ジュディスとセイの言葉はアスラとフキに向けられていた
「・・・セイとジュディスの言う通りだよ」
「じゃあアスラとフキは初めからこの事を知ってて・・・」
「だから此処に来る前にお前達にあの勾玉を渡した。此処に来る時の敵も外に比べると差が違いすぎる」
「オーマとの戦いが避けられないと思ったから、みんなに渡したの?」
「此処に来る時点で想定していたからな」
「じゃあ外の連中は、その子孫? そんな悪い連中には見えなかったけど」
「多分外の連中はこの事は知らないよ。オーマの存在は知ってても姿が見えない館主、としか言ってなかったでしょ」
「つまり奴はそれを一人でやろうとしてるって事か」
「ああ。それよりこれからどうするかだ。俺とアスラはこのまま先に行く。奴を野放しには出来ないからな」
「なら、オレ達も行くぜ」
「ああ。オーマの真意を確かめた方が良いだろうしね」
「みんなもそれで良いんだな」
セイが確認すると皆一斉に頷いた
「なら行くぞ。リタ」
「ええ」
言うとリタは術式が展開している所に走って行きモニターを開き操作を始め、エステル達も術式の方へ歩き出した
「リア、大丈夫か」
「・・・ユーリ、うん・・」
オーマが語った事、そしてアスラとフキから聞いた事を聞きリアはずっと何かを考えている顔をしていた
「私や兄さんやエステルの先祖がオーマや街の人達を此処に閉じ込めたんだよね・・・」
「けど、そうしなきゃいけない理由があったんだろうな」
「うん・・・。きっとオーマは自分の力で星喰みに対抗出来ると思ったのかも。だから、協力を拒んだんじゃないかなって・・・。人って自分と違う力があるとどうしても受け入れられなかったり過信しちゃうからオーマには言霊使いと式神、始祖の隷長の力が恐ろしく見えたのかもしれない」
少しだけ悲しそうな目をして言うリアだったが、何処か遠い場所を見て話しをしているようだった
それは多分リアがこの場所を見たと言っていた時に見た言霊使いや満月の子、始祖の隷長を思っているからだろうとユーリは思った
「リア、」
「? っ!?///」
言うとユーリはリアを自分の方に引き寄せそのまま唇を重ねた
「っ/// ゆ、ユーリ、なに、いきなり・・・///」
唇が離れるとリアは顔を赤くして唇を押さえた
「少しは元気は出たみたいだな」
「え?」
「此処に着てからずっと悩んでる顔してただろ」
「あ・・・」
そう言われ此処までの事を思い返して見ると確かにそうだ
此処が満月の子、そして言霊使いが関係していると解り、更に先程のオーマの話しを聞きリアも思う事があり悩んだ顔をしていた
「けど、・・いきなりキスするは・・///」
確かに今ので気分は変わったが、今度は恥ずかしさの方が増してきていた
「じゃ、気持ちが切り替わった所で質問だ」
「・・・誤魔化されたι」
術式がある方へと向かって行った仲間達に見られなかったのが幸いではあるがと思いつつ、ユーリに視線を戻す
「さっきの街の連中、恨みとか持ってるように見えたか?」
「え? ううん。むしろ自分達が何者か解ってない感じだった」
「あいつ等は恨みやその事知らないであの場で生きてる。リアが罪悪感感じる必要はねえよ」
「ユーリ、・・・うん、ありがとう。でも、オーマは止めないと」
「ああ、ほっとくと面倒な事になりそうだしな」
「うん」
言ってリアは微笑み返し、ユーリと一緒に反対側にある転送術式の方へと向かいだした
For paradise -楽園を求めて-(五話)
おまけ
「ユーリとリア、遅いのじゃ」
「どうしたんだろう?」
「さっきのオーマの話しを聞いて思う所が出来たんだろうな」
「まあ当然と言えば当然だろうけどね」
「いや、案外二人でイチャついてたりしてるかもよ~」
「「「ええ!!?」」」
「何を言っているんですか、レイヴンさん!///」
「この状況でそんな事思いつくのあんたくらいでしょ・・・」
「それは、流石にないかと・・・ι」
「あれ? どうしたの、みんな?」
「何騒いでんだ」
「ふふ、何でもないのよ」
「ほら、リアもユーリも着たしさっさと進むぞー」
「ワン」
「「?」」
ぎゃーぎゃーと騒いでいる仲間達を見てユーリとリアは疑問を持ったがジュディスにそう言われ、ラピードにも気にするなと言われ更に疑問符を出していた
続く
あとがき
ほい、なんとかオーマに会う所までやってきました!
やっぱり子孫であるリアちゃん、セイ兄ちゃん、そしてエステルは気になる事が多くなっちゃいますよね
ユーリもそれに気付いてたからリアちゃんにああした訳ですがw
ED後なのでちょっとはラブラブ感を入れたかったのでちょっとイチャついて貰いましたww
おまけのおっさんの予想、案外外れてないかもだぞww
さてちょっと遊んだので次回はちゃんと書きたいと思います←が、次回からオリジナル入っちゃいますよぉ~!
お楽しみに~!
2013.01.19
「む・・・なんだかがらんとしてるのじゃ」
「見えない館主・・・確かに誰かがいるようには見えないわね」
「リア達はなんか分かんねえか?」
「うーん・・・特には何も感じないけど・・・」
「・・・何者か!?」
「!?」
突然何処からか声が聞こえた
「うわ、何!? 何処!?」
「あそこから聞こえたな」
セイの言う所を見れば部屋の中央に天上から布のようなものが掛かっていてその場所だけ妙に明るかった
「我が名はオーマ。その方等、我が民にあらず。答えよ、何処より来たか!?」
「そんな大声で怒鳴るなって。オレ達は地上から来たんだよ」
「地上・・・では千年の門が開いたと感じたは真であったか」
「千年の門・・・?」
リアとセイはオーマが言った言葉に疑問を持ったが、エステルは疑問に思っていた事を聞いた
「あの・・・わたし達、十六夜の庭を探しに来たんです。此処がそうなんでしょうか?」
「そこが楽園だって聞いて来たのじゃ」
「はははははははは!!!!」
パティの言葉を聞いた途端、オーマは大声で笑い出した
「楽園? 楽園だと!? 名こそ確かに十六夜の庭、されど此処は牢獄よ!!」
「ろ、牢獄!?」
「だがそれも最前までの話。今や門は開け放たれた。礼を言おうぞ!」
「・・・あのーなんかあんまり聞きたくないんだけど、何をおっ始めるおつもりで?」
「知れた事、地上に立ち戻り、始祖の隷長と
「始祖の隷長・・・あ、貴方は一体!?」
「ほう・・・その力感じるぞ。彼奴等と協力者の血筋に連なる者か」
その言葉はリアとセイ、そしてエステルに向けられていた
「ならば聞くがいい。我等は人間達の王、満月の子。その力で世界を統べていた。千年も前の話よ。だがその方の祖先は我等を裏切り、始祖の隷長と未知の力を持つる言霊使い共と謀って我等をこの地の底に閉じ込めたのだ!」
「「「「「!?」」」」」
オーマの言葉にこの場にいた誰もが驚き、リアとエステルは驚きを隠せないでいた
「満月の子同士の間で争いが遭ったと言うのか!?」
「で、以来ずっと恨み続けてたってか? 気の長い話だな」
「この日あるを信じて千年の長きをひとりアムリタの力で永らえてきた。それもこれもただ復讐を果たさんが為。そして遂に時は着た。疾く地上に去れ! そして我が帰還を伏して待つがよい・・・」
言うとその明るい場所から、何か光っているものがリア達がいる逆にある道の奥へと消えて行った
「そんな、待って、待って下さい!」
「気配が消えたのじゃ・・・」
「やれやれ、楽園どころか、なんかとんでもなく厄介な事になってない?」
「アスラとフキが言っていた嫌な感じが当たったって事だな」
「「・・・・」」
「どう言う事? 此処、一体なんなの!?」
「・・・千年前、星喰みを前に始祖の隷長との和解をあくまで拒んだ満月の子達がいた、そして始祖の隷長とも満月の子とも違う力を持つ言霊使いも彼等と同じく星喰みを倒そうとしていた」
「言霊使いは満月の子と始祖の隷長が互いに協力をし星喰みに挑めるように協力者として両者に話しを通し、共にそいつ等を此処に閉じ込めた・・・違うか?」
ジュディスとセイの言葉はアスラとフキに向けられていた
「・・・セイとジュディスの言う通りだよ」
「じゃあアスラとフキは初めからこの事を知ってて・・・」
「だから此処に来る前にお前達にあの勾玉を渡した。此処に来る時の敵も外に比べると差が違いすぎる」
「オーマとの戦いが避けられないと思ったから、みんなに渡したの?」
「此処に来る時点で想定していたからな」
「じゃあ外の連中は、その子孫? そんな悪い連中には見えなかったけど」
「多分外の連中はこの事は知らないよ。オーマの存在は知ってても姿が見えない館主、としか言ってなかったでしょ」
「つまり奴はそれを一人でやろうとしてるって事か」
「ああ。それよりこれからどうするかだ。俺とアスラはこのまま先に行く。奴を野放しには出来ないからな」
「なら、オレ達も行くぜ」
「ああ。オーマの真意を確かめた方が良いだろうしね」
「みんなもそれで良いんだな」
セイが確認すると皆一斉に頷いた
「なら行くぞ。リタ」
「ええ」
言うとリタは術式が展開している所に走って行きモニターを開き操作を始め、エステル達も術式の方へ歩き出した
「リア、大丈夫か」
「・・・ユーリ、うん・・」
オーマが語った事、そしてアスラとフキから聞いた事を聞きリアはずっと何かを考えている顔をしていた
「私や兄さんやエステルの先祖がオーマや街の人達を此処に閉じ込めたんだよね・・・」
「けど、そうしなきゃいけない理由があったんだろうな」
「うん・・・。きっとオーマは自分の力で星喰みに対抗出来ると思ったのかも。だから、協力を拒んだんじゃないかなって・・・。人って自分と違う力があるとどうしても受け入れられなかったり過信しちゃうからオーマには言霊使いと式神、始祖の隷長の力が恐ろしく見えたのかもしれない」
少しだけ悲しそうな目をして言うリアだったが、何処か遠い場所を見て話しをしているようだった
それは多分リアがこの場所を見たと言っていた時に見た言霊使いや満月の子、始祖の隷長を思っているからだろうとユーリは思った
「リア、」
「? っ!?///」
言うとユーリはリアを自分の方に引き寄せそのまま唇を重ねた
「っ/// ゆ、ユーリ、なに、いきなり・・・///」
唇が離れるとリアは顔を赤くして唇を押さえた
「少しは元気は出たみたいだな」
「え?」
「此処に着てからずっと悩んでる顔してただろ」
「あ・・・」
そう言われ此処までの事を思い返して見ると確かにそうだ
此処が満月の子、そして言霊使いが関係していると解り、更に先程のオーマの話しを聞きリアも思う事があり悩んだ顔をしていた
「けど、・・いきなりキスするは・・///」
確かに今ので気分は変わったが、今度は恥ずかしさの方が増してきていた
「じゃ、気持ちが切り替わった所で質問だ」
「・・・誤魔化されたι」
術式がある方へと向かって行った仲間達に見られなかったのが幸いではあるがと思いつつ、ユーリに視線を戻す
「さっきの街の連中、恨みとか持ってるように見えたか?」
「え? ううん。むしろ自分達が何者か解ってない感じだった」
「あいつ等は恨みやその事知らないであの場で生きてる。リアが罪悪感感じる必要はねえよ」
「ユーリ、・・・うん、ありがとう。でも、オーマは止めないと」
「ああ、ほっとくと面倒な事になりそうだしな」
「うん」
言ってリアは微笑み返し、ユーリと一緒に反対側にある転送術式の方へと向かいだした
For paradise -楽園を求めて-(五話)
おまけ
「ユーリとリア、遅いのじゃ」
「どうしたんだろう?」
「さっきのオーマの話しを聞いて思う所が出来たんだろうな」
「まあ当然と言えば当然だろうけどね」
「いや、案外二人でイチャついてたりしてるかもよ~」
「「「ええ!!?」」」
「何を言っているんですか、レイヴンさん!///」
「この状況でそんな事思いつくのあんたくらいでしょ・・・」
「それは、流石にないかと・・・ι」
「あれ? どうしたの、みんな?」
「何騒いでんだ」
「ふふ、何でもないのよ」
「ほら、リアもユーリも着たしさっさと進むぞー」
「ワン」
「「?」」
ぎゃーぎゃーと騒いでいる仲間達を見てユーリとリアは疑問を持ったがジュディスにそう言われ、ラピードにも気にするなと言われ更に疑問符を出していた
続く
あとがき
ほい、なんとかオーマに会う所までやってきました!
やっぱり子孫であるリアちゃん、セイ兄ちゃん、そしてエステルは気になる事が多くなっちゃいますよね
ユーリもそれに気付いてたからリアちゃんにああした訳ですがw
ED後なのでちょっとはラブラブ感を入れたかったのでちょっとイチャついて貰いましたww
おまけのおっさんの予想、案外外れてないかもだぞww
さてちょっと遊んだので次回はちゃんと書きたいと思います←が、次回からオリジナル入っちゃいますよぉ~!
お楽しみに~!
2013.01.19